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Tales of Re:Rebirth〜最終部〜 『あなたは何をしたいのですか?』

takeshi

INDEX

  • あらすじ
  • 01 キャラクター名鑑・壱ノ巻
  • 02 キャラクター名鑑・弐ノ巻
  • 03 キャラクター名鑑・参ノ巻
  • 04 キャラクター名鑑・肆ノ巻
  • 05 キャラクター名鑑・伍ノ巻
  • 06 あらすじT『目覚め、そして出立第2弾!の巻』
  • 07 あらすじU『これって交換日記とは違うの?』
  • 08 あらすじV『また記録つけてんのか』
  • 09 あらすじW『変な勘違いばっかしてんじゃねぇぞ!!』
  • 10 あらすじX『留守中の報告/貴重な体験』
  • 11 あらすじY『日記てのは書くより読むほうが断然面白いよな!』
  • 12 あらすじZ『お父さんと仲間』
  • 13 あらすじ[『フィオナ観察日記』
  • 14 あらすじ\『アニカマルにて』
  • 15 あらすじ]『俺達は何も分かっていなかった/君達は大事なコトを忘れていた』
  • 16 第1話『プロローグと目覚め』
  • 17 第2話『喧嘩とアロハシャツ』
  • あらすじX『留守中の報告/貴重な体験』

        ―――――『留守中の報告』―――――

    記録?前回書いたじゃない。
    また書けと言うの?
    じゃあ前半は私が書くから、後半はアニーに任せるわ。

    いちいち書かなくても分かると思うけれど、ヒルダ・ランブリングよ。

    羽みたいに軽い金属があるっていうティトレイの言葉を信じて私達はピピスタまで来たのだけれど……相変わらず暑いわね……。
    まぁでも、今回はその気候に救われたようなものかも。
    この街はヒューマが住むのに適さないのよ。
    だからヒューマがいることなんて滅多にないから種族間の暴動も起きない。
    争う相手がいなければ競争が起きないのと同じね。
    それでも、1年前は特例だったけれど。

    ……私は誰に説明しているのかしら?
    こんなこと、みんな知っていることよね。

    まぁ良いわ。
    ピピスタに着いて早々ユージーンはドバル酋長に挨拶に行くと言っていたわ。
    ここの酋長って何かと礼儀とか五月蝿いのよね。
    正直、この街独特の作法とか言われても知らないし知りたくもないし、面倒なだけだわ。
    それでもブライトも挨拶に行くみたいね。
    新顔代表としてとか言ってたけれど……普段適当なクセにこういうところは真面目なのね。
    少し見直したわ。
    その間に私達はもう夕方だしシャワーを浴びさせてもらうわ。

    ……あら?ジーク、フィオナとルルがシャワー浴びている時に覗こうとしていたの?
    もっと記録を読んでから入るべきだったわね。
    何か視線を感じると思ったら……そう、そういうことだったの……。
    つまらない駄洒落までかましてくれちゃって、えらくご満悦だったのね。
    罰ゲームの仕返しもあることだし、どう料理するべきかしら。
    そうそう、料理と言えばここはアカトゲサボテンが珍味なのよね。
    以前マオは苦いと言っていたけれど、お子様にはあの深みが分からないようね。
    今日の晩酌のツマミはこれにするとして、肝心のお酒はどうしようかしら?
    ユージーンやブライトに訊くと返っていろいろと言われて五月蝿そうだし、ジークにでも手配させるとしましょうか。

