ダブルクロス・レネゲイドウォー
昨日と違う今日
今日と違う明日
世界は後戻りすることなく人々は知る
世界は大きく変貌していた――
「さあ――仕事の時間じゃ」
20年前。レネゲイドにより、変わり果てた世界。
「準備は良い? リーダーさん?」
「ああ」
この世界で、俺達は生きる。
自由であり、束縛された世界を。
「行こうぜ、“悪”を盗みに」
レネゲイド、オーヴァードが組み込まれて世界の統制は大幅に変わった。
それでも、全てが上手く行っているわけではない。
その証拠に、一部は正義が悪に染まっている。
だから、貫こう。
悪の正義って奴を。
これは、もう1つの歴史。If(もし)が生んだ分岐点の1つ。
正史では隠蔽された筈の20年前の“レネゲイド解放”が明らかになった世界。
オーヴァードが大量発生し、FHも機能しない状況の中、私利私欲のためにその力を使う者。その者から人々を守る者に別れた。
その争いは戦争に匹敵し、歴史にこう刻まれた。
【レネゲイドウォー】と。
「ヒャーハハハハ!! このビルは俺達ヴィランが乗っ取ったー!!」
「きゃー!!」
「おかあさーん!?」
「誰か助けてー!!」
『――御覧の通り、以前ヴィランがビルの内部で破壊活動を行っています! 警察が持ちこたえていますが、このままでは怪我人どころか死傷者が出て――!』
「――まてぇい!!」
『ああ! ここでヒーローの登場です!』
覚醒したオーヴァードは、大きく二つの部類に分かれている。
犯罪行為を繰り返すオーヴァードを『ヴィラン』。
そんなヴィランを倒して人類に貢献する『ヒーローに』。
「お待ちしていました、警部!」
「なんだよ、警察のお偉いさんか?」
「――今回の事件解決をしたヒーローだそうだな。だが、この有様はなんだ? 建物はヴィランだけでなく君の戦闘で損壊。市民の救助よりもヴィランとの戦闘に走る。到底ヒーローとは言えない行いだ……ああ、現場検証だろ。すぐ行く」
「なんなんだよ、あのいけ好かない男!?」
「口を慎め。あの方は、黒羽蒼空――警視庁刑事局オーヴァード犯罪対策部の若き警部だ」
ヒーロー制度により、オーヴァードが受け入れられた社会。
だが、全てのオーヴァードが人と共存出来ている訳ではない。
「またヒーロー、ですか?」
「ええ――何か問題が?」
「ヒーローとは言えオーヴァード…何も問題がないと?」
「…あなたの言う通りです、黒羽警部。あなた方一般人…ノーマルと違って、私達オーヴァードは危険な存在とも言えます。ですが、我々は人類の味方としてヒーローをしてヴィラン達からあなた達の日常を守っているつもりです」
「行き過ぎた力は時に危険だ。オーヴァードの力も、人の基準である我々ノーマルが完全とはいかずともある程度は制限するべき、その事を分かって頂きたいものだ…なんの為のR対策室ですか、霧谷室長?」
ヒーローだけでなく、その他のオーヴァードを管理するR対策室。
それ故にUGNの立場も、この世界では変わっている。
「この街を中心に仕切るUGN支部――国際機関が、地方の問題に口を挟まないで欲しい物だな? 天義支部長?」
「ごめんなさい。幼馴染として、つい口を挟みたくなっちゃったの。あなたのお父様が亡くなってもう10年…立派に後を継いでお勤めを果たしているのね」
「黒羽警部、行きましょう」
「ああ」
「…大変よね、上の立場って言うのは」
良し悪しがあれど、レネゲイドとオーヴァードが認識された世界。
絶えずヒーローとヴィランの戦いが繰り広げられる日常。
そんな中、彼らの街に一つの噂が流れる。
「また出たそうだ。“怪盗”が」
「ああ、黒い羽根と共に悪事の証拠品を盗み出しては警察機構だけでなくR対策部に提出する。犯人は記憶を失っているか、命はあるが辛うじて保っているかのどちらか」
「マスコミやネットの間じゃ、その怪盗の事“ダーククロウ”って呼んでる。悪事を盗む正義の怪盗ヒーローだってよ」
「ヴィジランテに正義なんてない。どんな行いをしようが、結局はヴィラン――悪だよ」
「政府の認定を受けていないオーヴァードであるヴィジランテもヴィラン、か…間違ってはいないだろうな」
そして、出会いが――事件が始まる。
「ふーん、おじさんって偉い人なんだー! なら、猶更ヒーローの出番だ!」
「…灰川美羽、昨日ヒーロー登録したばかりの新米オーヴァードか。そんな者に守られるくらいなら巡回中の警官に守られた方がまだマシだ」
