エイプリルフールネタ(ブレワイ版)
騎士の一族として生まれた女子がいた、その名はリズ。
その才能は国王の耳にも届きグラッセ王子の護衛騎士となる。だが、本来目覚めなければならぬ光の力に目覚められぬ自分とは違い、一族の名に恥じぬ功績を築くリズにグラッセ王子は劣等感を抱き遠ざけてしまう。
「そういう風に考えるから目覚めねぇんじゃねぇの、めんどっくせえ王子だなぁ!!」
「会って間もないのに王族に対する暴言!!?」
「私が守る王族なんだ、それ相応の力を身に着けてもらわなきゃ困るからな!!!」
「何この理不尽すぎる騎士!!?」
思っていたイメージと違ったからだろう。出会って早々に胸倉掴んで暴言を吐くリズ騎士にツッコミを決めるグラッセ王子。
「敬意払ってほしいならそれなりのメンタル見せろ駄目王子」
「駄目王子!!?」
「……………(ロクサスとリクから話は聞いてたけど何処までも実力主義…!!)」
これには王であるソラもたじたじである。
「戦闘的な強さは期待してねぇ、そこは私の仕事だ、だからお前はお前しか出来ない光の力を使いこなせ」
「俺にしか出来ない…」
「自分を信じる事だけはやめるな、諦めるな、私の仕える王子」
「(あれ?何でいい雰囲気になってるの???)」
いつの間にかギスギス感が無くなって空気は柔らかくなり、この後なんやかんやあって仲良くなったのだった。
その後、英傑ラック、ジェダイト、ムーン、カヤが集い、光の力を目覚めさせるために修行を続けるグラッセ王子。グラッセ王子が卑屈になる度に騎士とは思えない行いをリズ騎士はするが、仕事はきちんとこなすし強いから、王ですら何も言えませんでした。(時々カヤがストップかけたレベル)
しかし、結局光の力は目覚める事は無く厄災は目覚めてしまう。
英傑たちは死亡、リズ騎士と共に逃げていたグラッセ王子であったがついに古代機械追い詰められてしまう。
「もういい!もういいから逃げてくれ!!」
「誰か…逃げる、か、私はお前の、騎士、最後まで、主君はまも、る…」
「やめてくれ、やめてくれぇぇぇ!!!」
グラッセ王子の叫びと共にここで光の力が覚醒する。光の力によって古代機械は消滅したが、リズ騎士は倒れてしまう。
「駄目だ、駄目だ!!死ぬな!!」
「………」
「あ、キーブレードが…まだ助かる…?」
「グラッセ王子ー!」
そこに駆け付けたのは、数少ないグラッセ王子の理解者であるガイア。
「…今すぐ彼女を祠へ、彼女の命が燃え尽きてしまう前に!!」
ガイア率いる部隊により、リズは傷を癒す為に眠りに就く。
大事な人を思いながら、グラッセは厄災の前に立つ。
「…リズ、君に全てを託すのは酷だとは思っている、だが俺は今からこの光の力で厄災を封印する、どうか…どうか目覚めた時、この世界を――」
そこから100年の月日が流れる。
「………あ゛?どこだここ…?(キャミソールとパンツ一丁で目覚める)」
ようやく長き眠りから目覚めたリズ。しかし、彼女は何も覚えていなかった。
「とりあえずお腹空いたから何か集めよーーー!!」
「そのまえに服着てーーーーー!!!!?(リクとロクサスにバレたら俺があの世でもう一回殺されそう!!!)」
目覚めた地でリズが最初に出会ったのは、ソラと名乗る老人。リズは彼から過去に何があったかを聞かされれる。
「ほうほう、私は100年前王子に仕えていた騎士で世界の命運を託されたと(焼き魚もぐもぐ)」
「そうだ、キーブレードの勇者に選ばれた君しかもう手が…」
「嘘ついてなさそうだから信じる!取り合えずそのグラッセ王子を救うために強い奴を倒せばいいんでしょ!任せて☆」
「記憶ないのに何でこうも頼もしいの!!?」
そうして、リズはソラと別れると広大な大地へと旅に出る。
そんな中で出会う、かつての協力者――ガイア。
「おお…リズ騎士!目覚めたのか」
「ん?おばさん誰???」
「オバ…!!?そういえば記憶が無かったのよね、見た目は若いのにおばさん…!!!」
既に命を落としてしまったが、今も魂は厄災を打ち倒す古代兵器の中に縛られ続けて囚われている、最初に出会う英傑――ジェダイド。
「貴方は来てくれると信じていましたよリズ騎士、厄災に奪われた機能を取り戻しに来てくれたのでしょう」
「いや強い奴倒しに来ただけ」
「記憶失ってるハズなのに戦闘本能変わってないですね!!?」
持ち前の身体能力と野生の勘によって古代兵器の謎を解きながら、機能を復活させるリズ。
しかし、古代兵器に憑りついていた厄災が襲い掛かる。
