ミドルフェイズ6&7
ミドルフェイズ6 シーン11〈偽りの記憶〉
シーンプレイヤー 神影恋火
GM「ここでは恋火だけ登場してもらう。尚、他のPCは登場不可だ」
ガイア「あたしだけかぁ…温存してて良かった。じゃ、それっと」
《シーン登場》
恋火1D→10 81%→91%
ガイア「ア、アワワワ…!?」
スピカ「ようこそ、ジャーム予備軍へ…歓迎するわガイアァ…!!」(黒笑)
ガイア「いやぁーーーーーっ!!!」(涙目)
GM「は、はじめるよ〜…?」
休み明けの学校が終わった放課後。
休日のダラけが残っているのかと帰り支度や部活へ向かうクラスメイトが多い。そんな中、恋火は先に帰り支度を済ませて校門を出て町に繰り出していた。
兄である雷神の伝言を頼りに、学園に近い事からよく生徒達が集まるバーガーショップへとやってくる。適当に注文をしてから目当ての人物を探すと、一番奥の窓際の席に羽粋がボンヤリとした目で座っていた。
羽粋『あ…急に呼び出してごめんね、恋火お姉ちゃん…』
恋火『ううん、気にしないで。どうしたの、羽粋?』
向かい側に座ってから話を始めると、羽粋はなぜか目を逸らす。
しかし、覚悟を決める様に勢いよく顔を上げると、おずおずとしながらも真剣な表情で恋火に話し出した。
羽粋『…恋火お姉ちゃん、バスの横転事故覚えてる? 私、あれからずっと考えてたの。だって、私達だけ無傷なんておかしいよ。それに、あれ以来変な夢を見るの。事故の瞬間、怪物みたいなのが出てくる夢…』
恋火『っ!?』
羽粋『ねえ、恋火お姉ちゃん。あの事故の時、何か見なかった? 何があったのか覚えてる?』
恋火『え、えーと…!』
ガイア「これ、本当の事話したらどうなるんだろう…?」
GM「先に伝えておくと、羽粋に本当の事を話した場合、色々あって恋火の持ってる羽粋のロイスがタイタス化しちゃうよ」
ガイア「それ駄目じゃん!! ちょっと心苦しいけど、嘘を吐くよ」
ウラノス「ま、どうせ俺らは本編でも結構隠し事して「ウラノスお兄ちゃんは黙ってて!!」ぐほぉ!?」(鳩尾にヒット)
テルス「ウラノスを拳一つで黙らせるなんて…成長したわね、ガイア」
ウィド&スピカ((あぁ……確かに妹が最強(です)ね))
『…ごめん、羽粋。あたし、あの時気を失ってたから…』
罪悪感はある。後ろめたい気持ちもなくはない。それでも、恋火は真実を隠す事を選んだ。
嘘を吐いて恋火が頭を下げると、羽粋は黙っていたが納得したのか困ったように俯いた。
『そう、だよね…変な事聞いて、ごめんね』
話はこれで終わり。そう、なるはずだった。
だが、その突如に《ワーディング》が展開される。それまで賑わっていた店内が、水を打ったように静まり返る。
恋火の前で、掃除をしていた店員が、他の席に座る見知らぬ生徒が、羽粋が気を失って倒れ込む。
『羽粋!?』
『彼女に触らないでくれないかな?』
支えようと手を伸ばすと、冷たい少年の声と共に氷の矢が飛んできた。
『きゃ!』
慌てて伸ばした手を引っ込めると、氷の矢は恋火の前を通り過ぎて壁に突き刺さる。
目の前には気を失った羽粋を黒コートの金髪と栗毛が混ざった少年が抱きかかえている。その後ろには、水色の髪の少年もいて同じく黒コートを着ている。
『あ、あなたは…!』
『初めまして。僕は黒瀬闇一…羽粋姉ちゃんの“元”弟だよ』
『俺は闇一の親友、氷置大湖だ。彼女が世話になったな』
二人の少年がそれぞれ自己紹介をすると、恋火は今にも身体を燃え上がらせようとしながら怒鳴りつける。
『羽粋をどうするつもり!?』
『そんなに怒らないでよ。こちら側に引き込むだけなのに』
