HEARTS13【不思議の国の風少年】
キーブレードライドで異空間を走っていると、ある世界を見つけた。その世界はどうやらワンダーランドと言う所らしく、パット見だけでも文字通り不思議な世界だった。俺は何の因果か最初はこの世界に降りる事にした。
「ここは?」
俺は妙に明るい抜け道らしき場所に降りた。辺り一面見渡しても、よくわからない構造が広がるばかり。その時、ドタドタと音を立てて何かが走ってくる。それは一匹の兎だった。赤い上着、少し小さい眼鏡、手に抱えた時計――この世界の住人だろう。俺が見えなかったのか、急いで何処かに行ってしまった。
「あっ、待って!」
とりあえずあの兎を追いかける事にし、彼を追いかけていくと不思議な部屋に到達した。広さはそれほどでもなく、至ってシンプルなのだが、真ん中にあるテーブルに2つだけ置いてある薬がなんだか怪しい。ふと下を見てみると、先程の兎がなんと小さくなって部屋にある小さい扉の中に入っていった。少ししゃがんでその扉を見詰めながら呟いた
「あの兎、どうやって小さくなったんだろ?」
「お前さんが大きいだけさ。」
「うわっ!」
あまりにも突然かつ唐突な出来事に驚く。なんとこの扉のドアノブは生きていたのだ。握る所が鼻と言う感じで、声からして三十代だろうか
「ねぇ、どうしたら小さくなれるの?」
「ほれ、そこに薬があるだろう?水色のラベルがある方を飲めばいい。」
ドアノブの言うとおりテーブルの上には水色のラベルの薬、オレンジ色のラベルの薬が置いてある。言われるままに水色のラベルの薬を手に取り、一粒飲んでみた。すると、みるみる身体が小さくなっていき先程の兎くらいのサイズになった。たぶん今ではフィオよりも小さいかもしれない、と言うかそうである。
「ここは?」
俺は妙に明るい抜け道らしき場所に降りた。辺り一面見渡しても、よくわからない構造が広がるばかり。その時、ドタドタと音を立てて何かが走ってくる。それは一匹の兎だった。赤い上着、少し小さい眼鏡、手に抱えた時計――この世界の住人だろう。俺が見えなかったのか、急いで何処かに行ってしまった。
「あっ、待って!」
とりあえずあの兎を追いかける事にし、彼を追いかけていくと不思議な部屋に到達した。広さはそれほどでもなく、至ってシンプルなのだが、真ん中にあるテーブルに2つだけ置いてある薬がなんだか怪しい。ふと下を見てみると、先程の兎がなんと小さくなって部屋にある小さい扉の中に入っていった。少ししゃがんでその扉を見詰めながら呟いた
「あの兎、どうやって小さくなったんだろ?」
「お前さんが大きいだけさ。」
「うわっ!」
あまりにも突然かつ唐突な出来事に驚く。なんとこの扉のドアノブは生きていたのだ。握る所が鼻と言う感じで、声からして三十代だろうか
「ねぇ、どうしたら小さくなれるの?」
「ほれ、そこに薬があるだろう?水色のラベルがある方を飲めばいい。」
ドアノブの言うとおりテーブルの上には水色のラベルの薬、オレンジ色のラベルの薬が置いてある。言われるままに水色のラベルの薬を手に取り、一粒飲んでみた。すると、みるみる身体が小さくなっていき先程の兎くらいのサイズになった。たぶん今ではフィオよりも小さいかもしれない、と言うかそうである。
■作者メッセージ
最初の冒険の舞台はワンダーランド!出してほしい世界ってありますか?