悪霊の家・パート11
KP「では、SANチェックも終わったからここから戦闘に参加だ」
空淵「うぉし! 『あの化け物が悪霊か!? お前ら、今の状況は!?』」
菜月『えーと、オルガが操られてるんだ! と言うか空淵も操られてたんだが本当に大丈夫か!? 俺が分かるか!?』
空淵『少なくともあの化け物を敵視出来てる! とにかくやる事は…菜月、離れろ! あと俺が怪我したら頼む!!』
菜月『え? 怪我?』
空淵「KP! 《マーシャルアーツ》と《キック》と《跳躍》の複合ロールの必殺技コンボだ!」
オルガ「へ? ナニソレ?」
KP「あー。前のセッションで作ったオリジナルの複合ロールなんだよ。《跳躍》も合わせたダイスロールに成功すれば、《マーシャルアーツ》分のダメージに《跳躍》の1D6ダメージを与えられる。ただし、失敗すれば逆に1D6のダメージを負ってしまうんだ」
空淵「まだ成功はしてないが、オルガが操られている以上一気に倒すしかないからな。許可はしてくれるだろ?」
KP「ああ。別に構わないよ――けど、ロールは35で成功だから確率厳しいよ? これ以上怪我人増えたら僕対処しきれないよ?」
空淵「それでもする!!」
KP「分かった…ダイス振ってくれ」
【マーシャルアーツ】 【キック】 【跳躍】(複合ロール)
空淵35→34 成功
菜月&オルガ「「おおーっ!!」」
KP「回避行動はさっきオルガで行ったから、攻撃は当たるよ」
空淵「おし、このまま…!!」
【ダメージ】
2D6+1D6+1D4+1→12(2,2,3,4 1)
KP「空中に飛び上がった空淵の鋭い蹴りが直撃する。それによりコービットは大きくよろめくが、まだ倒れない。それどころか金切り声を空淵に向けて発し、ギラギラと赤い目が怒りで燃えて鋭い視線を送りつける」
空淵『くっ…! さすがにあいつのようにはいかないか…!!』
菜月『空淵、大丈夫か!?』
空淵『どうにかな! 菜月、お前は怪我を治せ!』
菜月「『あ、ああ!』と言う訳で《応急手当》!」
【応急手当】
菜月90→76 成功
1D3→2 耐久力11→13
KP「次はコービットの番だ。コービットは空淵に狙いを定めると、鋭く変形した手――《かぎ爪》を振るうよ」
【かぎ爪】
コービット??→20 成功
KP「ちなみにこの《かぎ爪》、命中するとダメージ関係無く重い病気にかかってしまう恐れがあるんだ。一日後にもうろく状態になり、ある一定の期間に【COM×5】に成功しないと1D3のCOMを喪失してしまう。しかもそれがずっと続いて0になると死ぬから」
空淵「やべぇどころじゃねえ!! KP、《マーシャルアーツ》で回避できるか!?」
KP「んー。武器が飛び道具じゃないから可能かな」
空淵「じゃあそれで回避だ! 《マーシャルアーツ》の底力見せてやるぜ!!(*15)」
【マーシャルアーツ】
空淵51→75 失敗
空淵「あ…」
【ダメージ】
2D3+1D4→6(1,3,2)
空淵(装甲1)17→12
KP「空淵は完全に受け流す事が出来ず、コービットの振るうかぎ爪に胴体を裂かれる。鋭利な刃物と化した爪に、尋常じゃない痛みが襲い掛かる」
空淵『が、はっ…!』
菜月『く、空淵!?』
空淵『わりぃ…ドジった…!』
KP「さて、次は再び操られたオルガの番だ」
1D3→3(空淵)
空淵「なんだこれ!? 俺狙われてる!?」
オルガ「すまん、空淵…!」
KP「では、空淵に向かってオルガは果物ナイフで突き刺そうとするよ」
【ナイフ】
オルガ25→17 成功
オルガ「あれー!? 初期値なのに成功してるー!?」
空淵「《マーシャルアーツ》!」
【マーシャルアーツ】
空淵51→33 成功
KP「痛みの中でオルガの振るうナイフの動きを完全に読み取り、空淵は受け流しに成功する。そのまま空淵のターンだ」
空淵「この状態でバクチ技は使えねぇ…無難に《マーシャルアーツ》と《キック》だ! 『さっきのお返しだぁ!! デビルハンターの力見せてやるぜぇ!!』」
オルガ「その意気だ! コスプレを通してダ○テの力を纏うんだ!」
空淵「操り人形は黙っとけ!!」
【マーシャルアーツ】 【キック】
