メモリー編2 「名前に込めた思い」
「…う、うぅっ…」
意識が戻り、ゆっくりと目を開ける。
視界の一面に映ったのは、黒い空に散らばる白だった。
「ここ、は…?」
「気が付きましたか?」
「ッ! 誰だ!?」
突然かけられた声に、少年は警戒して振り返る。
いつの間にか傍にあった焚火の向こう側に、白い衣装を纏い長い銀髪を後ろで一つに括った青年が向かい合うように座り込んでいた。
「私はウィド。あなたの名前は? どうして、こんな雪山で倒れていたんですか?」
何処か優しく語りかけるウィドに、少年は膝を抱えて黙り込む。
それでも辛抱強くウィドが言葉を待っていると、根気負けしたのがやがてポツリと口を開いた。
「……ない」
「ない?」
「無いんだよ、俺には名前が…」
そう言うと、少年は自分の身に起こった事を説明する。
自分が他者から作られたレプリカである事。別の世界で人形として記憶を書き換え利用されていた事。そして、自分を元にした被験者(オリジナル)と戦い消滅した事。
こうして自分の覚えている範囲の事を説明すると、自傷気味にウィドに笑いかけた。
「――どうだ、信じられない話だろ?」
「どうして信じないと決めるんですか?」
予想外の言葉に少年が目を見開くと、ウィドは真剣な表情でこちらを見ていた。
「あなたの目に嘘など何もなかった。だから、私はあなたの事を信じますよ」
全てを受け入れて微笑みを浮かべるウィドに、少年は複雑そうな表情を浮かべて顔を逸らす。
そんな彼に口を開くが、何と言えばいいのか分からず声を発する事はせずに口を閉ざす。
しかし、ウィドは何かを考え込むように顔を俯かせた。
「…名前とは、自分自身の証である…」
「え?」
「いえ、なんでも。そうですね…――彼であって、彼でない名を与えるには……これですかね?」
そう言うと焚火用に集めていた枝を一本拝借し、雪の上に『RIKU』と書いた。
「これを、こうして…――上手くいきませんね……試しにここに、これを付ければ――よし、これで完成です」
書いては消してを繰り返した結果、地面に書かれたのは『RUKIR』と言う文字だった。
「これは…?」
「あなたの名前を考えてみたんです。と言っても、一文字加えて並び変えただけですが…。気に入らないなら、また別の名前を考えますけど?」
困惑する少年に、ウィドは苦笑しながら小さく首を傾げる。
対して、少年は信じられないとばかりに肩を震わせる。
「なんで…俺みたいな奴にそんな事するんだ…?」
「例えあなたが何であろうと、子供だと言う事に変わりありません。そして、私は教師として働いていたんです。迷っている子供を助けるのは、教師として当然の事ですよ」
自分の信念を言い抜きながら、ウィドは少年の様子をうかがう。
彼は生まれてから利用される為だけに動いてきた。理解者はいたのだろうが、話の内容ではあまりにも接する時間は少なすぎた。だから、人から与えられる純粋な優しさに戸惑っているのだろう。どう受け止めていいのか分からないから。
ウィドは辛抱強く彼の返答を待っていると、少年がようやく口を開いた。
「この名前……本当に、貰ってもいいのか?」
未だに困惑を見せつつも初めて顔を向けた少年に、ウィドは笑いながら頷いた。
「いいんですよ。あなたの為に考えた名前なんですから」
「…ありがとう、ございます…――えっと…」
「ウィドですよ。まあ、どんな呼び方でも構いません……《ルキル》」
「…あぁ」
記憶の回想が終わり、元の場所へと戻る四人。
ルキルとウィドと初めて出会った記憶を見せられ、リクはゆっくりと隣にいる彼に声をかける。
「ウィド…こいつの名前は…」
「見ての通りですよ。あなたの…リク(RIKU)のスペルを並び替えて《R》を加えた、単調なものです」
「でも、どうして《R》なんだ? それなら他のでも――」
「例え、別の心を持っても…あなたのレプリカと言う事実は変えられない。違いますか?」
逆に問われたウィドの質問に、リクは口を閉ざしてしまう。