「うっわー、陰湿! やっぱり警察ってロクな人いない!」
「――え…」
「キャ!」
「大丈夫か?」
「…ッ…!」
「――いたぞ、あっちだ!」
「ヴィラン、か」
「警察のお偉いさんか! これはいい獲物が見つかったぜ!」
「相手はノーマル、しかも一人だ! お前らやっちまえ!!」
「いや…!」
同時に、暴かれる秘密。
「――もういいぞ」
「あ、え…?」
「あ〜…これは内緒にしてくれないか? 警察だし隠蔽は出来るが、バレるとやばいんだ――俺は、この力を隠しているからさ」
「ボクがこの町に来た目的は一つ――正義の怪盗ヒーロー“ダーククロウ”のサイドキックになる事さ!」
「サイドキック…相棒になって怪盗を手伝うのか。大層な目的だが、奴はヴィジランテ…ヒーローじゃない。会うのも不可能だ」
「む〜! これだからお偉いさんの警察は嫌いなんだよ!」
「はぁ…」
「――そんな言い方をせんでも良かろう」
「聞いていたのか」
「クク、あの娘ももったいない事をしたの。噂の怪盗は、目の前におったと言うのに…そうじゃろう、蒼空」
「そのオーヴァードとしての力を俺に渡したのは他でもない――あんただろ、シル」
「我はこの土地に住む神様じゃからの。それに、求めていたのは事実じゃろう」
「裁けない悪を裁くために、オーヴァードとノーマルの共存の為に。上の立場だからこそ、見えている闇を消し去る為に」
「星華…」
「で、成り行きで連れ込んでしまったが…何でお前らがいるんだよ?」
「当然であろう?」
「いやー、まさかお兄さんが怪盗だったなんてねー! サイドキックになるまでついて行くからね!」
「昼間に酷い事言った仕返しよ。ちゃんと監視の目を潜って家に入ったから安心なさい」
「あーもー、どいつもこいつも! あと星華は俺の立場上しょうがないだろ。上層部はオーヴァードに良い顔してないんだから…で、君の名前は?」
「あい…玲崎、愛衣…! 私は、その…ヴィランの研究所から逃げて来たんです…!」
実験体の少女を保護した事により巻き込まれた事件。
彼らは彼女の為に、調査に乗り出す。
見えてくる野望と闇。だが、あと一歩の所で邪魔が入る。
「…もう、ここから先は警察やR対策室でも干渉が不可能だ。見す見す犯人を逃がす事になるだろうな」
「UGNならどうにかなるかもしれないけど、対策に時間がかかる…その間に愛衣を助ける事は無理そうよ」
「…で、どうする気じゃ? このまま泣き寝入りで終わるお主ではあるまい?」
「ああ、だから――“仕事”をする。決行は今日の夜だ」
「仕事って、怪盗の!?」
「何を盗む気じゃ? 繋がっているヴィランの所へ行っても、証拠はないぞ?」
「盗むのは1つ」
「攫われた愛衣自身だ」
闇夜に紛れ、自分達の正義の為に動き出す。
地位も枷もない、自由をその身に纏いながら。
「ぎ、ぎゃああああぁ!?」
「なんだ、これは!?」
「ねえ、蒼空さんのシンドロームって…」
「そう言えば、説明がまだだったの」
「奴のシンドロームはブラム=ストーカー。そして――ウロボロスのクロスブリードじゃ」
やがて始まるヴィランとの決戦。
彼らのオーヴァードとしての本領が発揮される。
「私の高速の剣から逃れられて!?」
「轟け、ボクの歌!」
「我らの前を立ちはだかるか――ならば、我が剣(つるぎ)が相手をしようぞ!」
「大切な人に、私を思う人達に希望を!」
「盗んでやるよ! お前の力ごと、全て!」
シンドロームに宿された、壮絶なエフェクトのぶつかり合い。
しかし、それだけではジャームである相手が圧倒的に強い。
だからこそ、彼らにしかない力が必要になる。
「私はUGN…ヒーローでありながら彼らの【監察官】でもある。だから分かる、あなたはここで立ち止まる人じゃないって!」
「ボクはただのオーヴァードじゃない…【音使い】だから、全ての音がボクの武器だ!」
「我を誰だと思っておる? この街の【怪人】。貴様らが誰であろうと、記憶ぐらいどうにでも出来てしまう」
「消えない…この【無疵なる石】があれば、皆の絆は消させない!」
「シルに、神様から直々に貰った力だ…【序列不能】解放させて貰うぜ!!」
これは、正史とは異なる平行世界での物語。
背徳者(レネゲイド)が英雄(ヒーロー)となる世界線(ステージ)で。
生い立ちも年齢も立場も違う、五人のヒーローによる舞台が開幕する――!!
