「妾が神算、侮る無かれじゃぞ？」




シンメイ
性別：女性
年齢：見目は１５歳相応。実年齢約２０００年を超えている。
身長：１５３ｃｍ
出身：高天ヶ原（たかあまがはら）
イメージ：
　「神仙の竜女、銀光を天空に染め上げる」


容姿
　流麗な白銀の髪、金色の瞳をしており、やや肌蹴ながらも深い緑色の着物装束を身に纏っている。
　龍形態では、銀色に帯びた白色の胴長の龍。目の色は赤みを帯びた金色。
　龍武壮麗では豪奢かつ威風のある鎧と羽衣を身に纏う。長く伸びた長髪は龍尾となって束ねられている。

詳細
　竜泉郷に住まう龍神の女性。「龍」という上位の種族の中でも最上位「天龍神」の一体である。
　もともと生まれ育った世界で何不自由なく過ごして来たが、外の世界への興味の果てに立場も権威も何もかも捨てて放蕩自由の旅を始める。
　その末に竜泉郷という世界を気に入った彼女はそこで住みはじめ、そこを第二の故郷とも呼び慕い、住み込んでいる。。
　性格は古めかしい言動と共に砕けた態度で他者をからかうこともしばしば。
　ゼロボロスと出会い、同じ種族に近い存在として親近感を抱き、更には好意の感情が芽吹いている。
　
武器
龍扇アメツチ　ランクＡ
　高天ヶ原の宝具の一つ。
　シンメイの愛用する美麗な装飾の施された扇子。
　風神、雷神の加護を受けており、二つの属性を用いた攻撃ができる。

龍剣叢雲（りゅうけん・むらくも）　ランクＡ＋
　選ばれた龍神のみ持つ事が赦される龍武壮麗とよばれる装束の対と成す儀礼宝剣。
　白銀色に染まった美麗の直剣であり、高天ヶ原の至高の秘宝。
　龍神の祖とされる皇龍の骸を剣にしたもので、振るう事が出来るのはその血筋を引くシンメイただ一人だけである。

キーワード
「天龍神」
　最高に位置する龍の種族の呼称。
　高天ヶ原には多くの神々が存在するも、この天龍神は畏敬の対象で見られている。
　シンメイはそのリーダーたる「王」の直系の娘で、「王」は天龍神の一人として恥ずかしく無いように徹底的な教育で彼女を育てていった。
　その徹底さと同じようにシンメイは外の世界への自由を渇望していた。

「龍武壮麗」
　極限られた龍神が天賦の才と厳しい修練の末に会得する戦闘能力とそれを体現した装束である。
　実は普段から身に纏っている深緑の着物は「龍武壮麗」が変じている状態で、開放する事で本来の装束に戻る。
　シンメイは父たる「王」にこの龍武装礼を得る為の修行を行うことになった。シンメイしか恵まれなかった「王」の決断だった（王位継承は直系以外のものに流れる事への憂いであった）。
　その末に彼女は見事に修行を成し遂げ、龍武壮麗を身に纏い、その証たる宝剣「龍剣叢雲」を授かる。そして、この時こそがシンメイの策だった。
　彼女は龍武壮麗と叢雲の強大な力を用いて、空間を切り裂いて外の世界へと飛び出ていったのだった。今までの厳しい教育も、修練も全て、この時のためであった。
　父親を裏切ることになったものの、シンメイ曰く「あの頑固親父には丁度いいきつけ薬になったじゃろうて」とのこと。

「自由の旅路」
　故郷を飛び出し、気ままに世界を巡る事にしたシンメイはその中で一層の知識を会得していく。
　その果てに竜泉郷へとたどり着き、古びた館を改装し、自らの住処にした。



技１．龍扇アメツチを用いた攻撃
光牙（こうが）
　扇から収束したビームを放つ。
風牙（ふうが）
　扇から風の刃を放つ。
暴風扇（ぼうふうせん）
　風の力を収束し、敵を吹き飛ばす。
刃風扇（じんぷうせん）
　風の刃を乱れ撃つ。
昇風扇（しょうふうせん）
　風の力で敵を上空へと打ち上げるように吹き飛ばす。
旋爆扇（せんばくせん）
　風圧の爆発を引き起こす。
光雷弾（こうらいだん）
　作り出した雷玉を縦横無尽に操作し、攻撃する。
光雷剣牙（こうらいけんが）
　扇に魔力を込めて、雷光の刃を形成して剣のように斬りつける。
双裂扇（そうれつせん）
　雷の力を帯びた風の刃を乱れ打つ。
双冥絶閃（そうめいぜっせん）
　雷の力を帯びた衝撃波を放つ。
双天閃（そうてんせん）
　風の力で敵を吹き飛ばし、雷の龍を放って追撃する。

技２．龍剣叢雲を用いた戦術
尾閃撃（びせんげき）
　龍尾を振り払い、強烈な一撃を叩き込む。
牙煌陣（がこうじん）
　剣を振り、光の結界を張る。
牙煌龍閃（がこうりゅうせん）
　剣に力を纏い、強烈な衝撃波と共に振り下ろす。
牙穿湊（がせんそう）
　刀身に力を纏い、衝撃波を無数の刃として吹きとばす。
牙穿峯（がせんほう）
　光で具現化した竜をぶつける。
天雷龍閃（てんらいりゅうせん）
　斬撃を竜の形にした紫電の塊を放つ。
天龍刃（てんりゅうじん）
　素早く斬りこむ一閃。
天龍撃刃（てんりゅうげきじん）
　天龍刃の強化技。連続で素早い斬撃を繰り出す。
天津甕星（あまつみかぼし）
　剣を地面に刺して黒金色の光の柱で身を守り、敵の攻撃を無力化する。
天黒月刃（てんこくげつじん）
　天津甕星に続く技で、無力化した柱を破壊し、その破片を斬撃に変えて放つ。
神龍皇滅閃（しんりゅうこうめつせん）
　龍時の膨大な破壊の光を収束、剣先から放出する。
昇龍冥星陣（しょうりゅうみょうせいじん）
　龍尾を地面にたたきつけ、その反動で中空へ飛び上がり、渾身の力を収束した龍剣を擲つ。着弾時に広範囲の爆発が生じる。
醒龍黒滅斬（せいりゅうこくめつざん）
　龍時の膂力を発揮し、渾身の斬撃を怒涛に叩き込む。
神昇滅醒陣（しんしょうめつせいじん）
　自身を起点に、広範囲におよぶ結界を創り上げて、飲まれた敵を滅する。

技３．龍神形態で繰り出す攻撃
神龍砲（しんりゅうほう）
　口内にエネルギーを収束し、破壊の閃光を放射する。
神龍光陣（しんりゅうこうじん）　
　魔力の結界を展開し、攻撃を無効化する。
神龍煉彗星（しんりゅうれんすいせい）
　口内に収束したエネルギーを上空へ放射、光弾の雨を降り注ぐ。
神龍剛尾撃（しんりゅうごうびげき）
　強化した龍尾でなぎ払う。
神龍滅審葬（しんりゅうめつしんそう）
　魔法で敵の身動きを封じてからの全力の神龍砲を放射する。
無神龍撃砲（むしんりゅうげきほう）
　分身を具現化し、一斉に神龍砲を放射する。
顕龍幻叢刃（けんりゅうげんそうじん）
　龍神形態から人間態へと戻り、その際に生じた膨大な残留エネルギーを龍剣を取り込むことで巨大化した斬撃を繰り出す。