DREAM65【ディズニーキャッスル戦争】
翌日、夢の世界に入ってすぐにアディアの生み出すゲートでディズニーキャッスルへと足を踏み入れたのだが、私達を出迎えたのは信じられない光景だった
「そんな……!」
辺りに響くは銃声や鋼の音、目に見えるのは戦場と化した城。そして犇めくはドリームイーター達
「何故戦闘が!?七星座が来るのは明日のはず!」
「やられた……」
「えっ?」
「ベネトナシュだ。恐らくやつがローグの監視を欺いたんだ!」
ディアの言う通りだとすれば私達がこの時間に来なければ今頃ここはどうなっていたか。ベネトナシュがこちらを惑わす為に七星座の反応がまだ遠いようにカモフラージュをし、その間にやつらがここを襲撃したと言う所だろう
「みんな!何とかして王様を見つけ出そう!」
そうして全員一時散開し、城の兵士を助けつつそれぞれ王様の捜索に当たった。みんなが何処をどのように探しているのかはわからないが、鈴神さんは元々戦える能力ではない為私に着いてきており、彼女が先程“王様が最前線で城を守っている”と言う情報を手に入れたので走っていくとその途中ドリームイーターの集団に応戦するディアの姿を見つけた。その背後に兵士達がいる事を考えるとディアが彼らを助ける為に割り込んだのだろう
「ディア!」
「クロナか」
「ダイジョバ?まだやれそう?」
「質問が多い、だがノープログレムだ!」
そのまま散開した仲間と最初の合流を果たし、まずはディアと共に今目の前にいるドリームイーター達の応戦に徹した。私は何時も通り利き手である左手を使いキーブレードを巧みに操り攻撃していく
「見せてやる……俺の答えを!」
その言葉と共にディアは聖獣ブラックソードを召喚し、空中のドリームイーターを蹴散らしていく。その上あれだけ闇を否定していたディアが闇の力を使用しており、あのとき以来完全に迷いも消えているようだ
「これで最後よ!」
残った一体をサウザンドレイピアで倒し、ディアを加えて王様の捜索に戻る。例え今倒したとしてもやはりドリームイーターの数は留まる所を知らず、寧ろ増え続けているようだった
「ブリザガ!ブリザラ!……ダイアモンドダスト!」
行く手を阻む敵達を様々な技で蹴散らしていき、体力の消費が激しくなって来た頃にまたドリームイーター達が立ち塞がった
「ダークフェザーレイド!」
しかしそれはディアの強力な一撃により蹴散らされ、道が開けた隙に私達は最前線へと足を踏み入れる
入って早々目にしたのは夥しい数のドリームイーターだった。軍隊など比にならず、寧ろ辺り一面を埋め尽くすような数だった。だがそんな数の敵からディズニーキャッスルをたった一人守護している人物が一人
「光よ!」
凄まじい輝きを持つ光の魔法“ホーリー”によってどんどん敵の数は減っていき、ドリームイーターの群れを蹴散らしてこのディズニーキャッスルの城主でありキーブレードマスターの王様ことミッキーがその姿を現した
「君達は?」
「私はクロナ!貴方を助ける為に仲間達と来ました!」
「ありがとう、助かるよ!」
キーブレードと言う最大の証拠を見てこちらの事を信用してくれた王様も加わり、三人でここのエリアのドリームイーターを倒していくがまるで切りが無く、まるで幾ら進んでも抜け出せない蟻地獄の中にいるような感覚だった
「くっ……せめて王様だけでも逃げてください!」
「それは出来ない!」
だが王様は私の頼みを即答で断った
「僕達を助けに来てくれた人を、見捨てる事なんて出来ないよ!」
「王様……そうよね。それが王様なんだから」
「だが、この状況をどうするつもりなんだ?」
ディアも間接的に言っているがこの状況では勝つ事が難しく、可能性は皆無に等しい。ここで聖獣を出しても今ディアは大量のドリームイーターとの連戦で疲労しており、コントロールする事は出来ないだろう。その上私達は聖獣使いではない為、このままではいずれこちらの体力が尽きてやられてしまう
「くっ……!」
もう駄目だと諦めかけたその時、何処からか黒い装甲を装備したオレンジ色の竜が飛んできて炎を纏った拳で大量の敵を蹴散らした
「えっ……?」
「オーイ!」
そして戦場に響く懐かしい声
「クロナ、みんな!大丈夫か!?」
「ダーク君っ!」
何処からともなく救援に来てくれたダーク君の背後に先程の武装竜が降下し、ダーク君は竜の頭を優しく撫でた
「待たせたか?」
「ダーク君、それってまさか!?」
「あぁ、俺の聖獣だぜ!その名も“黒炎竜ガントラ”だ!」
ダーク君が覚醒させたと言う新たな聖獣ガントラは再び大量のドリームイーター達に突っ込んでいき、その大きな翼を刃のように鋭く尖らせ一気に薙ぎ倒した
「凄い……!」
「これが……ダーク君の……!」
