七夕編 【まさに外道なスペシャル回】
――本日は七夕。1年に1度、織姫と彦星が会えるとされている日だ。そんな日に人々は短冊に願い事を書き、自身の幸福を願う。大切な人の為に短冊を書いた者、自分の金運を願った者や彼女が欲しいなどと嘆いた者もたくさんいるだろう。
今回はそんな七夕の日の夜の事をお送りする
「 や ぁ
フッ、『唐突なディアさんに草』と言う顔をしているな?そう思ったお前は、合格だ!
と言う訳で、俺はディア・マークス。ファイブ・ブレードの外道担当だ。え?今誰に話し掛けているのかって?そんなもの、今俺が手に持っているカメラに決まっている。そう、これは俺が撮影しているのだ」
そう言ってディアはそのカメラを持って辺りを見渡した。その結果しっかり撮れている事が確認でき、改めて視点を自分に戻した
「さて、何故撮影しているかを説明しなくてはな。何故なら今日は七夕の日、しかしそれも後一時間で終わってしまう……みんなの短冊は今日の内に書き、明日みんなで見ることになっているのだが、俺はそんなルールを守るほど、良い子ちゃんではないっ!
と言う訳で、俺は極秘にみんなの願い事を見ることにしたのだ。
と言う訳で行くぞ」
撮影までして願い事を見に行くのだから当然ディアは短冊のある場所を知っている、ライバルであるレイの家の丁度裏手だ。彼やその兄弟に気付かれないように行く必要はあるものの、撮影に夢中なディアにとっては些細な事だ
「さて、着いた着いた。と言う訳で、早速観覧しようか。さて視聴者、目を離すなよ?1つ目はこれだ!」
カメラに向かって叫ぶとディアは視界に写った1枚を見てそれを読んだ。その内容は『この先出番はあるのでしょうか…… 紫音』と言うものだった
「……作者によれば、現在連載中の第4期にあるらしい。紫音、やったな……願い事叶うぞ!(すぐとは言ってない)」
紫音の短冊を元に戻すとディアは2枚目を捲り、今度はそれを読み上げた。その内容は『身長伸ばしてくださいお願いします死んでしまいます フィオ』と言うものだった
「あいつどれだけ身長低いこと気にしてたんだ……何時になってもフィオの身長を改変出来ない非力な作者を許してくれ……!」
切実に今この場にいない彼に謝ると、次の短冊を手に取った。内容は『影が薄いのをどうにかしてくれ ライガ』と言うもので、その内容はディアを苦笑いさせるには充分だった
「……まぁ、確かにルミナの件や第4期序盤のあれはあるが……あまりに印象に残る行動が少ないんだったな……第4期では今後も出番があるから、視聴者のみんな……どうか彼にも目を向けてやって欲しい」
カメラに向かって切実なお願いをした後、改めて短冊を手に取った。内容は『みんながずっと平和でいてくれるなら、それだけで幸せです レイ』
「あいつらしいと言うか……七夕なのに自分の願いを書いてないじゃないか。いや、これもある意味願いなのか?
