リラ様誕生日企画・Part4-7
あの後、リズは店を出て帰路を歩いていた。その手にはスピカから貰ったチケットが握られている。
戦いでは更に強くなった。好きに暴れても文句は言われなくなった。いちいちオシャレに気を使う必要もない。
新しい自分。新しい生活。そんな世界に不満は無い。
不満は無い、筈なのに。何故心は今の空模様のようにどんよりと暗いのだろう。
「そこの御方――占いでもやっていきませんか?」
聞き覚えのあるフレーズで声をかけられ、自然と足を止める。
だが、顔を向ける事はしない。
「悪いけど、占いはこりごりなんだよ」
「折角望むものを手に入れたのに、どうしてそんな顔をするのですか?」
「望む? 好きで男になった訳じゃない」
「ですが、あなたは少なからず望んだのでしょう? 男になりたい。男になれば出来ない事も出来ると」
「ああ…そうだよ、望んだよ。俺は男の方がいいんじゃないかって」
色んな人から口煩く注意され、バカにされて、少なからず女である事を不便に思っていた。
だけど、男になってからは何も言われない。子供と言う点を除けばバカにもされない。当たり前だと思われていて、不便など感じない。
――本当に?
「でもな、それとこれとは別だ!! この結果を望んだのは俺一人だ!! 他の奴らは一切性別が逆になる事を望んじゃないない!!」
ウラノス達もスピカ達も新しい生活を満喫している風に言っていたが、本当はそうじゃない事ぐらい見抜いている。
みんな、全ての元凶である自分に気を使っている。本当はこんな結果、誰も望んじゃいない。
何度もみんなを助けようと考えた、あいつらを探そうと一人で旅に出ようとした。だけど、勝手に旅立とうとしたらロクサスに見つかって、環境を受け入れようとするみんなの思いを踏み躙る事になる。そうキツく教えられてこうしている事しかできない。
「確かにあなたの言う通り、他の人は望んではいなかった。では、あなたはどうなんですか? 望んでいたと言う割に、悲しそうに見えます…まさか、自分だけ犠牲になればいいと言う考えですか?」
「うるさい!! 俺は――私はぁ!!」
感情が爆発し、リズはその手に武器を取り出す。
そして、声をかけた占い師――元凶へと切っ先を振り下ろす。
迫る刃を、占い師は唯々眺めながら。
「届かないよ――そんなフラフラの心じゃ」
直後に、キィンと高い音と共に弾いた。
握っていたキーブレードがリズの手を離れ、後ろの地面に突き刺さる。
占い師が座ったまま腕を振り上げている。その手に握られているのは――黒い羽根。
たった一枚の、それこそ手を離れて風に舞っていきそうな儚げな物に弾かれた。
男になって強くなった筈なのに、相手は女で弱い筈なのに、こちらの武器が強いのに、どうして――?
「本当は分かってるんだろ…じゃなかったら、こんなに苦しい思いなんてしないだろ? お前だけじゃない、俺達全員さ」
呆然とするリズの前で占い師は立ち上がり、顔に纏っていた布を外す。
そうして露わになった顔は、自分探しの旅に出た筈のクウだった。
「クウ…」
予想はしてたのか、リズは驚くことはせずにただ呟く。
そんなリズに笑いかけると、クウはローブの中に手を入れてから机にある物を置く。
不思議な緑色をした小さなブロック。《ナビグミ》と呼ばれる、知らない世界に行く為のものだ。
「どうする? スピカから貰ったチケットでこのまま新しい環境を受け入れるか、こいつを使って元の性別を取り戻しに行くか――他の皆はグラッセとツバサを使って既に声をかけてある。後はお前だけだ、リズ」
そうして、クウは二つの道を提示する。
どうやら修行に出ていたグラッセも、この映画のチケットを渡したスピカも、クウとグルだったのだろう。もう一人は名前も聞いた事ないが、シャオの知り合いなのは分かった。
「一つだけ聞きたい…どうして私を連れて行かなかった?」
「そりゃお前連れて行ったら無茶するのが目に見えていたし、下手すれば全員集める前に勝手に壊滅させる際に元に戻る装置とか破壊されちゃ敵わないしな」
「…どれも否定できないわね」
「それに確認しておきたかった。少なからずお前は男になりたいって望んだんだ。それが正しいかどうかをな」
一応、自分の事を考えて猶予を与えてくれていたらしい。
これらの気遣いに、リズは大きく溜息を吐いてクウに皮肉の笑みを浮かべた。
「…あんた、本当にぶれないわね」
「そりゃお互い様、だろ?」
そう言って、クウが笑う。
