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ダブルクロスThe 3rd Edition【Crumble Days】

NANA

INDEX

  • あらすじ
  • 01 ハンドアウト配布・トレーラー紹介
  • 02 PC紹介・前編
  • 03 PC紹介・中編
  • 04 PC紹介・後編
  • 05 オープニングフェイズ1&2
  • 06 オープニングフェイズ3&4&5
  • 07 ミドルフェイズ1
  • 08 ミドルフェイズ2
  • 09 ミドルフェイズ3(前編)
  • 10 ミドルフェイズ3(中編)
  • 11 ミドルフェイズ3(後編)
  • 12 ミドルフェイズ4
  • 13 ミドルフェイズ5
  • 14 ミドルフェイズ6&7
  • 15 マスターシーン
  • 16 クライマックスフェイズ1
  • 17 クライマックスフェイズ2
  • 18 クライマックスフェイズ3
  • 19 クライマックスフェイズ4
  • 20 バックトラック&エンディングフェイズ1
  • 21 エンディングフェイズ2
  • 22 エンディングフェイズ3
  • ミドルフェイズ3(中編)


    GM「それでは、戦闘フェイズに入るよ。まずPC達が一つのエンゲージにいて、そこから5mの位置に春日がいるよ」

    ガイア「5mなら、戦闘移動だけで余裕で届くね」

    ウラノス「俺としては射程圏内だな」

    SM「さて、セットアッププロセスに入るわよ。行動順から順に宣言出来るわ、ちなみに春日の行動値は12よ」

    スピカ「ギリギリ私が上ね。とは言え、私は何もないわ」

    SM「なら、次は春日ね。春日も何もないわ」

    ウィド「では私ですね。私は《シンボライズカード》を取り出して効果を発動しましょう。このシーン中、ウロボロスによるエフェクトを使用した際にダイス+1個&攻撃力+3の恩恵を受けます」

    テルス「私は何もないわ」

    ウラノス「俺もだ」

    ガイア「あたしはどうしようかなぁ…よーし、折角だし《エターナルブレイズ3》発動させるよ! 攻撃力12、行動値−5、浸食率65%!」

    GM「なら、イニシアチブはこのようになるよ」


     愛星(13)
     春日(12)
     切嗣(11)
     小暮(9)
     雷神(6)
     恋火(0)


    GM「それでは、まずは愛星からだ。宣言をしてくれ」

    スピカ「私の番ね。マイナーは放棄、《要の陣形2》、《アドヴァイス4》、《導きの華2》の支援コンボを恋火・切嗣・雷神に当てるわ。C値−1、ダイス4個、達成値4よ! 浸食率は63%!」


    愛星『彼はああ見えて単純明快のザコよ。あなた達の火力なら、落ち着いて対処すれば大丈夫。いざって時は私が指示を出すわ』

    恋火『分かりました、愛星さん!』

    春日『誰が単純明快のザコだと!? さっきからこの私を侮辱するとは…末央には悪いが直々に始末させてもらうぞ!!』


    GM「と言う訳で、散々バカにした愛星に春日は攻撃を仕掛けるよ。マイナーで《破壊の爪2》、《ハンティングスタイル2》で腕を鋭利な鉤爪に変形させながらPC達のエンゲージに突入するよ。メジャーは《渇きの主2》、《吸収2》、《オールレンジ2》、《獣の力2》、《コンセントレイト:キュマイラ3》で容赦なく身体を切り裂くぞ! ダイス11個、攻撃力14、C値7。更に装甲無視で、ダメージを受ければあらゆる判定のダイス−2だ!」

    ガイア「させない! 《魔獣の咆哮3》を使って――!」

    スピカ「待ってガイア、使わなくていいわ。あなたは攻撃の為に浸食率を温存して」

    ガイア「で、でも…」

    テルス「ここは、私達に任せなさい!」

    ガイア「…分かった。二人を信じるよ」

    GM「それじゃ、改めてダイスを振るよ!」


     《命中判定》
     春日11D+4(C値7)→30

     《回避判定》
     星華1D(C値10)→9 失敗


    スピカ「まあ、予想はしてたわ。そしてこの後の展開もね」

    テルス「ここで私の出番ね! 敵は一人だし、メジャー放棄で愛星をカバーリング! そのまま《自動触手3》と《スプリングシールド1》を発動するわ! 浸食率は54%!」

    スピカ「更に《隆起する大地4》を発動! 大地の壁を作り出して小暮のガード値を16上げるわ! 浸食率65%!」


     《攻撃判定》
     4D+14→35

     《ガード値》
     6+10+16→32

     《カウンター》
     9−5(装甲値)→4


     丸腰の愛星目掛けて春日が鋭利な爪で切り裂こうとするが、寸前のところで小暮が盾を構えて割り込む。更に大地が隆起して小暮を覆い被せる。
     だが、春日の攻撃は衰えず愛星が作り出した大地ごと小暮の身体を切り裂いた。

