悪霊の家・パート10
オルガ『よし、壊れたな。空淵、これで通れるだろ?』
空淵「『おう、悪いな』二人にお礼を言って、通路に入るぜ。で、壁を壊す」
KP「なら、空淵が足を踏み入れると巣からネズミが6匹ほど出てきて3人の足元を潜り抜けて奥の方へと走っていったよ。で、空淵。君は壁に来るけど――(シクレ×2)――」
菜月「KPが何度もダイス振ってるんだけど!?」
KP「うん――はい、このメモ読んでね?」
空淵「え? 一体何…――ぁ」(引き攣り)
オルガ「どうした、空淵?」
空淵「………」(顔を逸らして黙り込む)
菜月「お、俺声かけるぜ! 『空淵どうした?』」
KP「では菜月、君はそのまま空淵に近づくでいいのかな?」
菜月「ああ!」
KP「なら菜月。君は壁を向いたまま動こうとしない空淵に近づいた瞬間――彼は振り向くと同時に拳を振り抜いた! さーて――(ダイスを握る)」
菜月「え? え? え?」
【こぶし】
空淵70→46 成功
KP「ふわーっははは!! 見ろ、さっきまでのダイス運がゴミのようだ!!」
菜月「何々!? 何が起きてるの!? って言うか空淵!?」
空淵「タノムナツキヨケテクレ…!!」
菜月「か、《回避》ー!!」
【回避】
菜月50→62 失敗
菜月「ぎゃー!? 失敗したー!!」
KP「ははははは!! いいね、その希望を奪われ絶望したその顔! だが、まだ始まったばっかりだ! もっと味ってくれよな――僕のファンサービスをな!!」
オルガ「それWの台詞だぁ!?」
【ダメージ】
1D3+1D4+1→4(1,2 1)
菜月(装甲2)
耐久力13→11
KP「なんでたったの2ダメージだぁーーー!!?」
空淵「KPのダイス運が悪くて助かった…!!」
菜月「ル○ージの衣装つええぇ!!」
オルガ「KP、どういう事だよ!? ちゃんと説明してくれ!?」
KP「ああ――説明するよ。
空淵に近づいた瞬間、菜月は急に殴られる。だが、オルガの作った衣装は予想以上に丈夫なお蔭でよろけただけで済む。
二人は信じられない表情で空淵を見る。彼の表情は死んだように固まっており、目が淀んでいる。
さあ、これからどうするか考えるいい」
オルガ「えーと…ぶっちゃけた話、操られた?」
空淵「悪い、このメモの所為で俺何も答えられないんだ…!」
菜月「とりあえず、操られたのは間違いないな…でもどうすりゃいいんだ?」
KP「オルガ、《クトゥルフ神話》してもいいよ? ま、奇跡が2度も来るとは思えないけどねー」
オルガ「くっ、バカにしやがって! 俺のコスプレ神よ、もう一度頼む…ドロー!!」
空淵「それ違うだろ!?」
【クトゥルフ神話】
オルガ5→84 失敗
オルガ「やっぱ駄目ですかー」
KP「さあ、どうする? なんなら戦闘突入させるよ?」
菜月「KPが滅茶苦茶いい笑顔だ…!!」
オルガ「…KP、空淵を通り抜けて壁の向こう側に蹴りを放つ事って出来るか?」
KP「無理だ、人一人分の通路なんだから。どうしてもと言う場合、空淵を倒さないと厳しいね」
菜月「空淵は俺達に襲い掛かる感じ?」
KP「うん、殺す気満々♪」
空淵「違うからな! 俺は違うからな! 操られてるだけだからな!?」
オルガ「戦闘に入るとして、どんな感じになるんだ?」
KP「んー、戦闘での順番はDEXの多い順だから――オルガ→空淵→菜月となるよ」
オルガ「よし…なら、俺は空淵に突っ込んで地面に押し倒すぞ!! その間に菜月、お前は持ってる鉛管を使って壁を破壊してくれ!!」
空淵&菜月「「ふあっ!?」」
KP「お、押し倒すと来たか…!! そうなると…!(ルルブ漁り中)」
オルガ「あ、命中はするよな? だって、避けれる隙間もないほど狭い通路だろ?」
KP「ぐっ…! だが、判定はして貰う。二人のSTRとSIZを合わせた抵抗ロールだ!」
オルガ「よし! 『空淵悪く思うな!』」
KP(バカめ、空淵の合計値は27。対してオルガは20。どう足掻いても低い方だ…抵抗表を見て己の非力さを嘆くがいい!)