女性の姿になっても男の時と変わらない、そんな笑顔を。
「ふふふ…今回も我らが裁きに悲鳴を上げていますね」
「あの、大司教様…ここの住人はいずれ性転換する生き物なので、大して変わってない気がするのですが」
とある海を模った世界。そこでは町の住人達である魚人(タイ)が何事かと騒いでいる。
それでも混乱はしている事には変わりなく、町が見渡せる建物の屋上で大司教は性別転換させた巨大な機械の上で急いで指示を出す。
「前回は沢山の同志が犠牲になりましたが、今回は地道にやっていきましょう。さあ、民衆が混乱している隙に我らの教えを広げる準備を」
その時、彼らの背後から大きな爆発がした。
「何事です!?」
その場にいる大勢の人達がバッと振り向くと、続けざまに町中で爆発の煙が上がる。
すると、あちこちから信者達の悲鳴が上がる。どうやら町に配備していた信者達が誰かに襲われているようだ。
「敵襲!? しかし、この状況で我らの位置を知り攻撃するなんて」
「――出来るわよ」
ザッと背後の煙幕から足を踏みしめる音に、信者達は一斉に振りかえる。
その中から現れたのは、一人の少女だ。
「あ、あなたは…!!」
「私達は自分らしく生きている。性別も種族も元から関係がない――そんなのに引きずられない、心と魂を持って生きているんだよ!!」
そう怒鳴りつけて、少女はチラリと町の方に目をやる。
先程奴らが使った装置の光を浴びた全員も元の姿に戻り、今までの鬱憤を晴らさんとばかりに次々と信者達をなぎ倒している。男も女も敵も味方も関係なくだ。
誰もが自分と同じ思いを抱いて戦っている。その事を確認すると、リズはその手にキーブレードを取り出して大司教に切っ先を向ける。
「こんな騒動はもう終わりだ。あんた達は、特別に私が直々にぶっ倒してやらぁ!!!」
とてつもなく真っ黒な笑顔を作って吼えると、一気に大司教の隣にある機械へと駆けて飛び上がった。
「私は]V機関ナンバー15! 生まれ落ちし光と闇――リズ・ヴァノイスだぁぁぁ!!!」
そうしてリズは全ての元凶となる機械を力の限り叩きつけ――閃光が飛び散った…。
レイディアントガーデンでは、ここ最近雨が続いている。
そんな雨の中、ある一軒の店の屋根の下でカイリは一人で立っていた。まるで誰かを待っているように。
そんなカイリに、開店の準備をしている店員のモーグリが話しかけてきた。
「何時までそこにいるクポ?」
「待っているんだ。約束したから」
「そう言って、もう何日も経ってるクポよ? 流石に忘れられたんじゃ」
「そんな事ない。必ず来るよ」
雨が降る空を見ながら、カイリは断言する。
一人と一匹が会話している間に、ザアザアと振っていた雨がシトシトと小振りに変わり始めた。
「雨、止んできたクポね」
いそいそと準備を再開するモーグリに、カイリが背中越しに話しかけてきた。
「…ねえ、ちょっといい? アイスを買いたいんだけど」
「どのアイスクポ? 今なら新作の高級アイスがあるクポ」
「そう言うのじゃないの。もっと手頃で、シンプルで、それでいて美味しくて――そう…」
そんなモーグリとのやり取りを思い出しながら、カイリは広場にいるみんな一人一人にシーソルトアイスを手渡す。
「沢山の友達と一緒に食べれるような」
最後の一本を、リズに手渡す。
渡されたアイス、みんなと一緒に食べる瞬間。
この時間に、リズは少女としての喜びを表した。
戦いでは更に強くなった。好きに暴れても文句は言われなくなった。いちいちオシャレに気を使う必要もない。
新しい自分。新しい生活。そんな世界に不満は無い。
不満は無い、筈なのに。何故心は今の空模様のようにどんよりと暗いのだろう。
「そこの御方――占いでもやっていきませんか?」
聞き覚えのあるフレーズで声をかけられ、自然と足を止める。
だが、顔を向ける事はしない。
「悪いけど、占いはこりごりなんだよ」
「折角望むものを手に入れたのに、どうしてそんな顔をするのですか?」
「望む? 好きで男になった訳じゃない」
「ですが、あなたは少なからず望んだのでしょう? 男になりたい。男になれば出来ない事も出来ると」
「ああ…そうだよ、望んだよ。俺は男の方がいいんじゃないかって」
色んな人から口煩く注意され、バカにされて、少なからず女である事を不便に思っていた。
だけど、男になってからは何も言われない。子供と言う点を除けばバカにもされない。当たり前だと思われていて、不便など感じない。
――本当に?