    春日『ふ、どうだ…ぬっ!?』

     かすり傷に近いが、傷をつけた小暮にいい気になる春日。しかし一瞬の内に、小暮が春日にホールドする形で抱き着いてきた。

    小暮『攻撃は最大のチャーンス! さ・て・と…このまま身体検査と行きましょうか?』

    春日『ぐぬ…!?』

    小暮『あーら、性格に反していい身体じゃな〜い! でも少し固いわね〜、まあ筋肉があるのは良い事よ〜!』

    春日『ひぃ!? き、貴様何処を触って…ぎゃあああああああああああぁぁぁ!!!??』

     見事に小暮の口に出すのも憚られるセクハラをさせられ、とんでもない悲鳴を上げる春日だった。

    恋火『…ねえ雷神お兄ちゃん。小暮お姉ちゃん、裏じゃあんなセクハラしてたの…?』

    雷神『いや…俺UGNじゃなくてフリーだから、小暮姉さんの事知らねえよ…』

    愛星『彼女、戦う時は結構あんな感じよ? かれこれ何人のFH達をああして再起不能にした事か…』

    恋火『普段の生活で行うセクハラがどれだけ生優しいか、今身に染みて分かった…』

    雷神『恋火、奇遇だな。俺も同じこと考えてた…』

    春日『こ、これぐらいで! 私は負けん…負けんぞ…!』

    切嗣『もう負けを認めればいいものを…』



    テルス「攻撃ついでに、私はHP50になったわね。あとよろしく!」

    ウィド「次は私の番ですね。マイナーは放棄、《コンセントレイト2:ウロボロス》、《餓えし影1》でランサーによる召喚攻撃です。支援合わせダイスは11個、攻撃力6、達成値8、C値7。浸食率は69%!」


     《命中判定》
     11D+8(C値7)→44


    SM「おっと、春日は《イージスの盾2》を発動してガードを行うわ!」


     《ダメージ算出》
     5D+6→31

     《ガード値算出》
     2D+1+5→23


    SM「よっしゃあ!! 9と8が出た!!」

    GM「リズ姉ちゃん凄いよ!?」

    ウィド「くっ、テルスのダメージを合わせて合計は12か…だがここで《喰らわれし贄3》の効果で、攻撃力を更に9上げる! 浸食率は70%!!」



    切嗣『まずは小手調べだ。いでよ――ランサー!!』

     カードを取り出して発動させる。
     すると影から一人の青い男が作り出される。男は赤い槍を手の内に作り出すと、春日に向けて思いっきり投げつけた。

    ランサー《ゲイ・ボルク!!》

     槍は赤い軌道を作り、心臓を目掛けて放たれる。
     だが、どう言う訳か槍は寸前のところで起動が狂った上に、春日の強靭な守りによって体を貫くまでにはいかなかった。

    春日『ふん、小賢しい!!』

    切嗣『やはりランサーでは駄目か…とっとと自害させて、別のサーヴァントと契約するか』

    恋火『何か切嗣さんが怖いんだけど…!』

    雷神『ああ、通常運転だ。気にするな』



    ウラノス「次は俺の番だな。イニシアチブで【ヴィブロウィップ】を装備するぜ。そしてマイナー宣言で攻撃力+5上げる。メジャーは《コンセントレイト2:ブラックドック》、《アタックプログラム3》、《アームズリンク3》にするぜ。《ミカヅチ》はまだ取って置く。ダイス16、攻撃力15、達成値14、C値7だ! 浸食率は69%!」

