リラ様誕生日企画(魔法少女風3)
こうして数々の敵を打ち破り、魔法少女リズとツバサは敵の親玉と対峙する。
「この先が玉座の間だ! そこに親玉がいるはずだ!」
「案内助かった、リク! にしても、一体親玉はどんな奴なんだ…!」
「こんな事をしでかすバカなんだから、大方ハゲかストーカーかぶるぁか中二病の誰か、もしくは全員かもしれないわね」
「いや誰だよそいつら!? リズ、お前は何が見えてるんだ!? 千里眼でも使ってるのか!?」
「男なんだから細かい事は気にするな、グラッセ! おらぁ年貢の納め時だー!」
リズが蹴りで玉座の扉を開けると――玉座に座るのは、一人の女性。その傍らには、小さな人型の黒い天使が。
「ようこそ、あなた達が魔法少女? 私は魔導士のスピカ。こちらは私の使い魔のクウよ」
「オバサンキター!?」
「最凶最悪の魔女じゃんか!?」
「こんな人と戦うくらいなら新13機関相手にした方がよっぽどマシだー!?」
「いやー! 無理、この人と戦うのだけは無理ー!」
「初対面で失礼ね! せめて魔導士スピカと呼びなさい! 魔女って呼び方だと闇堕ちしたみたいじゃない! 悪役だけど!」
「え? 魔法熟女スピカ?」
「ぶっ! くく…魔法熟女…!」
「あら、クウ? 随分楽しそうねぇ?」(ガシッ)
「待った待ったタイムタイム!? あ、ちょ、雑巾のように絞るのだけはぎゃああああああ!!?」(ベキメキゴキバキ)
『『『お、恐ろしい…!! やっぱりこの人魔女だ…!!』』』
そして、最後の戦いが繰り広げられる。
「闇を引き寄せる依り代はもう召喚済みよ。あとは時間さえあれば、この世界を闇に染める事が出来る…私の願いを叶える為の魔法を邪魔しないで頂戴!!」
「「うわあああああ!?」」
「「グラッセ、ムーン!?」」
「リ、リク! どうしよう、このままだとリズ達も…!」
「ソラ、歩みを止めるな! 今はあの依り代を止める事が重要だ!」
「わ、分かってる! 俺達だって、みんなの力にならないといけないんだ! 二人でなら!」
「おっと、そうはいかねえなぁ!! スピカ、こっちは任せろ! てな訳で、ぶっ飛びなぁ!!」(蹴りを放つ)
「わああ!?」(ポヨンと跳ねて、闇の深淵の縁に)
「ソラ!?」
「リ、リクー! 助けてー!!」(必死でチタパタチタパタ)
「ソラ、リク!? 何が魔法だ…お前がやっている事なんて、ただの独りよがりだ! 誰かを悲しませて犠牲にするような魔法なんて魔法じゃない! そんなのは呪いなんだよ!」
「うるさい!! たった十年ちょっとしか生きてないあなたに何が分かるというの!?」
「スピカさん…!?」
「どんなに凄い魔法が使えても、願いが叶わなければ意味なんてない! 奇跡が起こせない呪文なんて、ただの虚言に他ならない! 私は…どんな犠牲を払ってでも、この魔法を起こさないといけないのよぉ!!!」
「――それがあんたの願いって言うなら、打ち破るしかないわね。ツバサ、力を合わせましょう…あの女の妄念、私達で木っ端微塵にしてやるのよ!!」
「うん!!」
二つの魔法、思いが激突し――とうとう魔女は膝をつく。
「ま、まだよ…まだ、終われない…!」
「もう止めろ、スピカ」
「嫌よ、クウ! ここまで来たのに、どうして…!」
「闇を受け止める依り代は破壊された。もう魔力も殆ど残ってない。これ以上やったら死ぬぞ」
「死んだって良い! 何の為に、この魔法を作り上げたと思って…!」
「アホか」(ポカッ)
「うっ!」
「死んだら意味がないって言ってんだよ俺は! それに、まだ負けた訳でもねーだろ! 依り代は消えたが、闇自体はまだ流れ込んでいるだろ!」