違う心、別の力。それらを手に入れたとしても、リクを元にして作られた以上…どう足掻いてもその部分だけは変わらない。変えられない。
そんなリクの考えが伝わったのか、ウィドは歪みがあった場所をじっと見つめた。
「それでも、あなたの人形ではない違う存在になれる。それをあの子に教えたかったんですよ」
「だから《R》を使ったんだね…リク(RIKU)=レプリカ(REPLICA)の二つの初めに付くから」
ルキルの為に考えたウィドの思惑に気づいて、シーノが笑みを浮かべる。
考えが見透かされ、ウィドは苦笑交じりに顔を背けた。
「自分でも捻りが無いとは思いますがね」
「それでも、あいつ嬉しそうだったじゃない。ウィドの考えた名前使ってる訳だし」
オパールも会話の輪に加わり、ウィドに笑いかける。
すると、何か気に障ったのか急に無表情になると全員に背を向けた。
「…先に進みましょう。今は思い出に浸ってる暇は無いんです」
「あ、ちょっと待って!」
勝手に先に進むウィドに、慌ててシーノが追いかける。
すると、どう言う訳かウィドはすぐに足を止めた。
「って、いきなり止まらないで――ん?」
シーノが顔を除くと、ウィドは一点を見て固まっている。
前を見ると、今までとは明らかに違う白い記憶の歪みが存在していた。
―――その頃、シャオ側の世界では。
「これで何度目だ…?」
「少なくとも、10個以上は覗いてますね…」
「シャオの世界の人達の日常ばっかりで、手がかりないね…」
記憶を見終わった直後なのか、町の広場でクウ、イオン、ペルセがその場で溜息を吐いていた。
やがてクウは、淡々とした姿勢を崩さないイリアに打開策を求めた。
「イリア、あんたはシャオの記憶把握してんだろ? そこから行き先を割り出したりできないのか? これ以上、別の俺の行動を見るのは恥ずかしいんだが…」
今まで見てきた記憶の中には、別の自分がウィドを始めとした見知った人物だけでなく知らない人物にまで制裁されている場面、教師として働く為に生徒である子供達と戯れている場面など、今の自分と何処か違う分妙な違和感を感じてしまうのだ。
出来るだけそう言った記憶を避けようとするクウに対し、イリアはゆっくりと首を横に振った。
「さすがの私もそれは無理。記憶は全て把握しているけど、この世界の何処に何の記憶があるか。もう一つの意思が何処にいるのかまでは分からないわ」
「って言われても、今の俺達は何の情報も無い状態なんだ。何かしら絞れない状態じゃ、行き当たりばったりで見つけるようなものじゃないのか?」
今の状況を例えるなら、何の手がかりもない状態で事件を起こした犯人を見つけるようなものだ。探せば自ずと見つかるだろうが、そこに行きつくにも手間や時間がかかる。いや、下手な行動をしてしまえば手がかりすら見つからない恐れだってあるのだ。
ある意味正論をぶつけるクウに、イリアは少しだけ口を閉ざすとポツリと呟いた。
「――ヒントになるかどうかは分からないけど、シャオの記憶には一つ不審な点がある」
「不審な点?」
ペルセが聞くと、イリアは僅かに表情を歪めて話し出した。
「シャオの幼い記憶だけ…どう言う訳か記憶が欠落しているの。それも、目立たない程度に」
「…どういう事だ?」
初めて聞く話にクウも真剣になると、イリアは軽く溜息を吐いた。
「そのままの意味よ。例え本人が忘れた記憶だろうが、私はあなた達の身体に刻まれた『情報』を取り込む事で全てを記憶する。それが幼き赤子の記憶だろうと、生まれ落ちたもう一人の自分の記憶だろうと」
それが、イリアドゥスの権能とも言える力。心に刻まれた記憶、身体に刻まれた情報。それらを取り入れる事で、彼女は全てを記憶する。
だからこそ、彼らが知らない裏の事実も知っている。テラ達が追っているヴァニタスは、本来ヴェントゥスから生まれ落ちた純粋な闇の片割れである事、その原因がゼアノートが『χブレード』を製作しようとした事。カイリ達から一年もの間ソラの記憶を消したのがナミネと言う少女による力の所為だと言う事。ルキルを蝕んでいる意識が、リクやナミネとも交流を介したシオンの残像だと言う事も。