このまま連続で行くか。どれどれ……『レイ君とずっと一緒にいれますように、と言うかもう離れないで…… クロナ』
……前から思っていたのだが、クロナの恋心が少し病んでいる気がするのは俺だけだろうか?いや……あれだけ引き離されれば当然なのか……?ここら辺は俺は賛否両論と言うか、曖昧だな……レイクロファンには大変悪いが」
某公式公認カップリングの短冊を元に戻し、いよいよ後半分の枚数となった。次に手に取ったのはどうやら鈴神のもののようで、ディアとしては気になるところだ。そしてその内容は『職務復帰、頑張ります 鈴神』と言うものだった
「そう言えば今とある高校の教師になろうとしているんだったか。あの事件以来、全ての職を破棄されたらしいからな……だが、夢の世界での活躍もある。世間もきっと、彼女を受け入れて社会に復帰させてくれるだろう。俺もそろそろ、入試なのだがな……
さてまた連続で行こう。どれどれ……『私だってもう大人のお姉さんだもん!もう子供扱いしないでよね! ヒトミ』
……ヒトミ、お前はまだ子供だ。
何せ作中最年少のキャラなのだからな、第4期現在ですら15歳だ
この際前置き無しで連続で行くか。『最近イメージCVに陽介疑惑がかかってるんだが…… ダーク』
その……まぁ、お前のキャラ的に仕方ない。何せ性格の元ネタの半分がそのキャラなのだからな。ちなみにイメージCVは変えるつもりはないから、安心してくれ
って、これではお悩み相談みたいじゃないか!まぁ良い、これで全員分終わったか。え、俺はまだだって?そうだったな。実は、俺の願い事は決まっている。『どうせまさに外道だなだろう』って?甘いな、俺の願いはKHシリーズに関する事だ」
「ほう、それはどういう事かな?」
「誰だ!?」
ディアの前に現れたのは整った顔立ちの黒髪の青年で、その顔つきにディアは見覚えがあった。そう、かのキーブレードマスターそっくりだったのである
「貴方は、マスターエラクゥス!しかも若い!だから若クゥスだ!」
「なんだその呼び方は、さてはゼアノートから取っただろう?」
「くっ、姑息な推理を……と言うか、まだキャラも不明なのによく作者は出す気になれたな……」
「どうやら私が、KH3応援隊長として呼ばれたらしい。まぁ、この短編集のみの登場だけど」
「まさか若クゥスを使うとはな……若ノートでも良かったのではないか……?」
「まぁそんなことより、君の願いは決まっているのだろう?」
「おっとそうだった。俺の七夕の願いは、『キングダムハーツ3が優しく迎えられますように ディア』だ。
このファイブ・ブレードシリーズを読んでくれている皆様にもいるかもしれないが、ご存知の通りKH3はその情報の遅さからファンを待たせ、萎えてしまったと言う人や飽きたと言う人がいる。しかし、それは制作側が皆様に最高のKH3を楽しんで欲しいからこそ、じっくりと作成していたと思って欲しい
どれだけ時間がかかっても、きっと皆様の手に届く……もう少し長くかかっても、笑顔で待っていてやって欲しい」
「随分と優しい願いだな。私としては、もう少し現実的な願いだと思ったのだが」
「じゃあ、若クゥスはどんな願いなんだ?」
「『PS4安くしてくれ エラクゥス』だ……これ切実」
「な、何も言い返せない……」
END
今回はそんな七夕の日の夜の事をお送りする
「 や ぁ
フッ、『唐突なディアさんに草』と言う顔をしているな?そう思ったお前は、合格だ!
と言う訳で、俺はディア・マークス。ファイブ・ブレードの外道担当だ。え?今誰に話し掛けているのかって?そんなもの、今俺が手に持っているカメラに決まっている。そう、これは俺が撮影しているのだ」
そう言ってディアはそのカメラを持って辺りを見渡した。その結果しっかり撮れている事が確認でき、改めて視点を自分に戻した
「さて、何故撮影しているかを説明しなくてはな。何故なら今日は七夕の日、しかしそれも後一時間で終わってしまう……みんなの短冊は今日の内に書き、明日みんなで見ることになっているのだが、俺はそんなルールを守るほど、良い子ちゃんではないっ!
と言う訳で、俺は極秘にみんなの願い事を見ることにしたのだ。
と言う訳で行くぞ」
撮影までして願い事を見に行くのだから当然ディアは短冊のある場所を知っている、ライバルであるレイの家の丁度裏手だ。彼やその兄弟に気付かれないように行く必要はあるものの、撮影に夢中なディアにとっては些細な事だ
「さて、着いた着いた。と言う訳で、早速観覧しようか。さて視聴者、目を離すなよ?1つ目はこれだ!」
カメラに向かって叫ぶとディアは視界に写った1枚を見てそれを読んだ。その内容は『この先出番はあるのでしょうか…… 紫音』と言うものだった
「……作者によれば、現在連載中の第4期にあるらしい。紫音、やったな……願い事叶うぞ!(すぐとは言ってない)」
紫音の短冊を元に戻すとディアは2枚目を捲り、今度はそれを読み上げた。その内容は『身長伸ばしてくださいお願いします死んでしまいます フィオ』と言うものだった
「あいつどれだけ身長低いこと気にしてたんだ……何時になってもフィオの身長を改変出来ない非力な作者を許してくれ……!」
切実に今この場にいない彼に謝ると、次の短冊を手に取った。内容は『影が薄いのをどうにかしてくれ ライガ』と言うもので、その内容はディアを苦笑いさせるには充分だった
「……まぁ、確かにルミナの件や第4期序盤のあれはあるが……あまりに印象に残る行動が少ないんだったな……第4期では今後も出番があるから、視聴者のみんな……どうか彼にも目を向けてやって欲しい」
カメラに向かって切実なお願いをした後、改めて短冊を手に取った。内容は『みんながずっと平和でいてくれるなら、それだけで幸せです レイ』
「あいつらしいと言うか……七夕なのに自分の願いを書いてないじゃないか。いや、これもある意味願いなのか?
