DREAM66【魔術師の聖獣】
「さーて、ここからは俺とガントラが相手するぜ」
ダーク君の思いきった挑発にドリームイーター達は苛立たずにはいられず、見境無しに突っ込んでいった。だがダーク君はその隙を見逃さず、自らの武器を天空に投げた
「超天空!」
そしてそのまま空中でキャッチすると共に切り落とすかのように落下して攻撃するダーク君の得意技“超天空”で、彼に向かっていった敵達はその一撃に成す術無く倒された
「凄いよダーク君!」
「へへっ、これで決めるぜ!ガントラ!!」
ダーク君の指示と共にガントラが一瞬にしてドリームイーター達の背後に現れ、その大きな手で捕まえるとそのまま彼の方へ投げ飛ばした
「逆転満塁……」
その瞬間ダーク君のガンブレード姿のキーブレードが炎を纏い、ドリームイーター達が自分に迫ってくると同時に横に振って打ち返した
「ホームランだ!」
文字通りドリームイーター達は野球ボールのように高らかにかっ飛ばはれ、それこそホームランであった。これがダーク君とその聖獣の連携技“フレアスマッシュ”である。今の一撃でこのエリアの敵は大幅に減り、敵の動きにも焦りが出てきた
「チャンス!ボコボコにすんぞ!」
「了解!」
「俺も行くぞ!」
その隙を見逃さずはずも無くダーク君の号令で私とディアも含めた三人での総攻撃を開始し、このエリアに存在するドリームイーターを全て消滅させた
「よっしゃあ!」
「それでは王様、行きましょう!」
「うん!」
ドリームイーターの集団から王様を助け出し、後は城の中に蔓延る敵達をかたずけるだけだ。だが私達が戦っている間にドリームイーターの気配は何故か増えており、仲間達も苦戦していた
「みんな大丈夫かな?」
「今に始まった事じゃーないよアディアー。それにみんなを信じないと、だよー?」
「……そうだね」
大量の敵達と戦いながらみんなの事を心配するアディアとプロメッサのいるエリアの上空に、箒に乗ったペリカンのようなドリームイーターが飛んでいるのが見えた
「あんなドリームイーター、いたっけー?」
「あれは“スペルカン”だよ!そうか、そう言う事か!」
アディアは何かに気づくと急いでたくさんの敵達を蹴散らしながら走り始めた
「アディアー!?」
「急いでクロナ達に知らせないと!」
スペルカンを見て血相を変えたアディアは全力で走り、その後をプロメッサが慌てて追いかけた。
一方その頃、私達は王様を連れて片っ端からドリームイーター達を倒しているが敵の数は留まる所を知らず、寧ろ増え続けるばかりだ
「はぁーっ!」
自身のキーブレードを上手く活用してドリームイーターを一掃するが、やはりその数は減っている気配が無く次々と襲い掛かってくる
「クロナ!こう言う大量の敵の場合、何か親玉がいると思わねーか!?」
「っ!そうか!つまりそいつを叩けば!」
「そう言う事だ!行くぜ」
「僕も行くよ!」
ダーク君の提案で私はドリームイーター達を大量に出現させている親玉を捜索する事になり、自身の城を好き勝手させたくない王様もそれに乗った。その為にこの場にはディアと鈴神さんの二人だけとなった
「鈴神、お前は俺が守ってやる」
「……ディアさん」
ディアの優しい言葉に鈴神さんは意を決し、戦いと言う土壇場の中で想いを告白した
「ディアさん、私も好きです!」
「えっ?」
「ディアさんが私の事を想ってくれているように、私も貴方の事を想ってます!」
「鈴神……ありがとう、大好きだ」
鈴神さんは強く頷き、笑顔を見せると自身の力を集中し始めた
「私のディアさんを想う力……どうか力を貸して!」
そして彼女の想いはかつて自分が歩んでいた道の象徴である暗黒竜“ダークエンド”の姿となって現れ、鈴神さんに“聖獣”として宿った
「ストップガン!」
その言葉を放つと共に仲間達以外の全ての時が止まり、ドリームイーター達が文字通り一斉に硬直した
「さぁ、今ですディアさん!攻撃を仕掛けてください!」
ダークエンドを聖獣として宿した鈴神さんには、もうあの頃の邪悪さではなくその反対の頼もしい輝きが宿っていた