【STR+SIZ抵抗ロール】
オルガ15→2 クリティカル
KP&空淵&菜月「「「クリったーーーーーーー!!!??」」」
オルガ「これ、無傷で抑え込めたよな?」
KP「…オルガ、君は奇跡的に空淵の胴体に飛びかかる事が出来た。そうして押し倒す際に後ろの壁に激突して破壊し、そのまま反対側の部屋へと飛び込むように侵入出来た。そして空淵は気絶して動く気配はないよ」
菜月『オ、オルガ!? 大丈夫か!?』
オルガ『おー、どうにかなー。にしても、もう一つ隠し部屋があったとはなー』
菜月「『本当だぜ…いたた。ごめん、ちょっと怪我治すわ』と言う訳で【応急手当】してもいいよな? 空淵に殴られたんだから、カウント出来るだろ?」
KP「ブツブツブツブツ――(訳:ちくしょう何でこんなにクリティカルばっかり出るんだ僕なんて連続失敗ばっかりの上にファンブル出るしと言うか情報収集の時だって妙にダイス運がいいしコスプレがスペシャルって何だよコスプレ神って何だよ屋敷のトラップも空淵の野生の勘の所為でほぼ回避してるしこの前のあの氷狩も幸運ボロクソだったのにSANチェック全部1で済ますってどう言う芸当だってのあいつは前世邪神なのか何とかホテプから人間に転生した存在なのか周りどうなってんだよホントにさあ…)」
菜月「キ、KP? 大丈夫か?」
KP「ハッ!? い、いやーごめん。すっかり我を忘れていた…回復なら構わないよ」
【応急手当】(応急キット+10)
菜月90→21 成功
1D3→2
耐久力11→13
菜月「よし、回復だ!」
オルガ「じゃあ、俺はこの部屋を《目星》で調べるぜ!」
【目星】
オルガ25→15 成功
KP「ではオルガ。君は南西の隅に置いてあるテーブルの上に丸まった紙が載ってある事に気付くよ。それと――確認だが君達は立ち上がってる事でいいかな?」
オルガ「え? ああ」
KP「では君達は、部屋の中央に藁が敷いてあるのに気付く。
そして、その上には木で出来ているような感じのやつれて萎びた体、痩せていて、裸で、大きく燃えているような丸い目をしていて、鼻はナイフの刃のように鋭く尖っている。
髪の毛は一本も無くなっており、歯茎が減ってしまっているので歯が異様に長く見える。その身体からは鼻を刺すような、甘ったるいような、胸のむかつくようなにおいが漂ってくる。ちょうど腐ったようなトウモロコシの臭いである。
さあ、君達はどうする? RPで決めてくれ」
菜月「え? えー…『なんだ、これ?』」
オルガ『テーブル以外にあるのはこれだけ…恐らくこいつが空淵を操っている元凶かもしれないな』
菜月『この変なのが? でもどうするんだ?』
オルガ「『さっき空淵が見つけてくれたナイフ。これで刺してみよう』と言う訳で、魔力のあるナイフで刺すぜ!」
KP「そうか…分かったよ」
オルガ、君は持っているナイフで『何か』を突き刺そうとする。
だが、振り下ろした刃は『何か』を付き刺す前に阻まれてしまう。
何故かはすぐに分かる。付き刺そうとした『何か』が、腕らしき木のような細い手で刃ごと受け止めたからだ。
そのまま起き上がる『何か』の姿を目撃し、君達はすぐに理解してしまう。
それが――人ならざる悪霊だと。
さあ、人ならざる化物の正体に気付いた二人はSANチェックだ」
【SANチェック】
菜月60→89 失敗
オルガ74→75 失敗
菜月「ヒイイイィ!?」
オルガ「ぎゃー! 1多いー!」
KP「成功は1、失敗は――1D8だ!!」