「クウ…?」
「クウ、お前何をする気だ!!」
「依り代は消えても、器はあるって事だよ――小娘」
辺りに漂っていた闇が吸収されていき…姿が、大きさが変わる。
「は、羽虫の存在から人間に!?」
「俺だって、勝ち逃げは嫌いな性分なんだ…来いよ、世界ごとお前らも全部喰らいつくしてやるよ!!」
「そんな…もう、ボクもリズも魔力なんて残ってないのに…!!」
「バカね。こう言うのに魔法はいらないんだよ、ツバサ――グラッセとムーン、ソラとリクを任せるわ」
「リズ…?」
「いい? こう言う闘いはね…一対一の殴り合いって相場が決まってるのよぉ!!!」
「分かってるじゃねーかリズゥ!!!」
「「うおおおおおおおおおぉ!!!」」
「…あの男、また羽虫の存在に…」
「リズが勝った、のか…?」
「…あーあ。負けた負けた」
「クウ…」
「この鍵で二つの世界を侵食する闇は消える。持ってけ」
「いいのか?」
「勝負に負けたのは俺達だ。敗者が勝者に従うのはどの世界も一緒だろ。とっと行けよ」
「…あんたとの闘い、楽しかったわよ。みんな、屋上に行くわよ」
「…よかったの、クウ? だって、あれはあなたの…」
「スピカ、もういいよ。こんな姿で長生きしても意味ねーだろ」
「あら? 元の姿よりかっこよくなったって喜んでたのはどこの誰だったかしら?」
「るっせ。…俺をこんな姿にしてまで延命させてよ」
「ふふ…本当はね、あなたの変化した姿を見た時に思ってたの。その翼千切って、鳥かごに閉じ込めて、私以外誰も知らない部屋で監禁したいって」
「物騒だなオイ!?」
「ええ。本当は怖い女よ、私。あなたのためにって、沢山世界に酷い事してきた…どんなに周りから凄いとか天才とか謳われても、こんな事を平気で考える私が奇跡を起こすなんて、無理よね…」
「そうだな。お前は俺なんかの為に、二つの世界を壊しにかかった――けど、俺は恨まねーよ。俺は闇がないと生きていけない。この光に溢れる世界ではまともに生きていけない俺を、必死で延命させようとしたんだ…そんなお前を使い魔として傍で見てきた俺が恨める訳ねーだろ」
「クウ…夢を叶える魔法も、奇跡を起こす力もないけど、私幸せよ」
「なんでだよ?」
「だって…最後の最後まで…好きな、人と…一緒に…そんな、願いは…」
「俺も、お前も…本当に、バカだよな…」
「クウから受け取った、この鍵。これをあの上空にいる化け物に使えば、闇は封印される…か」
「連戦、連戦で、キツイね…! でも、あともうひと踏ん張り…」
「――リズ、ツバサ。もう無理しなくても大丈夫だよ」
「ソラ…?」
「みんなが戦ってくれたから、ここまでこれた…だから、ここからは俺が戦う。リク、こんな頼りない王子だけどさ…一緒に戦って欲しいんだ」
「もちろんだ、ソラ。俺達なら…」
「「なんだって出来る!!」」
この世界に、光を取り戻せるのか。魔法少女たちの戦いの行方は――!!
「…いやー、いい話だったねぇ〜…思わず涙ぐんじゃったよ、フード被ってるけど」
「――って、何よこれーーーーーーーー!!!」
全ての映像が終わるなり、ナミネは涙するマスター・オブ・マスターを無視して予知書を地面に叩きつけた。KHシリーズにおいて重要なアイテムを乱暴に扱うナミネに、再びイラが止めに入る。
「大切な予知書に何をするんだ!?」
「私はリズが女の子らしく戦う姿を見たかったのに、全然変わらないじゃない!! なんでスケボーで倒すの!? 飛び蹴りするのスカート破くの魔法らしい魔法使わずに格闘戦に持ち込むの!? プリ〇ュアもここまで酷くはないわよー!!! ポンコツなのこの予知書ってのはー!!」(バンバンバン!!)