「でもな、それとこれとは別だ!! この結果を望んだのは俺一人だ!! 他の奴らは一切性別が逆になる事を望んじゃないない!!」
ウラノス達もスピカ達も新しい生活を満喫している風に言っていたが、本当はそうじゃない事ぐらい見抜いている。
みんな、全ての元凶である自分に気を使っている。本当はこんな結果、誰も望んじゃいない。
何度もみんなを助けようと考えた、あいつらを探そうと一人で旅に出ようとした。だけど、勝手に旅立とうとしたらロクサスに見つかって、環境を受け入れようとするみんなの思いを踏み躙る事になる。そうキツく教えられてこうしている事しかできない。
「確かにあなたの言う通り、他の人は望んではいなかった。では、あなたはどうなんですか? 望んでいたと言う割に、悲しそうに見えます…まさか、自分だけ犠牲になればいいと言う考えですか?」
「うるさい!! 俺は――私はぁ!!」
感情が爆発し、リズはその手に武器を取り出す。
そして、声をかけた占い師――元凶へと切っ先を振り下ろす。
迫る刃を、占い師は唯々眺めながら。
「届かないよ――そんなフラフラの心じゃ」
直後に、キィンと高い音と共に弾いた。
握っていたキーブレードがリズの手を離れ、後ろの地面に突き刺さる。
占い師が座ったまま腕を振り上げている。その手に握られているのは――黒い羽根。
たった一枚の、それこそ手を離れて風に舞っていきそうな儚げな物に弾かれた。
男になって強くなった筈なのに、相手は女で弱い筈なのに、こちらの武器が強いのに、どうして――?
「本当は分かってるんだろ…じゃなかったら、こんなに苦しい思いなんてしないだろ? お前だけじゃない、俺達全員さ」
呆然とするリズの前で占い師は立ち上がり、顔に纏っていた布を外す。
そうして露わになった顔は、自分探しの旅に出た筈のクウだった。
「クウ…」
予想はしてたのか、リズは驚くことはせずにただ呟く。
そんなリズに笑いかけると、クウはローブの中に手を入れてから机にある物を置く。
不思議な緑色をした小さなブロック。《ナビグミ》と呼ばれる、知らない世界に行く為のものだ。
「どうする? スピカから貰ったチケットでこのまま新しい環境を受け入れるか、こいつを使って元の性別を取り戻しに行くか――他の皆はグラッセとツバサを使って既に声をかけてある。後はお前だけだ、リズ」
そうして、クウは二つの道を提示する。
どうやら修行に出ていたグラッセも、この映画のチケットを渡したスピカも、クウとグルだったのだろう。もう一人は名前も聞いた事ないが、シャオの知り合いなのは分かった。
「一つだけ聞きたい…どうして私を連れて行かなかった?」
「そりゃお前連れて行ったら無茶するのが目に見えていたし、下手すれば全員集める前に勝手に壊滅させる際に元に戻る装置とか破壊されちゃ敵わないしな」
「…どれも否定できないわね」
「それに確認しておきたかった。少なからずお前は男になりたいって望んだんだ。それが正しいかどうかをな」
一応、自分の事を考えて猶予を与えてくれていたらしい。
これらの気遣いに、リズは大きく溜息を吐いてクウに皮肉の笑みを浮かべた。
「…あんた、本当にぶれないわね」
「そりゃお互い様、だろ?」
そう言って、クウが笑う。
女性の姿になっても男の時と変わらない、そんな笑顔を。
「ふふふ…今回も我らが裁きに悲鳴を上げていますね」
「あの、大司教様…ここの住人はいずれ性転換する生き物なので、大して変わってない気がするのですが」
とある海を模った世界。そこでは町の住人達である魚人(タイ)が何事かと騒いでいる。
それでも混乱はしている事には変わりなく、町が見渡せる建物の屋上で大司教は性別転換させた巨大な機械の上で急いで指示を出す。
「前回は沢山の同志が犠牲になりましたが、今回は地道にやっていきましょう。さあ、民衆が混乱している隙に我らの教えを広げる準備を」
その時、彼らの背後から大きな爆発がした。
「何事です!?」
その場にいる大勢の人達がバッと振り向くと、続けざまに町中で爆発の煙が上がる。
すると、あちこちから信者達の悲鳴が上がる。どうやら町に配備していた信者達が誰かに襲われているようだ。
「敵襲!? しかし、この状況で我らの位置を知り攻撃するなんて」
「――出来るわよ」
ザッと背後の煙幕から足を踏みしめる音に、信者達は一斉に振りかえる。
その中から現れたのは、一人の少女だ。
「あ、あなたは…!!」
「私達は自分らしく生きている。性別も種族も元から関係がない――そんなのに引きずられない、心と魂を持って生きているんだよ!!」
そう怒鳴りつけて、少女はチラリと町の方に目をやる。
先程奴らが使った装置の光を浴びた全員も元の姿に戻り、今までの鬱憤を晴らさんとばかりに次々と信者達をなぎ倒している。男も女も敵も味方も関係なくだ。