今日と違う明日
世界は後戻りすることなく人々は知る
世界は大きく変貌していた――
「さあ――仕事の時間じゃ」
20年前。レネゲイドにより、変わり果てた世界。
「準備は良い? リーダーさん?」
「ああ」
この世界で、俺達は生きる。
自由であり、束縛された世界を。
「行こうぜ、“悪”を盗みに」
レネゲイド、オーヴァードが組み込まれて世界の統制は大幅に変わった。
それでも、全てが上手く行っているわけではない。
その証拠に、一部は正義が悪に染まっている。
だから、貫こう。
悪の正義って奴を。
これは、もう1つの歴史。If(もし)が生んだ分岐点の1つ。
正史では隠蔽された筈の20年前の“レネゲイド解放”が明らかになった世界。
オーヴァードが大量発生し、FHも機能しない状況の中、私利私欲のためにその力を使う者。その者から人々を守る者に別れた。
その争いは戦争に匹敵し、歴史にこう刻まれた。
【レネゲイドウォー】と。
「ヒャーハハハハ!! このビルは俺達ヴィランが乗っ取ったー!!」
「きゃー!!」
「おかあさーん!?」
「誰か助けてー!!」
『――御覧の通り、以前ヴィランがビルの内部で破壊活動を行っています! 警察が持ちこたえていますが、このままでは怪我人どころか死傷者が出て――!』
「――まてぇい!!」
『ああ! ここでヒーローの登場です!』
覚醒したオーヴァードは、大きく二つの部類に分かれている。
犯罪行為を繰り返すオーヴァードを『ヴィラン』。
そんなヴィランを倒して人類に貢献する『ヒーローに』。
「お待ちしていました、警部!」
「なんだよ、警察のお偉いさんか?」
「――今回の事件解決をしたヒーローだそうだな。だが、この有様はなんだ? 建物はヴィランだけでなく君の戦闘で損壊。市民の救助よりもヴィランとの戦闘に走る。到底ヒーローとは言えない行いだ……ああ、現場検証だろ。すぐ行く」
「なんなんだよ、あのいけ好かない男!?」
「口を慎め。あの方は、黒羽蒼空――警視庁刑事局オーヴァード犯罪対策部の若き警部だ」
ヒーロー制度により、オーヴァードが受け入れられた社会。
だが、全てのオーヴァードが人と共存出来ている訳ではない。
「またヒーロー、ですか?」
「ええ――何か問題が?」
「ヒーローとは言えオーヴァード…何も問題がないと?」
「…あなたの言う通りです、黒羽警部。あなた方一般人…ノーマルと違って、私達オーヴァードは危険な存在とも言えます。ですが、我々は人類の味方としてヒーローをしてヴィラン達からあなた達の日常を守っているつもりです」
「行き過ぎた力は時に危険だ。オーヴァードの力も、人の基準である我々ノーマルが完全とはいかずともある程度は制限するべき、その事を分かって頂きたいものだ…なんの為のR対策室ですか、霧谷室長?」
ヒーローだけでなく、その他のオーヴァードを管理するR対策室。
それ故にUGNの立場も、この世界では変わっている。
「この街を中心に仕切るUGN支部――国際機関が、地方の問題に口を挟まないで欲しい物だな? 天義支部長?」
「ごめんなさい。幼馴染として、つい口を挟みたくなっちゃったの。あなたのお父様が亡くなってもう10年…立派に後を継いでお勤めを果たしているのね」
「黒羽警部、行きましょう」
「ああ」
「…大変よね、上の立場って言うのは」
良し悪しがあれど、レネゲイドとオーヴァードが認識された世界。
絶えずヒーローとヴィランの戦いが繰り広げられる日常。
そんな中、彼らの街に一つの噂が流れる。
「また出たそうだ。“怪盗”が」
「ああ、黒い羽根と共に悪事の証拠品を盗み出しては警察機構だけでなくR対策部に提出する。犯人は記憶を失っているか、命はあるが辛うじて保っているかのどちらか」
「マスコミやネットの間じゃ、その怪盗の事“ダーククロウ”って呼んでる。悪事を盗む正義の怪盗ヒーローだってよ」
「ヴィジランテに正義なんてない。どんな行いをしようが、結局はヴィラン――悪だよ」
