マスターシーン
GM「さて――雷神が判定に成功したから、次でクライマックスに突入するよ」
SM「その前に、ここで一度みんなのロイスの確認をしておくわ。Sロイスとか指定の宣言がなかったから、ここで取って貰っても構わないわ。まずは恋火ね」
ガイア「はーい。あたしのロイスはこれだよ!」
Dロイス『永遠の炎(エターナルブレイズ)』
同行者:高崎隼人(○好意/不安)
姉:神影小暮(○尊敬/劣等感)
シナリオ:狭川羽粋(○庇護/不安)
兄:神影雷神(○親近感/厭気)
敵:春日恭二(傾倒/○敵愾心)
ガイア「あたし一つ余っちゃってた。どうしよう…?」
GM「無理に埋めなくてもいいよ。クライマックスで取ったりしても問題ないから」
ガイア「うーん、なら愛星さんや言峰さんに取ろうかと思ったけど、クライマックスで取る事にするよ。忘れないように気を付けないとね。あ、Sロイスだけど羽粋にするね! 絶対助け出すんだから!」
テルス「じゃあ、次は私ね!」
Dロイス『生きる伝説(リヴィングレジェンド)』
貸し:猫川美亜(○見込みがある/いい加減身体検査したいわ!)
弟:神影雷神(○慈愛/早く彼女作りなさい)
シナリオ:黒瀬闇一(好奇心/○猜疑心)
上司:鶴月愛星(○幸福感/脅威)
お隣さん:狭川羽粋(○腰付きがいいわね!/あと数年ね…)
敵:春日恭二(肉質はいいわ!/○筋肉が固くて揉み甲斐がない)
GM「なんかロイスの感情が一部おかしすぎる!?」
テルス「あら。任意で決めていいんでしょ? 思い切ってネタに走ってみたの! Sロイスは私も同じく羽粋にするわよ!」
SM「それはともかく、あんたが私の事どう見ているのかよーく分かったわ…!」
ウラノス「よし、リズ。久々に連携技出すか」
テルス「ちょっと!? 二人して雷出さないで!!」
スピカ「あそこの処刑は放っておいて「スピカ、見て見ぬ振りしないで助けて」「誰もあんたのような変態助ける訳ねーだろうが!!」「行くわよ、ウラノス! 最大出力!!!」「「ゴットオブサンダー!!!」」「私は死にましぇーーーーーーん!!!」…次は私の番ね」
Dロイス『起源種(オリジナルレネゲイド)』
好敵手:春日末央(憧憬/○劣等感)
上司:霧谷雄吾(○尊敬/不安)
シナリオ:神影恋火(○好奇心/不安)
同志:言峰切嗣(○連帯感/恥辱)
敵:春日恭二(傾倒/○憐憫)
保護:狭川羽粋(○慈愛/不安)
スピカ「私は全部埋まっているわ。後は極力温存したいわね…!」
SM「切実ね…」
ウィド「姉さんの浸食率のダイスが凄かったですからね…」
スピカ「SMやった時もそうだけど、どうして私のダイス運はムラがあるのよ…! Sロイスだけど、霧谷に指定するわ。私の上司であり、今後の未来を支える人だもの」
ウィド「では、今度は私です」
Dロイス『秘密兵器(トイボックス)』
幼子:アイヴィ・ノールズ(○慕情/憐憫)
養子:言峰士郎(○慕情/罪悪感)
シナリオ:ダイヤモンドダスト(好奇心/○敵愾心)
元同僚:神影雷神(友情/○不快感)
敵:春日恭二(感服/○無関心)
ウィド「私も恋火と同じで一枠余っています。折角ですし、黒瀬闇一に取ります。Pは執着、Nは敵愾心。表は敵ですのでNに指定します。Sロイスですが、私は士郎に取りましょう」
ウラノス「よし、最後は俺だ」
Dロイス『雷帝(サンダーロード)』
貸し:アルフレッド・J・コードウェル(○協力/いい加減隠居しろ)
姉:神影小暮(○慈愛/脅威)
シナリオ:春日恭二(○執着/厭気)
妹:神影恋火(○慈愛/嫌悪)
将来の嫁:狭川羽粋(○純愛/不安)
元同僚:言峰切嗣(○有為/不信感)
