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俺が異世界をウルーウィン

流雅

INDEX

  • あらすじ
  • 01 一話 『異世界』
  • 02 第二話 『腐』
  • 03 第三話 『町』
  • 04 第四話 『外』
  • 05 第五話 『発』
  • 06 第六話 『進』
  • 07 第七話 『向』
  • 08 第八話 『酷』
  • 第八話 『酷』

    別に急ぐ理由など無い、だけど走った、俺が歩いたところで変わるのは人がどれだけ死ぬかだが、正直どうでもいい、とにかく走った


    駆ける、途中で賊共に強姦されてる俺より一つ下くらいの女の子がいたが、周りにいる賊を銃で皆殺しにした、4人は殺った、混乱して自害しようとする女の子を気絶させた
    別に良いことをしたとは思っていないし、これからあの女の子がどう生きるかなんて知ったこっちゃ無い、ただアイル達に頼まれたからやっただけだ

    豊から『このツンデレめ』とか言われたが絶対に違う、それだけは無い

    しばらく走るとアイル達が戦っていた、賊5人相手に二人だけで戦っている
    アイルは剣を、ミリヤは突剣で戦っている、
    ミリヤが相手に向かってかなりの速度の突きを放つ、が刺さったのは肩、致命傷ではない
    ミリヤの後ろから賊が一人迫ってくる、それをアイルが剣で切り倒すがすでにミリヤの背中にナイフが刺さっていた、
    「ミリヤ!!」
    アイルが叫んだ、瞬間俺が叫んだ
    「伏せろーー!!!」
    アイルはこっちに気付きミリヤを抱えて地面に倒れる
    俺はすぐにトンプソンM1短機関銃、ようするにサブマシンガンをフルオートで連射する
    賊共は踊るように血を飛び散らしながら地面に倒れた

    「大丈夫かミリヤ!」
    アイルは血に塗れたままミリヤに問いかける、まぁ血を撒き散らしたのは俺だがな
    俺はミリヤに近づき背中のナイフを破壊する、案の定血がどくどくと流れ出る、すぐに俺はミリヤの傷を能力で破壊する、すると健康な肌に一瞬で戻る
    隣で驚いているアイルを尻目に言う
    「怪我は治したが、血を流しすぎだ、よく診れば体中切り傷だらけだしもう戦闘には参加させない方がいいだろう」
    「はい、すみません…、俺達はここで限界のようです、かなり賊は倒しましたが奥にはまだいるようです、がんばってください」
    顔を顰めながらミリヤを担いで来た道を引き返そうとするアイル、きっと力になれないのが悔しいのだろう、
    『ああいう人は将来強くなるよね。』
    『ああ、負けたときに本気で悔しがる事のできる人間は強くなる』
    俺はまた奥に向かって走り出した

    かなり奥まできた、するとここまで来るとやっぱりと言うべきか、ゼノア達を発見した
    「くそ!、敵が多すぎる!」
    「……………」
    ゼノアは槍を使い敵の攻撃を防いだり、牽制フェイントを駆使して相手をアイシスちゃんに近付けないようにしている
    一方アイシスちゃんはぶつぶつと何かを呟いている

    するとアイシスちゃんの後ろに2人、敵が迫ってくるだが、アイシスちゃんは気付いていない
    俺は飛び出した、そして今にも飛び掛ろうとしている敵を投げた、
    そう、投げたのである、合気道のよる相手の力を利用して投げた、それだけだ
    不様に転がる二人の上に斧を創る
    「何!…」
    「ぎゃああ!!」
    速攻で二匹殺す
    「……!」
    アイシスちゃんは驚いてこちらを見ていた
    俺は何も言わずゼノアの援護にまわる
    敵は3人、もはや相棒となっているデザートイーグルを創り出した
    まず近くにいた賊を地面に投げて叩きつける、ついでに腕を折る
    「あああああああ!!!」
    煩い、痛みに悶えている所を脳天にズドン、血を撒き散らして死ぬ
    すると後ろにいるアイシスちゃんから声がかかった
    「下がって!」
    ゼノアが後ろに大きくバックステップを踏むのを見て同じように俺も下がる、すると
    「敵に大地の不自由を、スタック!」
    「なんだこれ?!」
    「動けねぇ!」
    相手の足元に沼ができてすぐに固まる、勿論相手の足を固めたままで
    「敵を貫け、大地の槍!、ランス!」
    動けない賊に容赦無く大地からはえてきた槍が次々と賊に突き刺さる、
    動けないまま殺された賊、立ったまま、体のあちこちからはえている大地の槍、
    そういや魔法があるんだなこの世界
    ゼノアが駆け寄って来る
    「助かった、まだ奥にはいるようだが…行けるか」
    「まかせろ、まだ行ける」
    「そうか、じゃあ行くぞ」
    ゼノア達と合流して奥に向かった