「政府の認定を受けていないオーヴァードであるヴィジランテもヴィラン、か…間違ってはいないだろうな」
そして、出会いが――事件が始まる。
「ふーん、おじさんって偉い人なんだー! なら、猶更ヒーローの出番だ!」
「…灰川美羽、昨日ヒーロー登録したばかりの新米オーヴァードか。そんな者に守られるくらいなら巡回中の警官に守られた方がまだマシだ」
「うっわー、陰湿! やっぱり警察ってロクな人いない!」
「――え…」
「キャ!」
「大丈夫か?」
「…ッ…!」
「――いたぞ、あっちだ!」
「ヴィラン、か」
「警察のお偉いさんか! これはいい獲物が見つかったぜ!」
「相手はノーマル、しかも一人だ! お前らやっちまえ!!」
「いや…!」
同時に、暴かれる秘密。
「――もういいぞ」
「あ、え…?」
「あ〜…これは内緒にしてくれないか? 警察だし隠蔽は出来るが、バレるとやばいんだ――俺は、この力を隠しているからさ」
「ボクがこの町に来た目的は一つ――正義の怪盗ヒーロー“ダーククロウ”のサイドキックになる事さ!」
「サイドキック…相棒になって怪盗を手伝うのか。大層な目的だが、奴はヴィジランテ…ヒーローじゃない。会うのも不可能だ」
「む〜! これだからお偉いさんの警察は嫌いなんだよ!」
「はぁ…」
「――そんな言い方をせんでも良かろう」
「聞いていたのか」
「クク、あの娘ももったいない事をしたの。噂の怪盗は、目の前におったと言うのに…そうじゃろう、蒼空」
「そのオーヴァードとしての力を俺に渡したのは他でもない――あんただろ、シル」
「我はこの土地に住む神様じゃからの。それに、求めていたのは事実じゃろう」
「裁けない悪を裁くために、オーヴァードとノーマルの共存の為に。上の立場だからこそ、見えている闇を消し去る為に」
「星華…」
「で、成り行きで連れ込んでしまったが…何でお前らがいるんだよ?」
「当然であろう?」
「いやー、まさかお兄さんが怪盗だったなんてねー! サイドキックになるまでついて行くからね!」
「昼間に酷い事言った仕返しよ。ちゃんと監視の目を潜って家に入ったから安心なさい」
「あーもー、どいつもこいつも! あと星華は俺の立場上しょうがないだろ。上層部はオーヴァードに良い顔してないんだから…で、君の名前は?」
「あい…玲崎、愛衣…! 私は、その…ヴィランの研究所から逃げて来たんです…!」
実験体の少女を保護した事により巻き込まれた事件。
彼らは彼女の為に、調査に乗り出す。
見えてくる野望と闇。だが、あと一歩の所で邪魔が入る。
「…もう、ここから先は警察やR対策室でも干渉が不可能だ。見す見す犯人を逃がす事になるだろうな」
「UGNならどうにかなるかもしれないけど、対策に時間がかかる…その間に愛衣を助ける事は無理そうよ」
「…で、どうする気じゃ? このまま泣き寝入りで終わるお主ではあるまい?」
「ああ、だから――“仕事”をする。決行は今日の夜だ」
「仕事って、怪盗の!?」
「何を盗む気じゃ? 繋がっているヴィランの所へ行っても、証拠はないぞ?」
「盗むのは1つ」
「攫われた愛衣自身だ」
闇夜に紛れ、自分達の正義の為に動き出す。
地位も枷もない、自由をその身に纏いながら。
「ぎ、ぎゃああああぁ!?」
「なんだ、これは!?」
「ねえ、蒼空さんのシンドロームって…」
「そう言えば、説明がまだだったの」
「奴のシンドロームはブラム=ストーカー。そして――ウロボロスのクロスブリードじゃ」
やがて始まるヴィランとの決戦。
彼らのオーヴァードとしての本領が発揮される。
「私の高速の剣から逃れられて!?」
「轟け、ボクの歌!」
「我らの前を立ちはだかるか――ならば、我が剣(つるぎ)が相手をしようぞ!」
「大切な人に、私を思う人達に希望を!」
「盗んでやるよ! お前の力ごと、全て!」
シンドロームに宿された、壮絶なエフェクトのぶつかり合い。
しかし、それだけではジャームである相手が圧倒的に強い。