ウラノス「俺も全部埋まってるな。何気に全部Pに指定してるが…まあ俺が気に入った奴にしかロイス取ってないし、そもそもこれはゲームだし別にいいよな。Sロイスだが、もちろん羽粋に指定するぜ」
SM「これでロイスの確認は終了ね。次はいよいよイベントシーンを挟んだ後、ボス戦よ!」
全員『おー!』
マスターシーン シーン13〈失われた記憶〉
時間は、雷神がアジトを見つける少し前に遡る。
廃ビルの最上階。そこから何かが激突するような轟音が響く。
部屋の中は白い霧上の冷気で満ちていて、氷の矢が至る所に突き刺さっている。大湖と闇一が冷ややかに向ける視線の先には、ボロボロになった春日が膝を付いていた。
「お、おのれ…!! 貴様ら、何をする!!」
「それはこっちの台詞だ、春日。よくも羽粋姉ちゃんを酷い目に合わせてくれたな…!!」
「彼女が俺達の手に戻った今、あんたとの契約は終わりだ。あんな計画を俺達に内緒で実行したんだ、全身串刺しにしてくれる…!」
バッと大湖が腕を振るうと共に、氷の矢が春日を中心に部屋に降り注ぐ。
「くぅ!」
これにはたまらず、春日はその場から瞬間移動して撤退する。
トドメを刺せなかったことに、闇一は苦々し気な表情で彼が去った地点を睨んでいた。
「逃げたか、あのオッサンめ…!」
「無理に追うな、闇一。羽粋を一人にしておくのか?」
「…ごめん、大湖」
そう言って謝ると、後ろを振り向く。
そこには、闇一の力で暗闇に隠した羽粋がいる。まだ気絶しているようで、目を閉じたまま壁に凭れ掛かっている。
闇一は近づき、羽粋の頭をそっと撫でる。
「羽粋姉ちゃん…ごめんね、勝手に入り込んだだけでなく、記憶を消して。でも、そうでもしないと、羽粋姉ちゃんが消される所だった…!」
「闇一…」
心の底から後悔しているのか、今にも泣きだしそうな顔をする。そのまま、闇一は頭に置いた手をゆっくりおろしながら、羽粋の首にぶら下がった透明な宝石がついたペンダントへと触れる。
「こんな物…“光”さえなければ、きっと羽粋姉ちゃんはあいつらに狙われることもなかったのに…両親と別れて1人こんな遠い地に来る事もなかったのに!」
「だが、こいつがなければお前は家族の温かさを、人が生きる日常を知る事は一生なかった。違うか、闇一?」
「大湖…」
優しく言い聞かせる大湖。今の彼はFHのオーヴァードではなく、親友として闇一を支えているのだ。
落ち着きを取り戻した闇一。それを見て、大湖は大丈夫と確信したのだろう。胸ポケットから手のひらサイズの青い宝石を取り出した。
「この町のUGNに見つかった以上、グズグズはしていられない。どうにかして彼女をオーヴァードにしないと、俺も彼女もきっと後がない」
「うん…そうだね。大湖、それで俺に考えがあるんだ――」
SM「その前に、ここで一度みんなのロイスの確認をしておくわ。Sロイスとか指定の宣言がなかったから、ここで取って貰っても構わないわ。まずは恋火ね」
ガイア「はーい。あたしのロイスはこれだよ!」
Dロイス『永遠の炎(エターナルブレイズ)』
同行者:高崎隼人(○好意/不安)
姉:神影小暮(○尊敬/劣等感)
シナリオ:狭川羽粋(○庇護/不安)
兄:神影雷神(○親近感/厭気)
敵:春日恭二(傾倒/○敵愾心)
ガイア「あたし一つ余っちゃってた。どうしよう…?」
GM「無理に埋めなくてもいいよ。クライマックスで取ったりしても問題ないから」
ガイア「うーん、なら愛星さんや言峰さんに取ろうかと思ったけど、クライマックスで取る事にするよ。忘れないように気を付けないとね。あ、Sロイスだけど羽粋にするね! 絶対助け出すんだから!」
テルス「じゃあ、次は私ね!」
Dロイス『生きる伝説(リヴィングレジェンド)』
貸し:猫川美亜(○見込みがある/いい加減身体検査したいわ!)