空淵51/75→23 成功
【ダメージ】
2D6+1D4+1→13(3,5,4 1)
KP「空淵の渾身の蹴りがコービットに直撃する。あまりの勢いに、彼は壁に激突する。そして――彼はうめき声を上げながら倒れ込み、息絶えたのか身体は塵となって崩れ去ってしまった。それと同時にオルガが意識を取り戻すよ」
オルガ『ハッ! あ、あれ? 俺は何を…何で俺ナイフ握ってるんだ!? それより悪霊は!?』
菜月『オルガァァァ!!! オイラが分かるか!? 頭は何ともないか!? 俺は正気に戻ったって言わないか!?』
オルガ『な、菜月? えーと、何が何だか…? そうだ空淵は!?』
空淵『おー、大丈夫か? 俺もお前も操られてたみたいだが』
オルガ『俺は特になんとも…空淵は大丈夫か!? 酷い怪我だぞ!?』
空淵「『とりあえずは、な。元凶もやっつけた…筈だ』KP、念のためにコービットが消えた所を確認したい」
KP「よし。なら君は塵となったコービットの残骸に混じって鎖に付けた黒い貴石が落ちているのに気付くよ」
空淵「オルガ、念の為《クトゥルフ神話》だ」
オルガ「おう!」
【クトゥルフ神話】
オルガ5→94 失敗
オルガ「あかんか…」
空淵「念の為だ、その石を調べてみるぜ」
KP「じゃあ、空淵が調べようと貴石を手にすると溶解して君の中に溶け込んで消えてしまった」
空淵「ハ…ハアアアァ!!? 何!? こんだけ大怪我負って次の日から命に関わる病気なのにさらに何か呪いが!?」
KP「いやいや。君は感じるだろう、自分の中で何か不思議な力が宿った事に。と言う訳で、空淵はPOWに1を足していいよ。これは今後のシナリオになっても減らないから」
空淵「おっしステータス上がったー! あ、SAN値増えたりはするのか?」
KP「ああ。ルールには問題ないよ、SAN値も5は回復していい」
オルガ「いいなぁ、空淵。まあでも今回は空淵が頑張ってくれたから別にいいか」
菜月「だな。オイラも攻撃とか一回も出来なかったし――でさ、結局コービットって奴は死んだのか?」
KP「少なくとも、君達が見た限りコービットの残骸は塵となっている。死んでいると言っても過言ではないだろうね」
オルガ「そうだ。部屋の隅にあるテーブルに置いてあった紙は? それを調べるぜ」
KP「調べる方法を確認したいがどうする気?」
オルガ「え? 丸まってるから一旦広げるけど?」
KP「オルガ、君が紙に触れた瞬間余程古かったのか触った個所から塵となってしまった。倒したコービットと同じように、原型は残らずね」
オルガ「うっそぉ!? どうしよ!?」
空淵「どうしようも無いだろ……元凶は倒したって事で依頼は完了、か?」
菜月「オイラ、念の為二階に上がって部屋を調べてみたいけどいいか?」
KP「いいよ。特になんの変化もないから」
空淵「この言い分だと、本当に解決したようだな。報告行こうぜ」
オルガ「だな! その前に空淵を病院に運ばないと」
KP「では、ここからは後日談だ。君達は家主に事のあらましと同時に悪霊を退治した事報告した。家主はそれを確認する為に地階で一晩過ごした。その結果、本当に何も起きなかった。君達三人に報奨金が払われるよ」
菜月&オルガ「「よっしゃ!」」
KP「しかし、そこに空淵の姿はない。空淵、君はあの後コービットの傷が原因でもうろく状態となり入院する事になってしまった――【30-16(COM)】だから14日目。これからの生死にかかわる運命のダイスロールをして貰おう」
空淵「頼むぜ…!!」
オルガ「空淵、頑張れ!」
菜月「皆で笑い合える最後にしようぜ!」
【COM×5】
空淵80→14 スペシャル
空淵「うっしゃあ!! 最後の最後でやったぞー!!」
オルガ「よっしゃ! これで俺達無事生還だな!」
菜月「やっぱ最後はこうでなくちゃな!!」
KP「何気に君ら体力も精神も高い方なんだよね……では、エンドロールは君達で作って貰おうか。何かあれば僕も手伝うよ」
オルガ「そうだな…じゃあゴニョゴニョ…」
空淵「お、いいなそれ!」
菜月「オイラ達らしい最後だな!」
KP「あ、だったら…ボソボソ…」
空淵「うぉし! 『あの化け物が悪霊か!? お前ら、今の状況は!?』」