だからこそ、彼らにしかない力が必要になる。
「私はUGN…ヒーローでありながら彼らの【監察官】でもある。だから分かる、あなたはここで立ち止まる人じゃないって!」
「ボクはただのオーヴァードじゃない…【音使い】だから、全ての音がボクの武器だ!」
「我を誰だと思っておる? この街の【怪人】。貴様らが誰であろうと、記憶ぐらいどうにでも出来てしまう」
「消えない…この【無疵なる石】があれば、皆の絆は消させない!」
「シルに、神様から直々に貰った力だ…【序列不能】解放させて貰うぜ!!」
これは、正史とは異なる平行世界での物語。
背徳者(レネゲイド)が英雄(ヒーロー)となる世界線(ステージ)で。
生い立ちも年齢も立場も違う、五人のヒーローによる舞台が開幕する――!!
■作者メッセージ
ダブルクロスのデータ&ルールブックである【レネゲイドウォー】【カッティングエッジ】を買って内容を読んだ結果、抑えきれない衝動に襲われて書いてしまった。反省はします、後悔はしない。
そんな訳で衝動のままに書いた予告作品なので、本編は書かないと思います。でも卓があればキャラだけは作りたいなと思ってます。
これは前に書いた番外編の【エンドライン】とは違う世界線となっていて、所謂アメコミの世界観です。例で表すと『タイバ〇』とか『僕〇のヒーローア〇デミア』とかそんな感じです。
この世界線ではある歴史の分岐点により、オーヴァードの存在が人類に気づかれてしまいます。オーヴァードの力を好き勝手に使う人達の事をヴィラン、それに対抗するオーヴァードをヒーロー、覚醒していない一般人はノーマルと呼ばれます。
最初はヴィランの勢力が大きかったのですが、ヒーローとノーマルが手を取り合い彼らに立ち向かった結果勝利を収めた。この時の戦いは後に【レネゲイドウォー】と歴史に刻まれた。
それ以降、人と共存の道を選ぶオーヴァードは政府に登録を義務付けされる。ヒーローとしてヴィランと戦う道もあれば、それ以外の職業で活躍したりも出来る…と言った感じです。
今回の話は【カッティングエッジ】にて更に追加されたデータの職業の1つ、ヴィジランテを中心にしています。人を守るオーヴァードでありながら、政府の認定を受けていない事で警察や一部のヒーローからはヴィランと認識されていると言うダークヒーロー的な立ち位置です。もうこの設定読んで真っ先に『四月ネタで出した設定も含めて、蒼空をヴィジランテにした主人公の話作りたい』と言う欲望が生まれました。『ヒーロー』と言う選択肢は一瞬で消え失せました、ハイ。
前述で書かないとは宣言したけど、このメンバーでいつか脳内ハーレム卓書いて見たいのはあるんだよなぁ…。
オマケ・キャラ設定(即興で作ったので結構ガバガバです)
黒羽蒼空
基本ステージではFHイリーガル。エンドラインではマスターエージェント。このレネゲイドウォーステージでは、勘当されずに親の跡を継ぐ形で警察官となっている。階級は警部。
ヴィランやヒーローを含めたオーヴァードを取り締まると言う上の立場な為、外部や内部に多くの敵を作っている。
しかし数か月前に街を根城とする【怪人】から力を貰い、以降は政府関連の悪党から汚職の証拠を奪う怪盗をやっている。正体と共にオーヴァードの力も隠しているため、ヴィジランテの扱いとなっている。
シンドロームはブラム=ストーカー・ウロボロスのクロスブリード。相手の力を奪いながら自分の力にする。
Dロイスは【序列不能】。一度だけあり得ない力を発揮するが、代償としてしばらく体の自由が利かなくなる。
玲崎愛衣
基本ステージ、エンドラインともにUGNチルドレンだったが、ここではヴィランの実験体で研究所から逃げて来た少女と言う設定。
脱出した先で偶然蒼空と出会い、彼に助けられて以降保護される。その後は共に自分を使った実験の詳細を追っていく。
シンドロームはオルクス・ソラリス・ハヌマーンのトライブリード。援護・支援を得意とする。
