HEARTS27【異界戦争】
「さて、お前はヴェントゥスを知っているか?」
「ヴェントゥス?」
聞き覚えの無い名前に首を傾げる。その様子を見てセイは言う
「お前そんな事も知らないのか?仕方ないやつだな。良いぜ、説明してやる」
セイが呆れたような声でヴェントゥスについて語り始める。
「良いか?ヴェントゥスっていうのは過去のキーブレード使いだ。マスターゼアノートがかつてχブレードと呼ばれる究極のキーブレードを産み出す為に使った存在の事さ。マスターゼアノートは、ヴェントゥスの心から闇を抜き取り、その闇はヴァニタスと呼ばれるようになった。ヴェントゥスとヴァニタスは純粋な光と純粋な闇。χブレードはその2つの心がぶつかり合う時、初めてその姿を現すと言われている。マスターゼアノートは、二人を戦わせる事に成功し、χブレードをこの世に産み出す事に成功した。そのχブレードによって、キングダムハーツの扉を開こうとした。だが、ヴェントゥスを含む3人のキーブレード使いによって阻まれた。それ以来、彼らを見た者はいない………」
ヴェントゥスの名前は聞いたことは無かったが、キーブレード戦争事件については少し知っていた俺は沈黙するしかなかった。何故ならあまりにも衝撃的だったからだ。
「さて、」
セイは右手を前にかざし、そこから闇の炎が渦を巻き、そこから黒く、赤い歯車のような不気味なキーブレードが現れた。
「キーブレード………!?」
連続で衝撃を受け、セイのキーブレードに数秒ほど見入ってしまったが、冷静さを取り戻し、右手をかざして、右手に一筋の光が走り、キーブレード――レイムチェーンを出現させ構えた。セイもそれとほぼ同時に構えた
「お前の力、見せてくれよ………!」
セイの不気味な声と共に、俺の心臓の音が高鳴る。俺はこの時、あることを感じていた。
こいつ……、これまでのやつとは何かが違う………!?
「ヴェントゥス?」
聞き覚えの無い名前に首を傾げる。その様子を見てセイは言う
「お前そんな事も知らないのか?仕方ないやつだな。良いぜ、説明してやる」
セイが呆れたような声でヴェントゥスについて語り始める。
「良いか?ヴェントゥスっていうのは過去のキーブレード使いだ。マスターゼアノートがかつてχブレードと呼ばれる究極のキーブレードを産み出す為に使った存在の事さ。マスターゼアノートは、ヴェントゥスの心から闇を抜き取り、その闇はヴァニタスと呼ばれるようになった。ヴェントゥスとヴァニタスは純粋な光と純粋な闇。χブレードはその2つの心がぶつかり合う時、初めてその姿を現すと言われている。マスターゼアノートは、二人を戦わせる事に成功し、χブレードをこの世に産み出す事に成功した。そのχブレードによって、キングダムハーツの扉を開こうとした。だが、ヴェントゥスを含む3人のキーブレード使いによって阻まれた。それ以来、彼らを見た者はいない………」
ヴェントゥスの名前は聞いたことは無かったが、キーブレード戦争事件については少し知っていた俺は沈黙するしかなかった。何故ならあまりにも衝撃的だったからだ。
「さて、」
セイは右手を前にかざし、そこから闇の炎が渦を巻き、そこから黒く、赤い歯車のような不気味なキーブレードが現れた。
「キーブレード………!?」
連続で衝撃を受け、セイのキーブレードに数秒ほど見入ってしまったが、冷静さを取り戻し、右手をかざして、右手に一筋の光が走り、キーブレード――レイムチェーンを出現させ構えた。セイもそれとほぼ同時に構えた
「お前の力、見せてくれよ………!」
セイの不気味な声と共に、俺の心臓の音が高鳴る。俺はこの時、あることを感じていた。
こいつ……、これまでのやつとは何かが違う………!?
■作者メッセージ
お前の力、見せてくれよ………!
これお気に入りの台詞です。
これお気に入りの台詞です。