    夕食後、ブライトが酋長から質問攻めに遭ったとか言ってたけど私には関係無いわ。
    それよりさっそくジークにお酒を手配させないと…………おかしいわね、宿屋の何処を探してもジークどころかティトレイとフィオナ、それとカイトも居ないわ。
    カインなら知ってるだろうと思って訊いてみたのだけど、どうやらジークとティトレイはバイラスからのアイテム採集に行ってるらしいわ。
    それをフィオナが追いかけて、それを更にカイトが追いかけて行ったみたいね。
    ……アホらしいったらありゃしないわ。
    あぁ、今フィオナとカイトは戻ってきたみたい。
    フィオナはみるからに機嫌が悪そうね、面白そうだからちょっと見ていようかしら。
    ジークが戻ってくると早速フィオナはどこで何をやっていたのかジークに問い詰め始めたわ。
    それに対してジークは戦利品をフィオナに渡したようだけど……あれは……シールドオニキス?
    フィオナは気付いていなようだけど、シールドオニキスって今宿屋で珍しくセールしてるわよ?
    何でまたわざわざ取りに行ったのかしら?
    フィオナも呆然としてるし、そろそろ助け舟を出す頃合かしらね。

    まったく、傍から見てると浮気を問い詰める妻みたいよ?

    フィオナにそう言ったら彼女、真っ赤になって口をパクパクさせていたわ。
    ふふふ、可愛いわね。

    それから翌日、相変わらずフィオナの機嫌は悪いままだけれど私達は羽のように軽い金属の捜索を開始したわ。
    昨日ユージーンがドバル酋長に聞いてくれたようなのだけれど酋長は心当たりがないようで、宿屋や道具屋に行っても手がかりは掴めなかった。
    本当にピピスタにあるんでしょうね?

    こうなったら虱(しらみ)潰しに情報を探すしかないようね。
    とりあえず近場にあった骨董屋に入って店主に話を聞きましょう。
    と、思ったのだけど、何故かジークが入るのを渋り始めたわ。
    どうやら、『破壊』のフォルスが無意識に発動して商品を台無しにするのが怖いみたいね。
    そういえばバビログラードでも食器をヴェイグとアニーに選ばせたけど、それが理由だったわけね。
    まったく……。
    でも渋ってたジークをヴェイグが強引に引っ張って骨董屋に入って行ったわ。
    少々荒行事ではあるけれど、効果はありそうね。
    出口を私達で塞いだらジークも流石に観念したわ。

    私達は店主に金属の話を持ちかけたのだけど、はやくもビンゴだったわ。
    この店主が独自のルートで入手して売買していたみたい。
    ちなみにその金属の名前はリヒトメタルというらしいわ。
    リヒトメタルはリヒトワームという虫が出す糸を鍛えることで金属になるんですって。
    俄かには信じられないわね。

    店主が言うには最近バイラスが凶暴化してる所為でリヒトメタルが取れないらしくて、その採集を任されてしまったわ。
    ただリヒトワームには成虫がいて、個体数は極僅かで出会う確率も低いそうなのだけど、出会ったヒトが帰ってきた試しがないという注意を受けたわ。
    まっ、そんな奇跡起こるわけがないのだから用心するだけ無駄ね。

    私達は一旦外へ出たのだけれど、ジークが心底安心したような顔をしていたわ。
    ヴェイグが声をかけている所を見ると、ヴェイグはヴェイグなりにジークの杞憂を証明してあげたかったみたい。
    だったら最初からそう言えば良いのに、相変わらずヴェイグは一言も二言も足りないわね。
    ……まぁ、私も他人(ヒト)のことを言えた義理ではないのでしょうけど。
    ちなみに、これを読んでティトレイ辺りが爆笑していたら感電させてやるから注意することね。

    さてと、リヒトワームは北の洞窟に住処があるらしいのだけれど、どうやらルルは虫が苦手みたい。
    広さも分からない洞窟で戦うなら下手に導術を使ったり衝撃を与えるのは危険だからということで私、マオ、ルル、フィオナ、カイトはここに残って職人探しをすることにしたわ。
    フィオナは行く気満々だったようだけどジークに止められて余計に機嫌悪くなるわアニーも心なしかへそを曲げているような気がするわで、なんだか先行き不安だわ……。