「気を付けてください!あれは厄災の手下!僕は100年前、奴に適いませんでした…でも貴方ならきっと倒せる…!!」
「おらぁーーーー!!!(転がってた槍投げる)」
「早々に不意打ちぃぃぃ!!?」
こんな事をムーン、ラック、カヤの所でも行い、彼らを助けると同時に、厄災に対抗する4つの古代兵器を復活させる。
リズは厄災によって変わり果ててしまった城に乗り込み、敵を倒しまくり、断崖絶壁だろうと厄災に支配された古代兵器達のビームが飛んでこようが進められる所は無理やり進み、そして最奥へと辿り着いた。
迎えた最終決戦に、リズに力を貸すべく英傑達が一斉に援護射撃をする。やがて戦いの場は、禍々しい城の地下から外の平原へと移動する。
そして、100年もの間封印していたグラッセが現れる。
「厄災ゼアノート…獣のような本能しかない存在、かつては知を探求する老人だったと言われているが…」
「喋ってる暇あるなら光の力で援護しろグラッセ!ここで何が何でも倒すぞ!!(馬乗って厄災に駆け出す)」
「100年経っても話聞かないぃぃぃ!!!」
厄災討伐時でもグラッセのツッコミが飛び交う中、リズはキーブレードを握って討伐する。
「逃がすかよ!!ここで塵と貸せクソ野郎がぁぁぁ!!!(マジックアワー連発)」
「俺100年コイツに苦しめられたけど同情しか芽生えないんだけど」
厄災は見事に討ち倒され、この大地に真の平和が訪れる。
そして、草原にて100年前と変わらないグラッセが、リズに問いかける。
「リズ、俺を覚えて――」
「あー疲れた、取り合えずガイア居る所行こうぜグラッセー」
「頼むから空気読んで、ムードぉぉおぉ!!!(泣きながら追いかける)」
END☆
その才能は国王の耳にも届きグラッセ王子の護衛騎士となる。だが、本来目覚めなければならぬ光の力に目覚められぬ自分とは違い、一族の名に恥じぬ功績を築くリズにグラッセ王子は劣等感を抱き遠ざけてしまう。
「そういう風に考えるから目覚めねぇんじゃねぇの、めんどっくせえ王子だなぁ!!」
「会って間もないのに王族に対する暴言!!?」
「私が守る王族なんだ、それ相応の力を身に着けてもらわなきゃ困るからな!!!」
「何この理不尽すぎる騎士!!?」
思っていたイメージと違ったからだろう。出会って早々に胸倉掴んで暴言を吐くリズ騎士にツッコミを決めるグラッセ王子。
「敬意払ってほしいならそれなりのメンタル見せろ駄目王子」
「駄目王子!!?」
「……………(ロクサスとリクから話は聞いてたけど何処までも実力主義…!!)」
これには王であるソラもたじたじである。
「戦闘的な強さは期待してねぇ、そこは私の仕事だ、だからお前はお前しか出来ない光の力を使いこなせ」
「俺にしか出来ない…」
「自分を信じる事だけはやめるな、諦めるな、私の仕える王子」
「(あれ?何でいい雰囲気になってるの???)」
いつの間にかギスギス感が無くなって空気は柔らかくなり、この後なんやかんやあって仲良くなったのだった。
その後、英傑ラック、ジェダイト、ムーン、カヤが集い、光の力を目覚めさせるために修行を続けるグラッセ王子。グラッセ王子が卑屈になる度に騎士とは思えない行いをリズ騎士はするが、仕事はきちんとこなすし強いから、王ですら何も言えませんでした。(時々カヤがストップかけたレベル)
しかし、結局光の力は目覚める事は無く厄災は目覚めてしまう。
英傑たちは死亡、リズ騎士と共に逃げていたグラッセ王子であったがついに古代機械追い詰められてしまう。
「もういい!もういいから逃げてくれ!!」
「誰か…逃げる、か、私はお前の、騎士、最後まで、主君はまも、る…」
「やめてくれ、やめてくれぇぇぇ!!!」
グラッセ王子の叫びと共にここで光の力が覚醒する。光の力によって古代機械は消滅したが、リズ騎士は倒れてしまう。
「駄目だ、駄目だ!!死ぬな!!」
「………」
「あ、キーブレードが…まだ助かる…?」
「グラッセ王子ー!」
そこに駆け付けたのは、数少ないグラッセ王子の理解者であるガイア。
「…今すぐ彼女を祠へ、彼女の命が燃え尽きてしまう前に!!」
ガイア率いる部隊により、リズは傷を癒す為に眠りに就く。
大事な人を思いながら、グラッセは厄災の前に立つ。
「…リズ、君に全てを託すのは酷だとは思っている、だが俺は今からこの光の力で厄災を封印する、どうか…どうか目覚めた時、この世界を――」
そこから100年の月日が流れる。
「………あ゛?どこだここ…?(キャミソールとパンツ一丁で目覚める)」