弟:神影雷神(○慈愛/早く彼女作りなさい)
シナリオ:黒瀬闇一(好奇心/○猜疑心)
上司:鶴月愛星(○幸福感/脅威)
お隣さん:狭川羽粋(○腰付きがいいわね!/あと数年ね…)
敵:春日恭二(肉質はいいわ!/○筋肉が固くて揉み甲斐がない)
GM「なんかロイスの感情が一部おかしすぎる!?」
テルス「あら。任意で決めていいんでしょ? 思い切ってネタに走ってみたの! Sロイスは私も同じく羽粋にするわよ!」
SM「それはともかく、あんたが私の事どう見ているのかよーく分かったわ…!」
ウラノス「よし、リズ。久々に連携技出すか」
テルス「ちょっと!? 二人して雷出さないで!!」
スピカ「あそこの処刑は放っておいて「スピカ、見て見ぬ振りしないで助けて」「誰もあんたのような変態助ける訳ねーだろうが!!」「行くわよ、ウラノス! 最大出力!!!」「「ゴットオブサンダー!!!」」「私は死にましぇーーーーーーん!!!」…次は私の番ね」
Dロイス『起源種(オリジナルレネゲイド)』
好敵手:春日末央(憧憬/○劣等感)
上司:霧谷雄吾(○尊敬/不安)
シナリオ:神影恋火(○好奇心/不安)
同志:言峰切嗣(○連帯感/恥辱)
敵:春日恭二(傾倒/○憐憫)
保護:狭川羽粋(○慈愛/不安)
スピカ「私は全部埋まっているわ。後は極力温存したいわね…!」
SM「切実ね…」
ウィド「姉さんの浸食率のダイスが凄かったですからね…」
スピカ「SMやった時もそうだけど、どうして私のダイス運はムラがあるのよ…! Sロイスだけど、霧谷に指定するわ。私の上司であり、今後の未来を支える人だもの」
ウィド「では、今度は私です」
Dロイス『秘密兵器(トイボックス)』
幼子:アイヴィ・ノールズ(○慕情/憐憫)
養子:言峰士郎(○慕情/罪悪感)
シナリオ:ダイヤモンドダスト(好奇心/○敵愾心)
元同僚:神影雷神(友情/○不快感)
敵:春日恭二(感服/○無関心)
ウィド「私も恋火と同じで一枠余っています。折角ですし、黒瀬闇一に取ります。Pは執着、Nは敵愾心。表は敵ですのでNに指定します。Sロイスですが、私は士郎に取りましょう」
ウラノス「よし、最後は俺だ」
Dロイス『雷帝(サンダーロード)』
貸し:アルフレッド・J・コードウェル(○協力/いい加減隠居しろ)
姉:神影小暮(○慈愛/脅威)
シナリオ:春日恭二(○執着/厭気)
妹:神影恋火(○慈愛/嫌悪)
将来の嫁:狭川羽粋(○純愛/不安)
元同僚:言峰切嗣(○有為/不信感)
ウラノス「俺も全部埋まってるな。何気に全部Pに指定してるが…まあ俺が気に入った奴にしかロイス取ってないし、そもそもこれはゲームだし別にいいよな。Sロイスだが、もちろん羽粋に指定するぜ」
SM「これでロイスの確認は終了ね。次はいよいよイベントシーンを挟んだ後、ボス戦よ!」
全員『おー!』
マスターシーン シーン13〈失われた記憶〉
時間は、雷神がアジトを見つける少し前に遡る。
廃ビルの最上階。そこから何かが激突するような轟音が響く。
部屋の中は白い霧上の冷気で満ちていて、氷の矢が至る所に突き刺さっている。大湖と闇一が冷ややかに向ける視線の先には、ボロボロになった春日が膝を付いていた。
「お、おのれ…!! 貴様ら、何をする!!」
「それはこっちの台詞だ、春日。よくも羽粋姉ちゃんを酷い目に合わせてくれたな…!!」
「彼女が俺達の手に戻った今、あんたとの契約は終わりだ。あんな計画を俺達に内緒で実行したんだ、全身串刺しにしてくれる…!」
バッと大湖が腕を振るうと共に、氷の矢が春日を中心に部屋に降り注ぐ。
「くぅ!」
これにはたまらず、春日はその場から瞬間移動して撤退する。
トドメを刺せなかったことに、闇一は苦々し気な表情で彼が去った地点を睨んでいた。
「逃げたか、あのオッサンめ…!」
「無理に追うな、闇一。羽粋を一人にしておくのか?」
「…ごめん、大湖」
そう言って謝ると、後ろを振り向く。
そこには、闇一の力で暗闇に隠した羽粋がいる。まだ気絶しているようで、目を閉じたまま壁に凭れ掛かっている。
闇一は近づき、羽粋の頭をそっと撫でる。
「羽粋姉ちゃん…ごめんね、勝手に入り込んだだけでなく、記憶を消して。でも、そうでもしないと、羽粋姉ちゃんが消される所だった…!」
「闇一…」
心の底から後悔しているのか、今にも泣きだしそうな顔をする。そのまま、闇一は頭に置いた手をゆっくりおろしながら、羽粋の首にぶら下がった透明な宝石がついたペンダントへと触れる。
「こんな物…“光”さえなければ、きっと羽粋姉ちゃんはあいつらに狙われることもなかったのに…両親と別れて1人こんな遠い地に来る事もなかったのに!」
「だが、こいつがなければお前は家族の温かさを、人が生きる日常を知る事は一生なかった。違うか、闇一?」
「大湖…」
優しく言い聞かせる大湖。今の彼はFHのオーヴァードではなく、親友として闇一を支えているのだ。
落ち着きを取り戻した闇一。それを見て、大湖は大丈夫と確信したのだろう。胸ポケットから手のひらサイズの青い宝石を取り出した。
「この町のUGNに見つかった以上、グズグズはしていられない。どうにかして彼女をオーヴァードにしないと、俺も彼女もきっと後がない」
「うん…そうだね。大湖、それで俺に考えがあるんだ――」
■作者メッセージ
文字数が多かったので、中途半端な形ですが二つに分けて投稿する事になりました。