空淵「やべぇ!? ワンチャンで発狂じゃねーか!?」
菜月&オルガ「「うおおおぉ!! 回避ぃー!!」」
【SAN値減少】
菜月1D8→7 60→53
オルガ1D8→4 74→70
KP「5以上減少と言う事で…一時的発狂を賭けたアイデア判定だ! 成功なら君は発狂してしまうぞ!(*14)」
菜月「いやー! 失敗してくれー!」
【アイデア】
菜月50→66 失敗
KP「君は思考が働かず、目の前の状況が理解出来ない。しかし、そのおかげで君はどうにか正気を保つ事が出来た」
菜月「うおー! バカで良かったー!!」
空淵「お、おぉ…良かったな」
KP「さて、正気度判定も終わった事で…ここからはアンデットの悪霊、コービットとの戦闘に入るぞ!」
オルガ「ちなみに、空淵は気絶したままか?」
KP「んあー、空淵は次のラウンドで起きるよ。その時は正気に戻ってるから戦闘入ってよし」
空淵「ちくしょう。また遅れての登場かよ…」
菜月「また?」
KP「さて、順番だが――オルガ→(空淵)→菜月→コービットの順になるよ」
オルガ「なら俺は距離を取って持っている魔力のナイフを使って《投擲》だ! 『悪霊め、喰らえ! 哀れな者に魂の救済を!』」
【投擲】
オルガ80→89 失敗
オルガ「うわあああ!?」
KP「オルガ、君は動揺していたのだろう。持っているナイフを投げるがそれは検討違いの所に飛んで行ってしまった」
オルガ「ご、ごめん…」
KP「次は空淵だが、気絶しているから菜月の番だ」
菜月「オ、オイラは何もする事無いぞ…! と、とりあえず《こぶし》だー!」
【こぶし】
菜月50→85 失敗
菜月「デスヨネー」
KP「君はル○ージの如くへなちょこパンチを繰り出すものの、いとも容易くコービットに避けられてしまった。さーて、こちらの番だが――コービットは徐にオルガが投げていたナイフに目を向ける」
【???】
コービット??→84 失敗
KP「頻りにコービットは呻き声を上げるが、ナイフは何の変化もなかった――なんでじゃーーーー!!!」
空淵「KP、落ち着け」
オルガ「どうやら相手は不発のようだな。また俺のターンだ!! 『投げるのが無理なら、こいつはどうだ!!』と叫んで《キック》を放つぞ!!」
【キック】
オルガ65→31 成功
KP「く、させるか!」
【回避】
コービット??→1 クリティカル
菜月&オルガ&空淵「「「なんじゃそりゃーーーー!!!??」」」
KP「どどどどどうだ…!! おおおそれいったか…!!」
菜月「KP声震えてる!?」
KP「さて、オルガの攻撃を避ける事が出来た上に逆に攻撃を返してくるぞ! オルガ、君に指を差すなり何かをブツブツと呟き始める。それと同時に、君の意識が徐々に曇り出す……ここからはPOWでの対抗ロールだ! 対抗ロールに負けると君はコービットに操られてしまうぞ!」
オルガ「空淵が操られた原因は魔術系だったのか!? くそ、回避してやる!!」
【POW対抗ロール】
オルガ40→43 失敗
オルガ「コスプレ神様何処にいったんだ!?」
KP「では、君が操られるラウンドを2D3で決めようか」
2D3→4ラウンド
KP「では、君は意識がぼんやりとしてしまい何も考える事が出来なくなってしまった。そして、クリティカル効果でオルガを動かす――君の脳裏にテレパシーが送られる。『攻撃しろ』と。誰になるかは1D3のダイスで判定させて貰う。1は菜月、2はオルガ、3は空淵だ」