誰もが自分と同じ思いを抱いて戦っている。その事を確認すると、リズはその手にキーブレードを取り出して大司教に切っ先を向ける。
「こんな騒動はもう終わりだ。あんた達は、特別に私が直々にぶっ倒してやらぁ!!!」
とてつもなく真っ黒な笑顔を作って吼えると、一気に大司教の隣にある機械へと駆けて飛び上がった。
「私は]V機関ナンバー15! 生まれ落ちし光と闇――リズ・ヴァノイスだぁぁぁ!!!」
そうしてリズは全ての元凶となる機械を力の限り叩きつけ――閃光が飛び散った…。
レイディアントガーデンでは、ここ最近雨が続いている。
そんな雨の中、ある一軒の店の屋根の下でカイリは一人で立っていた。まるで誰かを待っているように。
そんなカイリに、開店の準備をしている店員のモーグリが話しかけてきた。
「何時までそこにいるクポ?」
「待っているんだ。約束したから」
「そう言って、もう何日も経ってるクポよ? 流石に忘れられたんじゃ」
「そんな事ない。必ず来るよ」
雨が降る空を見ながら、カイリは断言する。
一人と一匹が会話している間に、ザアザアと振っていた雨がシトシトと小振りに変わり始めた。
「雨、止んできたクポね」
いそいそと準備を再開するモーグリに、カイリが背中越しに話しかけてきた。
「…ねえ、ちょっといい? アイスを買いたいんだけど」
「どのアイスクポ? 今なら新作の高級アイスがあるクポ」
「そう言うのじゃないの。もっと手頃で、シンプルで、それでいて美味しくて――そう…」
そんなモーグリとのやり取りを思い出しながら、カイリは広場にいるみんな一人一人にシーソルトアイスを手渡す。
「沢山の友達と一緒に食べれるような」
最後の一本を、リズに手渡す。
渡されたアイス、みんなと一緒に食べる瞬間。
この時間に、リズは少女としての喜びを表した。
■作者メッセージ
NANA「さて、これにてリラ様の誕生日作品は終了です。毎回ですが。アトガキの方が遅くなってしまい大変申し訳ございません――」
全員『『『『『ヒャッハーーーーーーーーー!!!!! 処刑祭りじゃあああああああ!!!!!』』』』』
NANA「早速ぅ!? いやまて○魂パロである事の説明をほげしゃあああああああ!!!??」
*開始早々やられています。少々お待ちください。
NANA「……」(チーン)
リズ「おい、天に召されてる場合じゃないぞ?」(足蹴り)
NANA「ひ、酷い…!! 私に悟りを開かせる余韻すらもないのか…!!」
クウ「ある訳ねーだろ。なんでリクだけならまだしも、俺らにこんな事させやがったあぁん?」
リク「おいそこの女の敵、後で裏に来いや?」(黒笑&拳ボキボキ)
NANA「え〜…まずリラ様の今年の誕生日作品を○魂パロの性別転換…基デコ○ッコ編にしたのは、前にチャットでこの話題をして物凄く盛り上がったからです。具体的には『KHのキャラが性別転換したら、女性陣は確実に強くなるよね』『ありえる! んで、ソラ達はテラのように攫われるだろうね』、『あ、否定出来ない』、『リズ達オリキャラもそんな感じだよなー』、『更に否定が出来ない…』みたいな感じに」
グラッセ「そんな軽いノリ!? そんな軽いノリで盛り上がったの!? んで作っちゃったの!?」
NANA「言っとくがな!! その時チャットに参加してた夢旅人さんだって『男性となったアクア達を筆頭にゼアノート軍団を倒し、囚われたであろうソラ達を救う。世界は平和になる、世界は平和になる!!(大事な事なのry』と断言したくらいだからね!!」
ソラ「そんなに俺達頼りない!?」
ヴェン「頼りないって言うか、攫われ囚われの確率が異様に高いと言うか、女性陣が逞しいと言うか…」
ウィド「KHの女性、ナミネはともかくとして…カイリはKH3で戦う可能性が高く、ラクシーヌはサド、シオンはラスボスを務めて、アクアもテラとヴェンを救う為に一人戦って…それに比べて、男性陣は必ずと言って良い程、攫われたり昏睡したり囚われたりですもんねー」
ロクサス「そういや俺【358/2Days】じゃリクに捕まったっけ…」
アクセル「ちょっと待て!! 俺はメインに入るがそんな事一度だってねーぞ!! 今までの話を思い返すなら、俺が一番男らしいだろ!!」
ムーン「何言ってんだよ、お前俺の母さんとタイマンした結果、最後はボロボロで気絶してたろ?」
アクセル「あ、あれはどう考えたって俺の勝ちだろ!! ちゃんと機関に連れ帰ったんだから!!」
シオン「でもアクセルの所為で、あたしラスボスなっちゃったんだよねぇ…?」(ジト目)
アクセル「う、うううぅう…!!」
テラ「…アクセル、もう諦めろ。俺は既に諦めた」
アクセル「諦めるなよ!! KH3で男な所を見せろよ!!」
NANA「ここからはちょっとした補足です、まず性別転換した後の服装ですが…機関メンバー以外の服は途中で力尽きた為、描写がクウとウラノスの二人だけとなりました。どうしてもと言う方は想像力でお願いします」