「古い機械みたいに叩かないで頂戴!?」
力任せに予知書を叩くナミネに、アヴァも後ろから取り押さえる。
「あー、きっとあれだね。予知書のデータで作り出す力でも、リズの性格はどうにも出来なかったって事でしょ。いやー、データをも物ともしない彼女の力は凄まじいね〜」
「関心しないでよ万事屋、いいえ杉田!!」
「だから誰それ!?」
恐らくマスター・オブ・マスターの声と言動を見て誰もが一度は思ったであろう事を叫ぶナミネに、グラウがツッコミを入れる。
「うわああああん…リズゥゥゥ…!!」( ノД`)シクシク…
「…もはやどうにも出来んな」
とうとう号泣してしまったナミネを見て、アセッドも呆れてしまった。
こうして、リズのヒロイン計画は失敗に終わってしまった。
「この先が玉座の間だ! そこに親玉がいるはずだ!」
「案内助かった、リク! にしても、一体親玉はどんな奴なんだ…!」
「こんな事をしでかすバカなんだから、大方ハゲかストーカーかぶるぁか中二病の誰か、もしくは全員かもしれないわね」
「いや誰だよそいつら!? リズ、お前は何が見えてるんだ!? 千里眼でも使ってるのか!?」
「男なんだから細かい事は気にするな、グラッセ! おらぁ年貢の納め時だー!」
リズが蹴りで玉座の扉を開けると――玉座に座るのは、一人の女性。その傍らには、小さな人型の黒い天使が。
「ようこそ、あなた達が魔法少女? 私は魔導士のスピカ。こちらは私の使い魔のクウよ」
「オバサンキター!?」
「最凶最悪の魔女じゃんか!?」
「こんな人と戦うくらいなら新13機関相手にした方がよっぽどマシだー!?」
「いやー! 無理、この人と戦うのだけは無理ー!」
「初対面で失礼ね! せめて魔導士スピカと呼びなさい! 魔女って呼び方だと闇堕ちしたみたいじゃない! 悪役だけど!」
「え? 魔法熟女スピカ?」
「ぶっ! くく…魔法熟女…!」
「あら、クウ? 随分楽しそうねぇ?」(ガシッ)
「待った待ったタイムタイム!? あ、ちょ、雑巾のように絞るのだけはぎゃああああああ!!?」(ベキメキゴキバキ)
『『『お、恐ろしい…!! やっぱりこの人魔女だ…!!』』』
そして、最後の戦いが繰り広げられる。
「闇を引き寄せる依り代はもう召喚済みよ。あとは時間さえあれば、この世界を闇に染める事が出来る…私の願いを叶える為の魔法を邪魔しないで頂戴!!」
「「うわあああああ!?」」
「「グラッセ、ムーン!?」」
「リ、リク! どうしよう、このままだとリズ達も…!」
「ソラ、歩みを止めるな! 今はあの依り代を止める事が重要だ!」
「わ、分かってる! 俺達だって、みんなの力にならないといけないんだ! 二人でなら!」
「おっと、そうはいかねえなぁ!! スピカ、こっちは任せろ! てな訳で、ぶっ飛びなぁ!!」(蹴りを放つ)
「わああ!?」(ポヨンと跳ねて、闇の深淵の縁に)
「ソラ!?」
「リ、リクー! 助けてー!!」(必死でチタパタチタパタ)
「ソラ、リク!? 何が魔法だ…お前がやっている事なんて、ただの独りよがりだ! 誰かを悲しませて犠牲にするような魔法なんて魔法じゃない! そんなのは呪いなんだよ!」
「うるさい!! たった十年ちょっとしか生きてないあなたに何が分かるというの!?」
「スピカさん…!?」
「どんなに凄い魔法が使えても、願いが叶わなければ意味なんてない! 奇跡が起こせない呪文なんて、ただの虚言に他ならない! 私は…どんな犠牲を払ってでも、この魔法を起こさないといけないのよぉ!!!」
「――それがあんたの願いって言うなら、打ち破るしかないわね。ツバサ、力を合わせましょう…あの女の妄念、私達で木っ端微塵にしてやるのよ!!」
「うん!!」
二つの魔法、思いが激突し――とうとう魔女は膝をつく。
「ま、まだよ…まだ、終われない…!」
「もう止めろ、スピカ」
「嫌よ、クウ! ここまで来たのに、どうして…!」
「闇を受け止める依り代は破壊された。もう魔力も殆ど残ってない。これ以上やったら死ぬぞ」