Dロイスは【無疵なる石】。身体に埋め込まれた特別な石により、絆を回復させる。
天義星華
基本ステージ、エンドライン共にUGNエージェント。このレネゲイドウォーではUGN支部長へと昇進している。
この世界のUGNは国際機関として、オーヴァードの指導・育成だけでなく、国際手配のヴィランを追ったり、ジャームとなったヒーローを人知れず処理している。(この世界線でも【エンドライン】と同じようにジャーム化の情報は一部の機関以外には伏せられている)
こちらでは蒼空の幼馴染として存在している。立場が違う事で表では敵対しているが、裏では彼の事情を察して怪盗の仕事を手伝っている。
シンドロームはノイマン・ハヌマーン・エンジェルハイロゥのクロスブリード。この世界でもカウンター主体の白兵攻撃を使う。
Dロイスは【監察官】。一度だけ他者の行動を支援できる。
灰川美羽
折角だからと、完全オリジナルとしてツバサが作ったキャラ。なので彼女は、この世界線の御坂翼ではない。(俗にいうネタバレ防止も含んでいる)
認定オーヴァードになったばかりで、新米ヒーローとして活動中。一秒でも早く一人前のヒーローとしてテレビ進出するのが目標。最近噂になっている正義の怪盗の話を聞きつけ、サイドキック(相棒)になる為に蒼空達の住む街にやってきた。
シンドロームはハヌマーン・モルフェウスのクロスブリード。歌を使った超広範囲の攻撃(《サイレンの魔女》と言って、ダブクロの間ではチートエフェクトとも呼ばれている)を繰り出す。
Dロイスは【音使い】。ハヌマーン専用で、自身の力を増幅させる。
シル
街の神様を自称する女性。正体は1000年も前の時代から、蒼空達の住む街の土地を根城とするレネゲイドビーイング。
蒼空をオーヴァードにした張本人。本人曰く「蒼空が求めていたから」と言う事で手渡した。
その後は蒼空の事を気に入ったのか、怪盗の仕事を手伝うだけでなくちょくちょく家に遊びに来るようになる。ちなみに神様だから人間如きに縛られるのが嫌いと言う事で、政府にオーヴァード登録をしていない。その為本人がフリーだレネビだ言っても、外部から見るとヴィジランテになってしまう。
シンドロームはバロール・オルクスのトライブリード。剣を使った妨害を得意とする。(本当はオルクス・モルフェウスで無限の剣誓もどきの構成をしたいが、そうすると攻撃主体のパーティに偏ってしまう…)
Dロイスは【怪人】。この街の人間(エキストラ)の記憶1つを消去する事が出来る。
そんな訳で衝動のままに書いた予告作品なので、本編は書かないと思います。でも卓があればキャラだけは作りたいなと思ってます。
これは前に書いた番外編の【エンドライン】とは違う世界線となっていて、所謂アメコミの世界観です。例で表すと『タイバ〇』とか『僕〇のヒーローア〇デミア』とかそんな感じです。
この世界線ではある歴史の分岐点により、オーヴァードの存在が人類に気づかれてしまいます。オーヴァードの力を好き勝手に使う人達の事をヴィラン、それに対抗するオーヴァードをヒーロー、覚醒していない一般人はノーマルと呼ばれます。
最初はヴィランの勢力が大きかったのですが、ヒーローとノーマルが手を取り合い彼らに立ち向かった結果勝利を収めた。この時の戦いは後に【レネゲイドウォー】と歴史に刻まれた。
それ以降、人と共存の道を選ぶオーヴァードは政府に登録を義務付けされる。ヒーローとしてヴィランと戦う道もあれば、それ以外の職業で活躍したりも出来る…と言った感じです。
今回の話は【カッティングエッジ】にて更に追加されたデータの職業の1つ、ヴィジランテを中心にしています。人を守るオーヴァードでありながら、政府の認定を受けていない事で警察や一部のヒーローからはヴィランと認識されていると言うダークヒーロー的な立ち位置です。もうこの設定読んで真っ先に『四月ネタで出した設定も含めて、蒼空をヴィジランテにした主人公の話作りたい』と言う欲望が生まれました。『ヒーロー』と言う選択肢は一瞬で消え失せました、ハイ。