菜月『えーと、オルガが操られてるんだ! と言うか空淵も操られてたんだが本当に大丈夫か!? 俺が分かるか!?』
空淵『少なくともあの化け物を敵視出来てる! とにかくやる事は…菜月、離れろ! あと俺が怪我したら頼む!!』
菜月『え? 怪我?』
空淵「KP! 《マーシャルアーツ》と《キック》と《跳躍》の複合ロールの必殺技コンボだ!」
オルガ「へ? ナニソレ?」
KP「あー。前のセッションで作ったオリジナルの複合ロールなんだよ。《跳躍》も合わせたダイスロールに成功すれば、《マーシャルアーツ》分のダメージに《跳躍》の1D6ダメージを与えられる。ただし、失敗すれば逆に1D6のダメージを負ってしまうんだ」
空淵「まだ成功はしてないが、オルガが操られている以上一気に倒すしかないからな。許可はしてくれるだろ?」
KP「ああ。別に構わないよ――けど、ロールは35で成功だから確率厳しいよ? これ以上怪我人増えたら僕対処しきれないよ?」
空淵「それでもする!!」
KP「分かった…ダイス振ってくれ」
【マーシャルアーツ】 【キック】 【跳躍】(複合ロール)
空淵35→34 成功
菜月&オルガ「「おおーっ!!」」
KP「回避行動はさっきオルガで行ったから、攻撃は当たるよ」
空淵「おし、このまま…!!」
【ダメージ】
2D6+1D6+1D4+1→12(2,2,3,4 1)
KP「空中に飛び上がった空淵の鋭い蹴りが直撃する。それによりコービットは大きくよろめくが、まだ倒れない。それどころか金切り声を空淵に向けて発し、ギラギラと赤い目が怒りで燃えて鋭い視線を送りつける」
空淵『くっ…! さすがにあいつのようにはいかないか…!!』
菜月『空淵、大丈夫か!?』
空淵『どうにかな! 菜月、お前は怪我を治せ!』
菜月「『あ、ああ!』と言う訳で《応急手当》!」
【応急手当】
菜月90→76 成功
1D3→2 耐久力11→13
KP「次はコービットの番だ。コービットは空淵に狙いを定めると、鋭く変形した手――《かぎ爪》を振るうよ」
【かぎ爪】
コービット??→20 成功
KP「ちなみにこの《かぎ爪》、命中するとダメージ関係無く重い病気にかかってしまう恐れがあるんだ。一日後にもうろく状態になり、ある一定の期間に【COM×5】に成功しないと1D3のCOMを喪失してしまう。しかもそれがずっと続いて0になると死ぬから」
空淵「やべぇどころじゃねえ!! KP、《マーシャルアーツ》で回避できるか!?」
KP「んー。武器が飛び道具じゃないから可能かな」
空淵「じゃあそれで回避だ! 《マーシャルアーツ》の底力見せてやるぜ!!(*15)」
【マーシャルアーツ】
空淵51→75 失敗
空淵「あ…」
【ダメージ】
2D3+1D4→6(1,3,2)
空淵(装甲1)17→12
KP「空淵は完全に受け流す事が出来ず、コービットの振るうかぎ爪に胴体を裂かれる。鋭利な刃物と化した爪に、尋常じゃない痛みが襲い掛かる」
空淵『が、はっ…!』
菜月『く、空淵!?』
空淵『わりぃ…ドジった…!』
KP「さて、次は再び操られたオルガの番だ」
1D3→3(空淵)
空淵「なんだこれ!? 俺狙われてる!?」
オルガ「すまん、空淵…!」
KP「では、空淵に向かってオルガは果物ナイフで突き刺そうとするよ」
【ナイフ】
オルガ25→17 成功
オルガ「あれー!? 初期値なのに成功してるー!?」
空淵「《マーシャルアーツ》!」
【マーシャルアーツ】
空淵51→33 成功
KP「痛みの中でオルガの振るうナイフの動きを完全に読み取り、空淵は受け流しに成功する。そのまま空淵のターンだ」
空淵「この状態でバクチ技は使えねぇ…無難に《マーシャルアーツ》と《キック》だ! 『さっきのお返しだぁ!! デビルハンターの力見せてやるぜぇ!!』」
オルガ「その意気だ! コスプレを通してダ○テの力を纏うんだ!」
空淵「操り人形は黙っとけ!!」
【マーシャルアーツ】 【キック】
空淵51/75→23 成功
【ダメージ】
2D6+1D4+1→13(3,5,4 1)
