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Kingdom Hearts Beginning of Darkness 第一章 〜欠片達の集い、その終焉〜

イクサリオン改め、ポスケ

INDEX

  • あらすじ
  • 01 序章
  • 02 第T話  白濁セシ存在
  • 03 第U話  虚空ノ待チ人
  • 04 第V話  オイデマセ、世界ノ果テ
  • 05 第W話  円卓、]Uノ虚ロ
  • 06 第X話  其ハ暗黒ノ写シ身【ベーゼ】
  • 07 第Y話  集ウハ才知ノ弟子
  • 08 第Z話  意味、即チ存在
  • 09 主人公紹介
  • 10 第[話  修行編〜静カナル豪傑ト共ニ〜
  • 11 第\話  修行編〜心無キ者〜
  • 12 第]話  修行編〜学究ト策士ノ魔法講座〜
  • 13 番外編  【O 交錯す 異分子達の 聖域】
  • 14 番外編  【O 交錯す 救援の 望鏡】
  • 15 第]T話  修行編〜荒ブル六槍トイッショ!〜
  • 16 第]U話  修行編〜荒ブル六槍トノ秘策〜
  • 17 第]V話  忘却編-序幕 〜]V番目〜
  • 18 第]W話  忘却編 〜城ヘノ誘イ=悪意アルモノタチ〜
  • 番外編  【O 交錯す 異分子達の 聖域】



    「………あれ?」


    闇の回廊を使ってトワイライトタウンに向かおうとしていた筈なのに、気がつけば見知らぬ場所に辿り着いてしまった。

    湖の上に立つ石造りの土台。この場所へ至るための橋は見当たらない。

    そして、荘厳にそびえ立っている教会は神聖な雰囲気を放っている。


    「………行ってみるか」


    靴音を響かせながら俺は教会へと足を踏み入れる。
















    《ザ・ワールド》








    教会には幾つかの長椅子と、奇妙な傷跡の付いた祭壇だけが置かれていた。

    教会ならば崇めるべき神の像がある筈なんだけど……?


    「おっと?先客かねぃ?」


    「あ?」


    教会の入り口に妙な男が現れ、驚きの声を上げていた。

    黒髪を一本に束ねて後ろに垂らし、胸元を大きく開けたジャケットからは奇妙な紋様の描かれた素肌が見えている。

    人当たりの良さそうな多少皺の刻まれた顔に有る青色の目には驚きの色を浮かべていた。


    「いやー、今日は【グリーマレーヴ】に一番乗りで来れたと思ったのにな〜……ねっねっ、おたくの名前は?因みに、おっちゃんはメビウスってぇの」


    「えっと、俺はハリスだ」


    勢いに押され、思わず名前を言った俺に満面の笑みを浮かべながらメビウスが近づいてくる。


    「ほーハリス君って言うのかー……ハリス君、見たことない服装だねぇ?もしかして………」


    笑みを深くし、手を伸ばせば届く距離にまで近づくと、
























    「チートか?」


    どこからか、刀身が三つに別れた双剣を取り出して俺の首に当てる。


    「なっ?はっ……えっ!?」


    「動くな。名前が表示されねぇから最初はNPCかと思ったが、まさかチーターとはな」


    『全く、PCを別のにしているのにチーターの取り締まりをする羽目になるとはな』などとボヤきながらメビウスはどこかに連絡をしようと何やら右手を動かす。

    ………あれ?通報されたらヤバくね?


    「………あ、ヤッホー八ちゃん。今さーっうぉ!?」


    指先から圧縮したウォーターを放ち、首元の三叉剣とメビウスを俺から引き離す。


    「あらま……わり、チーターにちょっと反撃された。念の為に来てくれ、場所は《Δ隠されし禁断の聖域》【グリーマレーヴ大聖堂】だ」


    三叉剣を空中で一回転させながら奴は通話を終え、切っ先を向ける。


    「さあて、おっちゃんと一緒にしばらく踊ってもらうぜ?ハ〜リッス君」


    俺も武器を取り出し、応じるように切っ先を向ける。


    「はっ!俺のリズムに合わせられんのか?メビウスさん」


    ……ぶっちゃけ、さっさと帰りたいです

    12/08/14 20:18 イクサリオン改め、ポスケ   

    ■作者メッセージ
    ……番外編でクロスオーバーやっちゃいました。
    クロス先は小説版.hack G.U. です。

    今回登場した人は勿論、オリキャラです。

    設定

    名前 メビウス(Mobius)
    ジョブ 練装士
    武器 重槍、刀剣、双剣、呪杖
    主な経歴

    【The Would R:2】のLv150のPCのみ参加可能のアリーナ【王我宮】の初代宮皇。その戴冠の際に特典として四つ目の武器として呪杖を使えるようになった。
    現在、使用しているのは重槍《禍々シキ世界ノ慈母》、刀剣《裁クハ邪ノ代行者》、双剣《波頭ヲ退ケシ種火》、呪杖《守護者ハ司リシ者ガタメ》
    どの武器もロストウェポン級の力を誇るが、なぜ所持しているかは不明。

    続きが期待されれば、書きます(´・ω・`)
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