前述で書かないとは宣言したけど、このメンバーでいつか脳内ハーレム卓書いて見たいのはあるんだよなぁ…。
オマケ・キャラ設定(即興で作ったので結構ガバガバです)
黒羽蒼空
基本ステージではFHイリーガル。エンドラインではマスターエージェント。このレネゲイドウォーステージでは、勘当されずに親の跡を継ぐ形で警察官となっている。階級は警部。
ヴィランやヒーローを含めたオーヴァードを取り締まると言う上の立場な為、外部や内部に多くの敵を作っている。
しかし数か月前に街を根城とする【怪人】から力を貰い、以降は政府関連の悪党から汚職の証拠を奪う怪盗をやっている。正体と共にオーヴァードの力も隠しているため、ヴィジランテの扱いとなっている。
シンドロームはブラム=ストーカー・ウロボロスのクロスブリード。相手の力を奪いながら自分の力にする。
Dロイスは【序列不能】。一度だけあり得ない力を発揮するが、代償としてしばらく体の自由が利かなくなる。
玲崎愛衣
基本ステージ、エンドラインともにUGNチルドレンだったが、ここではヴィランの実験体で研究所から逃げて来た少女と言う設定。
脱出した先で偶然蒼空と出会い、彼に助けられて以降保護される。その後は共に自分を使った実験の詳細を追っていく。
シンドロームはオルクス・ソラリス・ハヌマーンのトライブリード。援護・支援を得意とする。
Dロイスは【無疵なる石】。身体に埋め込まれた特別な石により、絆を回復させる。
天義星華
基本ステージ、エンドライン共にUGNエージェント。このレネゲイドウォーではUGN支部長へと昇進している。
この世界のUGNは国際機関として、オーヴァードの指導・育成だけでなく、国際手配のヴィランを追ったり、ジャームとなったヒーローを人知れず処理している。(この世界線でも【エンドライン】と同じようにジャーム化の情報は一部の機関以外には伏せられている)
こちらでは蒼空の幼馴染として存在している。立場が違う事で表では敵対しているが、裏では彼の事情を察して怪盗の仕事を手伝っている。
シンドロームはノイマン・ハヌマーン・エンジェルハイロゥのクロスブリード。この世界でもカウンター主体の白兵攻撃を使う。
Dロイスは【監察官】。一度だけ他者の行動を支援できる。
灰川美羽
折角だからと、完全オリジナルとしてツバサが作ったキャラ。なので彼女は、この世界線の御坂翼ではない。(俗にいうネタバレ防止も含んでいる)
認定オーヴァードになったばかりで、新米ヒーローとして活動中。一秒でも早く一人前のヒーローとしてテレビ進出するのが目標。最近噂になっている正義の怪盗の話を聞きつけ、サイドキック(相棒)になる為に蒼空達の住む街にやってきた。
シンドロームはハヌマーン・モルフェウスのクロスブリード。歌を使った超広範囲の攻撃(《サイレンの魔女》と言って、ダブクロの間ではチートエフェクトとも呼ばれている)を繰り出す。
Dロイスは【音使い】。ハヌマーン専用で、自身の力を増幅させる。
シル
街の神様を自称する女性。正体は1000年も前の時代から、蒼空達の住む街の土地を根城とするレネゲイドビーイング。
蒼空をオーヴァードにした張本人。本人曰く「蒼空が求めていたから」と言う事で手渡した。
その後は蒼空の事を気に入ったのか、怪盗の仕事を手伝うだけでなくちょくちょく家に遊びに来るようになる。ちなみに神様だから人間如きに縛られるのが嫌いと言う事で、政府にオーヴァード登録をしていない。その為本人がフリーだレネビだ言っても、外部から見るとヴィジランテになってしまう。
シンドロームはバロール・オルクスのトライブリード。剣を使った妨害を得意とする。(本当はオルクス・モルフェウスで無限の剣誓もどきの構成をしたいが、そうすると攻撃主体のパーティに偏ってしまう…)
Dロイスは【怪人】。この街の人間(エキストラ)の記憶1つを消去する事が出来る。