『その為にあんな恐ろしい目に合わせたって言うの!? 何人の人が死んだと思ってるの!?』
何でもないように黒一が言うと、恋火は更に怒鳴りたてる。
しかし、ヒートアップした恋火に大湖が手を上げて制止をかけた。
『待て、俺達もあんな方法で目覚めさせるとは予想外だったんだ。結果的に生きてはいたが、目覚めたのは君だけ――しかも一歩間違えれば死んでいたかもしれない。春日と組んだのは失敗だったと自覚してる』
『あいつは俺達がキッチリと始末をつける。羽粋姉ちゃんは安全性を考慮してオーヴァードに覚醒させる。だから見逃してくれない? 同じオーヴァードとして』
どうやら、前日の事故に関してはちゃんと反省しているようで、誠意を込めてお願いをしてくる。
そんな二人に恋火は怒りの炎を沈め、返答を返した。
『――嫌だよ』
小さく、だがハッキリと告げると恋火は胸に手を当てて二人を見据え返した。
『FHは危険な組織だって知ったから。確かに羽粋をオーヴァードにしたらあたしの秘密を打ち明けられるかもしれない。けど、羽粋をそんな危険な場所に連れて行ったりしない! こんな世界に足を踏み入れさせたりしない! 例え血が繋がってなくても、あたしは“お姉ちゃん”としてこの子を守るって決めたんだから!!』
『闇一…交渉は決別だな』
『みたいだね…残念だよ』
GM「ここで黒一はイージーエフェクト《見放されし地》を発動して、店内を一瞬で真っ暗にする。突然の事に視界が奪われるよ」
恋火「そ、そんなぁ!?」
『羽粋!?』
急に視界が闇に塗りつぶされ、恋火は手探りの中で羽粋を掴もうとする。
しかし、どれだけ手を伸ばそうが届かず、歩こうとするとテーブルや椅子に邪魔されてしまう。
悪戦苦闘する中、何の前触れもなく視界がクリアになる。いきなり光が入り一瞬目が眩むが、どうにか周りを見回す。
《ワーディング》が解かれたのか、店内の人達が目覚め始める。だが、ざわつき始める店の中に羽粋の姿はどこにもいなかった。
『み、見失った…!!』
ミドルフェイズ7 シーン12〈追跡〉
シーンプレイヤー 神影小暮
GM「さて、このシーンでは羽粋を連れ去った闇一達を追跡する事になる。ちょっとした判定を行うから、出来るだけ全員で登場して欲しい」
ガイア「リズが珍しくヒロインしてる…」
スピカ「滅多に見れない光景よねぇ」
SM「あんたらそんなにぶちのめされたい?」(ビキビキ)
GM「リズ姉ちゃん落ち着いて!? あくまでこれリズ姉ちゃんの皮を被った母さんのような純粋な儚げなヒロインだからね!! 確かに色々ギャップがあって弟の俺も時折目を疑うって言うか疑心暗鬼に「マジックアワー!!」うぎゃあああああああああぁ!!!??」
全員『レイシャー!?』
SM「続き、説明するわよ?(ジャキン)」(黒焦げとなったレイシャをバックにキーブレードを向ける)
全員『…ハイ』
SM「ゴホン! 闇一を追跡するには、〈知覚〉か〈情報:噂話〉の好きな方で難易度9の判定に成功する必要があるわ。
登場したPC一人につき一回だけ判定を試みれるけど、全員失敗した場合はもう一度判定するシーンとなるから、改めて浸食率を上げる事。この判定に成功しない限り、クライマックスフェイズに移動出来ないから注意してね」
スピカ「全員登場ね…クライマックス前に100%突入するわよ私…!」
ガイア「あたしもだよ…攻撃で浸食率喰うから、とんでもない事になっちゃう…!」
ウィド「どうします? ここは私達三人だけ登場します?」
テルス「一応確認しておきましょう。【感覚】高い人手を上げてー。はーい!」
ウィド「私は3ですね。〈知覚〉の技能も持ってます」