久しぶりに帰ってきたダーク君とその聖獣の強さは予想以上で、何時もの彼と見間違える程の頼もしい雰囲気を放っていた
「見てろよ?俺の大・活・躍っ!!」
「そんな……!」
辺りに響くは銃声や鋼の音、目に見えるのは戦場と化した城。そして犇めくはドリームイーター達
「何故戦闘が!?七星座が来るのは明日のはず!」
「やられた……」
「えっ?」
「ベネトナシュだ。恐らくやつがローグの監視を欺いたんだ!」
ディアの言う通りだとすれば私達がこの時間に来なければ今頃ここはどうなっていたか。ベネトナシュがこちらを惑わす為に七星座の反応がまだ遠いようにカモフラージュをし、その間にやつらがここを襲撃したと言う所だろう
「みんな!何とかして王様を見つけ出そう!」
そうして全員一時散開し、城の兵士を助けつつそれぞれ王様の捜索に当たった。みんなが何処をどのように探しているのかはわからないが、鈴神さんは元々戦える能力ではない為私に着いてきており、彼女が先程“王様が最前線で城を守っている”と言う情報を手に入れたので走っていくとその途中ドリームイーターの集団に応戦するディアの姿を見つけた。その背後に兵士達がいる事を考えるとディアが彼らを助ける為に割り込んだのだろう
「ディア!」
「クロナか」
「ダイジョバ?まだやれそう?」
「質問が多い、だがノープログレムだ!」
そのまま散開した仲間と最初の合流を果たし、まずはディアと共に今目の前にいるドリームイーター達の応戦に徹した。私は何時も通り利き手である左手を使いキーブレードを巧みに操り攻撃していく
「見せてやる……俺の答えを!」
その言葉と共にディアは聖獣ブラックソードを召喚し、空中のドリームイーターを蹴散らしていく。その上あれだけ闇を否定していたディアが闇の力を使用しており、あのとき以来完全に迷いも消えているようだ
「これで最後よ!」
残った一体をサウザンドレイピアで倒し、ディアを加えて王様の捜索に戻る。例え今倒したとしてもやはりドリームイーターの数は留まる所を知らず、寧ろ増え続けているようだった
「ブリザガ!ブリザラ!……ダイアモンドダスト!」
行く手を阻む敵達を様々な技で蹴散らしていき、体力の消費が激しくなって来た頃にまたドリームイーター達が立ち塞がった
「ダークフェザーレイド!」
しかしそれはディアの強力な一撃により蹴散らされ、道が開けた隙に私達は最前線へと足を踏み入れる
入って早々目にしたのは夥しい数のドリームイーターだった。軍隊など比にならず、寧ろ辺り一面を埋め尽くすような数だった。だがそんな数の敵からディズニーキャッスルをたった一人守護している人物が一人
「光よ!」
凄まじい輝きを持つ光の魔法“ホーリー”によってどんどん敵の数は減っていき、ドリームイーターの群れを蹴散らしてこのディズニーキャッスルの城主でありキーブレードマスターの王様ことミッキーがその姿を現した
「君達は?」
「私はクロナ!貴方を助ける為に仲間達と来ました!」
「ありがとう、助かるよ!」
キーブレードと言う最大の証拠を見てこちらの事を信用してくれた王様も加わり、三人でここのエリアのドリームイーターを倒していくがまるで切りが無く、まるで幾ら進んでも抜け出せない蟻地獄の中にいるような感覚だった
「くっ……せめて王様だけでも逃げてください!」
「それは出来ない!」
だが王様は私の頼みを即答で断った
「僕達を助けに来てくれた人を、見捨てる事なんて出来ないよ!」
「王様……そうよね。それが王様なんだから」
「だが、この状況をどうするつもりなんだ?」
ディアも間接的に言っているがこの状況では勝つ事が難しく、可能性は皆無に等しい。ここで聖獣を出しても今ディアは大量のドリームイーターとの連戦で疲労しており、コントロールする事は出来ないだろう。その上私達は聖獣使いではない為、このままではいずれこちらの体力が尽きてやられてしまう
「くっ……!」
もう駄目だと諦めかけたその時、何処からか黒い装甲を装備したオレンジ色の竜が飛んできて炎を纏った拳で大量の敵を蹴散らした
「えっ……?」
「オーイ!」
そして戦場に響く懐かしい声
「クロナ、みんな!大丈夫か!?」
「ダーク君っ!」
何処からともなく救援に来てくれたダーク君の背後に先程の武装竜が降下し、ダーク君は竜の頭を優しく撫でた
「待たせたか?」
「ダーク君、それってまさか!?」
「あぁ、俺の聖獣だぜ!その名も“黒炎竜ガントラ”だ!」
ダーク君が覚醒させたと言う新たな聖獣ガントラは再び大量のドリームイーター達に突っ込んでいき、その大きな翼を刃のように鋭く尖らせ一気に薙ぎ倒した
「凄い……!」
「これが……ダーク君の……!」
久しぶりに帰ってきたダーク君とその聖獣の強さは予想以上で、何時もの彼と見間違える程の頼もしい雰囲気を放っていた
「見てろよ?俺の大・活・躍っ!!」