ようやく長き眠りから目覚めたリズ。しかし、彼女は何も覚えていなかった。
「とりあえずお腹空いたから何か集めよーーー!!」
「そのまえに服着てーーーーー!!!!?(リクとロクサスにバレたら俺があの世でもう一回殺されそう!!!)」
目覚めた地でリズが最初に出会ったのは、ソラと名乗る老人。リズは彼から過去に何があったかを聞かされれる。
「ほうほう、私は100年前王子に仕えていた騎士で世界の命運を託されたと(焼き魚もぐもぐ)」
「そうだ、キーブレードの勇者に選ばれた君しかもう手が…」
「嘘ついてなさそうだから信じる!取り合えずそのグラッセ王子を救うために強い奴を倒せばいいんでしょ!任せて☆」
「記憶ないのに何でこうも頼もしいの!!?」
そうして、リズはソラと別れると広大な大地へと旅に出る。
そんな中で出会う、かつての協力者――ガイア。
「おお…リズ騎士!目覚めたのか」
「ん?おばさん誰???」
「オバ…!!?そういえば記憶が無かったのよね、見た目は若いのにおばさん…!!!」
既に命を落としてしまったが、今も魂は厄災を打ち倒す古代兵器の中に縛られ続けて囚われている、最初に出会う英傑――ジェダイド。
「貴方は来てくれると信じていましたよリズ騎士、厄災に奪われた機能を取り戻しに来てくれたのでしょう」
「いや強い奴倒しに来ただけ」
「記憶失ってるハズなのに戦闘本能変わってないですね!!?」
持ち前の身体能力と野生の勘によって古代兵器の謎を解きながら、機能を復活させるリズ。
しかし、古代兵器に憑りついていた厄災が襲い掛かる。
「気を付けてください!あれは厄災の手下!僕は100年前、奴に適いませんでした…でも貴方ならきっと倒せる…!!」
「おらぁーーーー!!!(転がってた槍投げる)」
「早々に不意打ちぃぃぃ!!?」
こんな事をムーン、ラック、カヤの所でも行い、彼らを助けると同時に、厄災に対抗する4つの古代兵器を復活させる。
リズは厄災によって変わり果ててしまった城に乗り込み、敵を倒しまくり、断崖絶壁だろうと厄災に支配された古代兵器達のビームが飛んでこようが進められる所は無理やり進み、そして最奥へと辿り着いた。
迎えた最終決戦に、リズに力を貸すべく英傑達が一斉に援護射撃をする。やがて戦いの場は、禍々しい城の地下から外の平原へと移動する。
そして、100年もの間封印していたグラッセが現れる。
「厄災ゼアノート…獣のような本能しかない存在、かつては知を探求する老人だったと言われているが…」
「喋ってる暇あるなら光の力で援護しろグラッセ!ここで何が何でも倒すぞ!!(馬乗って厄災に駆け出す)」
「100年経っても話聞かないぃぃぃ!!!」
厄災討伐時でもグラッセのツッコミが飛び交う中、リズはキーブレードを握って討伐する。
「逃がすかよ!!ここで塵と貸せクソ野郎がぁぁぁ!!!(マジックアワー連発)」
「俺100年コイツに苦しめられたけど同情しか芽生えないんだけど」
厄災は見事に討ち倒され、この大地に真の平和が訪れる。
そして、草原にて100年前と変わらないグラッセが、リズに問いかける。
「リズ、俺を覚えて――」
「あー疲れた、取り合えずガイア居る所行こうぜグラッセー」
「頼むから空気読んで、ムードぉぉおぉ!!!(泣きながら追いかける)」
END☆
■作者メッセージ
裏話
リラ「この後泣きながらガイアに手当受けるグラッセと、腹減ったとのんきにご飯食べるリズがいます」
NANA「なるほどね。もうそのブレワイパロ、エイプリルネタで書いたら?」
リラ「めんどう」
NANA「でしょうね。じゃあ、代わりに私が出していい? 中々面白いし」
リラ「ええよー」
NANA「ありがとう。読者のツッコミが楽しみだ」
リラ「ツッコミ確定なの??」
NANA「近くの知り合いに見せてみたら?」
リラ「『ブレワイをここまでギャグに出来る奴初めてみた』引かれたお」
NANA「やっぱり」
リラ「この後泣きながらガイアに手当受けるグラッセと、腹減ったとのんきにご飯食べるリズがいます」
NANA「なるほどね。もうそのブレワイパロ、エイプリルネタで書いたら?」
リラ「めんどう」
NANA「でしょうね。じゃあ、代わりに私が出していい? 中々面白いし」
リラ「ええよー」
NANA「ありがとう。読者のツッコミが楽しみだ」
リラ「ツッコミ確定なの??」
NANA「近くの知り合いに見せてみたら?」
リラ「『ブレワイをここまでギャグに出来る奴初めてみた』引かれたお」
NANA「やっぱり」