菜月「空淵は気絶中だし、オルガも確実に当たる! オイラに来い!」
1D3→1(菜月)
オルガ「すまん、菜月!」
菜月「構わない、ドーンと来いだ! 『オルガー! オイラはここだー! 狙うならオイラを狙えー!』」
KP「ではお言葉に甘えてドーンと行かせて貰おう。菜月に対しブーメランで《投擲》だ!」
【投擲】
オルガ80→29 成功
菜月「《回避》だ!」
【回避】
菜月50→69 失敗
菜月「アカン…!」
KP「さ、ダメージは1D4だったよね?」
1D4→4 耐久力13→11
菜月「ぐはぁ!」
空淵「なんかKPのダイス運がクリティカルを皮切りにヤバい事になってるぞ!?」
オルガ「運があっちに根こそぎ持って行かれた気分だ…!」
KP「では、次は空淵の番だ。君は正気に戻ると同時に目覚めるが、操られている間何があったか覚えていない」
空淵『うぁ…あれ? ここどこだ…?』
菜月『空淵、大丈夫か!? 正気か!?』
KP「そして起き上った君は慌てる菜月とぼんやりとした表情で立ち憚るオルガ――その後ろにいる悪霊を見てしまうだろう」
空淵「も、もう一度寝る――!!」
KP「はいSANチェーック!」
【SANチェック】
空淵72→60 成功 72→71
空淵「あ、あぶねぇ…!!」
菜月「すげぇ!! さすがは経験者!!」
空淵「『おう、悪いな』二人にお礼を言って、通路に入るぜ。で、壁を壊す」
KP「なら、空淵が足を踏み入れると巣からネズミが6匹ほど出てきて3人の足元を潜り抜けて奥の方へと走っていったよ。で、空淵。君は壁に来るけど――(シクレ×2)――」
菜月「KPが何度もダイス振ってるんだけど!?」
KP「うん――はい、このメモ読んでね?」
空淵「え? 一体何…――ぁ」(引き攣り)
オルガ「どうした、空淵?」
空淵「………」(顔を逸らして黙り込む)
菜月「お、俺声かけるぜ! 『空淵どうした?』」
KP「では菜月、君はそのまま空淵に近づくでいいのかな?」
菜月「ああ!」
KP「なら菜月。君は壁を向いたまま動こうとしない空淵に近づいた瞬間――彼は振り向くと同時に拳を振り抜いた! さーて――(ダイスを握る)」
菜月「え? え? え?」
【こぶし】
空淵70→46 成功
KP「ふわーっははは!! 見ろ、さっきまでのダイス運がゴミのようだ!!」
菜月「何々!? 何が起きてるの!? って言うか空淵!?」
空淵「タノムナツキヨケテクレ…!!」
菜月「か、《回避》ー!!」
【回避】
菜月50→62 失敗
菜月「ぎゃー!? 失敗したー!!」
KP「ははははは!! いいね、その希望を奪われ絶望したその顔! だが、まだ始まったばっかりだ! もっと味ってくれよな――僕のファンサービスをな!!」
オルガ「それWの台詞だぁ!?」
【ダメージ】
1D3+1D4+1→4(1,2 1)
菜月(装甲2)
耐久力13→11
KP「なんでたったの2ダメージだぁーーー!!?」
空淵「KPのダイス運が悪くて助かった…!!」
菜月「ル○ージの衣装つええぇ!!」
オルガ「KP、どういう事だよ!? ちゃんと説明してくれ!?」
KP「ああ――説明するよ。
空淵に近づいた瞬間、菜月は急に殴られる。だが、オルガの作った衣装は予想以上に丈夫なお蔭でよろけただけで済む。
二人は信じられない表情で空淵を見る。彼の表情は死んだように固まっており、目が淀んでいる。
さあ、これからどうするか考えるいい」
オルガ「えーと…ぶっちゃけた話、操られた?」