    「1!2!3!」
    「気合入れろ!宝はすぐそこだ!」
    「1!2!3!」
    大声が聞こえたので覗いて見ると、10人の男が大きな倉庫を壊そうと必死になっている
    「奇襲をかけるぞ」
    ゼノアが行くのを止める
    「待て、数が多い、奇襲したとしても被害が出る」
    「ならばどうする?」
    「まずゼノアが敵を誘導、そして引っ掛った奴をアイシスちゃんが殲滅、俺が遠くから襲撃、しばらくしたら俺も戦闘に加わる」
    「わかった、アイシス行けるか?」
    「うん」
    そして俺はモシン・ナガンを創り狙撃体制に入る

    モシン・ナガン、有名な狙撃者シモヘイヘが愛用していた銃だ、彼はこの銃で数ヶ月の間に五百以上の敵を倒したらしい、もちろんボルトアクション式だ

    そして隣ではアイシスちゃんがまた呟き始める
    「今だ!」
    モシン・ナガンで相手のリーダーらしき人物に標準が合わさったとき、叫んだ
    とっさに飛び出したゼノア、そして敵の注意をひきつける
    「っち、まだ生き残りがいやがったか、おい!誰かあいつを殺せ!!」
    五人くらいゼノアに敵がむかっていく
    そして俺は銃の引き金を引く、リーダーを狙ったが途中でリーダーと銃口の間に男が割って入ってきたせいでリーダーには当たらず男に当たる
    「っが」
    「おい、どうした?おい!」
    リーダーが必死に男を起こそうとしているがすでに死んでいることがわかったのか恐慌する
    そしてゼノアの方に目を向ける、すると
    「…大地の檻よ、我らの害を閉じ込めよ、ケージ!」
    ゼノアに向かっていった敵の途中で目の前に柵ができる
    賊どもは当然それをよけようとするのだが、すぐ両隣に地面から柵が生える、
    後ろを向くとやはり柵が生えてついには上にも柵ができた
    つまり奴らは閉じ込められた形になる、そこにすかさずアイシスちゃんが
    「…水よ、溢れろ満たせ、フラディング」
    そこに檻を包むようにドーム状の水の塊ができた
    もちろん檻に閉じ込められた賊は檻から出ようともがくが出ることができずにどんどん動かなくなっていく
    『あの女の子。可愛いなりしてえらくえげつない殺し方をするね。』
    …まったくだ
    賊のリーダーが奇声をあげて逃げようとする、それについて行くかの様に逃げ出す賊を狙撃して3人殺す
    周りには賊はもういない
    「ふぅ」
    俺は息をはいた

    倉庫の中には100人程の村人がいた
    村長に話しを聞くと予想通り、盗賊が襲って来たらしい
    被害は物凄く、家の半分は倒壊、もしくは燃えている
    村人も3分の2が殺された
    復興などもうできそうもないくらい被害だ
    「まぁ、どちらにせよ国が何とかやるだろう」
    俺の独り言を聞いてた様で1人の老人がこちらに歩いて来た
    「ふん!国なんて頼りにできんわ!」
    「どう言う事だ?」
    老人は何か気にくわない様子で吐き捨てる様に言う
    「どうもこうもあの盗賊共を討伐するのは国の役目じゃった!そして三日前に討伐隊が来るはずじゃった!、じゃが奴らはこの村との約束を破りおった!そして税は上がって行くばかり、復興など出来んわ!更には奴等税を払わない村は支援しない言うとる!」
    老人は泣き崩れていった
    「ワシ等は一体どうすればいいんじゃ…」
    そこまでこの国が酷いとは思わなかった、そして沸々と怒りが沸き上がってきた

    最初にこの旅の目的など特に無かった、

    だが、この村を見て決まった

    「俺がこの国を潰して壊して創り直してやる」

    俺の決意が定まった


    11/11/22 02:18 流雅   

    ■作者メッセージ
    短いかな?
    受験勉強で必死です、しかも明日テスト
    だけど俺は書くのを辞めない!!

    別の小説、銀髪の男の難もよろしくお願いします
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