このまま連続で行くか。どれどれ……『レイ君とずっと一緒にいれますように、と言うかもう離れないで…… クロナ』
……前から思っていたのだが、クロナの恋心が少し病んでいる気がするのは俺だけだろうか?いや……あれだけ引き離されれば当然なのか……?ここら辺は俺は賛否両論と言うか、曖昧だな……レイクロファンには大変悪いが」
某公式公認カップリングの短冊を元に戻し、いよいよ後半分の枚数となった。次に手に取ったのはどうやら鈴神のもののようで、ディアとしては気になるところだ。そしてその内容は『職務復帰、頑張ります 鈴神』と言うものだった
「そう言えば今とある高校の教師になろうとしているんだったか。あの事件以来、全ての職を破棄されたらしいからな……だが、夢の世界での活躍もある。世間もきっと、彼女を受け入れて社会に復帰させてくれるだろう。俺もそろそろ、入試なのだがな……
さてまた連続で行こう。どれどれ……『私だってもう大人のお姉さんだもん!もう子供扱いしないでよね! ヒトミ』
……ヒトミ、お前はまだ子供だ。
何せ作中最年少のキャラなのだからな、第4期現在ですら15歳だ
この際前置き無しで連続で行くか。『最近イメージCVに陽介疑惑がかかってるんだが…… ダーク』
その……まぁ、お前のキャラ的に仕方ない。何せ性格の元ネタの半分がそのキャラなのだからな。ちなみにイメージCVは変えるつもりはないから、安心してくれ
って、これではお悩み相談みたいじゃないか!まぁ良い、これで全員分終わったか。え、俺はまだだって?そうだったな。実は、俺の願い事は決まっている。『どうせまさに外道だなだろう』って?甘いな、俺の願いはKHシリーズに関する事だ」
「ほう、それはどういう事かな?」
「誰だ!?」
ディアの前に現れたのは整った顔立ちの黒髪の青年で、その顔つきにディアは見覚えがあった。そう、かのキーブレードマスターそっくりだったのである
「貴方は、マスターエラクゥス!しかも若い!だから若クゥスだ!」
「なんだその呼び方は、さてはゼアノートから取っただろう?」
「くっ、姑息な推理を……と言うか、まだキャラも不明なのによく作者は出す気になれたな……」
「どうやら私が、KH3応援隊長として呼ばれたらしい。まぁ、この短編集のみの登場だけど」
「まさか若クゥスを使うとはな……若ノートでも良かったのではないか……?」
「まぁそんなことより、君の願いは決まっているのだろう?」
「おっとそうだった。俺の七夕の願いは、『キングダムハーツ3が優しく迎えられますように ディア』だ。
このファイブ・ブレードシリーズを読んでくれている皆様にもいるかもしれないが、ご存知の通りKH3はその情報の遅さからファンを待たせ、萎えてしまったと言う人や飽きたと言う人がいる。しかし、それは制作側が皆様に最高のKH3を楽しんで欲しいからこそ、じっくりと作成していたと思って欲しい
どれだけ時間がかかっても、きっと皆様の手に届く……もう少し長くかかっても、笑顔で待っていてやって欲しい」
「随分と優しい願いだな。私としては、もう少し現実的な願いだと思ったのだが」
「じゃあ、若クゥスはどんな願いなんだ?」
「『PS4安くしてくれ エラクゥス』だ……これ切実」
「な、何も言い返せない……」
END