004. 明王凛那
明王 凛那
読み:みょうおう りんな
性別:女性
年齢:18歳相応の外見
身長:162cm
イメージカラー:炎のような茜色
特技:自己鍛錬、剣術
好きなもの:無轟、強者
苦手なもの:強いて言うと神無、孤独
亡き無轟の愛刀より顕現した化身。神無の呼びかけに応じ、戦場へと参戦する。
略歴
・無轟の振るう魔刀『明王・凛那』そのものであり、美麗の女性の姿をしている化身。
亡き主との別れの後、神無の家に飾られ続けてきた。『無轟の為の刀』ゆえに、彼以外のものが手に取ると焼き付く痛みを持って拒絶する。
しかし、主の息子である神無はカルマ事件の打開策の一つとして、凛那を用いて戦おうとする。
それでも拒絶の痛みを押しのけてでも戦う決意に汲んで、姿を変えて参戦を決意せざるを得ず、協力を誓い、彼らと共に事件解決の為に奔走する。
人物
・長く伸ばした美麗な茜色の髪と鋭い眼光を宿した同じ色の瞳。深い黒と鮮烈な赤を基調とした戦闘装束を纏っている。
基本的な性格は主たる無轟と似た(真似ている)のか、落ち着き払った寡黙さを常とし、強者を好んでいる。
漂う雰囲気はまさしく刃の如く、凛然としている。
風格とは裏腹に、感情豊かな一面や態度も多く目立つ。特に、平行世界の主と再会した時は恋心に焦がれる乙女そのもの。
・強者に対しては、相応の礼節を以って全力をとして挑み、その勝敗関係なく、親しみと尊敬の念を以って接し、
弱者に対しては、厳しく接するが、それでも、そんな弱者の成長に対しては、我が事のように嬉しさを見せる。
神無に対しては、主の息子として接するが、時折見せる『無轟』の気配に戸惑う事もしばしばなので、苦手に当てはまる。
能力
・無轟の剣として振るわれ続けた事から、刻み込まれたレベルで彼と同じ剣術、戦術を持ち、同格の戦闘能力を有している。
彼の差異は、炎産霊神の契約無しでも『炎』を具現化することが出来る事が大きな点。
これは彼女(明王・凛那)が、核たる『混沌神星核』と炎産霊神の炎を用いて作り上げられた事からであり、
更には彼女(女性の姿)を攻撃、ダメージを与えても、本体の『明王・凛那』が無事であれば、自動的に修復される。
なお、『明王・凛那』自体に『修復能力』が備えられており、基本的に刃毀れしない。
戦闘戦術は、炎の刀を具現化し、本体の代わりに用いる。抜刀する時は、本気に、本気で相手を倒す時のみである。
武器
『緋炎刀刃』
読み:ひえんとうじん
ランクA
属性:炎
・凛那が手繰る炎熱で刀の形をしたもの。
自身(刀)を抜く必要が無い場合は常時、この武器で戦闘を行い、『己』に見合った敵の場合のみ、抜刀する。
彼女の核たる要素「炎産霊神の炎熱」から生み出された為、並みの武器よりも強力である。
『明王・凛那』
読み:みょうおう・りんな
ランクA+
属性:混沌・炎
・自身を顕現した茜色の刀身を持つ日本刀であり、凛那の本来の姿。
炎産霊神の炎を刀作りに利用し、更には万能の素材『混沌神星核』によって完成された。
基本的には自動修復されるが、刀身が折れたり、激しい破損した場合は、長時間の休息、最悪、作り手の伽藍に依頼する必要がある。
もし完全に破損した時、それは凛那(かのじょ)の死に直結しかねる危険性がある。
属性:混沌は『他属性と融合し、その属性と能力を強化する』ものである。この性質は半神ディザイアなどが該当する。
『煌王・凛那』
読み:こうおう・りんな
ランクEX
属性:神炎