ウラノス「俺も技能持ちだが、2しかねぇ…」
スピカ「浸食ダイスも合わせれば…ギリギリいける、かもしれないわね」
テルス「とにかく、挑戦してみましょう! じゃあ、私達三人で行くわよ!!」
《シーン登場》
小暮1D→8 55%→63%
切嗣1D→7 73%→80%
雷神1D→3 85%→88%
同時刻、小暮と雷神は切嗣を連れて町を見回って黒瀬闇一達を探していた。
だが、雷神の携帯に突然恋火から電話がかかる。すぐに通話ボタンを押して耳を傾けると、先程羽粋が誘拐された話を聞かされた。
雷神『――状況は分かった! 俺達もすぐに探す!』
切嗣『雷神、どうした?』
雷神『羽粋が連れ去られた! FHチルドレンの仕業だ!』
小暮『そんな! 場所は!?』
雷神『例のバーガーショップだ! 相手はエフェクトを使って逃げたらしい、すぐに手分けして町全体を調べるぞ!』
小暮『分かったわ!』
切嗣『支部長にも連絡はしておく。お前達、見つけても深追いはするな』
雷神『分かってるよ!』
ウィド「では、全員〈知覚〉で行いましょう!」
テルス「これだけいるんですもの! 一人ぐらい成功する筈!」
ウラノス「そうそう、誰かが8以上出せばいいもんな!」
GM「それでは、判定をしてもらおうか」
〈知覚〉判定
小暮5D+1→7 失敗
切嗣5D+1→8 失敗
雷神4D+1→10 成功
ウラノス「よっしゃあぁ!! 見たか、本気を出せばこんなもんだぜ!!」
ガイア「凄い、ウラノスお兄ちゃん!!」
三人は手分けして探し回る。
雷神は町外れを散策していると、廃ビルの一つに奇妙な痕跡を見つける。
人の出入りは無い筈なのに、真新しい足跡が幾つか残っている。どうやらここが、FHのアジトのようだ。
雷神『なるほど、ここに逃げ込んだって訳か…!』
アジトを見据えながら、雷神は乗り込む事はせずにまずは全員に連絡を始めた。
シーンプレイヤー 神影恋火
GM「ここでは恋火だけ登場してもらう。尚、他のPCは登場不可だ」
ガイア「あたしだけかぁ…温存してて良かった。じゃ、それっと」
《シーン登場》
恋火1D→10 81%→91%
ガイア「ア、アワワワ…!?」
スピカ「ようこそ、ジャーム予備軍へ…歓迎するわガイアァ…!!」(黒笑)
ガイア「いやぁーーーーーっ!!!」(涙目)
GM「は、はじめるよ〜…?」
休み明けの学校が終わった放課後。
休日のダラけが残っているのかと帰り支度や部活へ向かうクラスメイトが多い。そんな中、恋火は先に帰り支度を済ませて校門を出て町に繰り出していた。
兄である雷神の伝言を頼りに、学園に近い事からよく生徒達が集まるバーガーショップへとやってくる。適当に注文をしてから目当ての人物を探すと、一番奥の窓際の席に羽粋がボンヤリとした目で座っていた。
羽粋『あ…急に呼び出してごめんね、恋火お姉ちゃん…』
恋火『ううん、気にしないで。どうしたの、羽粋?』
向かい側に座ってから話を始めると、羽粋はなぜか目を逸らす。
しかし、覚悟を決める様に勢いよく顔を上げると、おずおずとしながらも真剣な表情で恋火に話し出した。
羽粋『…恋火お姉ちゃん、バスの横転事故覚えてる? 私、あれからずっと考えてたの。だって、私達だけ無傷なんておかしいよ。それに、あれ以来変な夢を見るの。事故の瞬間、怪物みたいなのが出てくる夢…』
恋火『っ!?』
羽粋『ねえ、恋火お姉ちゃん。あの事故の時、何か見なかった? 何があったのか覚えてる?』
恋火『え、えーと…!』
ガイア「これ、本当の事話したらどうなるんだろう…?」
GM「先に伝えておくと、羽粋に本当の事を話した場合、色々あって恋火の持ってる羽粋のロイスがタイタス化しちゃうよ」