    ヴェイグ達が出発するのを見送った後私達は街中を周ったのだけど、何も手がかりは掴めなかった。
    日も昇り始めて暑さが増してくるとやる気も失せそうだわ。
    こんな中砂丘を歩くヴェイグ達を同情するわ。
    でもそろそろ洞窟に着いているなら暑さも関係無いのだからあっちのほうがアタリだったかしら……。
    そんなことを思いながら街の入り口まで来ると杖をついた女のヒューマに声をかけれたわ。
    その女性は何か言いたそうにしていたのだけれど、途中で倒れてしまった。
    フィオナに言われて気付いたのだけれど、この子船で会った職人じゃない!
    結構衰弱しているいたいで、それで杖なんかついていたのね。
    とにかく宿屋に運ばないといけないのだけど……この子、良い乳してるわね。

    あれから結構時間が経ってから様子を見に行ってみると気が付いたみたいでフィオナと会話をしていたわ。
    話ができてるなら大事無さそうね。
    ただ、私達の顔を見た途端に思い出したことがあるらしくて、それがどうやらこの子、私達を探してたみたいなのよね。
    それを忘れるっていうのもどうなの?
    兎に角話を聞く限りではクインシェルからバルカまで帰ったのは良いのだけれどその直後にバイラスの襲撃が遭って定期便が出航できなくなったじゃない?
    その所為で故郷に帰れなくなってしまったんですって。
    彼女は故郷で待ってる妹のためにも1秒でも早く帰りたかったらしいのだけども、そんな時に私達が漆黒の船で移動しようとするのを見たものだからそれに密航してあわよくば故郷まで帰ろうとしたらしいわ。
    でも私達はよく分からないところで降りるし、迷子になってるうちに砂丘に彷徨い込んでいたらバイラスに襲われるわで散々だった様よ。

    それに関して私からはご愁傷様としか言えないけれど、一度倒れたのだし念のためアニーに診てもらったほうが良いわね。
    大分時間が経つけれど糸の収集にてこずっているのかしら?
    職人の子も水を飲んだらまた寝てしまったようだし、私達も様子を見に行ったほうが良さそうね。

    そうして私達は炎天下の中ピピスタから北へ向かったのだけれど……な、なんなのアレは!?


        ―――――『貴重な体験』―――――


    ヒルダさん、面倒臭がってたわりには長文ですね……。

    ここからは私、アニー・バースが引き継ぎます。

    えっと、ヒルダさん達と別れた所まで遡るんですけど、あの時私は女性陣皆残るのに私だけ付いてくるようにユージーンから言われて何だか腹が立っていたんです。
    私だって女の子なんですよ?気を遣ってくれたって良いじゃないですか!
    でも道中でジークさんに言われて気付いたんです。
    ユージーンは私を必要としているから付いてくるように言ってくれたんだって。

    そんなこんなで洞窟に着いた私達だったのですが洞窟の中は薄暗くて、正直怖くて仕方なかったです……。
    でも奥に辿り着くまでカインさんがお話をしてくれて、かなり気が紛れました。
    意外にもカインさんはヒトの体の仕組みに詳しくて今まで私以外にこんな話をできるヒトがいなかったのもあってずいぶんと話し込んでしまいました。

    そして最深部では芋虫のような姿をしたリヒトワームが大量に生息していました。
    一番奥の方には大きな繭のような物があるのですが、あれから成虫が生まれるのかな……。
    骨董屋のおじさんから再三注意を受けましたけど、確かピピスタでは気温が高すぎて孵化できないそうですし、私達は糸を集めましょう!

    おじさんからお借りした糸を巻きつけるためのホビンはヒューマの顔の大きさくらいあるのですが、苦労した割りにほんの少ししか集まりませんでした。
    これは気の遠くなる作業になりそうです……。
    ジークさんの言うとおり、奥にある繭をかき集めればあっという間に終わるんですけどね。

    って、ジークさん?
    そんなに近くで繭に触ったら流石に危ないんじゃ……!!