空淵「悪い、このメモの所為で俺何も答えられないんだ…!」
菜月「とりあえず、操られたのは間違いないな…でもどうすりゃいいんだ?」
KP「オルガ、《クトゥルフ神話》してもいいよ? ま、奇跡が2度も来るとは思えないけどねー」
オルガ「くっ、バカにしやがって! 俺のコスプレ神よ、もう一度頼む…ドロー!!」
空淵「それ違うだろ!?」
【クトゥルフ神話】
オルガ5→84 失敗
オルガ「やっぱ駄目ですかー」
KP「さあ、どうする? なんなら戦闘突入させるよ?」
菜月「KPが滅茶苦茶いい笑顔だ…!!」
オルガ「…KP、空淵を通り抜けて壁の向こう側に蹴りを放つ事って出来るか?」
KP「無理だ、人一人分の通路なんだから。どうしてもと言う場合、空淵を倒さないと厳しいね」
菜月「空淵は俺達に襲い掛かる感じ?」
KP「うん、殺す気満々♪」
空淵「違うからな! 俺は違うからな! 操られてるだけだからな!?」
オルガ「戦闘に入るとして、どんな感じになるんだ?」
KP「んー、戦闘での順番はDEXの多い順だから――オルガ→空淵→菜月となるよ」
オルガ「よし…なら、俺は空淵に突っ込んで地面に押し倒すぞ!! その間に菜月、お前は持ってる鉛管を使って壁を破壊してくれ!!」
空淵&菜月「「ふあっ!?」」
KP「お、押し倒すと来たか…!! そうなると…!(ルルブ漁り中)」
オルガ「あ、命中はするよな? だって、避けれる隙間もないほど狭い通路だろ?」
KP「ぐっ…! だが、判定はして貰う。二人のSTRとSIZを合わせた抵抗ロールだ!」
オルガ「よし! 『空淵悪く思うな!』」
KP(バカめ、空淵の合計値は27。対してオルガは20。どう足掻いても低い方だ…抵抗表を見て己の非力さを嘆くがいい!)
【STR+SIZ抵抗ロール】
オルガ15→2 クリティカル
KP&空淵&菜月「「「クリったーーーーーーー!!!??」」」
オルガ「これ、無傷で抑え込めたよな?」
KP「…オルガ、君は奇跡的に空淵の胴体に飛びかかる事が出来た。そうして押し倒す際に後ろの壁に激突して破壊し、そのまま反対側の部屋へと飛び込むように侵入出来た。そして空淵は気絶して動く気配はないよ」
菜月『オ、オルガ!? 大丈夫か!?』
オルガ『おー、どうにかなー。にしても、もう一つ隠し部屋があったとはなー』
菜月「『本当だぜ…いたた。ごめん、ちょっと怪我治すわ』と言う訳で【応急手当】してもいいよな? 空淵に殴られたんだから、カウント出来るだろ?」
KP「ブツブツブツブツ――(訳:ちくしょう何でこんなにクリティカルばっかり出るんだ僕なんて連続失敗ばっかりの上にファンブル出るしと言うか情報収集の時だって妙にダイス運がいいしコスプレがスペシャルって何だよコスプレ神って何だよ屋敷のトラップも空淵の野生の勘の所為でほぼ回避してるしこの前のあの氷狩も幸運ボロクソだったのにSANチェック全部1で済ますってどう言う芸当だってのあいつは前世邪神なのか何とかホテプから人間に転生した存在なのか周りどうなってんだよホントにさあ…)」
菜月「キ、KP? 大丈夫か?」
KP「ハッ!? い、いやーごめん。すっかり我を忘れていた…回復なら構わないよ」
【応急手当】(応急キット+10)
菜月90→21 成功
1D3→2
耐久力11→13
菜月「よし、回復だ!」
オルガ「じゃあ、俺はこの部屋を《目星》で調べるぜ!」
【目星】
オルガ25→15 成功
