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ダブルクロスThe 3rd Edition【Lost Noise】

NANA

INDEX

  • あらすじ
  • 01 セッション準備編
  • 02 PC1紹介
  • 03 PC2紹介
  • 04 PC3紹介
  • 05 PC4紹介
  • 06 オープニングフェイズ1
  • 07 オープニングフェイズ2
  • 08 オープニングフェイズ3
  • 09 オープニングフェイズ4
  • 10 ミドルフェイズ1
  • 11 ミドルフェイズ2
  • 12 ミドルフェイズ3-1
  • 13 ミドルフェイズ3‐2
  • 14 ミドルフェイズ3-3
  • 15 ミドルフェイズ3-4
  • 16 ミドルフェイズ3-5
  • ミドルフェイズ3-5

     《シーン登場》
     空1D→8 61%→69%(行動力10→9)


    空『さて。この駅のどこかに、敵が仕掛けた機械があるって話だが…』

    羽粋『ねえ、あれなに?』

     駅の内部に入って調査をしていると、羽粋が奥の方に指を差す。
     改札を通り抜けた駅のホーム、そこに宙に浮いた黄色の四角錐の形をした機械が、中点から怪しい色の電撃を発してした。

    蒼空(……これまた、古典的な)

     見るからに怪しい機械に近づいた次の瞬間。まるで意思を持ったかのように中点から電撃のレーザーを自分達に向けて放ってきた。

    空『はぁ!? 何だよこれ!?』

    ミユキ『どうやら、自動的に攻撃をするタイプのようですね』

    空『だったら再起不能になるまで木っ端微塵にするだけだ!』



    GM「それじゃ、説明をしよう。機械を壊す為には、ダメージを50出す必要がある」

    SM「もしラウンドのクリンナップ毎に4d10のダメージを受けて貰うよ。この辺は、雷神と同じルールだね」

    クウ「一人でダメージ50か…」

    グラッセ「合流しておいて良かったですね」

    クウ「ついでに回復もな。後でまた手当キット買う必要が出たな…じゃ、本腰入れて行いますか。
     マイナーなし、メジャーで《コンセ:ブラム2》《鮮血の一撃2》だ。ここが踏ん張り所だ、陸と響の効果も載せるぞ!」


