016. アビス
「心のままに戦う―――いつ以来かしら…」
アビス
性別:女性
年齢:14歳(当時)
身長:153cm
出身:シルバリア
イメージ:
「永遠を背負う青き少女、凛然と戦う」
容姿
淡い青色の長髪、青色の瞳。
服装は黒と青の基調の衣装で、白い衣をマフラーのように巻く。
詳細
最初の永遠剣士。
その性格は永い人生から表面的には冷静沈着だが、本質は少女なので可愛いもの好きである。
ジェミニに拾われ、永遠剣士の道を選んだ。しかし、仲間に危機があれば冷静さを欠ける言動や行動をとってしまう。
実は永遠剣士として長いが、最たる能力の捕食行為を一切していない。その為、睦月や皐月のような鎧を纏う事が無い。
しかし、捕食による強化無しでも。
武器
創永二刃(そうえいのふたは) ランクEX
始祖を司る究極永遠剣の一つ。
初代永遠剣士のアビスだけが赦された永遠剣。
銀光を帯びた蒼一色の右手が両刃剣(光属性)、左手が片刃刀(闇属性)。
青の燐剣(アスール) ランクA
水光を帯びた青色に染まったレイピア型の永遠剣。
創永二刃を抜く事は稀なので、代用として作り出した。
炎を操る力を持つ。
キーワード
「永遠剣士としての道」
もともと、シルバリアの環境は争乱により過酷なものとなり、アビスも懸命に生きてきたが、ある日、アビスが住まう村にジェミニがやって来た。
ジェミニは様々な世界で『永遠剣士の種子』を人間に投与し、『永遠剣士に覚醒する事』を目的にした行為だった(睦月、皐月にも間接的に投与させている)。
しかし、覚醒する可能性は万が一よりも少ない為、ジェミニも覚悟のもとで様々な世界を旅していった。
投与されたアビスだったが、次第に自身に変化が起き始めていた。争乱も収まり、過酷な生活が徐々に回復していく中、年月が過ぎる中、自身の成長が止まっているように感じた。
ほんの数年ならだれも気に留めなかったが、10年、20年とすぎるころにはアビスは村のものらから化け物とおそれられ、ついには追い出されることになった。
孤独に路頭を彷徨う中、彼女は必死に記憶を手繰った。誰のせいだと。そして、一人の男を思い出した。
あの男(ジェミニ)だ、と。
「激怒の覚醒」
アビスはジェミニに復讐すべく、シルバリアを巡ったが、見つけだすことも叶わなかった。
長きに渡ってシルバリア中を巡った末に、彼女は「魔女」として恐れられることに。平和になり始めた世界で奇異な存在が再び災厄を、争乱を引き起こすと誤認された結果だった。
彼女は世界中の人間から敵意の視線と言葉を投げつけられ、孤独の絶望に叩きつけられる。
そんな中、込み上げる怒りが爆発。永遠を定められた悲劇を嘆くな、怒りに生きろ。心の猛りとともに彼女は覚醒した。
『初代永遠剣士』として。
「怒りの旅路の末」
ジェミニも「永遠剣士」が覚醒したことに気づき、再びシルバリアへと訪れる。そこでアビスと再会する。
彼自身は投与した種子が覚醒したことに歓喜したが、巻き込まれたアビスは激怒のままに彼に襲い掛かる。
自分の人生のすべてが狂わされたこと、孤独に苛まれた怒りのすべてを声に出し、剣を振るった。
その時、ジェミニも初めて自分の行為の罪深さを悔やんだ。激しい戦闘の末に、アビスは力尽きる。永遠剣を手に入れたものの、戦い慣れせず体が限界を迎えた結果である。
ジェミニは彼女や「永遠剣士」に目覚めてしまったものたちの事を考え、永遠城を作り出し、彼女を引き入れることにした。
「永遠剣士アビスとして」
永遠城に入り、様々な世界を移ろう旅、その生活を始めたが、最初はジェミニと二人だけの生活だった。
自分の人生を狂わせた張本人と共生など理解の外と何度も城を抜け出したが、右も左もわからない世界で迷子になって彼が何度も探しに来て城に連れ戻すということを繰り返し続けた。
次第に心を許すようになった。
技1.青の燐剣による炎と剣術の合わさった系統
青の燐突(アスール・レイスピア)
青ノ燐剣による強烈な刺突。かなりの速度によって繰り出される為に、防御しても大きく吹き飛ばされる。
青の燐龍扇(アスール・ラファガ)
青ノ燐剣による青い炎の広範囲の波濤を放つ。
青の燐爆光(アスール・エクスプロージョン)
青い炎の火の粉を散らし、それらを爆破することでダメージを与える。
青の燐煉架(アスール・エルブシオン)
青い炎の火柱を打ち立てる。
青の燐禽凰(アスール・ラバス)
青い炎で作られた火の鳥を放射する。
技2.創永二刃による光の力と闇の力を用いた二刀流剣術。
闢永双斬戈(びゃくえいそうざんか)
光と闇の力を込めた一閃を抜き放つ。
闢永極獄刃(びゃくえいきょくごくじん)
闇の力で作り出した刃を無数に出現し、射出する。
闢永雷晄弩(びゃくえいらいこうど)
光の力を集束した両刃剣を擲つ。着弾時に膨大な雷が発生する。
闢永虚凶槍(びゃくえいこくうそう)
闇の力を圧縮した衝撃波を放射する。
エターナル・フィエリテ
光と闇の力を最大限に高め、一気に開放する。
1.自己紹介
「私はアビス。初代永遠剣士よ」
2.敵対邂逅
「敵、ね。悪いけど…覚悟してもらうわ」
3.必殺の一声
「本気にさせた事、後悔させてあげる。――闢永双斬戈! ……終わりよ」
■作者メッセージ
具体的な過去が永遠剣士の本編でも無かったので、一新する気分で変更。