KP「ではオルガ。君は南西の隅に置いてあるテーブルの上に丸まった紙が載ってある事に気付くよ。それと――確認だが君達は立ち上がってる事でいいかな?」
オルガ「え? ああ」
KP「では君達は、部屋の中央に藁が敷いてあるのに気付く。
そして、その上には木で出来ているような感じのやつれて萎びた体、痩せていて、裸で、大きく燃えているような丸い目をしていて、鼻はナイフの刃のように鋭く尖っている。
髪の毛は一本も無くなっており、歯茎が減ってしまっているので歯が異様に長く見える。その身体からは鼻を刺すような、甘ったるいような、胸のむかつくようなにおいが漂ってくる。ちょうど腐ったようなトウモロコシの臭いである。
さあ、君達はどうする? RPで決めてくれ」
菜月「え? えー…『なんだ、これ?』」
オルガ『テーブル以外にあるのはこれだけ…恐らくこいつが空淵を操っている元凶かもしれないな』
菜月『この変なのが? でもどうするんだ?』
オルガ「『さっき空淵が見つけてくれたナイフ。これで刺してみよう』と言う訳で、魔力のあるナイフで刺すぜ!」
KP「そうか…分かったよ」
オルガ、君は持っているナイフで『何か』を突き刺そうとする。
だが、振り下ろした刃は『何か』を付き刺す前に阻まれてしまう。
何故かはすぐに分かる。付き刺そうとした『何か』が、腕らしき木のような細い手で刃ごと受け止めたからだ。
そのまま起き上がる『何か』の姿を目撃し、君達はすぐに理解してしまう。
それが――人ならざる悪霊だと。
さあ、人ならざる化物の正体に気付いた二人はSANチェックだ」
【SANチェック】
菜月60→89 失敗
オルガ74→75 失敗
菜月「ヒイイイィ!?」
オルガ「ぎゃー! 1多いー!」
KP「成功は1、失敗は――1D8だ!!」
空淵「やべぇ!? ワンチャンで発狂じゃねーか!?」
菜月&オルガ「「うおおおぉ!! 回避ぃー!!」」
【SAN値減少】
菜月1D8→7 60→53
オルガ1D8→4 74→70
KP「5以上減少と言う事で…一時的発狂を賭けたアイデア判定だ! 成功なら君は発狂してしまうぞ!(*14)」
菜月「いやー! 失敗してくれー!」
【アイデア】
菜月50→66 失敗
KP「君は思考が働かず、目の前の状況が理解出来ない。しかし、そのおかげで君はどうにか正気を保つ事が出来た」
菜月「うおー! バカで良かったー!!」
空淵「お、おぉ…良かったな」
KP「さて、正気度判定も終わった事で…ここからはアンデットの悪霊、コービットとの戦闘に入るぞ!」
オルガ「ちなみに、空淵は気絶したままか?」
KP「んあー、空淵は次のラウンドで起きるよ。その時は正気に戻ってるから戦闘入ってよし」
空淵「ちくしょう。また遅れての登場かよ…」
菜月「また?」
KP「さて、順番だが――オルガ→(空淵)→菜月→コービットの順になるよ」
オルガ「なら俺は距離を取って持っている魔力のナイフを使って《投擲》だ! 『悪霊め、喰らえ! 哀れな者に魂の救済を!』」
【投擲】
オルガ80→89 失敗
オルガ「うわあああ!?」
KP「オルガ、君は動揺していたのだろう。持っているナイフを投げるがそれは検討違いの所に飛んで行ってしまった」
オルガ「ご、ごめん…」
KP「次は空淵だが、気絶しているから菜月の番だ」
菜月「オ、オイラは何もする事無いぞ…! と、とりあえず《こぶし》だー!」
【こぶし】
菜月50→85 失敗
菜月「デスヨネー」
