俺はその後、ベルに城を案内してもらいながら他のアンチネスや�]�V機関、そしてソラを探している。その道中、時計、蝋燭、ポットコップの化物にそれぞれ別々の階で出会った。彼らはこの城の飯使いらしいのだが、ここの城主共々時計や蝋燭と言った物に姿を変えられたのである。

この城に人間はベルしかおらず、飯使いや城主の姿が変えられて以来、この城はまるで別の場所のように変貌してしまい、今の暗く、不気味な城になってしまった。とまぁ一通りこの城の事がわかった所であることを聞いた

「所で、その城主の部屋は？」

現在俺はこの城の城主の部屋にベルの案内のもと向かっている。

「もう少しよ。ほら」

ベルが指差す方には扉があった。少しだけ開いていて、誰かの声が聞こえる。

「？」

中にいる人の声が気になり扉に耳を当てて見た。すると、少しずつだが、声が聞こえてきた。

「私は、なんだ？私はザルディンに惑わされ、コグスワース達を酷い目に合わせてしまった。ソラ達が止めてくれなければ、私は………！」

その話を聞くかぎり、どうやら少し前にこの城にソラがいた事がわかる。その真相をより詳しく知るために、俺は部屋の中へと勢いよく入った。

その部屋は、暗黒と言うべきな程の暗闇に包まれた部屋だった