カイリ「安定の丸投げテイスト」
NANA「ぐっ…! 次に銀○パロに関して。今年は上に書いたように、作者内でのチャットで行った悪ノリで出たネタをこうして仕上げました。個人的には書いていて楽しかったですが、機会がない限り次は出来ないです。ネタはあるんですけどね。○さん&土○の入れ替わりとか、お葬式とか」
ムーン「おい、今言ったネタってキャステイング決まってたりするのか?」
NANA「はい。もしするなら前者はクウとウラノス、後者はグラッセでやりたいなと」
グラッセ「ちょっと待てぇい!!? 俺に何をさせる気だ!?」
NANA「大した事じゃないよ。元ネタみたく、仮病使ったらドSの所為でベルトコンベアを使って火葬されそうになるって言う話を…」
グラッセ「俺は神○ポジション!? そして沖○ポジションはウラノスにするつもりだな!? ベルトコンベアで運ぶどころか、容赦なく火葬場に放り込まれて殺されるわー!!」
ウラノス「うちの作者、どうせなら「グラッセを(殺す方面で)陥れる銀○ネタを書いてくれー」って頼んでくれれば良かったのに…使えねえ奴だよ、ケッ!!」
クウ「…お前、本当に容赦ねえな。俺達の所のシスコンがマシに思えるぜ…」
NANA「ついでですが、今回の話に使ったギャグのネタで、話題になっている「おそ○さん」のネタとかも入れたりしました。面白いのと合わさって、声優って本当に凄い仕事だなと関心してしまう作品です、はい」
リク「おかげでソラがドライモンスターと化したがな…! どう落とし前つけてくれるんだ、あぁん?」
NANA「何言ってんの!? トド子とか市子とか実際に声優さんが女演じてんだから逆に可愛《ガッザザザザザザ――》」
*しばらくお待ちください。
クウ「死んだな」
ウィド「天誅されましたね、二人に」
ルキル「言い換えれば『女装したクラウドの声、地声でもイケる!』みたいな感じに言われたのと同類だもんな」
NANA「どう言う、例えだ…ガクッ」(力尽きた)
スピカ「――えー、作者が再起不能になってしまったのでここからはオマケとして作ったネタをどうぞ」
オマケコーナー
『なにをやった?』
テルス「吐きなさい」
クウ「いきなり何なんだよ…?」
テルス「『何なんだよ?』じゃないわ。あなた、男女逆転していた時にスピカとやる事やったんでしょ!? ウラノスから聞いたわよ!」
クウ「ブフォ!? お、俺は何もやって…やって…!」(顔を赤らめる)
テルス「嘘はいけないわ!! さあ、吐きなさい!! 洗い浚い告白しなさい!! お楽しみしたんでげふぅ!?」(顔面を殴られる)
クウ「お前が思ってるような事は何一つしてねーよ!! ただ、ただ…!」
テルス「いいから話しなさい!! 話さないなら、あなた達のメンバー全員にある事ない事吹き込むわよ!!」
クウ「分かったよ! 言えばいいんだろ、言えば…!! ――その、なんだ。写真を…な」
テルス「写真?」
クウ「――あいつ、抵抗出来ない俺をホテルに連れ込んで…そのまま夜通しでコスプレの服着せられた…!」
テルス「へー、なんの服?」
クウ「い、言える訳が「それはもういろいろよ〜。ミニスカからメイド服にナース服、あとバスタオル一枚とか。クウってば女性になっても本当に素材がよくて、何着ても似合ってたわ〜」スピカーーーーー!!!??」
テルス「何それ!? 写真とかある!?」(目キラキラ)
スピカ「ええ、ここにあるわ。似合ってるでしょー?」(スマホの画面を開く)
クウ「ぎゃああああああああああ!!!!! 止めてくれええええええ!!!!!」
クウ「もうヤダ…死にたい…!!」
スピカ「クウったら。コスプレしたのは女の時でしょ? そこまで傷付かなくてもいいじゃない」
オルガ「コスプレと聞いてやってきましたー!! クウがやったコスプレ写真はどこ」
クウ「死ねぇぇぇーーーーーーーーーー!!!!!」(カーネージシザーをぶっこむ)
オルガ「やなかんじぃ〜〜〜〜〜っ!!!??」(キラーン)
『ヒロインの決意』
カイリ「私、キーブレードマスター目指す事にしたから」
ソラ&リク「「……ハイ?」」
ヴェン「え、えーと…カイリ、何で急に?」
カイリ「皆が性別逆になってた時にね、私ふと思ったの」
ソラ「お、俺達が頼りなかったとか?」
リク「男になって思いっきり戦いたかったとか?」
ヴェン「いやでも、カイリはそのままでもいいから…」
カイリ「キーブレードマスターになれば、胸が大きくなるんだって!!」
ソラ&リク&ヴェン「「「…………は?」」」
カイリ「アクアは十分だし、ソラもリクもテラもみーんな胸が大きかったんだもん!! つまりはそう言う事でしょ!! そんな訳で、今からアクアの所で修行してくる!! ふっふーん、これでバストアップ目指すぞー!!」(上機嫌で去る)
ソラ&リク&ヴェン(((いいのか、そんな理由!?)))