KP「空淵の渾身の蹴りがコービットに直撃する。あまりの勢いに、彼は壁に激突する。そして――彼はうめき声を上げながら倒れ込み、息絶えたのか身体は塵となって崩れ去ってしまった。それと同時にオルガが意識を取り戻すよ」
オルガ『ハッ! あ、あれ? 俺は何を…何で俺ナイフ握ってるんだ!? それより悪霊は!?』
菜月『オルガァァァ!!! オイラが分かるか!? 頭は何ともないか!? 俺は正気に戻ったって言わないか!?』
オルガ『な、菜月? えーと、何が何だか…? そうだ空淵は!?』
空淵『おー、大丈夫か? 俺もお前も操られてたみたいだが』
オルガ『俺は特になんとも…空淵は大丈夫か!? 酷い怪我だぞ!?』
空淵「『とりあえずは、な。元凶もやっつけた…筈だ』KP、念のためにコービットが消えた所を確認したい」
KP「よし。なら君は塵となったコービットの残骸に混じって鎖に付けた黒い貴石が落ちているのに気付くよ」
空淵「オルガ、念の為《クトゥルフ神話》だ」
オルガ「おう!」
【クトゥルフ神話】
オルガ5→94 失敗
オルガ「あかんか…」
空淵「念の為だ、その石を調べてみるぜ」
KP「じゃあ、空淵が調べようと貴石を手にすると溶解して君の中に溶け込んで消えてしまった」
空淵「ハ…ハアアアァ!!? 何!? こんだけ大怪我負って次の日から命に関わる病気なのにさらに何か呪いが!?」
KP「いやいや。君は感じるだろう、自分の中で何か不思議な力が宿った事に。と言う訳で、空淵はPOWに1を足していいよ。これは今後のシナリオになっても減らないから」
空淵「おっしステータス上がったー! あ、SAN値増えたりはするのか?」
KP「ああ。ルールには問題ないよ、SAN値も5は回復していい」
オルガ「いいなぁ、空淵。まあでも今回は空淵が頑張ってくれたから別にいいか」
菜月「だな。オイラも攻撃とか一回も出来なかったし――でさ、結局コービットって奴は死んだのか?」
KP「少なくとも、君達が見た限りコービットの残骸は塵となっている。死んでいると言っても過言ではないだろうね」
オルガ「そうだ。部屋の隅にあるテーブルに置いてあった紙は? それを調べるぜ」
KP「調べる方法を確認したいがどうする気?」
オルガ「え? 丸まってるから一旦広げるけど?」
KP「オルガ、君が紙に触れた瞬間余程古かったのか触った個所から塵となってしまった。倒したコービットと同じように、原型は残らずね」
オルガ「うっそぉ!? どうしよ!?」
空淵「どうしようも無いだろ……元凶は倒したって事で依頼は完了、か?」
菜月「オイラ、念の為二階に上がって部屋を調べてみたいけどいいか?」
KP「いいよ。特になんの変化もないから」
空淵「この言い分だと、本当に解決したようだな。報告行こうぜ」
オルガ「だな! その前に空淵を病院に運ばないと」
KP「では、ここからは後日談だ。君達は家主に事のあらましと同時に悪霊を退治した事報告した。家主はそれを確認する為に地階で一晩過ごした。その結果、本当に何も起きなかった。君達三人に報奨金が払われるよ」
菜月&オルガ「「よっしゃ!」」
KP「しかし、そこに空淵の姿はない。空淵、君はあの後コービットの傷が原因でもうろく状態となり入院する事になってしまった――【30-16(COM)】だから14日目。これからの生死にかかわる運命のダイスロールをして貰おう」
空淵「頼むぜ…!!」
オルガ「空淵、頑張れ!」
菜月「皆で笑い合える最後にしようぜ!」
【COM×5】
空淵80→14 スペシャル
空淵「うっしゃあ!! 最後の最後でやったぞー!!」
オルガ「よっしゃ! これで俺達無事生還だな!」
菜月「やっぱ最後はこうでなくちゃな!!」
KP「何気に君ら体力も精神も高い方なんだよね……では、エンドロールは君達で作って貰おうか。何かあれば僕も手伝うよ」
オルガ「そうだな…じゃあゴニョゴニョ…」
空淵「お、いいなそれ!」
菜月「オイラ達らしい最後だな!」
KP「あ、だったら…ボソボソ…」
■作者メッセージ
*15:平たく説明すると、マーシャルアーツは飛び道具以外の攻撃を受け流し(回避)する事も出来る。その為か「マーシャルアーツは回避のスキル」と言う名言がある。