    《命中判定》
     12D 11(C値8)→27

    《ダメージ》
     6D 14→54


    ムーン「本当にギリギリだなあんたぁ!?」

    ツバサ「達成値低くてどうしようって焦ったけど、毎回ダメージはいいよね…見てよ、8,9,9,10って6個中4個あるこの出目」

    クウ「ビビってるの俺だからな!」



    ミユキ『短期決戦で行きましょう!』

     床に手を置くと、一面の床を一気に凍らせる。

    空『ありがたい!』

    響『空、一緒に!』

     言葉より行動で、返事は返さずに同時にその氷の床を走り込む。
     氷によって滑る事で加速度を増し、再び攻撃されるより先に一気に間合いまで近づく。

    空&響『『壊れろぉ/はあぁ!』』

     刃と拳が同時に装甲を斬りさき、貫通する。二人の攻撃で機械は音を立てて爆発し、飛ばしていた電撃が霧散して稼働を止めた。

    陸『これで妨害が無くなるはずだが…』



    GM「ではこれで《通信支配》の効果が解除される。これでUGN側とFH側の連絡が可能だ」

    グラッセ「長かった…これで上手く行けば合流が可能ですね」

    クウ「ああ…俺の仕事はこれで終わりだとありがたいんだがな」

    ムーン「連絡はもう取って大丈夫なのか? 行動値はいるか?」

    SM「連絡だけなら特にはいらないから、安心して電話していいよ」



    凍矢『(ピリリリ…)――電話? 羽粋から!? もしもし!』

    羽粋『あ、凍矢? 良かった、繋がった!』

    凍矢『大丈夫か!? あの変態野郎に何かされてないか!?』

    月『怪しいもの食べさせたりされてないよな!?』

    恋火『羽粋、雷神お兄ちゃんが失礼な事してない!?』

    小暮『変なお店に連れて行ったりされてないでしょうね!?』

    空『…なあ。さっき倒したあの男、実はヤバかったのかよ?』

    羽粋『さあ? 雷神お兄ちゃんは私にはとっても優しい人だよ?』

    空『あー、そうか。お前には優しいんだな、お前には。…やっぱ危険人物じゃねーか、ストーカー通り越してヤンデレかよあいつ』

    月『って、空!? なんで羽粋と一緒にいるんだ!?』

    空『俺だけじゃねーぞ。ほれ』

    陸『月、お前も無事で『死ねクソ親父!!』………』

    響『あー、陸。無言で傷つかないでよ、ここで離れたら危ないよ?』

    空『とにかく、お前らも正気なようで良かった。まずは俺の状況から説明する』

    凍矢『…分かりました、情報交換しましょう』


    空『――なるほど。翼が、な』

    凍矢『そちらにも翼がいるようですが、偽物でいいんですよね?』

    空『ああ。少なくとも、奴は翼じゃない。“残りカス”なんて言ってたからな』

    月『で、本物の翼は結局どこにいるんだ?』



    ツバサ「GM。そろそろボクが激戦区にいる事、ミユキさんを通して教えてもいい? それくらいならいいでしょ?」

    GM「うん、翼に関してみんな前向きな意見を出しているしね。ミユキもそれくらいなら許可しよう」

    グラッセ「まあ身も蓋もない言い方ですが、PL視点では翼が敵じゃない事分かっているんで」

    ムーン「ここまで来たら、敵対する理由はないよな」



    ミユキ『…そうですね。そろそろお話してもいいでしょう。翼ちゃんは今、激戦区にいます。詳しい場所までは私も教えられてはいません』

    空『激戦区…よりによってそこか』

    月『少なくとも、両側から入る事は出来ないんだよな? どうやって突っ込む?』


    ???『話は聞かせて貰ったぞ。困りごとならば、余に任せるがいい!』


     突然現れる声の主。そこにいたのは、活発そうな一人の男子高校生だ。制服を着ているが、どう見てもこの町のものではない。

    陸『な、君は…!』

    ???『何を驚いておるのだ。この町のオフィス街は幾多のビジネス企業が集まっている、余がいても不思議ではなかろう。しかし、グループの会合でこの町に来てみたら抗争に巻き込まれてしまったが共に無事で何よりだ、闇代陸よ』

    響『陸、知ってるの?』

    陸『――鷺乃宮キョウ。現在高校生だが、UGNに協力している世界有数の大財閥の当主だ』



    グラッセ「なんか新キャラ出て来たぞ!?」

    GM「鷺乃宮キョウ。彼もHRに掲載されているNPCの一人だ」

    ツバサ「でも何でこんな人を…」

    GM「いや、凍矢の為を思ってね」

    グラッセ「俺の為? なんで」

    GM「詳しくはこの個所を見るといい」(詳細ページを見せる)

    グラッセ「えーと…リレーションアイテム『鷺乃宮家特殊メイド服』……こ、これは何という強力な防具!! カバーリングすれば装甲値20とか、着ぐるみより使い勝手がいいじゃないですかぁ!!」

    ムーン&クウ「「装甲値20!?」」

    GM「まあ、この防具は凍矢が欲しがるかもと思って彼を出したんだ。でも余計な気遣いならこれっきりに…」

    グラッセ「会わせて下さい!! 寧ろロイス結ばせてくださいGM!!」(土下座)

    レイシャ「グラ兄がプライドかなぐり捨てた!?」

    グラッセ「壁役バカにすんな!! 毎回毎回致死量の攻撃防ぐの大変なんだよ!! しかも攻撃受けてもバステなしとか、願ったり叶ったりの防具じゃないか!! 防御に優れた上にバステ無効化付き、ゲームでこんな防具あったら即座に装備するだろ!!」

    クウ「うん、うん…だから落ち着け…」

    ムーン「グラッセが本格的にタンク役に目覚めたな…」

    ジェダイト「でも実際、防御役がいるのといないとじゃ違ったりしますよね。ドラ〇エとか、ブレイ〇リーデ〇ォルトとか」

    ガイア「序盤はナイト役いないと厳しいもんねー。全体攻撃されたら全滅の危機だし」

    リズ「F〇Oもマ〇ュが後半で強化行ったら、必ずパーティにいれるかな。マ〇ュの防御はパーティの要だもん!」

    SM「あーあ、話題が盾役談義になっちゃったよ…」

    オパール「大財閥…!」(*\▽\*)

    SM「そしてオパールさんは目を輝かせないで! 響はお金にがめついキャラじゃないでしょ!」



    蒼空(大財閥…! こいつが?)