ダーク君の思いきった挑発にドリームイーター達は苛立たずにはいられず、見境無しに突っ込んでいった。だがダーク君はその隙を見逃さず、自らの武器を天空に投げた
「超天空!」
そしてそのまま空中でキャッチすると共に切り落とすかのように落下して攻撃するダーク君の得意技“超天空”で、彼に向かっていった敵達はその一撃に成す術無く倒された
「凄いよダーク君!」
「へへっ、これで決めるぜ!ガントラ!!」
ダーク君の指示と共にガントラが一瞬にしてドリームイーター達の背後に現れ、その大きな手で捕まえるとそのまま彼の方へ投げ飛ばした
「逆転満塁……」
その瞬間ダーク君のガンブレード姿のキーブレードが炎を纏い、ドリームイーター達が自分に迫ってくると同時に横に振って打ち返した
「ホームランだ!」
文字通りドリームイーター達は野球ボールのように高らかにかっ飛ばはれ、それこそホームランであった。これがダーク君とその聖獣の連携技“フレアスマッシュ”である。今の一撃でこのエリアの敵は大幅に減り、敵の動きにも焦りが出てきた
「チャンス!ボコボコにすんぞ!」
「了解!」
「俺も行くぞ!」
その隙を見逃さずはずも無くダーク君の号令で私とディアも含めた三人での総攻撃を開始し、このエリアに存在するドリームイーターを全て消滅させた
「よっしゃあ!」
「それでは王様、行きましょう!」
「うん!」
ドリームイーターの集団から王様を助け出し、後は城の中に蔓延る敵達をかたずけるだけだ。だが私達が戦っている間にドリームイーターの気配は何故か増えており、仲間達も苦戦していた
「みんな大丈夫かな?」
「今に始まった事じゃーないよアディアー。それにみんなを信じないと、だよー?」
「……そうだね」
大量の敵達と戦いながらみんなの事を心配するアディアとプロメッサのいるエリアの上空に、箒に乗ったペリカンのようなドリームイーターが飛んでいるのが見えた
「あんなドリームイーター、いたっけー?」
「あれは“スペルカン”だよ!そうか、そう言う事か!」
アディアは何かに気づくと急いでたくさんの敵達を蹴散らしながら走り始めた
「アディアー!?」
「急いでクロナ達に知らせないと!」
スペルカンを見て血相を変えたアディアは全力で走り、その後をプロメッサが慌てて追いかけた。
一方その頃、私達は王様を連れて片っ端からドリームイーター達を倒しているが敵の数は留まる所を知らず、寧ろ増え続けるばかりだ
「はぁーっ!」
自身のキーブレードを上手く活用してドリームイーターを一掃するが、やはりその数は減っている気配が無く次々と襲い掛かってくる
「クロナ!こう言う大量の敵の場合、何か親玉がいると思わねーか!?」
「っ!そうか!つまりそいつを叩けば!」
「そう言う事だ!行くぜ」
「僕も行くよ!」
ダーク君の提案で私はドリームイーター達を大量に出現させている親玉を捜索する事になり、自身の城を好き勝手させたくない王様もそれに乗った。その為にこの場にはディアと鈴神さんの二人だけとなった
「鈴神、お前は俺が守ってやる」
「……ディアさん」
ディアの優しい言葉に鈴神さんは意を決し、戦いと言う土壇場の中で想いを告白した
「ディアさん、私も好きです!」
「えっ?」
「ディアさんが私の事を想ってくれているように、私も貴方の事を想ってます!」
「鈴神……ありがとう、大好きだ」
鈴神さんは強く頷き、笑顔を見せると自身の力を集中し始めた
「私のディアさんを想う力……どうか力を貸して!」
そして彼女の想いはかつて自分が歩んでいた道の象徴である暗黒竜“ダークエンド”の姿となって現れ、鈴神さんに“聖獣”として宿った
「ストップガン!」
その言葉を放つと共に仲間達以外の全ての時が止まり、ドリームイーター達が文字通り一斉に硬直した
「さぁ、今ですディアさん!攻撃を仕掛けてください!」
ダークエンドを聖獣として宿した鈴神さんには、もうあの頃の邪悪さではなくその反対の頼もしい輝きが宿っていた