グラッセ「で、この後どうなったんですか?」
ソラ「あ、あんな感じ…」(指を差す)
アクア「いい調子よ、カイリ! このまま打ち込んでみなさい!」
カイリ「はいぃ!!」(アクアのキーブレードに打ち込み中)
グラッセ「いやー!! 母さんまで逞しくなってるー!?」
『コンプレックス』
ウィド「全く、男だろうが女だろうが変わらないって…失礼にもほどがある!!」
イライラしながら部屋に入るウィド。その椅子には、女の時に来ていた白の長いワンピースが脱ぎ捨てたままだ。
ウィド「私は男なんです。こんな服はもう似合わない…」
僅かに女の時の服を見つめ、何故か辺りを見回す。
素早く服を着替えると、丁度近くにあった全身鏡で姿を確認する。
ウィド「変わらないように見える…? いや、そんな事は――!」(鏡を見たまま身体を確認する)
その時、背後で部屋のドアが開く。
ジェダイト「ウィドさん、ここにいた――え…?」
目の前の光景に固まるジェダイト。次の瞬間、ウィドの姿は消えて首元に冷たい何かが当たる。
ウィド「ジェダイトォ…!?」(背後から刃を当てている)
ジェダイト「は、はひぃ!?」
ウィド「みぃ〜たぁ〜かぁ〜…!?」
ジェダイト「ななななな何も見てませぇん!!! ウィドさんが女性の服を着ていたとか全身鏡で姿を見ていたとかサイズを確認してたとかそう言うのは断じて見ていま「死ね」」
―――数分後…
ラック「ジェダイトー、どこに行ったん――ジェダイトォォォ!!?」
ラックがジェダイトを見つけた時、ある部屋で白目を剥いたまま氷の十字架に磔にされていたと言う…。
ジェダイト「ボクハドコココハダレ」
ラック「あんた本当に何をしたんだい!?」
ウィド「ただの教育(抹消)です」
ラック「何かヤバ気な言葉が混じってなかったかい!?」
NANA「さて、少なかったですがオマケも終わった事であとがきはこの辺で終了とさせていただきます」
リズ「どうにかあんたの誕生日前に出来上がったわね。ここのあとがき、予定では誕生日までに終わらせる予定だったのに」
NANA「本編があまりにも長いからちょっと力尽きまして…申し訳ありませんでした。かなり遅れましたが、リラ様誕生日おめでとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします」
全員『『『『『ヒャッハーーーーーーーーー!!!!! 処刑祭りじゃあああああああ!!!!!』』』』』
NANA「早速ぅ!? いやまて○魂パロである事の説明をほげしゃあああああああ!!!??」
*開始早々やられています。少々お待ちください。
NANA「……」(チーン)
リズ「おい、天に召されてる場合じゃないぞ?」(足蹴り)
NANA「ひ、酷い…!! 私に悟りを開かせる余韻すらもないのか…!!」
クウ「ある訳ねーだろ。なんでリクだけならまだしも、俺らにこんな事させやがったあぁん?」
リク「おいそこの女の敵、後で裏に来いや?」(黒笑&拳ボキボキ)
NANA「え〜…まずリラ様の今年の誕生日作品を○魂パロの性別転換…基デコ○ッコ編にしたのは、前にチャットでこの話題をして物凄く盛り上がったからです。具体的には『KHのキャラが性別転換したら、女性陣は確実に強くなるよね』『ありえる! んで、ソラ達はテラのように攫われるだろうね』、『あ、否定出来ない』、『リズ達オリキャラもそんな感じだよなー』、『更に否定が出来ない…』みたいな感じに」
グラッセ「そんな軽いノリ!? そんな軽いノリで盛り上がったの!? んで作っちゃったの!?」
NANA「言っとくがな!! その時チャットに参加してた夢旅人さんだって『男性となったアクア達を筆頭にゼアノート軍団を倒し、囚われたであろうソラ達を救う。世界は平和になる、世界は平和になる!!(大事な事なのry』と断言したくらいだからね!!」
ソラ「そんなに俺達頼りない!?」
ヴェン「頼りないって言うか、攫われ囚われの確率が異様に高いと言うか、女性陣が逞しいと言うか…」
