第五章:再会[
「イイねその顔!だけど、その・・・苦しい・・・その顔」
「アッヒョッヒョッヒョヒョ・・・!お腹痛い・・・その顔やめてーーー!!」
犬の騎士は腹を抱え、地面を転がりながら笑い続けている。
その様子を、レオンとユフィは苦笑いをしながら見つめていた。
「じゃあ次は君の番だよ。どんな面白い顔を見せてくれるんだい?」
「え?」
不意に自分の方に視線を向けられたサクヤは、驚いたように二人を見つめる。
「面白い顔じゃなくて笑顔だろ?ほらほら、早く笑ってよ」
「え・・・・」
サクヤは助けを求めるように、ソラの顔を見つめた。
ソラはそっと笑うと、サクヤに目線を合わせて言った。
「サクヤ。笑いたい時は嬉しいことや楽しいことを考えるんだ」
「嬉しいこと・・・」
ソラの言葉を繰り返すと、彼は小さくうなずき笑みを浮かべる。
嬉しいこと・・・楽しいこと・・・
サクヤは目を閉じて、今までの事を思い出した。
初めてソラたちに出会った夜の事。名前をもらった時のこと。
ソラと交わした大切な約束。家族と認められた、あの日。
皆と過ごした・・・かけがえのない2年間。
「あ!」
サクヤを見ていた3人は、思わず声を上げた。
彼女の顔には、ソラほどではないがはっきりとした笑顔が浮かんでいる。
「う〜ん・・・さっきと比べると、40点てところかな」
「厳しいな」
「だけど、その笑顔ならきっと大丈夫だよ。僕はそう思う!」
犬の騎士はそう言って、サクヤに向かって笑顔を向けた。
「行こう、サクヤ。リクとカイリを捜しに!」
「うん!わたし、ソラと一緒に行く」
二人は明るい笑顔でそう言った。
「ドナルドだ」
アヒルの魔導師、ドナルドがそう言って手を差し出す。
「僕、グーフィ。よろしくね」
続いて犬の騎士、グーフィーが同じように手を差し出し、ドナルドの手の上に重ねた。
「俺、ソラ。そして」
「わたしは、サクヤ」
ソラとサクヤの二人も、同じように手を重ねる、
「僕たちは、仲間だ!」
グーフィーが大きな声でそう言った瞬間。
「あれ?」
サクヤは何故か、懐かしいような感覚に陥った。
前にも、こんなことがあったような・・・
「サクヤ?どうしたんだ?」
それが表情に出ていたのか、ソラが不思議そうに覗き込む。
「ううん、なんでもない。わたし、がんばるから。ソラ、ドナルド、グーフィー。よろしく、ね」
サクヤのはっきりした言葉に、3人は笑顔でうなずいた。
旅の準備をしていると、レオンたちがやってきていろいろな物をくれた。
レオンからはポーション、ユフィからはエーテル。そして、彼らの仲間の少女エアリスからは100マニーをもらった。
「何か困ったことがあったら、いつでもこの街に戻ってこい」
「もしかしたら王様やお友達の手掛かりが見つかるかもしれないしね」
ユフィがそう言うと、ソラもサクヤも笑みを浮かべて頷いた。
「二人とも、友達、見つかるといいね」
「うん。必ず見つけるよ、な、サクヤ?」
ソラの言葉にサクヤは力強くうなずいた。
「じゃあ、行ってくるよ!」
「ああ、行って来い。心を強くもて」
その背にかけられた言葉に、ソラはキーブレードを頭上へと構え、答えた。
「アッヒョッヒョッヒョヒョ・・・!お腹痛い・・・その顔やめてーーー!!」
犬の騎士は腹を抱え、地面を転がりながら笑い続けている。
その様子を、レオンとユフィは苦笑いをしながら見つめていた。
「じゃあ次は君の番だよ。どんな面白い顔を見せてくれるんだい?」
「え?」
不意に自分の方に視線を向けられたサクヤは、驚いたように二人を見つめる。
「面白い顔じゃなくて笑顔だろ?ほらほら、早く笑ってよ」
「え・・・・」
サクヤは助けを求めるように、ソラの顔を見つめた。
ソラはそっと笑うと、サクヤに目線を合わせて言った。
「サクヤ。笑いたい時は嬉しいことや楽しいことを考えるんだ」
「嬉しいこと・・・」
ソラの言葉を繰り返すと、彼は小さくうなずき笑みを浮かべる。
嬉しいこと・・・楽しいこと・・・
サクヤは目を閉じて、今までの事を思い出した。
初めてソラたちに出会った夜の事。名前をもらった時のこと。
ソラと交わした大切な約束。家族と認められた、あの日。
皆と過ごした・・・かけがえのない2年間。
「あ!」
サクヤを見ていた3人は、思わず声を上げた。
彼女の顔には、ソラほどではないがはっきりとした笑顔が浮かんでいる。
「う〜ん・・・さっきと比べると、40点てところかな」
「厳しいな」
「だけど、その笑顔ならきっと大丈夫だよ。僕はそう思う!」
犬の騎士はそう言って、サクヤに向かって笑顔を向けた。
「行こう、サクヤ。リクとカイリを捜しに!」
「うん!わたし、ソラと一緒に行く」
二人は明るい笑顔でそう言った。
「ドナルドだ」
アヒルの魔導師、ドナルドがそう言って手を差し出す。
「僕、グーフィ。よろしくね」
続いて犬の騎士、グーフィーが同じように手を差し出し、ドナルドの手の上に重ねた。
「俺、ソラ。そして」
「わたしは、サクヤ」
ソラとサクヤの二人も、同じように手を重ねる、
「僕たちは、仲間だ!」
グーフィーが大きな声でそう言った瞬間。
「あれ?」
サクヤは何故か、懐かしいような感覚に陥った。
前にも、こんなことがあったような・・・
「サクヤ?どうしたんだ?」
それが表情に出ていたのか、ソラが不思議そうに覗き込む。
「ううん、なんでもない。わたし、がんばるから。ソラ、ドナルド、グーフィー。よろしく、ね」
サクヤのはっきりした言葉に、3人は笑顔でうなずいた。
旅の準備をしていると、レオンたちがやってきていろいろな物をくれた。
レオンからはポーション、ユフィからはエーテル。そして、彼らの仲間の少女エアリスからは100マニーをもらった。
「何か困ったことがあったら、いつでもこの街に戻ってこい」
「もしかしたら王様やお友達の手掛かりが見つかるかもしれないしね」
ユフィがそう言うと、ソラもサクヤも笑みを浮かべて頷いた。
「二人とも、友達、見つかるといいね」
「うん。必ず見つけるよ、な、サクヤ?」
ソラの言葉にサクヤは力強くうなずいた。
「じゃあ、行ってくるよ!」
「ああ、行って来い。心を強くもて」
その背にかけられた言葉に、ソラはキーブレードを頭上へと構え、答えた。