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俺が異世界をウルーウィン

流雅

INDEX

  • あらすじ
  • 01 一話 『異世界』
  • 02 第二話 『腐』
  • 03 第三話 『町』
  • 04 第四話 『外』
  • 05 第五話 『発』
  • 06 第六話 『進』
  • 07 第七話 『向』
  • 08 第八話 『酷』
  • 第五話 『発』

    「良く寝た、はずだな」
    ベッドから身を起こし辺りを見回す、もちろん時計なんていう便利なものは、この部屋には無い
    『何時だ?』
    『11時ってとこかな。』
    えらくぎりぎりに目を覚ましたようだ、
    「昨日、ほとんど寝てなかったしなぁ」
    伸びをすると体からゴキゴキとなる、眠気を破壊した後つぶやく
    「よし、そろそろ行くか」
    実際時間もぎりぎりだった

    外に出ると兵士に囲まれた
    「貴様!勇者タナスだな!」
    「いえ、人違いです」
    返答までにかかった時間は約0,3秒、むしろ不自然だったか?
    「黙れ!魔力からして貴様なのは分っている!さっさと大人しく連行されろ!」
    こんなに早くばれるとは、
    『世の中便利になったものだね。』
    『黙れ爺』
    『見た目16歳なのに。』
    さて、どうするか、やるか?よしやろう
    又何か言おうとした兵士の顎を蹴り上げる、一瞬で意識を消し飛ばす、
    のこるは4人、持ってた槍で突いてくるが、槍を使った事が無い俺でも分るほどの素人、隣のクラスの箒使いの山田君(仮)の箒といい勝負だろう
    とはいえ、槍でも凶器は凶器、当たると怪我じゃすまないかもしれない
    油断はせず、手にメリケンサックを創り出し、兵士の眉間を2回殴る
    それで又一人倒れていった、
    後三人、槍をぎりぎりでかわす、っ!危な!今掠った!
    逃げるようにかわす、山田君(仮)三人分流石にキツい
    一人突いてきたところで横にステップを踏み、兜というにはお粗末な物ごと頭を殴りつける、脳震盪でも起こしたのか倒れたまま動かない、
    残り二人、槍で殴ってきた敵にヤクザ蹴りをくらわす、5メートルは吹っ飛んだ
    残り一人は…逃げ出している仲間でも呼びにいったのだろう、
    すかさず後ろから迫り、後頭部を殴る
    「ふぅ…さすがに5人一斉はきついな」
    念話する
    『おい、どうするばれたぞ』
    『とりあえず。記憶を破壊したら?。』
    『…出来んのか?』
    『不可能は無い事も無い!。』
    『一応あるんだな』
    『まぁね。』
    俺は5人を人気の無い所に放り込む、そして5人の記憶を10分ほど消す、ついでに周りに集まってきてた、野次馬(7人くらい)の記憶を消した
    「あれ、何してんだ俺?」
    「え、何々?」
    「何かあったのか?」
    「どうしたんだ?」
    口々に不思議な事を言い出す野次馬達、そんな野次馬に紛れてそそくさとその場から抜け出した

    正門前に着く、時間ぎりぎりに
    「間に合った、よな?」
    周りを見回すと出発の準備をしているかなり大きめ馬車が三つある
    「依頼を受けてくれた人ですかな?」
    横からこえをかけられる、
    「そうですが、あなたは?」
    「申し送れました、私、プルク・ルーサンと申します、この商隊の責任者です」
    「俺は、洋兵・山城です、よろしくお願いします」
    プルクと名乗った男はポッチャリした男で浮かべた笑みには悪意の無い顔をしていた
    「こちらこそ、ではヤマシロさんには1番車の護衛についてもらいます、目的地は…」
    なぜこの世界の人は、説明が長いのだろうか?簡単にまとめると

    ・目的地はここから三日かかるミラルという町らしい
    ・途中で一つの村による
    ・魔物も出るらしい
    ・死ぬとギルドに報告されるが、時間などの問題や闘争中の場合は埋葬すらされないらしい

    それ以外特に無い、運んでいる荷物の説明も聞かされたがようは触らなければ壊れる事もないようだ
    説明を聞き終わり、ほとんど終わっている荷物運びを手伝う、
    荷物運びを終えると、十分ほど時間が空くようだ、ほとんどの冒険者は馬車の中に待機したようだ
    俺も同じように馬車の中に入る、すると中にはすでに四人の冒険者がいた
    「こんにちは俺の名前はアイルです、ここにいる4人でチームを組んでいます」
    「ああ、よろしく俺の名前は洋兵だ」
    優しげな雰囲気をした茶髪茶目の男に自己紹介される、他に銀髪でいかにも苦労人の男と、赤い髪の戦士格好をした勇ましいというよりカッコイイ女性と薄い青の髪をした青いローブをきこんだ可愛い女の子がいる
    銀髪の男が、話しかけてきた
    「ヨウヘイだな、よろしく俺の名前はゼノアだ」
    次に赤い髪の女性
    「私の名はミリヤだ、よろしく」
    そして女の子
    「あの、私の名前はアイシスです!よろしくお願いします!」
    そういうと、すぐにミリヤとゼイアの後ろに隠れてしまった
    …え?嫌われた?
    「すまんな、ヨウヘイ、こいつは人見知りが激しいんだ、悪く思わないでやってくれ」
    「ああ、大丈夫だ」
    よかった、と心の中で安堵する
    しばらく話込む、といっても世間話のような者だ、勇者が逃亡したとか王国が探し回っているだとか、そんな話だ
    すると声がかかる、
    「出発するぞー!全員のったかー!」
    すぐに、目の前に御者が飛ぶように乗った
    「いくぞー!出発!」
    掛け声とともに乗っている馬車が動き出した

    11/09/30 20:43 流雅   

    ■作者メッセージ
    地味に短い、気がする
    これからもよろしくお願いします
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