静動 4
「ねぇ大丈夫?ねぇってば!」
「グ……う…む?」
肩を揺すられて真っ暗だった意識が浮上する
目を開き、身体を起こせばそこには……確か、ニンジャだったか?話に聞いたことのあるその格好をした少女が木製の水筒とを差し出す
「はい!毒消しだよ、飲んでね……顔真っ青だったけど大丈夫?」
渡された水筒の中身は確かに毒消しだった
少し粘度のあるその液体が喉を通る時に少し苦みを感じて顔をしかめるが、身体に残っていた倦怠感がキレイサッパリ消えていった
「ああ……礼を言う」
「良かったぁ……で、所でアンタ誰よ?」
コロコロと表情が変わる奴だ
小娘の質問に答えようと口を開こうとするときに足音が聞こえた
「【ユフィ】、ソイツは……?」
「ぬ……」
こちらに向かってくるのは落ち着いた雰囲気の青年だ
担いでいる銀色の剣には鍔の当たりにリボルバーのシリンダーは取り付けられている……【ガンブレード】か、見たのは初めてだがどこか懐かしい気がする
「俺は【エンサ】……お前たちは一体……?」
「アタシは【ユフィ】!で、こっちは」
「【レオン】だ、アンタなんで【ホロウ・バスティオン】にいる?あの魔女の手下か?」
「そんなわけあるか……」
立ち上がり、側に落ちていた【ソウルオブカオス・レプリカ】とマントを拾い歩き始める
「どこへ行く」
「この地にはもう用がなくなった、だから出て行くだけだ」
なぜか【レオン】に対しての言葉に棘が出てしまうな
コイツとはウマが合わないだろうな
「まだ毒も抜けきってないのに行っちゃうのはマズいんじゃない?」
「聞きたいこともまだある……」
「俺にはないな、ニンジャの小娘に獅子の小僧、助けてもらったのには感謝するがソレだけだ……これ以上、干渉するなら」
【ワイヤーブレード】の接続は完了済み
この腕を振るうだけで奴らに向かって刃が飛んでいくだろう
【レオン】との無言の睨み合いが続く
「……ではな」
今度こそ、俺は部屋から出てこの世界を離れる
「グ……う…む?」
肩を揺すられて真っ暗だった意識が浮上する
目を開き、身体を起こせばそこには……確か、ニンジャだったか?話に聞いたことのあるその格好をした少女が木製の水筒とを差し出す
「はい!毒消しだよ、飲んでね……顔真っ青だったけど大丈夫?」
渡された水筒の中身は確かに毒消しだった
少し粘度のあるその液体が喉を通る時に少し苦みを感じて顔をしかめるが、身体に残っていた倦怠感がキレイサッパリ消えていった
「ああ……礼を言う」
「良かったぁ……で、所でアンタ誰よ?」
コロコロと表情が変わる奴だ
小娘の質問に答えようと口を開こうとするときに足音が聞こえた
「【ユフィ】、ソイツは……?」
「ぬ……」
こちらに向かってくるのは落ち着いた雰囲気の青年だ
担いでいる銀色の剣には鍔の当たりにリボルバーのシリンダーは取り付けられている……【ガンブレード】か、見たのは初めてだがどこか懐かしい気がする
「俺は【エンサ】……お前たちは一体……?」
「アタシは【ユフィ】!で、こっちは」
「【レオン】だ、アンタなんで【ホロウ・バスティオン】にいる?あの魔女の手下か?」
「そんなわけあるか……」
立ち上がり、側に落ちていた【ソウルオブカオス・レプリカ】とマントを拾い歩き始める
「どこへ行く」
「この地にはもう用がなくなった、だから出て行くだけだ」
なぜか【レオン】に対しての言葉に棘が出てしまうな
コイツとはウマが合わないだろうな
「まだ毒も抜けきってないのに行っちゃうのはマズいんじゃない?」
「聞きたいこともまだある……」
「俺にはないな、ニンジャの小娘に獅子の小僧、助けてもらったのには感謝するがソレだけだ……これ以上、干渉するなら」
【ワイヤーブレード】の接続は完了済み
この腕を振るうだけで奴らに向かって刃が飛んでいくだろう
【レオン】との無言の睨み合いが続く
「……ではな」
今度こそ、俺は部屋から出てこの世界を離れる
■作者メッセージ
テンションが上がると筆が進む……
次回からは忘却の城編!
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