王羅

性別：男性→女性
年齢：外見１５歳
身長：１５０ｃｍ

イメージカラー：淡く輝くプラチナ



略歴
・優れた旅人として様々な世界を渡り歩いていたのだが、不治の病に倒れる。
　仲間たちの助力の末、「器師・伽藍」から新たな肉体を手に入れた。
　だが、気まぐれな器師の技量により、新たなが器は女性にされてしまうが、現在はもう馴染み、慣れてしまった様子。
・十二神将という優れた心剣士らで構成した組織を立ち上げ、世界の秩序や、旅人の暴走の抑止などで活動していた。
　しかし、無二の友で、腹心であった神羅（しんら）と、彼の派閥が乗っ取り、無秩序の一団に堕す。
　この頃は病に伏していた、尚且つ、新しい体では神羅を止める事が出来ずにいた。
　神月らの活躍もあって、神羅は倒され、組織は瓦解する。残ったメンバーも、王羅も旅人としての自由を選んだ。
　旅中でカルマと知り合い、やがては襲撃を受け、古い仲間の毘羯羅やローレライの助力で難を逃れて、神無らと共に、打倒カルマに参戦する。

人物
・白金色のショートに同じ色の白金色の瞳をした心優しそうな中性的な少女の見目をしている。
　服装は、銀の装飾された黒いコートを纏い、動きやすい恰好で茶のブーツを履く。
・多くの旅人と交流する事から旅人たちとの人脈も豊富で、人格面や戦闘における信頼も確かである。
　その性格は、旅人として長く培ってきた経験と聡明さを備えた人格者。落ち着いた物腰ながらも明るい態度をしている。
　特に親しい関係者は刃沙羅や毘羯羅のかつての十二神将の同胞たちと、事件で巻き込まれて知り合った神月たちである。
　一方、有難迷惑となった器師伽藍に対しては、複雑な気分で接する事が多い。

能力
・病に倒れるまでは旅人として、戦闘もこなし、魔法に関する実力もある。
・二刀流やそれぞれの心剣による一刀流など、状況に応じて巧みに切り替える剣術の才能も備えている。
　現在の体格は少女のそれ、心剣の加護や魔術の強化を受けていても、力押しが不得手ではある。

心剣
光神剣ホーリーコスモス
　読み：こうしんけん
　ランク：ＥＸ
　属性：光・秩序
・白き輝きを纏う十字長剣型究極心剣。
　秩序の権能を持ち、怒りや闘争などを削ぐ・抑制する力を持つ。
　戦闘面では高い防御能力や所有者を不老の加護を齎す。

妖刀ムラマサ
　読み：ようとう
　ランク：Ａ
　属性：魔・斬
・赤紫に輝く刀身を持つ禍々しさと美しさを兼ね備えた異様な日本刀型心剣。
　かつては妖刀として、所有者の命を吸い、無辜の命の血を吸ったもの。
　偶然にも王羅がこれを手に入れ、己の心剣として再構築し、顕現させた。
　その斬撃は巨大な岩塊を滑らかに斬り裂くほどで、様々な『斬撃』を与える能力を持つ。

技
ホーリーコスモス時
白光刃（びゃっこうじん）
　光の力を帯びる事で強化した刀身による斬撃を繰り出す。
白天護光陣（びゃくてんごこうじん）
　防御結界を作り出して領域内のものを守ったり、治癒する。
　より力の消耗が激しいものほど結界硬度や治癒性能も高める。範囲は任意に変わる。
白聖光天（ホワイト・セイバー）
　無数に具現化した光の剣を敵に降り注ぐ。
白聖滅光（ホワイト・エンド）
　白聖光天剣の派生。無数に具現化した光の剣の全ての切っ先を揃え、集束した破壊の閃光を解き放つ。

ムラマサ時　
空魔一閃（くうまいっせん）
　『斬撃を飛ばす』事で、遠くの敵を斬りつける事が出来る。
天魔時雨（てんましぐれ）
　敵の頭上に『斬撃を降り注ぐ』事で、広範囲に攻撃できる。
無幻斬（むげんざん）
　斬った箇所にさらに『斬撃を発生させる』ことで、敵を微塵に斬り裂く。

二刀流
妖嵐一閃（ようらんいっせん）
　ムラマサが展開した空間内部で無数の斬撃を『発生』させ、王羅以外のすべてを無差別に切り刻む。
　補うためにホーリーコスモスの能力で、他者にマーカーを付加し、斬撃の嵐から守ることが出来る。
天より濯ぐ斬魔雨（アメノムラマサ）
　無数に光の剣を具現化させ、それら全てに『着弾することで斬撃を発生させる』ことで、無情の斬雨となる。
終斬・舞幻光刃（しゅうざん・むげんこうじん）
　無数に光の剣と妖刀の分身を具現化して、自らは乱舞の如く斬りつけ、同時に無数の剣と刀が微塵に敵を斬り裂く。


キーワード
『十二神将』
　王羅が抱いた世界から様々な脅威を退け、平和でありたい、という願いと夢の結晶。
　そんな結晶もかつての神羅や刃沙羅たちが集う事で完成したかに見えた。
　現在では、かつての組織は無くなったものの、願いと夢の結晶は王羅の心の中に、そして、象徴たる究極心剣は輝きを失せずに、なおも厳然と在る。