HEARTS41【レイディアントスター】
「なんだ………!?その姿は!?」
ベルーガが動揺を隠せず、震えた声で言った。バルボッサはベルーガを見ず上空に見える月を指差し、言った。
「俺達はあの月の光を浴びると、本当の姿がアラワになるのさ。」
「本当の、姿だって………!?」
俺は驚きを隠せず、一歩二歩と下がりながら言った。三歩目で止まり、バルボッサを改めて見る。やはり生きた骸骨のようで気味が悪い。
「さて、まずはお前から始末してやろう」
そう言うとバルボッサは俺に斬りかかる。しかし、飛んできた氷の弾丸、ブリザドに防がれた。ブリザドを放ったのは、そこに居合わせたソラだった。
「大丈夫か?レイ」
「ソラ!」
もちろんドナルドとグーフィーも一緒にいる。だが、1つ気になる事があった。それはバルボッサのあの姿の事だ。その考えを見通したかのような声が何処からか聞こえる。
「そいつはそこにある呪いの金貨に呪われて、不死の身体になっちまってんのさ!」
ソラ達の後ろから現れた一人の海賊が剣を抜いて、バルボッサに攻撃を仕掛ける。バルボッサはそれを受け止めて見せた。
「ジャック、今頃来たか」
「あいにく、こっちも色々あったからな。ウィルを気付かれないように逃がすとか、この金貨をもらったとか……」
そう言ってジャックと呼ばれた海賊は、ポケットにしまってあった金貨をバルボッサに見せびらかした。
「しかも、ターナー家の血つきだぜ?」
このジャックの言葉で、バルボッサの表情が変わった。
「決戦だ、バルボッサ!」
ジャックの言葉で、ジャックとバルボッサの二人は、一対一の真剣勝負を開始した。
剣と剣がぶつかり合う音がこの洞窟の一室全体に響く。その様子を見守る俺達。だが、このときアンチネスはいなかった。クロナがさっきまで見張っていたのだが、突然いなくなったのである。
「あいつら、何処に?」
クロナが二人の戦いの邪魔をしないようにアンチネス達を探していると、後ろから先程までいたアンチネスの一体が襲いかかって来た。クロナがそれを察知し振り向いた時にはもう当たる寸前だったが、当たる直前、アンチネスは赤色の銃弾に撃たれ、消滅した。アンチネスを消滅させた弾丸が飛んできた方向には、フィオがいた。
「フィオ!?」
そこにいたフィオに驚き、彼に駆け寄る。フィオは確かイエン・シッド様の所にいたはずだ
「お待たせ!レイ、クロナちゃん!」
フィオは俺達を見上げて明るく言った。
「っ!危ない!」
背後にアンチネスが一体迫ってきている事にいち早く気付いたフィオが叫ぶ。俺は寸前まで全く気付かなかった。
「レイ君!」
「レイ!」
クロナとソラが俺の名前を呼び、やっと振り向いた時にはすでに当たる寸前。アンチネスがその爪を降り下ろす。
「レイ!」
突然低く、クールそうだが何処か荒っぽい声が聞こえ、上空から1つの太刀が回転しながら落ちてきて、藍色逆立ち頭の少年、ダークがそれを空中でキャッチし、一気に相手に向かって斬りかかった。
「超天空!」
これがダークの必殺技、超天空。空中からの重い一撃で、アンチネスを一体消滅させた。
「ダーク!」
「後ろががら空きだぞ、レイ」
ダークが相変わらずのクールな声で言い、これでやっと四人が揃った。
「よし!俺とフィオとダークとクロナ!10年前に結成した、チーム『レイディアントスター』の復活だよ!」
それは幼い頃の思い出。当時4才だった俺は、ヒーローに大変憧れていた。いつかヒーローのように誰かを守れるくらいに強くなりたいと言うのが当時の夢だった。その為かフィオ、ダーク、クロナと共に1つのチーム、レイディアントスターを結成する事となった。
「さて、チームレイディアントスターリーダーの指示だよ!みんなでアンチネス達を蹴散らそう!」
「「「おぉーーーーっ!!」」」
一つの号令で3人はその言葉を元気に叫び、それぞれの武器を構える。俺もキーブレードを再び構えた