    運が良いのか悪いのか、ジークさんのフォルスが発動してしまい、繭が破れて成虫が孵化してしまいました。
    繭の近くに昔成虫に挑んだヒトのメモが置いてあったようで、この成虫はリヒトモスインセクトというようです。

    私達は洞窟内で苦戦した結果、苦渋の判断の末に洞窟を崩してリヒトモスインセクトを埋めることに成功しました。
    糸は惜しいですけど、それでも命には代えられません。
    また出直しましょう。

    そう思ったのも束の間でした。
    信じられない生命力で生きてたリヒトモスインセクトは自力で飛び出て来ました。

    もうダメ……絶体絶命です。
    そう思った時、ヒルダさん達が駆けつけてくれたんです!
    みんなの力でなんとか倒せた私達は成虫の体から糸をたくさん剥ぎ取り、予想以上の収穫ができました。
    結果だけ見ればあの時ジークさんのフォルスが発動したのは運が良かったのかもしれませんね。

    街に戻った私は早速ヒルダさんから聞いた職人さんの診察に向かいました。
    診察結果は軽い脱水症状でした。
    しばらく安静にしていれば元通り元気になるはずですよ。
    そういえばこの方は職人さんなんですよね?
    そこに目をつけたヒルダさんが職人さんに空を飛ぶための機械を作る手伝いをしてくれたら故郷へ真っ先に送っていくという取引を持ちかけました。
    ヒルダさん、せこいです……。

    でもそのおかげで了承も得られたので結果オーライ……かな?

    どうやらその職人さんは機体を作るのなら1人で十分らしいのですがカイトさんが描いた設計図は気に入らないらしく、2人はここに残って設計図の描き直しとリヒトメタルの精製をしてくれるみたいです。

    ここまで来たら残るはエンジンの軽量化だけですね!
    ユージーンはノルゼン地方に行く必要があるって言うけど、何があるんだろう?
    私達はこれからノルゼンを目指します。

    15/01/21 00:47 takeshi   

    ■作者メッセージ
    【楽談パート5】

    takeshi「ども〜!ゼスティリア発売まであと2日なtakeshiです」

    チャリティ「カウントダウンまでするなんてどれだけ楽しみなのよ……」

    takeshi「確かに楽しみなんですが、その反面若干ハズレ臭もします」

    ヤコ「そうかな」

    takeshi「アニメで導師は役目を果たすと消えるとかパーティ内にラスボスがいるとか囁かれてるじゃないですか。TOX2同様仲間のうちの誰かが消えるENDとかいらないんですよね。ハッピーエンドで終わるのがファンタジーであり、不可能を可能にするのがテイルズじゃないですか!」

    マティアス「とか言いながら第2部はジークが消えて完結しなかったかしら?」

    takeshi「す、ストーリーが完結したわけじゃないから良いんですよ!私はね、初めてシンフォニアをプレイした時雲を掴むような手がかりしかないのに天使疾患を治したロイド達に感動したんですよ!地上には既に素材が無いって言われた時私は諦めたのにロイドは諦めなかったんですよ!それなのに最近の主人公は冷めすぎじゃないですか?無理なの?じゃあ仕方無いね、で終わって良い理由なんてどこにもないんですよ!!」

    ヤコ「だったら私も生き返らせて欲しいな」

    takeshi「さてさて雑談はここまでにするとして、」

    チャリティ「おいこら逃げんな」

    takeshi「前回ヤコさんが不貞腐れててすっかり聞くのを忘れてたのですが、結局ジークとどんな会話をしたのか覚えてますか?」

    ヤコ「当たり前だよ。ジークとの会話は全部覚えてるし、その時どんな表情をしていたのかも覚えてるよ?」

    チャリティ「き、気持ち悪っ!あんた今後うちの弟に近付くの禁止!!」

    ヤコ「やだ」

    マティアス「すっかり話が切り替わってしまったわね。まっ、私は良いのだけど」

    takeshi「気持ち悪いかどうかは置いとくとして、どんな会話をしていたのかここで補完するためにも教えてください」

    ヤコ「良いよ」

    takeshi「ちなみに、本当にあったことだけを伝えてもらうので本編読んで知ってる方は2、3行飛ばしてください。多分チャリティさんの台詞から読むと調度良いと思います」