KP「君はル○ージの如くへなちょこパンチを繰り出すものの、いとも容易くコービットに避けられてしまった。さーて、こちらの番だが――コービットは徐にオルガが投げていたナイフに目を向ける」
【???】
コービット??→84 失敗
KP「頻りにコービットは呻き声を上げるが、ナイフは何の変化もなかった――なんでじゃーーーー!!!」
空淵「KP、落ち着け」
オルガ「どうやら相手は不発のようだな。また俺のターンだ!! 『投げるのが無理なら、こいつはどうだ!!』と叫んで《キック》を放つぞ!!」
【キック】
オルガ65→31 成功
KP「く、させるか!」
【回避】
コービット??→1 クリティカル
菜月&オルガ&空淵「「「なんじゃそりゃーーーー!!!??」」」
KP「どどどどどうだ…!! おおおそれいったか…!!」
菜月「KP声震えてる!?」
KP「さて、オルガの攻撃を避ける事が出来た上に逆に攻撃を返してくるぞ! オルガ、君に指を差すなり何かをブツブツと呟き始める。それと同時に、君の意識が徐々に曇り出す……ここからはPOWでの対抗ロールだ! 対抗ロールに負けると君はコービットに操られてしまうぞ!」
オルガ「空淵が操られた原因は魔術系だったのか!? くそ、回避してやる!!」
【POW対抗ロール】
オルガ40→43 失敗
オルガ「コスプレ神様何処にいったんだ!?」
KP「では、君が操られるラウンドを2D3で決めようか」
2D3→4ラウンド
KP「では、君は意識がぼんやりとしてしまい何も考える事が出来なくなってしまった。そして、クリティカル効果でオルガを動かす――君の脳裏にテレパシーが送られる。『攻撃しろ』と。誰になるかは1D3のダイスで判定させて貰う。1は菜月、2はオルガ、3は空淵だ」
菜月「空淵は気絶中だし、オルガも確実に当たる! オイラに来い!」
1D3→1(菜月)
オルガ「すまん、菜月!」
菜月「構わない、ドーンと来いだ! 『オルガー! オイラはここだー! 狙うならオイラを狙えー!』」
KP「ではお言葉に甘えてドーンと行かせて貰おう。菜月に対しブーメランで《投擲》だ!」
【投擲】
オルガ80→29 成功
菜月「《回避》だ!」
【回避】
菜月50→69 失敗
菜月「アカン…!」
KP「さ、ダメージは1D4だったよね?」
1D4→4 耐久力13→11
菜月「ぐはぁ!」
空淵「なんかKPのダイス運がクリティカルを皮切りにヤバい事になってるぞ!?」
オルガ「運があっちに根こそぎ持って行かれた気分だ…!」
KP「では、次は空淵の番だ。君は正気に戻ると同時に目覚めるが、操られている間何があったか覚えていない」
空淵『うぁ…あれ? ここどこだ…?』
菜月『空淵、大丈夫か!? 正気か!?』
KP「そして起き上った君は慌てる菜月とぼんやりとした表情で立ち憚るオルガ――その後ろにいる悪霊を見てしまうだろう」
空淵「も、もう一度寝る――!!」
KP「はいSANチェーック!」
【SANチェック】
空淵72→60 成功 72→71
空淵「あ、あぶねぇ…!!」
菜月「すげぇ!! さすがは経験者!!」
■作者メッセージ
*14:SAN値減少の際、5以上減ってしまうとアイデア判定となる。成功してしまうと、目の前で起きている現象を鮮明に理解してしまう為に『一時的発狂』が起きる。さらに1時間以内にSAN値を1/5以上減ってしまうと問答無用で『不定の狂気』となってしまう。これはRPGで言う所のバッドステータスのようなものだが、実はクトゥルフ神話TRPGを楽しむ要素の一つとも言える。