ガイア「それ駄目じゃん!! ちょっと心苦しいけど、嘘を吐くよ」
ウラノス「ま、どうせ俺らは本編でも結構隠し事して「ウラノスお兄ちゃんは黙ってて!!」ぐほぉ!?」(鳩尾にヒット)
テルス「ウラノスを拳一つで黙らせるなんて…成長したわね、ガイア」
ウィド&スピカ((あぁ……確かに妹が最強(です)ね))
『…ごめん、羽粋。あたし、あの時気を失ってたから…』
罪悪感はある。後ろめたい気持ちもなくはない。それでも、恋火は真実を隠す事を選んだ。
嘘を吐いて恋火が頭を下げると、羽粋は黙っていたが納得したのか困ったように俯いた。
『そう、だよね…変な事聞いて、ごめんね』
話はこれで終わり。そう、なるはずだった。
だが、その突如に《ワーディング》が展開される。それまで賑わっていた店内が、水を打ったように静まり返る。
恋火の前で、掃除をしていた店員が、他の席に座る見知らぬ生徒が、羽粋が気を失って倒れ込む。
『羽粋!?』
『彼女に触らないでくれないかな?』
支えようと手を伸ばすと、冷たい少年の声と共に氷の矢が飛んできた。
『きゃ!』
慌てて伸ばした手を引っ込めると、氷の矢は恋火の前を通り過ぎて壁に突き刺さる。
目の前には気を失った羽粋を黒コートの金髪と栗毛が混ざった少年が抱きかかえている。その後ろには、水色の髪の少年もいて同じく黒コートを着ている。
『あ、あなたは…!』
『初めまして。僕は黒瀬闇一…羽粋姉ちゃんの“元”弟だよ』
『俺は闇一の親友、氷置大湖だ。彼女が世話になったな』
二人の少年がそれぞれ自己紹介をすると、恋火は今にも身体を燃え上がらせようとしながら怒鳴りつける。
『羽粋をどうするつもり!?』
『そんなに怒らないでよ。こちら側に引き込むだけなのに』
『その為にあんな恐ろしい目に合わせたって言うの!? 何人の人が死んだと思ってるの!?』
何でもないように黒一が言うと、恋火は更に怒鳴りたてる。
しかし、ヒートアップした恋火に大湖が手を上げて制止をかけた。
『待て、俺達もあんな方法で目覚めさせるとは予想外だったんだ。結果的に生きてはいたが、目覚めたのは君だけ――しかも一歩間違えれば死んでいたかもしれない。春日と組んだのは失敗だったと自覚してる』
『あいつは俺達がキッチリと始末をつける。羽粋姉ちゃんは安全性を考慮してオーヴァードに覚醒させる。だから見逃してくれない? 同じオーヴァードとして』
どうやら、前日の事故に関してはちゃんと反省しているようで、誠意を込めてお願いをしてくる。
そんな二人に恋火は怒りの炎を沈め、返答を返した。
『――嫌だよ』
小さく、だがハッキリと告げると恋火は胸に手を当てて二人を見据え返した。
『FHは危険な組織だって知ったから。確かに羽粋をオーヴァードにしたらあたしの秘密を打ち明けられるかもしれない。けど、羽粋をそんな危険な場所に連れて行ったりしない! こんな世界に足を踏み入れさせたりしない! 例え血が繋がってなくても、あたしは“お姉ちゃん”としてこの子を守るって決めたんだから!!』
『闇一…交渉は決別だな』
『みたいだね…残念だよ』
GM「ここで黒一はイージーエフェクト《見放されし地》を発動して、店内を一瞬で真っ暗にする。突然の事に視界が奪われるよ」
恋火「そ、そんなぁ!?」
『羽粋!?』
急に視界が闇に塗りつぶされ、恋火は手探りの中で羽粋を掴もうとする。
しかし、どれだけ手を伸ばそうが届かず、歩こうとするとテーブルや椅子に邪魔されてしまう。
悪戦苦闘する中、何の前触れもなく視界がクリアになる。いきなり光が入り一瞬目が眩むが、どうにか周りを見回す。