ウィド「KHの女性、ナミネはともかくとして…カイリはKH3で戦う可能性が高く、ラクシーヌはサド、シオンはラスボスを務めて、アクアもテラとヴェンを救う為に一人戦って…それに比べて、男性陣は必ずと言って良い程、攫われたり昏睡したり囚われたりですもんねー」
ロクサス「そういや俺【358/2Days】じゃリクに捕まったっけ…」
アクセル「ちょっと待て!! 俺はメインに入るがそんな事一度だってねーぞ!! 今までの話を思い返すなら、俺が一番男らしいだろ!!」
ムーン「何言ってんだよ、お前俺の母さんとタイマンした結果、最後はボロボロで気絶してたろ?」
アクセル「あ、あれはどう考えたって俺の勝ちだろ!! ちゃんと機関に連れ帰ったんだから!!」
シオン「でもアクセルの所為で、あたしラスボスなっちゃったんだよねぇ…?」(ジト目)
アクセル「う、うううぅう…!!」
テラ「…アクセル、もう諦めろ。俺は既に諦めた」
アクセル「諦めるなよ!! KH3で男な所を見せろよ!!」
NANA「ここからはちょっとした補足です、まず性別転換した後の服装ですが…機関メンバー以外の服は途中で力尽きた為、描写がクウとウラノスの二人だけとなりました。どうしてもと言う方は想像力でお願いします」
カイリ「安定の丸投げテイスト」
NANA「ぐっ…! 次に銀○パロに関して。今年は上に書いたように、作者内でのチャットで行った悪ノリで出たネタをこうして仕上げました。個人的には書いていて楽しかったですが、機会がない限り次は出来ないです。ネタはあるんですけどね。○さん&土○の入れ替わりとか、お葬式とか」
ムーン「おい、今言ったネタってキャステイング決まってたりするのか?」
NANA「はい。もしするなら前者はクウとウラノス、後者はグラッセでやりたいなと」
グラッセ「ちょっと待てぇい!!? 俺に何をさせる気だ!?」
NANA「大した事じゃないよ。元ネタみたく、仮病使ったらドSの所為でベルトコンベアを使って火葬されそうになるって言う話を…」
グラッセ「俺は神○ポジション!? そして沖○ポジションはウラノスにするつもりだな!? ベルトコンベアで運ぶどころか、容赦なく火葬場に放り込まれて殺されるわー!!」
ウラノス「うちの作者、どうせなら「グラッセを(殺す方面で)陥れる銀○ネタを書いてくれー」って頼んでくれれば良かったのに…使えねえ奴だよ、ケッ!!」
クウ「…お前、本当に容赦ねえな。俺達の所のシスコンがマシに思えるぜ…」
NANA「ついでですが、今回の話に使ったギャグのネタで、話題になっている「おそ○さん」のネタとかも入れたりしました。面白いのと合わさって、声優って本当に凄い仕事だなと関心してしまう作品です、はい」
リク「おかげでソラがドライモンスターと化したがな…! どう落とし前つけてくれるんだ、あぁん?」
NANA「何言ってんの!? トド子とか市子とか実際に声優さんが女演じてんだから逆に可愛《ガッザザザザザザ――》」
*しばらくお待ちください。
クウ「死んだな」
ウィド「天誅されましたね、二人に」
ルキル「言い換えれば『女装したクラウドの声、地声でもイケる!』みたいな感じに言われたのと同類だもんな」
NANA「どう言う、例えだ…ガクッ」(力尽きた)
スピカ「――えー、作者が再起不能になってしまったのでここからはオマケとして作ったネタをどうぞ」
オマケコーナー
『なにをやった?』
テルス「吐きなさい」
クウ「いきなり何なんだよ…?」
テルス「『何なんだよ?』じゃないわ。あなた、男女逆転していた時にスピカとやる事やったんでしょ!? ウラノスから聞いたわよ!」
クウ「ブフォ!? お、俺は何もやって…やって…!」(顔を赤らめる)
テルス「嘘はいけないわ!! さあ、吐きなさい!! 洗い浚い告白しなさい!! お楽しみしたんでげふぅ!?」(顔面を殴られる)
クウ「お前が思ってるような事は何一つしてねーよ!! ただ、ただ…!」
テルス「いいから話しなさい!! 話さないなら、あなた達のメンバー全員にある事ない事吹き込むわよ!!」
クウ「分かったよ! 言えばいいんだろ、言えば…!! ――その、なんだ。写真を…な」
テルス「写真?」
クウ「――あいつ、抵抗出来ない俺をホテルに連れ込んで…そのまま夜通しでコスプレの服着せられた…!」