    キョウ『うむ! 余が鷺乃宮家当主、鷺乃宮キョウだ! ミユキも久しぶりだ!』

    響『えーと。それで鷺乃宮キョウ…さん?』

    キョウ『キョウで構わぬぞ! ここで知り合ったのも何かの縁だ、お主は欲しい物はあるか? 何でも言ってくれ、店だろうと家だろうと余が買い与えてやるぞ!』

    響『ナンデモ…!』

    空『おーい、響ー?』

    陸『ごほん。鷺乃宮当主、俺のボディーガードを惑わす発言は控えて貰えないだろうか?』

    キョウ『む? 余はそんなつもりではなかったのだが…済まなかった、陸よ。そして響とやら』

    響『あ、いえ…大丈夫です…』

    蒼空(金ってやばいな…)

    空『おう…人を醜く変えてしまう、恐ろしいものだな…』

    陸『それで、鷺乃宮当主。この状況をどうやって打破するおつもりで? 今、この地区はUGNとFHが洗脳を受けて抗戦をしてしまっている状態です。流石にこれでは、お金の力でどうにか出来る代物ではありません』

    キョウ『堅苦しいぞ、陸よ。余とお主の仲ではないか、いつも通りの話し方で構わぬ』

    陸『そうは言っても、あなたは俺の企業とは比べ物にならないほどの大財閥です。流石に立場が違いすぎます』

    空『で、話を戻すが実際どうする気なんだお前?』

    キョウ『要は激戦地区にお主達を送り出せばよいのだろう? それならば、余に任せるがよい! 見事お主達を連れて行って見せよう!』

    凍矢『ほ、本当ですか! 助かります!』

    月『これで翼の奴に会う事が出来そうだな』

    響『会うのはいいんだけどさ……まず、凍矢達と合流しないといけなくない?』


    凍矢&月『『…………あ』』


    キョウ『うむ、響の言う通りだな。余のとっておきは流石にお主達のいる場所まで迎えには行けれぬぞ』

    凍矢『と言う事は…』

    空『今度はお前らが俺達と合流だな。通話は出来るようになったんだ、どうにかなるだろう』

    ミユキ『とはいえ、敵の監視は解かれた訳ではない。むやみにゲートを使えば、両方から襲われてしまうでしょう。ゲートを使っての合流は、慎重に行わないといけないでしょう』

    月『了解だ。こちらで合流出来る方法を探ってみる。また後で連絡するよ』

    19/11/24 20:38 NANA   

    ■作者メッセージ
    補足コーナー:鷺乃宮キョウ


     『リプレイ・デイズ』でPC1を務めた人物。高校生でありながら、大財閥の若き当主であるため、お金遣いがとにかく荒い。
     しかし、実際は仲間思いで一目ぼれをした一人の少女に対してまっすぐに愛を貫き通すなど、当主である事を一切鼻にかける事はない。感性が少しずれただけの根がいい少年である。

     色々話すとネタバレになるので、詳しく知りたいかは電子書籍の『リプレイ・デイズ』、もしくは【レネゲイズアージ】【ヒューマンリレーション】を参照。ちなみに【レネゲイドウォー】にも、別世界軸という存在でキョウが登場している。
     リレーションアイテムである『鷺乃宮家特殊メイド服』。これはキョウのロイスを持っていると、カバーリングをすると装甲値が20の状態でダメージを算出出来る。更にキョウのロイスをRECに設定するとカバーリングで受けたバステを無効化すると言う強化効果ももらえる。
     余談だが、メイド服と書いているが、男性は執事服でもいいという。
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