    ヤコ「ジークがウォーレスの案内で留置所まで来た所からで良いんだよね?」

    takeshi「はい」

    ヤコ「牢屋の中にいる私を見た時、ジーク驚いた顔してたな。当然だよね、美少女が牢に閉じ込められているんだもん。それでね、私は言ったの。悪い王様に捉えられています。どうか私をここから連れ出してください。そうしたらジークは『地平線の彼方だろうが宇宙の果てだろうがどこまでだって連れてってやる。俺はお前を絶対に離さない。結婚しよう』って」

    チャリティ「ダウトー!!!」

    マティアス「なに?本編を読んだ人はここから読んだら良いのかしら?」

    takeshi「いえ…違います……」

    チャリティ「ジークがそんな臭い台詞を吐くわけないでしょうが!!」

    ヤコ「言ったよ?チャリティは見てないから知らないだけ」

    チャリティ「見てなくても分かるわ!姉舐めんな!!」

    takeshi「ヤコさん、今度こそ本当のことをお願いします……」

    ヤコ「私はジークにベルサスへ行く事とユリスを救う事をお願いしただけだよ」

    チャリティ「さっきと全然違うんですけど?」

    ヤコ「うん、だってこれ嘘だもん。さっきのが本当のことだよ」

    マティアス「埒が明かないわね。貴方、いい加減にしないと魂ぶった切って本編に登場するチャンスを一切無くすわよ?」

    ヤコ「3個上の台詞が本当です。それとヴェイグ達を信じすぎちゃダメとも言いました。だからその怖いオーラをしまって?ね?お願いだから」

    マティアス「どうなの?」

    takeshi「大体合ってます。マティアスさんありがとうございます」

    マティアス「宜しい」

    ヤコ「寿命縮んだかも……」

    チャリティ「もう寿命無いけどね……」

    takeshi「いや〜この場にマティアスさんが居てくれて本当に良かったですよ〜」

    マティアス「今回は特別よ。私も苛々したしね」

    ヤコ「これで私の出番は護られたのかな?」

    マティアス「貴方がまだ隠し事をしていなければね」

    ヤコ「ジークが初めてバルカに来た時船を爆破したのは私っていうのも言ったほうが良い?」

    チャリティ「はぁ!?」

    マティアス「確保ー!!」

    ヤコ「な、どうして?私は正直に言っただけなのに……」

    マティアス「私は軍人なのよ!?犯人逮捕は当然でしょうが!」

    チャリティ「ヤコ……差し入れ持ってくわね」

    takeshi「死後の世界にも監獄ってあるんですかね?」

    チャリティ「閻魔大王に聞いてごらん?」

    ヤコ「違うの聞いて?あそこで爆破して騒ぎを起こせばマオかユージーンが来るはずだからジークが早く会えるように手伝っただけなの。死人も怪我人を出てないよ?」

    マティアス「そういう問題ではないのだけれど……まぁ良いわ、聞かなかったことにしてあげる。ここでは王女も王の剣も関係無いようだしね」

    チャリティ「アガーテまた来ないかしら」

    takeshi「こんな所には絶対に呼びたくないです」

    ヤコ「そんなことより本編の話、しよ?」

    チャリティ「あんたから振るなんて珍しいじゃない」

    マティアス「これ以上自爆したくないだけでしょ?」

    takeshi「今回のあらすじは読んだら分かるのですが本編中二組に分岐したのであらすじも二つの視点を前後半に分けたものになっています。更にヒルダもアニーも読書が趣味で所謂文系の人間なので他のメンバーより筆が乗ってしまったのか長めになっています」

    チャリティ「よく読み比べてみるとここまで書いてきたジーク達と書き方が微妙に違うわね」

    takeshi「ジークのあらすじまで書いた時に何か違和感を感じたんです。それで『あなたは誰を護りたいのですか?』略して『ダレマモ』のあらすじを読み返してみたのですが……」

    チャリティ「ダレマモ?」

    マティアス「ガルデモみたいね」

    ヤコ「じゃあこの前のは『ナニマモ』だね」

    takeshi「明らかにダレマモのあらすじの方がクオリティーが高いんですよね。1人1人の量が少なかったので内容が薄く、その分まとめやすかったのだとは思いますが、それでもナニマモのあらすじを読み返してみるとダレマモのあらすじと比べてなんか詰まらなかったんです。だから今回はちょっと書き方を変えてみました」

