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Kingdom Hearts Beginning of Darkness 第一章 〜欠片達の集い、その終焉〜

イクサリオン改め、ポスケ

INDEX

  • あらすじ
  • 01 序章
  • 02 第T話  白濁セシ存在
  • 03 第U話  虚空ノ待チ人
  • 04 第V話  オイデマセ、世界ノ果テ
  • 05 第W話  円卓、]Uノ虚ロ
  • 06 第X話  其ハ暗黒ノ写シ身【ベーゼ】
  • 07 第Y話  集ウハ才知ノ弟子
  • 08 第Z話  意味、即チ存在
  • 09 主人公紹介
  • 10 第[話  修行編〜静カナル豪傑ト共ニ〜
  • 11 第\話  修行編〜心無キ者〜
  • 12 第]話  修行編〜学究ト策士ノ魔法講座〜
  • 13 番外編  【O 交錯す 異分子達の 聖域】
  • 14 番外編  【O 交錯す 救援の 望鏡】
  • 15 第]T話  修行編〜荒ブル六槍トイッショ!〜
  • 16 第]U話  修行編〜荒ブル六槍トノ秘策〜
  • 17 第]V話  忘却編-序幕 〜]V番目〜
  • 18 第]W話  忘却編 〜城ヘノ誘イ=悪意アルモノタチ〜
  • 第Z話  意味、即チ存在



    パラパラパラパラ


    紙同士の擦れる音が静かな部屋に響く。

    音の正体はダンディーさんが弾いているカードが宙を舞う音だ。


    「………あの、もう怪我は大丈夫だから歩いても「駄目だ」………」


    今の言葉を切り捨てたのは青髪バッテン君だ。

    彼は立ったまま何やら書類に目を落としながらサインをしている。


    「まぁ、参謀殿。部屋を出るのは駄目だがそこら辺を歩くのを許可するぐらいは「駄目だ」………」


    ああ……ダンディーさんの言葉でもダメだった………ってかあの人参謀なんだ

    因みに、さっきから一言も喋らないがデミックスもこの部屋にいる………チクショウ、気持ちよさそうに寝やがって……


    「暇そうだな……」


    「もう驚かんと思ってたのになぁ………どっから出てきたんだよ、Mr.顔黒!?」


    もや〜んとした黒い煙みたいなものが突然、部屋の隅に発生して中から色黒男が現れる。

    ………なんか微妙に傷ついた顔をしてますね、アナタ。


    「……君は記憶が無いということは自らの名も忘れたということだな」


    「ああ……何?もしかして、名前くれんの?」


    「そうだ」


    おお!いつまでも名無したどカッコがつかんからな〜なんか、嬉しい。

    顔黒男が右腕を前に出すと5つの文字が宙に浮かび、回りながら一つの言葉となる。












    【Harex】








    「【ハリス】。君の存在であり、意味だ」


    12/07/11 20:41 イクサリオン改め、ポスケ   

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