・無轟の折れた明王・凛那を伽藍が『混沌神星核』を用いて、改良し、生まれ変わった神炎刀。
基本のパーツは明王凛那を修繕しつつ、流用。大きな差異は刀身の部分のみで、刀刃は茜から闇のように深い真黒に染まり、走るように茜色の刻印が刻まれている。
この茜色の刻印は『炎産霊神の炎』を溜め込む(チャージ)事が可能。吸収している炎と繰り出す炎の二重の火力で威力を倍増させる。
漆黒の刃は炎を最大限に取り込む事で、刀身は灼光(あか)を帯びた純白に輝きを放つ。この状態を『灼煌(しゃっこう)』と呼ぶ。
そして、その様は文字通りの『煌王』となす。
技
火之神薙(ひのかみなぎ)
炎を纏った一刀による一閃。同時に炎の波濤で呑む。
火之夜藝(ひのやぎ)
炎熱の連刃。纏った炎と伴って焼き、切り裂く。
火之R毘古(ひのかがびこ)
纏った炎熱を振り放つ火の波濤。
火之叢天牙(ひのそうてんが)
凛那を突き刺し、相手の足元から燃え盛った刃を穿つ。
火之征嵐(ひのせいらん)
炎の塊を放射し、広範囲を焼く。
火之鮫顎牙(ひのあぎと)
敵を打ち上げ、挟み牙むく爆炎で飲みこむ。
火之鳳琉(ひのほうりゅう)
空中から地上へと炎熱の衝撃波を放つ。
火之斑鳩(ひのいかるが)
鳥の形をした炎熱の衝撃波を放ち、敵へと打ち込む。
火之天照星(ひのてるあまてるほし)
炎の塊を具現化し、敵へと振り落とす。
火之素戔剣(ひのすさのつるぎ)
炎の剣を無数に具現化し、展開、敵を包囲し、一斉に剣を弾丸のように射出する。
焔刃凰翼閃(えんはほうよくせん)
空中から地上へ炎を纏って突撃する。
焔月刃(えんげつじん)
炎を纏った衝撃波を放つ。
焔月天剣(えんげつてんけん)
敵の頭上に無数の炎の剣を降り注ぐ。
焔旋呀(えんせんが)
自身を中心に炎を巻き上らせ、接近する敵を遮る。
焔旋呀・刀華(・とうか)
焔旋呀と同じく炎を巻き上げてから、迫る敵へと炎の刃を伸ばして刺す。
焔破紅龍穿(えんはこうりゅうは)
炎を纏った刀身で突き放ち、同時に爆炎の放射で敵を飲み込む。
焔破紅塵(えんはこうじん)
炎を纏い、加速による必殺の一撃をなぎ払う。
刀神顕現(とうしんけんげん)
真なる己――『明王・凛那』を取出し、武器とする。
火顕の燐刀(かけんのりんとう)
その身を本来の『明王・凛那』へと姿を変え、振るうべき主の『剣』となる。
火顕の秘刀・炎産霊神(かけんのひとう・かぐつち)
炎熱必滅の一刀。
自身そのものを顕現し、渾身の一振りを炎と共に繰り出す。
彼女の奥義の一つ。
キーワード
『造り出された理由』
・無轟の繰り出す必殺の一刀『炎産霊神』。
火の邪神の炎に並みの武器では一撃を繰り出せば直ぐに消滅してしまう。
この打開策に『器師』伽藍の協力の下、刀作りの際に炎産霊神の炎を熱すること、
『混沌神星核』で刀の硬度を極限に強化し、日本刀独特の美麗も兼ね備えた宝刀が生まれた。
『相応しい主は唯一人の主』
・言うまでも無く無轟その人のみ。いかなる状況になろうとも、無轟の刀として貫こうとする。
しかし、永遠の眠りへつく主に今際の言葉を思い返すたび、己が信念を貫くか否か、胸中で揺れ動いている。
『付喪神?』
・長い年月使い込まれたもの、念込め作り上げられたものには魂が宿ると呼ばれる存在。
凛那も一応はその部類にあたる。
『混沌の血族』
・混沌世界の唯一の生命体アルヴァを構成する『混沌神星核』によって凛那は作り出されたため、彼女との関係は親子にも通ずる所がある。
凛那の自己修復能力は『混沌神星核』の優れた能力から与えられている。