    チャリティ「紛らわしいわね、どっちがどっち?」

    マティアス「第1部が『ダレマモ』で第2部が『ナニマモ』よ」

    ヤコ「今回のは?」

    マティアス「そうね……『ナニシタ』かしら?」

    チャリティ「ナニ下とか卑猥ね……」

    マティアス「貴方の脳内がね」

    takeshi「それとこれもここで補完しないといけないのですが、ジークがティトレイと素材集めに行ったとありますが、これは素材集めを名目とした特訓をするためです」

    チャリティ「何でフィオナを連れて行かなかったんだっけ?」

    ヤコ「邪魔だったから」

    takeshi「違います!この前日の夜にもう2人で特訓する必要はないかもとフィオナに言ったからです。勿論本音ではなかったのですがフィオナからも否定されなかったのでこの日はティトレイと行ったわけです」

    チャリティ「あぁ思い出したわ。妻は見た!状態になってたやつね」

    マティアス「あいつらは昼ドラでもやっているのかしら……」

    takeshi「そんなドロドロな展開書こうとしても書けませんから!」

    ヤコ「ドロドロと言えば芋虫がサナギから蝶になる時、サナギの外殻の中身はドロドロなの知ってた?」

    チャリティ「知ってるけどそういう気持ちの悪い話も禁止!」

    マティアス「蝶といえば、リヒトモスインセクトって希少種なのよね?気候条件さえ合えば戦えるのかしら?」

    takeshi「戦えますけど、エンカウント率は1%未満ですよ?」

    マティアス「思った以上に低いのね。ヴェイグ達が羨ましいわ」

    チャリティ「ていうかピピスタじゃ気温が高すぎて孵化できないんじゃなかったの?」

    ヤコ「設定ミスだね」

    takeshi「あれはですね、これまた本編を読んでもらいたいのですがラジルダでミナール地方のバイラスが溺れていたのを覚えてますか?」

    ヤコ「ジークが助けてたね」

    チャリティ「ジークが絡むと覚えてんのね……」

    takeshi「実はあの時ピピスタからラジルダにかけて『春』のフォルスの能力者が通っていたんです。で、更にピピスタ近海の海で『秋』の能力者であるレラーブと出会ったことは……」

    マティアス「なによ?」

    takeshi「言うまでもありませんね。春に加えて秋もあそこら辺に居たため気温が通常時よりも下がっていたんです。そんな様々な奇跡が重なってリヒトモスインセクトが羽化してしまったわけなんです!」

    チャリティ「これ私も初耳なんだけど、何で本編で孵化した時にこの話しなかったわけ?」

    takeshi「だって当時は『春』の能力者の存在とかレラーブがボケ体質だとか伏せてる状態でしたし、さりげない伏線だったんですよ」

    ヤコ「誰にも気付かれない伏線なんて無いのと同じだね」

    マティアス「そうね、気付かれないのならいっそのこと無かったことにしたほうが賢明だわ」

    takeshi「これが透明な嵐というやつなのでしょうか……」

    チャリティ「いや訳分からないから」

    takeshi「さてさて、今回はこんなところです。とりあえずゼスティリアのシナリオ、本当に頼みますよバンナムさん!あといい加減フィールドマップ上を飛行機で飛びたい!もうダンジョンなんだかフィールドなんだか分からないマップは嫌ですバンナムさん!」

    チャリティ「クレームはバンナム宛てで良いの?」

    takeshi「シナリオ作家とかフィールドマップ作成担当とかそこらへんの人達の個人名覚えてませんし。もしクソだったら名前メモして、こことアンケートに個人名を晒してやりますよ!!」

    ヤコ「次はどこだっけ?」

    マティアス「ノルゼンに向かうのだから確かキョグエンに立ち寄ったはずよ」

    takeshi「次更新する時が楽しみですね!ではまた〜」
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