ベルーガが動揺を隠せず、震えた声で言った。バルボッサはベルーガを見ず上空に見える月を指差し、言った。
「俺達はあの月の光を浴びると、本当の姿がアラワになるのさ。」
「本当の、姿だって………!?」
俺は驚きを隠せず、一歩二歩と下がりながら言った。三歩目で止まり、バルボッサを改めて見る。やはり生きた骸骨のようで気味が悪い。
「さて、まずはお前から始末してやろう」
そう言うとバルボッサは俺に斬りかかる。しかし、飛んできた氷の弾丸、ブリザドに防がれた。ブリザドを放ったのは、そこに居合わせたソラだった。
「大丈夫か?レイ」
「ソラ!」
もちろんドナルドとグーフィーも一緒にいる。だが、1つ気になる事があった。それはバルボッサのあの姿の事だ。その考えを見通したかのような声が何処からか聞こえる。
「そいつはそこにある呪いの金貨に呪われて、不死の身体になっちまってんのさ!」
ソラ達の後ろから現れた一人の海賊が剣を抜いて、バルボッサに攻撃を仕掛ける。バルボッサはそれを受け止めて見せた。
「ジャック、今頃来たか」
「あいにく、こっちも色々あったからな。ウィルを気付かれないように逃がすとか、この金貨をもらったとか……」
そう言ってジャックと呼ばれた海賊は、ポケットにしまってあった金貨をバルボッサに見せびらかした。
「しかも、ターナー家の血つきだぜ?」
このジャックの言葉で、バルボッサの表情が変わった。
「決戦だ、バルボッサ!」
ジャックの言葉で、ジャックとバルボッサの二人は、一対一の真剣勝負を開始した。
剣と剣がぶつかり合う音がこの洞窟の一室全体に響く。その様子を見守る俺達。だが、このときアンチネスはいなかった。クロナがさっきまで見張っていたのだが、突然いなくなったのである。
「あいつら、何処に?」
クロナが二人の戦いの邪魔をしないようにアンチネス達を探していると、後ろから先程までいたアンチネスの一体が襲いかかって来た。クロナがそれを察知し振り向いた時にはもう当たる寸前だったが、当たる直前、アンチネスは赤色の銃弾に撃たれ、消滅した。アンチネスを消滅させた弾丸が飛んできた方向には、フィオがいた。
「フィオ!?」
そこにいたフィオに驚き、彼に駆け寄る。フィオは確かイエン・シッド様の所にいたはずだ
「お待たせ!レイ、クロナちゃん!」
フィオは俺達を見上げて明るく言った。
「っ!危ない!」
背後にアンチネスが一体迫ってきている事にいち早く気付いたフィオが叫ぶ。俺は寸前まで全く気付かなかった。
「レイ君!」
「レイ!」
クロナとソラが俺の名前を呼び、やっと振り向いた時にはすでに当たる寸前。アンチネスがその爪を降り下ろす。
「レイ!」
突然低く、クールそうだが何処か荒っぽい声が聞こえ、上空から1つの太刀が回転しながら落ちてきて、藍色逆立ち頭の少年、ダークがそれを空中でキャッチし、一気に相手に向かって斬りかかった。
「超天空!」
これがダークの必殺技、超天空。空中からの重い一撃で、アンチネスを一体消滅させた。
「ダーク!」
「後ろががら空きだぞ、レイ」
ダークが相変わらずのクールな声で言い、これでやっと四人が揃った。
「よし!俺とフィオとダークとクロナ!10年前に結成した、チーム『レイディアントスター』の復活だよ!」
それは幼い頃の思い出。当時4才だった俺は、ヒーローに大変憧れていた。いつかヒーローのように誰かを守れるくらいに強くなりたいと言うのが当時の夢だった。その為かフィオ、ダーク、クロナと共に1つのチーム、レイディアントスターを結成する事となった。
「さて、チームレイディアントスターリーダーの指示だよ!みんなでアンチネス達を蹴散らそう!」
「「「おぉーーーーっ!!」」」
一つの号令で3人はその言葉を元気に叫び、それぞれの武器を構える。俺もキーブレードを再び構えた
■作者メッセージ
ここからがこのストーリーの本番です!応援宜しくです!