《ワーディング》が解かれたのか、店内の人達が目覚め始める。だが、ざわつき始める店の中に羽粋の姿はどこにもいなかった。
『み、見失った…!!』
ミドルフェイズ7 シーン12〈追跡〉
シーンプレイヤー 神影小暮
GM「さて、このシーンでは羽粋を連れ去った闇一達を追跡する事になる。ちょっとした判定を行うから、出来るだけ全員で登場して欲しい」
ガイア「リズが珍しくヒロインしてる…」
スピカ「滅多に見れない光景よねぇ」
SM「あんたらそんなにぶちのめされたい?」(ビキビキ)
GM「リズ姉ちゃん落ち着いて!? あくまでこれリズ姉ちゃんの皮を被った母さんのような純粋な儚げなヒロインだからね!! 確かに色々ギャップがあって弟の俺も時折目を疑うって言うか疑心暗鬼に「マジックアワー!!」うぎゃあああああああああぁ!!!??」
全員『レイシャー!?』
SM「続き、説明するわよ?(ジャキン)」(黒焦げとなったレイシャをバックにキーブレードを向ける)
全員『…ハイ』
SM「ゴホン! 闇一を追跡するには、〈知覚〉か〈情報:噂話〉の好きな方で難易度9の判定に成功する必要があるわ。
登場したPC一人につき一回だけ判定を試みれるけど、全員失敗した場合はもう一度判定するシーンとなるから、改めて浸食率を上げる事。この判定に成功しない限り、クライマックスフェイズに移動出来ないから注意してね」
スピカ「全員登場ね…クライマックス前に100%突入するわよ私…!」
ガイア「あたしもだよ…攻撃で浸食率喰うから、とんでもない事になっちゃう…!」
ウィド「どうします? ここは私達三人だけ登場します?」
テルス「一応確認しておきましょう。【感覚】高い人手を上げてー。はーい!」
ウィド「私は3ですね。〈知覚〉の技能も持ってます」
ウラノス「俺も技能持ちだが、2しかねぇ…」
スピカ「浸食ダイスも合わせれば…ギリギリいける、かもしれないわね」
テルス「とにかく、挑戦してみましょう! じゃあ、私達三人で行くわよ!!」
《シーン登場》
小暮1D→8 55%→63%
切嗣1D→7 73%→80%
雷神1D→3 85%→88%
同時刻、小暮と雷神は切嗣を連れて町を見回って黒瀬闇一達を探していた。
だが、雷神の携帯に突然恋火から電話がかかる。すぐに通話ボタンを押して耳を傾けると、先程羽粋が誘拐された話を聞かされた。
雷神『――状況は分かった! 俺達もすぐに探す!』
切嗣『雷神、どうした?』
雷神『羽粋が連れ去られた! FHチルドレンの仕業だ!』
小暮『そんな! 場所は!?』
雷神『例のバーガーショップだ! 相手はエフェクトを使って逃げたらしい、すぐに手分けして町全体を調べるぞ!』
小暮『分かったわ!』
切嗣『支部長にも連絡はしておく。お前達、見つけても深追いはするな』
雷神『分かってるよ!』
ウィド「では、全員〈知覚〉で行いましょう!」
テルス「これだけいるんですもの! 一人ぐらい成功する筈!」
ウラノス「そうそう、誰かが8以上出せばいいもんな!」
GM「それでは、判定をしてもらおうか」
〈知覚〉判定
小暮5D+1→7 失敗
切嗣5D+1→8 失敗
雷神4D+1→10 成功
ウラノス「よっしゃあぁ!! 見たか、本気を出せばこんなもんだぜ!!」
ガイア「凄い、ウラノスお兄ちゃん!!」
三人は手分けして探し回る。
雷神は町外れを散策していると、廃ビルの一つに奇妙な痕跡を見つける。
人の出入りは無い筈なのに、真新しい足跡が幾つか残っている。どうやらここが、FHのアジトのようだ。
雷神『なるほど、ここに逃げ込んだって訳か…!』
アジトを見据えながら、雷神は乗り込む事はせずにまずは全員に連絡を始めた。