このようにイリアドゥスの『神理』を持ってすれば、忘れた記憶、消えた記憶でも取り入れる事が出来る。しかし…。
「だけど、シャオは違う。確かに『記憶』だけでなく『情報』も元にした筈なのに、一部がノイズが掛かってるかのように視れない。《忘却》しているのではない…言うなれば、記憶を《消去》している」
「消去…!?」
イリアの力を持ってしても取り込めなかったシャオの記憶に、イオンの顔が自然と強張る。
そんな中、ペルセは今の話で一つの糸口を見つけていた。
「なら、その記憶を探し出せば…」
ペルセの言いたい事が分かったのか、イリアも一つ頷いた。
「少なくとも、手がかりは得られるわ。尤も、その記憶は潜在意識にあるでしょうけど」
「やっぱり、手当たり次第に探すしかないって事か…」
見つけ出す記憶は分かった物の、結局は今までと同じ事をしなければならない。何とも言えない現状に、クウは思わず頭を抱えるしかなかった。
意識が戻り、ゆっくりと目を開ける。
視界の一面に映ったのは、黒い空に散らばる白だった。
「ここ、は…?」
「気が付きましたか?」
「ッ! 誰だ!?」
突然かけられた声に、少年は警戒して振り返る。
いつの間にか傍にあった焚火の向こう側に、白い衣装を纏い長い銀髪を後ろで一つに括った青年が向かい合うように座り込んでいた。
「私はウィド。あなたの名前は? どうして、こんな雪山で倒れていたんですか?」
何処か優しく語りかけるウィドに、少年は膝を抱えて黙り込む。
それでも辛抱強くウィドが言葉を待っていると、根気負けしたのがやがてポツリと口を開いた。
「……ない」
「ない?」
「無いんだよ、俺には名前が…」
そう言うと、少年は自分の身に起こった事を説明する。
自分が他者から作られたレプリカである事。別の世界で人形として記憶を書き換え利用されていた事。そして、自分を元にした被験者(オリジナル)と戦い消滅した事。
こうして自分の覚えている範囲の事を説明すると、自傷気味にウィドに笑いかけた。
「――どうだ、信じられない話だろ?」
「どうして信じないと決めるんですか?」
予想外の言葉に少年が目を見開くと、ウィドは真剣な表情でこちらを見ていた。
「あなたの目に嘘など何もなかった。だから、私はあなたの事を信じますよ」
全てを受け入れて微笑みを浮かべるウィドに、少年は複雑そうな表情を浮かべて顔を逸らす。
そんな彼に口を開くが、何と言えばいいのか分からず声を発する事はせずに口を閉ざす。
しかし、ウィドは何かを考え込むように顔を俯かせた。
「…名前とは、自分自身の証である…」
「え?」
「いえ、なんでも。そうですね…――彼であって、彼でない名を与えるには……これですかね?」
そう言うと焚火用に集めていた枝を一本拝借し、雪の上に『RIKU』と書いた。
「これを、こうして…――上手くいきませんね……試しにここに、これを付ければ――よし、これで完成です」
書いては消してを繰り返した結果、地面に書かれたのは『RUKIR』と言う文字だった。
「これは…?」
「あなたの名前を考えてみたんです。と言っても、一文字加えて並び変えただけですが…。気に入らないなら、また別の名前を考えますけど?」
困惑する少年に、ウィドは苦笑しながら小さく首を傾げる。
対して、少年は信じられないとばかりに肩を震わせる。
「なんで…俺みたいな奴にそんな事するんだ…?」
「例えあなたが何であろうと、子供だと言う事に変わりありません。そして、私は教師として働いていたんです。迷っている子供を助けるのは、教師として当然の事ですよ」
自分の信念を言い抜きながら、ウィドは少年の様子をうかがう。
彼は生まれてから利用される為だけに動いてきた。理解者はいたのだろうが、話の内容ではあまりにも接する時間は少なすぎた。だから、人から与えられる純粋な優しさに戸惑っているのだろう。どう受け止めていいのか分からないから。
ウィドは辛抱強く彼の返答を待っていると、少年がようやく口を開いた。
「この名前……本当に、貰ってもいいのか?」
未だに困惑を見せつつも初めて顔を向けた少年に、ウィドは笑いながら頷いた。
「いいんですよ。あなたの為に考えた名前なんですから」
「…ありがとう、ございます…――えっと…」
「ウィドですよ。まあ、どんな呼び方でも構いません……《ルキル》」
「…あぁ」
記憶の回想が終わり、元の場所へと戻る四人。
ルキルとウィドと初めて出会った記憶を見せられ、リクはゆっくりと隣にいる彼に声をかける。
「ウィド…こいつの名前は…」
「見ての通りですよ。あなたの…リク(RIKU)のスペルを並び替えて《R》を加えた、単調なものです」
「でも、どうして《R》なんだ? それなら他のでも――」
「例え、別の心を持っても…あなたのレプリカと言う事実は変えられない。違いますか?」
逆に問われたウィドの質問に、リクは口を閉ざしてしまう。
違う心、別の力。それらを手に入れたとしても、リクを元にして作られた以上…どう足掻いてもその部分だけは変わらない。変えられない。
そんなリクの考えが伝わったのか、ウィドは歪みがあった場所をじっと見つめた。
「それでも、あなたの人形ではない違う存在になれる。それをあの子に教えたかったんですよ」
「だから《R》を使ったんだね…リク(RIKU)=レプリカ(REPLICA)の二つの初めに付くから」
ルキルの為に考えたウィドの思惑に気づいて、シーノが笑みを浮かべる。
考えが見透かされ、ウィドは苦笑交じりに顔を背けた。
「自分でも捻りが無いとは思いますがね」
「それでも、あいつ嬉しそうだったじゃない。ウィドの考えた名前使ってる訳だし」
オパールも会話の輪に加わり、ウィドに笑いかける。
すると、何か気に障ったのか急に無表情になると全員に背を向けた。
「…先に進みましょう。今は思い出に浸ってる暇は無いんです」
「あ、ちょっと待って!」
勝手に先に進むウィドに、慌ててシーノが追いかける。
すると、どう言う訳かウィドはすぐに足を止めた。
「って、いきなり止まらないで――ん?」
シーノが顔を除くと、ウィドは一点を見て固まっている。
前を見ると、今までとは明らかに違う白い記憶の歪みが存在していた。
―――その頃、シャオ側の世界では。
「これで何度目だ…?」
「少なくとも、10個以上は覗いてますね…」
「シャオの世界の人達の日常ばっかりで、手がかりないね…」
記憶を見終わった直後なのか、町の広場でクウ、イオン、ペルセがその場で溜息を吐いていた。
やがてクウは、淡々とした姿勢を崩さないイリアに打開策を求めた。
「イリア、あんたはシャオの記憶把握してんだろ? そこから行き先を割り出したりできないのか? これ以上、別の俺の行動を見るのは恥ずかしいんだが…」
今まで見てきた記憶の中には、別の自分がウィドを始めとした見知った人物だけでなく知らない人物にまで制裁されている場面、教師として働く為に生徒である子供達と戯れている場面など、今の自分と何処か違う分妙な違和感を感じてしまうのだ。
出来るだけそう言った記憶を避けようとするクウに対し、イリアはゆっくりと首を横に振った。
「さすがの私もそれは無理。記憶は全て把握しているけど、この世界の何処に何の記憶があるか。もう一つの意思が何処にいるのかまでは分からないわ」
「って言われても、今の俺達は何の情報も無い状態なんだ。何かしら絞れない状態じゃ、行き当たりばったりで見つけるようなものじゃないのか?」
今の状況を例えるなら、何の手がかりもない状態で事件を起こした犯人を見つけるようなものだ。探せば自ずと見つかるだろうが、そこに行きつくにも手間や時間がかかる。いや、下手な行動をしてしまえば手がかりすら見つからない恐れだってあるのだ。
ある意味正論をぶつけるクウに、イリアは少しだけ口を閉ざすとポツリと呟いた。
「――ヒントになるかどうかは分からないけど、シャオの記憶には一つ不審な点がある」
「不審な点?」
ペルセが聞くと、イリアは僅かに表情を歪めて話し出した。
「シャオの幼い記憶だけ…どう言う訳か記憶が欠落しているの。それも、目立たない程度に」
「…どういう事だ?」
初めて聞く話にクウも真剣になると、イリアは軽く溜息を吐いた。
「そのままの意味よ。例え本人が忘れた記憶だろうが、私はあなた達の身体に刻まれた『情報』を取り込む事で全てを記憶する。それが幼き赤子の記憶だろうと、生まれ落ちたもう一人の自分の記憶だろうと」
それが、イリアドゥスの権能とも言える力。心に刻まれた記憶、身体に刻まれた情報。それらを取り入れる事で、彼女は全てを記憶する。
だからこそ、彼らが知らない裏の事実も知っている。テラ達が追っているヴァニタスは、本来ヴェントゥスから生まれ落ちた純粋な闇の片割れである事、その原因がゼアノートが『χブレード』を製作しようとした事。カイリ達から一年もの間ソラの記憶を消したのがナミネと言う少女による力の所為だと言う事。ルキルを蝕んでいる意識が、リクやナミネとも交流を介したシオンの残像だと言う事も。
このようにイリアドゥスの『神理』を持ってすれば、忘れた記憶、消えた記憶でも取り入れる事が出来る。しかし…。
「だけど、シャオは違う。確かに『記憶』だけでなく『情報』も元にした筈なのに、一部がノイズが掛かってるかのように視れない。《忘却》しているのではない…言うなれば、記憶を《消去》している」
「消去…!?」
イリアの力を持ってしても取り込めなかったシャオの記憶に、イオンの顔が自然と強張る。
そんな中、ペルセは今の話で一つの糸口を見つけていた。
「なら、その記憶を探し出せば…」
ペルセの言いたい事が分かったのか、イリアも一つ頷いた。
「少なくとも、手がかりは得られるわ。尤も、その記憶は潜在意識にあるでしょうけど」
「やっぱり、手当たり次第に探すしかないって事か…」
見つけ出す記憶は分かった物の、結局は今までと同じ事をしなければならない。何とも言えない現状に、クウは思わず頭を抱えるしかなかった。
■作者メッセージ
【パーティチャット】
リク「なあ、思ったんだが…」
ウィド「何ですか?」
リク「もしあいつが【ルキル】って名前が気に入らなかったとしたら、他にどんな名前を考えるつもりだったんだ?」
オパール「あっ。あたしも気になる!」
ウィド「そうですね…他に思いつくのであれば――」
リク&オパール「「あれば?」」
ウィド「マモルなんてどうでしょうか?」
リク&オパール「「……ハ?」」
ウィド「ダメですか? なら、イグニス、ラティ、フレン…いえ、ライトやセツナもいいですね。他にはデント、キッド、トキヤ、カムイ、シュウセイとか…ああ、パーシーでも…」(ブツブツ)
リク「…ア、アノォ…?」(汗)
オパール「それ…適当に言ってる、のよね?」(汗)
ウィド「おやぁ、何がでしょうか?」(怪しい笑み)
リク&オパール((駄目だ…この人の考え、全く読めない…!))(滝汗)
リク「なあ、思ったんだが…」
ウィド「何ですか?」
リク「もしあいつが【ルキル】って名前が気に入らなかったとしたら、他にどんな名前を考えるつもりだったんだ?」
オパール「あっ。あたしも気になる!」
ウィド「そうですね…他に思いつくのであれば――」
リク&オパール「「あれば?」」
ウィド「マモルなんてどうでしょうか?」
リク&オパール「「……ハ?」」
ウィド「ダメですか? なら、イグニス、ラティ、フレン…いえ、ライトやセツナもいいですね。他にはデント、キッド、トキヤ、カムイ、シュウセイとか…ああ、パーシーでも…」(ブツブツ)
リク「…ア、アノォ…?」(汗)
オパール「それ…適当に言ってる、のよね?」(汗)
ウィド「おやぁ、何がでしょうか?」(怪しい笑み)
リク&オパール((駄目だ…この人の考え、全く読めない…!))(滝汗)