第六章:ようこそ、不思議の国へ(前編)Y
「なんだお前たちは!?裁判の邪魔をする無礼者め!」
飛び出してきたソラたちを見て、女王は目を剥きだし声を荒げる。
突然の乱入に、白ウサギも目を丸くし動けないでいた。
「俺たち、真犯人に心当たりがあるんだ。その子は犯人なんかじゃありません!」
ソラは、そんな彼女に負けまいと必死で声を上げた。
「そうだそうだ!犯人はハートレ・・・アヒャア!」
そこまで言いかけたグーフィーの足を、ドナルドが踏んで中断させた。
「バカをお言いでないよ。なら証拠は?証拠はあるのかい?」
「証拠・・・!」
女王の言葉に、ソラは思わず口をつぐんだ。
証拠なんてあるわけがない。だが、ハートを盗むなんて所業ができるのは、彼らが知る限りハートレス以外には考えられなかった。
「じゃあ、証拠があればいい。そういうこと?」
そんな彼に助け舟を出したのは、サクヤだった。
女王の視線がサクヤへと移るが、彼女は怯える様子もなく、まっすぐに女王の目を見据えて言った。
「ソラも言ったけど、わたしたちは真犯人を知ってる。わたしたちが証拠を探して持ってくる。そうすれば、アリスが犯人じゃないことを証明できる」
女王はしばらくサクヤを睨み付けていたが、ふんと鼻を鳴らすと嘲るように言った。
「なら、アリスが無実だという証拠を今すぐ探して持っておいで!できなければお前たちの首も撥ねてやるからね!」
その言葉とほぼ同時に、アリスはトランプ兵の手によって籠のような折の中に閉じ込められてしまった。
ソラは閉じ込められたアリスを見ると、優しく微笑んで見せた。
「俺たちに任せて。証拠は必ず見つけてくるから」
彼の言葉に、アリスは少し安心したように微笑んだ。
飛び出してきたソラたちを見て、女王は目を剥きだし声を荒げる。
突然の乱入に、白ウサギも目を丸くし動けないでいた。
「俺たち、真犯人に心当たりがあるんだ。その子は犯人なんかじゃありません!」
ソラは、そんな彼女に負けまいと必死で声を上げた。
「そうだそうだ!犯人はハートレ・・・アヒャア!」
そこまで言いかけたグーフィーの足を、ドナルドが踏んで中断させた。
「バカをお言いでないよ。なら証拠は?証拠はあるのかい?」
「証拠・・・!」
女王の言葉に、ソラは思わず口をつぐんだ。
証拠なんてあるわけがない。だが、ハートを盗むなんて所業ができるのは、彼らが知る限りハートレス以外には考えられなかった。
「じゃあ、証拠があればいい。そういうこと?」
そんな彼に助け舟を出したのは、サクヤだった。
女王の視線がサクヤへと移るが、彼女は怯える様子もなく、まっすぐに女王の目を見据えて言った。
「ソラも言ったけど、わたしたちは真犯人を知ってる。わたしたちが証拠を探して持ってくる。そうすれば、アリスが犯人じゃないことを証明できる」
女王はしばらくサクヤを睨み付けていたが、ふんと鼻を鳴らすと嘲るように言った。
「なら、アリスが無実だという証拠を今すぐ探して持っておいで!できなければお前たちの首も撥ねてやるからね!」
その言葉とほぼ同時に、アリスはトランプ兵の手によって籠のような折の中に閉じ込められてしまった。
ソラは閉じ込められたアリスを見ると、優しく微笑んで見せた。
「俺たちに任せて。証拠は必ず見つけてくるから」
彼の言葉に、アリスは少し安心したように微笑んだ。