「死んだって良い! 何の為に、この魔法を作り上げたと思って…!」
「アホか」(ポカッ)
「うっ!」
「死んだら意味がないって言ってんだよ俺は! それに、まだ負けた訳でもねーだろ! 依り代は消えたが、闇自体はまだ流れ込んでいるだろ!」
「クウ…?」
「クウ、お前何をする気だ!!」
「依り代は消えても、器はあるって事だよ――小娘」
辺りに漂っていた闇が吸収されていき…姿が、大きさが変わる。
「は、羽虫の存在から人間に!?」
「俺だって、勝ち逃げは嫌いな性分なんだ…来いよ、世界ごとお前らも全部喰らいつくしてやるよ!!」
「そんな…もう、ボクもリズも魔力なんて残ってないのに…!!」
「バカね。こう言うのに魔法はいらないんだよ、ツバサ――グラッセとムーン、ソラとリクを任せるわ」
「リズ…?」
「いい? こう言う闘いはね…一対一の殴り合いって相場が決まってるのよぉ!!!」
「分かってるじゃねーかリズゥ!!!」
「「うおおおおおおおおおぉ!!!」」
「…あの男、また羽虫の存在に…」
「リズが勝った、のか…?」
「…あーあ。負けた負けた」
「クウ…」
「この鍵で二つの世界を侵食する闇は消える。持ってけ」
「いいのか?」
「勝負に負けたのは俺達だ。敗者が勝者に従うのはどの世界も一緒だろ。とっと行けよ」
「…あんたとの闘い、楽しかったわよ。みんな、屋上に行くわよ」
「…よかったの、クウ? だって、あれはあなたの…」
「スピカ、もういいよ。こんな姿で長生きしても意味ねーだろ」
「あら? 元の姿よりかっこよくなったって喜んでたのはどこの誰だったかしら?」
「るっせ。…俺をこんな姿にしてまで延命させてよ」
「ふふ…本当はね、あなたの変化した姿を見た時に思ってたの。その翼千切って、鳥かごに閉じ込めて、私以外誰も知らない部屋で監禁したいって」
「物騒だなオイ!?」
「ええ。本当は怖い女よ、私。あなたのためにって、沢山世界に酷い事してきた…どんなに周りから凄いとか天才とか謳われても、こんな事を平気で考える私が奇跡を起こすなんて、無理よね…」
「そうだな。お前は俺なんかの為に、二つの世界を壊しにかかった――けど、俺は恨まねーよ。俺は闇がないと生きていけない。この光に溢れる世界ではまともに生きていけない俺を、必死で延命させようとしたんだ…そんなお前を使い魔として傍で見てきた俺が恨める訳ねーだろ」
「クウ…夢を叶える魔法も、奇跡を起こす力もないけど、私幸せよ」
「なんでだよ?」
「だって…最後の最後まで…好きな、人と…一緒に…そんな、願いは…」
「俺も、お前も…本当に、バカだよな…」
「クウから受け取った、この鍵。これをあの上空にいる化け物に使えば、闇は封印される…か」
「連戦、連戦で、キツイね…! でも、あともうひと踏ん張り…」
「――リズ、ツバサ。もう無理しなくても大丈夫だよ」
「ソラ…?」
「みんなが戦ってくれたから、ここまでこれた…だから、ここからは俺が戦う。リク、こんな頼りない王子だけどさ…一緒に戦って欲しいんだ」
「もちろんだ、ソラ。俺達なら…」
「「なんだって出来る!!」」
この世界に、光を取り戻せるのか。魔法少女たちの戦いの行方は――!!
「…いやー、いい話だったねぇ〜…思わず涙ぐんじゃったよ、フード被ってるけど」
「――って、何よこれーーーーーーーー!!!」
全ての映像が終わるなり、ナミネは涙するマスター・オブ・マスターを無視して予知書を地面に叩きつけた。KHシリーズにおいて重要なアイテムを乱暴に扱うナミネに、再びイラが止めに入る。
「大切な予知書に何をするんだ!?」
「私はリズが女の子らしく戦う姿を見たかったのに、全然変わらないじゃない!! なんでスケボーで倒すの!? 飛び蹴りするのスカート破くの魔法らしい魔法使わずに格闘戦に持ち込むの!? プリ〇ュアもここまで酷くはないわよー!!! ポンコツなのこの予知書ってのはー!!」(バンバンバン!!)