テルス「へー、なんの服?」
クウ「い、言える訳が「それはもういろいろよ〜。ミニスカからメイド服にナース服、あとバスタオル一枚とか。クウってば女性になっても本当に素材がよくて、何着ても似合ってたわ〜」スピカーーーーー!!!??」
テルス「何それ!? 写真とかある!?」(目キラキラ)
スピカ「ええ、ここにあるわ。似合ってるでしょー?」(スマホの画面を開く)
クウ「ぎゃああああああああああ!!!!! 止めてくれええええええ!!!!!」
クウ「もうヤダ…死にたい…!!」
スピカ「クウったら。コスプレしたのは女の時でしょ? そこまで傷付かなくてもいいじゃない」
オルガ「コスプレと聞いてやってきましたー!! クウがやったコスプレ写真はどこ」
クウ「死ねぇぇぇーーーーーーーーーー!!!!!」(カーネージシザーをぶっこむ)
オルガ「やなかんじぃ〜〜〜〜〜っ!!!??」(キラーン)
『ヒロインの決意』
カイリ「私、キーブレードマスター目指す事にしたから」
ソラ&リク「「……ハイ?」」
ヴェン「え、えーと…カイリ、何で急に?」
カイリ「皆が性別逆になってた時にね、私ふと思ったの」
ソラ「お、俺達が頼りなかったとか?」
リク「男になって思いっきり戦いたかったとか?」
ヴェン「いやでも、カイリはそのままでもいいから…」
カイリ「キーブレードマスターになれば、胸が大きくなるんだって!!」
ソラ&リク&ヴェン「「「…………は?」」」
カイリ「アクアは十分だし、ソラもリクもテラもみーんな胸が大きかったんだもん!! つまりはそう言う事でしょ!! そんな訳で、今からアクアの所で修行してくる!! ふっふーん、これでバストアップ目指すぞー!!」(上機嫌で去る)
ソラ&リク&ヴェン(((いいのか、そんな理由!?)))
グラッセ「で、この後どうなったんですか?」
ソラ「あ、あんな感じ…」(指を差す)
アクア「いい調子よ、カイリ! このまま打ち込んでみなさい!」
カイリ「はいぃ!!」(アクアのキーブレードに打ち込み中)
グラッセ「いやー!! 母さんまで逞しくなってるー!?」
『コンプレックス』
ウィド「全く、男だろうが女だろうが変わらないって…失礼にもほどがある!!」
イライラしながら部屋に入るウィド。その椅子には、女の時に来ていた白の長いワンピースが脱ぎ捨てたままだ。
ウィド「私は男なんです。こんな服はもう似合わない…」
僅かに女の時の服を見つめ、何故か辺りを見回す。
素早く服を着替えると、丁度近くにあった全身鏡で姿を確認する。
ウィド「変わらないように見える…? いや、そんな事は――!」(鏡を見たまま身体を確認する)
その時、背後で部屋のドアが開く。
ジェダイト「ウィドさん、ここにいた――え…?」
目の前の光景に固まるジェダイト。次の瞬間、ウィドの姿は消えて首元に冷たい何かが当たる。
ウィド「ジェダイトォ…!?」(背後から刃を当てている)
ジェダイト「は、はひぃ!?」
ウィド「みぃ〜たぁ〜かぁ〜…!?」
ジェダイト「ななななな何も見てませぇん!!! ウィドさんが女性の服を着ていたとか全身鏡で姿を見ていたとかサイズを確認してたとかそう言うのは断じて見ていま「死ね」」
―――数分後…
ラック「ジェダイトー、どこに行ったん――ジェダイトォォォ!!?」
ラックがジェダイトを見つけた時、ある部屋で白目を剥いたまま氷の十字架に磔にされていたと言う…。
ジェダイト「ボクハドコココハダレ」
ラック「あんた本当に何をしたんだい!?」
ウィド「ただの教育(抹消)です」
ラック「何かヤバ気な言葉が混じってなかったかい!?」
NANA「さて、少なかったですがオマケも終わった事であとがきはこの辺で終了とさせていただきます」
リズ「どうにかあんたの誕生日前に出来上がったわね。ここのあとがき、予定では誕生日までに終わらせる予定だったのに」
NANA「本編があまりにも長いからちょっと力尽きまして…申し訳ありませんでした。かなり遅れましたが、リラ様誕生日おめでとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします」