チーム戦・2
「妙な仲間意識が出来た所で、無視して次のチーム。戦いに大事なのは、攻撃力や魔法力だけではない。知識や特殊な戦法だって立派な武器だ!! チーム名、【トリッカー】!! メンバーはヴィクゼン・ゼクシオン・ルクソード・ジェダイド・カヤ・オパールの6人!!」
新たなナナのチーム紹介に、ゼクシオンは今までのメンバーのように反論せずに満足げに頷いた。
「確かに、僕達の戦い方は通常と比べたら少し特殊です。当然と言えば当然でしょう」
「あたしの合成もアイテム使うから特殊だけど…なんだかなぁ…」
「まあいいじゃないか。敵側と組むのは少し抵抗はあるが…力だけが全てじゃない事を証明してやるさ」
ソラ達やウィドのようにメンバー内で知り合いが誰もいない状況にオパールが不満を露わにする中、カヤは不敵な笑みを浮かべる。
「この調子でドンドン紹介っ!! 二人の大男に三人の子供。知らない人から見たそれは、まさしく親子!! チーム名【父子家庭】!! メンバーはザルディン・レクセウス・レイシャ・ゼノ・レイアの5人!!」
「俺はともかくとして、ザルディンもか…?」
「確かに俺やゼノは年齢は幼いが…」
「どうして私だけ敵側の人達ばっかり…」
何やら微妙なメンバー編成に、レクセウスだけでなくレイシャとレイアもナナに視線を送る。
「メンバーがメンバーなもので、少々無理やりこじつけました…サーセン」
「謝る気無いじゃないですかぁ!!!」
頭を下げるナナにレイアは思わず杖を握るが、キノコを盾にされた状態では魔法を放つ事は出来なかった。
「兎にも角にもチーム紹介も残り3つ!! 血筋と運命に導かれた強大な力…もはや留まらぬ事を知らないそれは、限界を超えてどこまで突き進むのか。チーム名【最強血縁】!! メンバーはウラノス・ガイア・スピカ・エンの4名!!」
「やった! ウラノスお兄ちゃんと一緒のチームだ!」
「ああ。さて、あんたら二人の力…味方として得と拝見させて貰うぜ」
兄と同じチームに喜ぶガイアの横で、ウラノスは不敵な笑みでスピカとエンに目配せした。
「あら、私を誰だと思っているのかしら?」
「あのバカを追い詰めた強さ、私も拝見させて貰いますよ」
それに対し二人も笑い合うので、お互いに士気が高まる。
一見すると何処にでもある様な光景だが、明らかに危険性が含まれている事を見抜いてソラが抗議に出た。
「って作者ぁ!!! どうしてエンを参加させるんだよ!?」
「あいつ、ラスボスな上に10人と戦って普通に勝ったキャラじゃん!?」
「しかもスピカさんやウラノスさんだって変に強いじゃないですか!?」
「ガイアはともかくとして、あの3人には今すぐ特等席でも作って座らせろよ!?」
ソラに続く様にヴェン、グラッセ、ムーンも危険人物の参加を拒否させようとする。
直後、彼らに鋭い視線が突き刺さった。
「ほう…何か文句でもあるのですか?」
「まるで今の日本人のようね。物事はハッキリと言ってくれないと伝わらないわよ?」
「真っ直ぐ行ってぶっ飛ばず。右ストレートでぶっ飛ばす」
『『『参加してください』』』
まるで某一つの秘宝に出てくる覇○を纏わせるエンとスピカ、さらに某霊界探偵のセリフを言いながらポキポキと拳を鳴らすウラノスに、4人だけでなく全員が頭を下げたと言う。
「それにしても、どうしてテルスお姉ちゃんはこのチームに入ってないの? 私達のお姉ちゃんだよ?」
「だって、テルスはここよりもピッタリのチームを作っているからね〜。そこに入れさせて貰いました♪」
「ここよりもピッタリなチームだと?」
こんな状況の中でガイアが質問すると、生みの親であるリラが嬉しげに答える。
思わずウラノスが首を傾げると、ナナが紹介を進めた。
「それは今から紹介!! 西に美人がいれば飛んでいき、東に温泉があれば勇敢に覗きに行く。制裁を受けようが己の本能に忠実に従う彼らのチーム名は【スケベ4人衆】!! メンバーは、シグバール・デミックス・テルス・クウの4人!!」
「来たぜ!! 俺達が堂々と主役を張れる時代がぁ!!!」
「さあ、みんな!! スケベ魂の力でスイートルームゲットするわよー!!!」
「さっそく暴走起こす気満々だね…」
「確かに俺達のチームよりもピッタリだな…」
満面の笑顔でクウとテルスが拳を振り上げる姿に、ガイアとウラノスはチーム分けに納得せざる負えなかった。
「意気込むのはいいけど、俺達の人数少なくない!?」
「4人ってのは贔屓だってハナシだ!!」
そんな時、デミックスとシグバールがチーム分けに生じた一つの問題点の抗議を申し立てる。
最強メンバーで構成されたチームと比較すれば、こちらの戦闘能力はどうしても低めになってしまう。しかも技や魔法も一回きりの条件付きでは、人数が少ない分不利ではないのか。
だが、作者二人はキョトンと目を瞬かせた。
「何言ってるの。あんたらのチームには最強のテルスがいるでしょ?」
「シグバールはBbsのブライクの技、クウも格闘術にキーブレード使えるんだし。それなりに互角の筈だよ?」
このリラとナナの正論に、デミックスは納得いかない表情をした。
「確かにそうだけど…」
「まあいいじゃねーか。このメンバーなら、十分勝機はあるさ」
「クウ…何か考えがあるのね?」
「まあな〜♪」
考えを読み取ったテルスに上機嫌で答えるクウ。
彼がどんな作戦を思いついたのか…――それはゲームが始まった時に分かるだろう。
「さあ、チームのラストはこいつら!! 並み外れの力、非道な策、最低な人格、これぞまさしく悪役!! 名前もそのまま【悪役軍団】!! メンバーはもちろん、マスターゼアノート・アンセム・ゼムナス・ゼアノート。では、早速ゲームスタート「待てぇい!!!」何ですか、いきなり?」
突然待ったをかけたマスターゼアノートに、ナナは不満げに振り向いた。
「たった4人とは、あのスケベ共と同じ上に贔屓にも程があるではないか!!?」
「ハ? 何言ってるの? あんたら、今までの作品全部思い返してみなさい」
アンセム=KH(ラスボス)・COM(リク編ラスボス)・3D(リク編ラスボス2・3回戦目)
ゼムナス=KHFM(隠しボス)・358/2Days(キャラ選択)・KH2(ラスボス)・3D(ソラ編ラスボス)
マスターゼアノート=Bbs(ラスボス)・BbsFM(ラスボス&隠しボス)
ゼアノート=BbsFM(隠しボス)・3D(リク編ラスボス4回戦目)
「少なくとも、これだけ作品に登場している状態で贔屓だ何だと文句言える立場なんですかね〜?」
「「「「ぐききき…っ!!?」」」」
ナナとリラのダブル陰険攻撃に、ゼアノート4人は歯軋りするしか出来なかった。
「って言うか、はっきり言ってこいつら本当にしつこいな」
「倒しても倒しても次の作品で出てくるんだ。もはやゴキブリの生命力だな」
「まさしく害虫だよねー」
「害虫って言うより、たちの悪いストーカーでしょ? 【KH3】じゃ13人にまで増えるんだから、傍から見れば気色悪いわね」
「「「「そこまで言うかぁ!!?」」」」
更に本編での事をグラッセ、リク、リズ、オパールに言われ、とうとう涙目になってしまったとか。
新たなナナのチーム紹介に、ゼクシオンは今までのメンバーのように反論せずに満足げに頷いた。
「確かに、僕達の戦い方は通常と比べたら少し特殊です。当然と言えば当然でしょう」
「あたしの合成もアイテム使うから特殊だけど…なんだかなぁ…」
「まあいいじゃないか。敵側と組むのは少し抵抗はあるが…力だけが全てじゃない事を証明してやるさ」
ソラ達やウィドのようにメンバー内で知り合いが誰もいない状況にオパールが不満を露わにする中、カヤは不敵な笑みを浮かべる。
「この調子でドンドン紹介っ!! 二人の大男に三人の子供。知らない人から見たそれは、まさしく親子!! チーム名【父子家庭】!! メンバーはザルディン・レクセウス・レイシャ・ゼノ・レイアの5人!!」
「俺はともかくとして、ザルディンもか…?」
「確かに俺やゼノは年齢は幼いが…」
「どうして私だけ敵側の人達ばっかり…」
何やら微妙なメンバー編成に、レクセウスだけでなくレイシャとレイアもナナに視線を送る。
「メンバーがメンバーなもので、少々無理やりこじつけました…サーセン」
「謝る気無いじゃないですかぁ!!!」
頭を下げるナナにレイアは思わず杖を握るが、キノコを盾にされた状態では魔法を放つ事は出来なかった。
「兎にも角にもチーム紹介も残り3つ!! 血筋と運命に導かれた強大な力…もはや留まらぬ事を知らないそれは、限界を超えてどこまで突き進むのか。チーム名【最強血縁】!! メンバーはウラノス・ガイア・スピカ・エンの4名!!」
「やった! ウラノスお兄ちゃんと一緒のチームだ!」
「ああ。さて、あんたら二人の力…味方として得と拝見させて貰うぜ」
兄と同じチームに喜ぶガイアの横で、ウラノスは不敵な笑みでスピカとエンに目配せした。
「あら、私を誰だと思っているのかしら?」
「あのバカを追い詰めた強さ、私も拝見させて貰いますよ」
それに対し二人も笑い合うので、お互いに士気が高まる。
一見すると何処にでもある様な光景だが、明らかに危険性が含まれている事を見抜いてソラが抗議に出た。
「って作者ぁ!!! どうしてエンを参加させるんだよ!?」