「古い機械みたいに叩かないで頂戴!?」
力任せに予知書を叩くナミネに、アヴァも後ろから取り押さえる。
「あー、きっとあれだね。予知書のデータで作り出す力でも、リズの性格はどうにも出来なかったって事でしょ。いやー、データをも物ともしない彼女の力は凄まじいね〜」
「関心しないでよ万事屋、いいえ杉田!!」
「だから誰それ!?」
恐らくマスター・オブ・マスターの声と言動を見て誰もが一度は思ったであろう事を叫ぶナミネに、グラウがツッコミを入れる。
「うわああああん…リズゥゥゥ…!!」( ノД`)シクシク…
「…もはやどうにも出来んな」
とうとう号泣してしまったナミネを見て、アセッドも呆れてしまった。
こうして、リズのヒロイン計画は失敗に終わってしまった。
■作者メッセージ
ナナ「今年も遅れてやってきましたー、アトガキの時間です…!!」
リズ「別名、処刑の時間とも言うわよね…!?」(武器構え)
グラッセ「例年にも増して、ひどすぎだろ今回はよぉ…!!」(トランス)
ムーン「去年の誕生日はシリアス満載だったってのに、どこに投げ捨ててきたよお前ぇ…!!」(闇のオーラ)
ナナ「うるっせー!! 私にシリアスが続くと思うなぁ!! そもそもKH3やばいだろストーリー所々しか見てないせいで話分からないけど、ファンにとっては号泣ものだって話じゃないか!! だったら私は、そのシリアスをぶち壊す!! 悲しみの涙なんてフライアウェイだぁぁぁ!!」
クウ「ほぉう…? その幻想をぶち壊すために、わざわざ俺達を悪役に仕立て上げたとぉ…!?」(拳ボキボキ)
スピカ「純粋ヒロインを務める私をラスボスにするとはいい度胸ねぇ…!?」(ガンブレードの銃口突き付け)
ウィド「パーティ内の切実なお兄さんキャラであるこの私が悪の科学者とは、度胸だけは褒めてあげましょう。度胸だけはなぁ…!?」(冷気を漂わせる)
ナナ「最後の姉弟二名堂々と嘘をついてねーかぁ!? ほぎゃあああああああああ!!?」
*毎度の事ながら、作者がボコられております。しばらくお待ちください。
ナナ「毎度毎度、この日は酷い目にしか合わない…いたたたた…!!」
ソラ「まだ終わってないんだけど?」(キーブレード構え)
リク「KH3で活躍した俺達がなんでツムツムになっているんだ、ああ?」(同文)
ナナ「いや、あんたらがツムツムになったのは普通に公式よ?」
ソラ&リク「「え?」」
ナナ「一年ほど前にKHUxとツムツムコラボして、あんたらのツムツムも両方のゲームで出たし、メダルとしてゲームで登場したから。ついでに言えば、この前ツムツム側でまた第二弾コラボ始まって、ソラ、王様だけでなくアンセム(偽)とゼムナスまでツムツムになってんだから。……なんであの二人ツムツムにしようとしたんだろうなぁ…?」(ボソリ)
ソラ「そ、そうなんだぁ…公式ならしょうがないかぁ」
リク「いやそれ以前の問題だろうが!! なんで、俺達が、変身するためのマスコットキャラになっているんだよ!?」
ナナ「魔法少女なら当然そう言った要素は必要だろ!! で、誰がいいか考えて…『そうだ、ツムツム化したソラとリクがいるじゃねーか! この二人をマスコットキャラにしよう!』と決めました」
リク「てめえ、キーブレードの肥やしに…!!」
ナナ「ふん、流石に体を張った芸を繰り返してたまるか! くらえ【ツムツムニナール】!!」(薬を投げる)
リク「わぶっ!? ………!? ―――!!」(ツムツム化)
ソラ「リクー!?」
ナナ「ピポパ、と……あー、オパール。そこにリリィもいる? お二人に渡したいものがありましてですねー。リクのツムツムなんですが『『下さいっ!!!』』はい即答ありがとうすぐに送るねー!! 既にスペシャルケーキで買収したコウモリバット、いけー!」
コウモリバット「キー!」(ツムツムとなったリクを掴んで飛んでいく)
リク「(チタパタチタパタ!)」
ソラ「わー! リクがもみくちゃにされるー!?」(追いかける)
ナナ「ふ。危機は去った…」
クウ「おいこっちの話まだ終わっちゃいねーぞ、てめぇ…!?」