    ウィド「なら、ここで【ブレイカー】起動! 《起源弾》で装甲無視の攻撃を行わせます!」

    GM「うわぁ、弟コンビが手を組んだよ…それじゃ、ダイスどうぞ」

    ウラノス「はっはっは、任せろー! ――げ、25で止まった…!! 補正合わせて39って1足りないじゃねぇか!! と言うか何で1ばっかりダイスが出るんだよ!?」

    スピカ「…仕方ないわね。ちょっと早いけど手を貸すわよ――《妖精の手2》発動! ダイス一つを10に変更するわ! 浸食率は69%!」

    ウラノス「助かる、スピカ! よーし、いけぇ!」


     《命中判定》
     16D+14−2(C値7)→85


    全員『えええええええぇぇぇ!!!??』

    GM「ウソデショ…! ダイス一個だけで4回もクリティカルしたよ…!」

    SM「流石ね、ウラノス…このゲームでも戦闘強すぎだわ」

    ウラノス「どうだ、これが俺の真の力――!!」

    ガイア「いや、どう考えたってスピカさんのお蔭でしょ?」

    テルス「ありがとうね、スピカ。こんな弟を役に立ててくれて」

    ウラノス「お前らは一々俺を貶さないといけない義務でもあるのか!?」

    GM「…春日はまた《イージスの盾2》でガードだ。これ耐え切るかなぁ…?」


     《ダメージ算出》
     9D+15→63

     《ガード算出》
     2D+1→9


    切嗣『雷神、やれるか?』

    雷神『久々に奥の手出すか…外すなよ?』

    切嗣『誰に向かって言っている?』

     お互いに話すと、雷神は機械の腕に仕込んでいたチャクラムを取り出してグッと身を低くして構える。その横では、切嗣は銃を取り出して春日に照準を合わせる。

    春日『ふん、そんな銃でこの私のガードを崩せると――!!』

    切嗣(そうだ、それでいい。この弾丸には、内部のレネゲイドを破壊する作用が含まれている。能力を使えば使う程――その効果を発揮する!)

     余裕たっぷりの春日に内心でほくそ笑み、引き金を引いて銃弾を放つ。
     弾丸が春日に当たると同時に、レネゲイドによって固くなっていた身体が急激に変化してそのまま貫いた。

    春日『ぐぅ…な、なにが…!?』

    雷神『喰らいやがれ春日ぁぁぁ!!!』

    春日『あ、甘いぞ! これぐらい――!』

     上手く力が作用せずに防御が弱まるが、どうにか雷神の避けようとする。

    愛星『確かに甘いわね――怒りに任せたせいで攻撃がバラバラだもの』

     愛星もまた味方である雷神の分析すると、スッと指を差しだす。

    愛星『修正してあげるわ』

     パチン、と指を鳴らす。
     直後、オルクスの空間領域の力が働き、雷神の放ったチャクラムの起動を春日一点へと無理やり纏める。

    春日『あべべべべ!!?』

     その結果、怒りの籠った攻撃は全て春日に直撃し激しいスパークが広がった。

    恋火『小暮お姉ちゃん…雷神お兄ちゃん、裏であんな事してたの…!?』

    小暮『雷神に関しては私干渉してないのよ…無理にUGNに入れさせる訳にもいかなかったし…』

    切嗣『私の知ってる彼は、敵に容赦の文字はないですよ。その残虐さで、どれだけの屍が人としての原型を留めなかった事か』

    恋火『あれ? なにこの会話デジャブ感じるんだけど?』

    春日『ま、まだだ…まだ、私は…!!』

    恋火『しつこいなぁ、もう!』



    テルス「雷神の攻撃を合わせて、66…どれだけあるのかしら、春日の体力」

    ガイア「大丈夫! あたしがボッコボコにやっつけてやるんだから!」

    GM(どうにか1ターン持った…これならあのキャラ出さなくても大丈夫だね)

    ガイア「いっくよー! マイナーで《完全獣化2》と《白熱2》で全身炎を纏った姿に変身だよ! メジャーは《コンセントレイト2:サラマンダー》、《灼熱の砦1》、《炎の刃2》で両手に炎の刃を作り出すよ! ダイスは15個、攻撃力は26、達成値7、C値7。浸食率81%!!」


     《命中判定》
     15D+7→40

     《ダメージ算出》
     5D+26→52

     《ガード算出》
     2D+6→18


    恋火『いっけぇぇぇ!!!』

     身体全体に炎を纏い、恋火の全身が獣の姿へと変わる。
     そのまま春日へと接近すると、両腕に作り出した炎の刃で雷神に劣らない激しい攻撃を繰り出す。
     再び作り出した春日の強靭の守りも、恋火の灼熱の炎の前では無意味と化した。

    春日『ぐあああああああああ!!?』



    GM「総ダメージ、100…春日のHPは丁度100だ」

    ガイア「って事は!」

    SM「春日は戦闘不能になったわ。だけど…」

    GM「ここで春日は『蘇生復活』を発動して戦闘不能をHP1で回復する、そして即座に『瞬間退場』を使ってシーンから退場するよ」

    SM「これにて、戦闘終了よ。みんな、お疲れさま」

    16/07/02 21:54 NANA   

    ■作者メッセージ
     補足コーナー:Dロイス『永遠の炎』(エターナルブレイズ)

     サラマンダーのシンドロームを持つキャラにしか取れないDロイス。このDロイスを習得すると《エターナルブレイズ》を1レベルで習得出来る。今回恋火の持つエフェクトはレベル3になっているが、これは事前に与えた経験点を使って成長させているからです。

     サラマンダー能力者の中でもとりわけ火を操る能力に長けており、その高温高熱は通常のオーヴァードでは太刀打ち出来ぬほどに膨大な力となる。全身から膨大な熱量を生み出し、大ダメージを与えるエフェクト。

     セットアッププロセスに使用可能。そのラウンドの間、サラマンダーエフェクトを組み合わせた攻撃の攻撃力を「Lv×4」する。ただし、ラウンドの間行動値が−5される。
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