「あいつ、ラスボスな上に10人と戦って普通に勝ったキャラじゃん!?」
「しかもスピカさんやウラノスさんだって変に強いじゃないですか!?」
「ガイアはともかくとして、あの3人には今すぐ特等席でも作って座らせろよ!?」
ソラに続く様にヴェン、グラッセ、ムーンも危険人物の参加を拒否させようとする。
直後、彼らに鋭い視線が突き刺さった。
「ほう…何か文句でもあるのですか?」
「まるで今の日本人のようね。物事はハッキリと言ってくれないと伝わらないわよ?」
「真っ直ぐ行ってぶっ飛ばず。右ストレートでぶっ飛ばす」
『『『参加してください』』』
まるで某一つの秘宝に出てくる覇○を纏わせるエンとスピカ、さらに某霊界探偵のセリフを言いながらポキポキと拳を鳴らすウラノスに、4人だけでなく全員が頭を下げたと言う。
「それにしても、どうしてテルスお姉ちゃんはこのチームに入ってないの? 私達のお姉ちゃんだよ?」
「だって、テルスはここよりもピッタリのチームを作っているからね〜。そこに入れさせて貰いました♪」
「ここよりもピッタリなチームだと?」
こんな状況の中でガイアが質問すると、生みの親であるリラが嬉しげに答える。
思わずウラノスが首を傾げると、ナナが紹介を進めた。
「それは今から紹介!! 西に美人がいれば飛んでいき、東に温泉があれば勇敢に覗きに行く。制裁を受けようが己の本能に忠実に従う彼らのチーム名は【スケベ4人衆】!! メンバーは、シグバール・デミックス・テルス・クウの4人!!」
「来たぜ!! 俺達が堂々と主役を張れる時代がぁ!!!」
「さあ、みんな!! スケベ魂の力でスイートルームゲットするわよー!!!」
「さっそく暴走起こす気満々だね…」
「確かに俺達のチームよりもピッタリだな…」
満面の笑顔でクウとテルスが拳を振り上げる姿に、ガイアとウラノスはチーム分けに納得せざる負えなかった。
「意気込むのはいいけど、俺達の人数少なくない!?」
「4人ってのは贔屓だってハナシだ!!」
そんな時、デミックスとシグバールがチーム分けに生じた一つの問題点の抗議を申し立てる。
最強メンバーで構成されたチームと比較すれば、こちらの戦闘能力はどうしても低めになってしまう。しかも技や魔法も一回きりの条件付きでは、人数が少ない分不利ではないのか。
だが、作者二人はキョトンと目を瞬かせた。
「何言ってるの。あんたらのチームには最強のテルスがいるでしょ?」
「シグバールはBbsのブライクの技、クウも格闘術にキーブレード使えるんだし。それなりに互角の筈だよ?」
このリラとナナの正論に、デミックスは納得いかない表情をした。
「確かにそうだけど…」
「まあいいじゃねーか。このメンバーなら、十分勝機はあるさ」
「クウ…何か考えがあるのね?」
「まあな〜♪」
考えを読み取ったテルスに上機嫌で答えるクウ。
彼がどんな作戦を思いついたのか…――それはゲームが始まった時に分かるだろう。
「さあ、チームのラストはこいつら!! 並み外れの力、非道な策、最低な人格、これぞまさしく悪役!! 名前もそのまま【悪役軍団】!! メンバーはもちろん、マスターゼアノート・アンセム・ゼムナス・ゼアノート。では、早速ゲームスタート「待てぇい!!!」何ですか、いきなり?」
突然待ったをかけたマスターゼアノートに、ナナは不満げに振り向いた。
「たった4人とは、あのスケベ共と同じ上に贔屓にも程があるではないか!!?」
「ハ? 何言ってるの? あんたら、今までの作品全部思い返してみなさい」
アンセム=KH(ラスボス)・COM(リク編ラスボス)・3D(リク編ラスボス2・3回戦目)
ゼムナス=KHFM(隠しボス)・358/2Days(キャラ選択)・KH2(ラスボス)・3D(ソラ編ラスボス)
マスターゼアノート=Bbs(ラスボス)・BbsFM(ラスボス&隠しボス)
ゼアノート=BbsFM(隠しボス)・3D(リク編ラスボス4回戦目)
「少なくとも、これだけ作品に登場している状態で贔屓だ何だと文句言える立場なんですかね〜?」
「「「「ぐききき…っ!!?」」」」
ナナとリラのダブル陰険攻撃に、ゼアノート4人は歯軋りするしか出来なかった。
「って言うか、はっきり言ってこいつら本当にしつこいな」
「倒しても倒しても次の作品で出てくるんだ。もはやゴキブリの生命力だな」
「まさしく害虫だよねー」
「害虫って言うより、たちの悪いストーカーでしょ? 【KH3】じゃ13人にまで増えるんだから、傍から見れば気色悪いわね」
「「「「そこまで言うかぁ!!?」」」」
更に本編での事をグラッセ、リク、リズ、オパールに言われ、とうとう涙目になってしまったとか。