リズ「なんでこうなったのか、じっくりと聞かせて貰おうかしらぁ…!?」
ナナ「はいさっきのように解説設けますんでちょっと待ってくださいぃ!!?」
ナナ「と、言う訳で。ここからは、この作品の様々な解説コーナーです。
まず、この話…魔法少女作品を作るキッカケとなったのは、数か月くらい前に行われたリラさんとのチャットが原因ですね。実は、この時『プリ〇マイ〇ヤ』や『カー〇キャプターさく〇・クリア〇ード編』を見てまして、冒頭の部分の台詞をノリで書き上げました提出しました。そしたらリラさん大爆笑でした」
リズ「そりゃ大爆笑するわ、あの作者なら…」
ナナ「そんな経緯があり、いっその事誕生日作品作る際は最後までやってみようと思いました。とはいえ、全部書いていたらキリがないので、途中からはダイジェスト風にしました。
で、詳しい設定ですが…リズは物理しか使わない魔法少女。ツバサはカードを使う魔法少女に。この辺は、上の二つの作品から取ったようなものですが、よくよく考えたらCOMやKHxはカードを使って戦うので、まあアリかなと」
クウ「で、悪役となった俺は? てか、人間ですらなかったよな?」
ナナ「実質、KH2の妖精…ユリパ型をイメージしましたクウは。敵側にもマスコット風なのいた方が面白いかなと!!」
クウ「よし、死ね」
ナナ「話まだ続いているから一旦ストップしようか!? あと、ウラノスとウィドは…普通に悪役に当て嵌めたら、まー違和感が全くなくてねぇ…」
リズ「…うん。ウラノスとか「あんた本当に味方?」って性格してるし」
クウ「ウィドも否定できる要素どこにもないのが、またなぁ…」
ナナ「ちなみに、今回のスピカとクウの関係だけど実は元ネタがあります。ソシャゲではまっているF〇Oの女王メイ〇とクー・フー〇ン・オルタコンビです。
5章では敵として、最近イベントであったプリズ〇イリヤでも敵として…ミニクーちゃんと言うマスコットとして登場しました。5章はあれで心抉れたけども、どちらも最後まで女王として貫く姿勢に、何だかんだで優しかったオルタニキ。敵ながらもあの関係だけは良かったので……あ、これボスとしての設定生かせるなと思い付き」
クウ「実は俺の為に世界を壊しにかかったとか言う設定作り上げたのかよ、この作者…」
リズ「いや、別世界のあんたも似たような事してるんだから、人の事言える立場じゃないでしょ」
ナナ「魔法少女なんだから、敵側が絶対悪とかは似合わないでしょ。あ、カヤと一緒に刀剣男子を出したのは、特別出演のようなものです。正直、グラッセかと思ったら別人だったなネタの為に出しました! ちなみに、リラさんの山姥切国広(極)が練度90代になっているのは実話です。私、リラさんの部隊とは絶対当たりたくない…」
カヤ「失礼だな!! 俺の刀剣男子を何だと思っているんだ!!」
ナナ「え? 化け物レベル」
カヤ「お前の本丸壊滅させたいか!?」
ナナ「審神者やっているなら、当然の反応だと思うんですけどねぇ!? むしろよくそんなレベルにまで成長させたなぁ!!?」
カヤ「初期刀を思う愛の力だ!!」
ナナ「愛ってすげぇ」
レイア「で、どうして私の出番がなかったんですか?」
ナナ「レイアは、その…何て言うか、魔法は使うけど魔法少女かって言われるとそうでもないって言うか…やっぱ中途半端な年より幼い子が似合うって言うk「久々の大技です! シャイニングクロスー!!」のぎゃああああああぁ!!?」
ナナ「…さて。誕生日から数日経ってこのあとがきまで書き終えましたが、今年はいかがでしたでしょうか? 本人からは『カオス過ぎる』と言うコメントと共にwwwマークをたくさん貰えました」
リズ「そして、うちの作者も今年はプレゼントを用意できる事に…正直、不安しかない」
クウ「言うな…連続で巻き込まれるのは俺達も一緒なんだからよ…」
ナナ「はい、毎年のごとく文句言ってますが、私作者は華麗にスルースキルを決め込むぞ!
リラさん、改めて誕生日おめでとうございます! KH3も発売されましたが、今年も共に執筆活動頑張って参りましょう!!」