CHAPTER54【暗黒島ダークエンド】
その日の夜、クロナは昨日見た物と全く同じ夢の中にいた。目を開けてみると、そこにはルプクスとローグがいた。
『こんばんは、クロナさん。』
「…………二人は、何か知ってるの?」
謎の存在、ドリームイーターと名乗った二人を見て発した言葉がそれだった。この二人は突然自分の夢の中に現れ、意味不明な言葉も残している為、明らかに怪しいのだ。しかも最近現れてはダークエンドの事を伝えた事を考えると、今世界に起きようとしている事を何か知っていると踏んで聞いたのだが、
クロナはすぐに後悔した。何故ならこの二人は見る限り口が固そうで、対した返答が返って来そうに無いからだ。だがローグの方は割りと簡単に口を開いてくれた。
『あぁ、知ってる。何せ夢の世界は、現実世界の見ている夢を元に作られている。だから現実世界の情報ならバッチリだ。それで、お前は何を知りたいんだ?』
ローグがクロナに問う。クロナは1つ息を飲んでから言った。
「私は、これから起こる事を知りたい。」
『わかった。』
ローグはそう言うと、軽く右手を振った。すると振った場所にスクリーンが現れ、スクリーンにとある物が写し出された。
「こ、これは!?」
『浮遊する島、闇の空中庭園。【暗黒島ダークエンド】と呼ばれている。』
確かにスクリーンに写っている要塞のような物はほとんど真っ黒であり、闇の空中庭園と呼ぶに相応しい。しかも浮遊島の上に浮いていた謎の物体も気になる所だ。
『暗黒島ダークエンドは、ダークエンドドラゴンの城その物。今は何処かの世界の深海に沈んでいるみたいだけど、かつてはこの城を拠点に世界を破壊しつくしたとされているわ。』
『島の所々に兵器が隠されていて、空から行こうにも、簡単に打ち落とされてしまう。故に、侵入不可能とされている。』
『夢の世界が見た未来では、暗黒島ダークエンドはこの世に浮上し、世界中を滅ぼし始めてるわ。』
「なんですって!?」
夢の世界が見た未来。それは暗黒島ダークエンドがこの世に復活し、あらゆる世界を滅ぼしているとのこと。つまり、このままでは世界にいずれ訪れるのは絶望の未来だけ。クロナは動揺を隠しきれない。その証拠に足元がガクガク震えている。
『さ、新たな世界に行くのは明日だろ?』
『頑張ってね!』
「う、うん………。」
そして、2度目の夢から目が覚める。さぁ、新たな世界への旅立ちの時だ
『こんばんは、クロナさん。』
「…………二人は、何か知ってるの?」
謎の存在、ドリームイーターと名乗った二人を見て発した言葉がそれだった。この二人は突然自分の夢の中に現れ、意味不明な言葉も残している為、明らかに怪しいのだ。しかも最近現れてはダークエンドの事を伝えた事を考えると、今世界に起きようとしている事を何か知っていると踏んで聞いたのだが、
クロナはすぐに後悔した。何故ならこの二人は見る限り口が固そうで、対した返答が返って来そうに無いからだ。だがローグの方は割りと簡単に口を開いてくれた。
『あぁ、知ってる。何せ夢の世界は、現実世界の見ている夢を元に作られている。だから現実世界の情報ならバッチリだ。それで、お前は何を知りたいんだ?』
ローグがクロナに問う。クロナは1つ息を飲んでから言った。
「私は、これから起こる事を知りたい。」
『わかった。』
ローグはそう言うと、軽く右手を振った。すると振った場所にスクリーンが現れ、スクリーンにとある物が写し出された。
「こ、これは!?」
『浮遊する島、闇の空中庭園。【暗黒島ダークエンド】と呼ばれている。』
確かにスクリーンに写っている要塞のような物はほとんど真っ黒であり、闇の空中庭園と呼ぶに相応しい。しかも浮遊島の上に浮いていた謎の物体も気になる所だ。
『暗黒島ダークエンドは、ダークエンドドラゴンの城その物。今は何処かの世界の深海に沈んでいるみたいだけど、かつてはこの城を拠点に世界を破壊しつくしたとされているわ。』
『島の所々に兵器が隠されていて、空から行こうにも、簡単に打ち落とされてしまう。故に、侵入不可能とされている。』
『夢の世界が見た未来では、暗黒島ダークエンドはこの世に浮上し、世界中を滅ぼし始めてるわ。』
「なんですって!?」
夢の世界が見た未来。それは暗黒島ダークエンドがこの世に復活し、あらゆる世界を滅ぼしているとのこと。つまり、このままでは世界にいずれ訪れるのは絶望の未来だけ。クロナは動揺を隠しきれない。その証拠に足元がガクガク震えている。
『さ、新たな世界に行くのは明日だろ?』
『頑張ってね!』
「う、うん………。」
そして、2度目の夢から目が覚める。さぁ、新たな世界への旅立ちの時だ