メモリー編15 「14番目の記憶・1」
トワイライトタウンの、町のある一角。
未だに霞んで見える光景の中で、ヴェンに似た黒コートを着た少年はこちらを見ていた。
「今日も俺は寄る所があるから、先に帰還してくれないか」
それだけ言うと、少年は背を向けて歩きだした。
瞬間、視界全体に掛かっていた霞が少しだけ取り払われた。
「ロク…サス…」
「えっ?」
何処か聞き覚えのある少女の声と共に、少年―――ロクサスが驚いた様に振り返った。
「“―――”…?」
何か呟いた様に口を動かすが、声は全く聞こえない。
「ロクサスって――呼んでいい?」
「ああ」
何処か嬉しそうにロクサスが頷くと、満足したのか後ろを振り返る。
そのまま背後にあった闇の回廊へと入り込み、映像が途切れた。
「ロク、サス…?」
リュウドラゴンに案内されながら入った歪みの場所に戻るなり、記憶で見た少年の名前を呟くウィド。
気持ちは一緒なのか、シーノも事情を知るであろうリクへと視線を投げつけた。
「リク…君は機関について知ってるんだよね? じゃあ、ヴェン――いや、ロクサスの事は知ってたの?」
「ああ…だから、俺も初めてヴェンを見た時は驚いた。だけど、名前が違う様に二人は別人の筈だ」
「…どうしてそう言い切れるんですか?」
少しだけ興味を持ったのかウィドも問いかけると、リクは少しだけ黙りこむが覚悟を決めたように答えた。
「ロクサスは…ソラのノーバディなんだ」
「「ソラのノーバディ!?」」
リクの発言にシーノとオパールが驚く。ウィドは黙っているが、目を細めている。
「少なくとも、ヴェンにはノーバディの気配は無かった。ソラだってハートレス化はしていない。それに二人の性格も違うから…別人だと俺は思ってる」
「そっ、か…ノーバディ…」
「あ、その…すまない、オパール」
明らかに落ち込むオパールに、思わずリクが謝る。
そんな二人とは別に、シーノの中でどうしても不可解な謎が生まれた。
「でも、何でソラのノーバディとヴェンの姿はそっくりなんだろう? 何か繋がりがあったのかな?」
そうやって思考を巡らせていたが、リュウドラゴンの鳴き声が突如響く。
見ると、少し離れた場所にある記憶の歪みの前でこちらを呼ぶように鳴いていた。
「また呼んでる」
「今度はなんの記憶です?」
「行くしかないさ」
オパールとウィドが疑問を浮かべる中、リクは先陣を切って歪みに近づいて中に入る。
それに続く様に二人も歪みへ入り、最後にシーノも入ろうとした所である事に気付いた。
「歪みが増えた…?」
一つしかなかった筈の歪みが、いつの間にかあちこちに存在している。
この現象にシーノは立ち竦むが、すぐに後を追いかけた。
トワイライトタウンの街並みが見える時計台。
さっきよりもより鮮明となった映像の中、握っているアイスが目に入った。
「何かあったのか?」
声のした方を横目で見ると、そこには食べかけのアイスを持っているロクサス。
その奥にはアクセルもいて、同じようにアイスを持ったまま不安げにこちらを見ている。
「悩みがあれば友達に話すもんだ。そうだろう、ロクサス?」
「俺達…友達だろ?」
二人の言葉に、再びアイスに視線を落とす。
「キーブレードが、使えなくなっちゃったの」
そう言うと、堰を切ったように話し続ける。
「キーブレードが使えないと、ミッションを遂行できない」
「一体何があったんだ?」
ロクサスが問うと、首を横に振る。
「わからない…でも、キーブレードでハートレスを倒さないと、ハートレスから心を解放できてもその心はまたハートレスに取り込まれてしまう。一時的にハートレスの存在を無くすことしかできない。あたしはハートの回収をしなければならないの。だからキーブレードが使えなかったら…あたし…用無しになっちゃう…」
「何とかできないのか、アクセル」
「何とかって言われても…俺にはどうしようもない。キーブレードがなけりゃハートを回収する事は出来ない」
「このままじゃ…あたし、ダスクにされちゃう…」
胸の内の感情が抑えきれなくなったのか、今にも泣き出しそうな声を上げる。
少しだけ滲む視界の中、ロクサスの声が聞こえてくる。
「どうにもならないのか?」
「だから、どうにもならねぇって――待てよ」
「何かいい方法があるのか?」
何かを思いついたアクセルに、すぐにロクサスが喰いつく。
「ロクサス、お前が頑張ればいい」
「え?」
「どう言う事?」
ロクサスと同時に聞き返すと、アクセルに視点を向ける。
視界に映ったアクセルは、何処か優しく笑っている。
「“―――”がキーブレードを使えるようになるまで、必ず二人で行動すればいい。そうすりゃ“―――”がキーブレードを使えなくなった事は誰にもバレない」
「そうか…!」
「ただ、今までの2倍ロクサスが頑張らないとな」
「俺、頑張るよ!」
笑顔で言い切るロクサスに、若干言葉に詰まった声を上げる。
「…いいの?」
「いいに決まってるだろ!」
「でも…」
「困った時は友達に甘えるもんだ。そうだろう、ロクサス?」
「友達…アクセルも…あたしの友達、なの?」
弱々しく尋ねると、どう言う訳かアクセルは視線を逸らして夕日を眺める。
少しだけ沈黙が流れるが、夕日を見ながら口を開いた。
「“―――”がロクサスの友達なら…“―――”は俺の友達だ」
「ありがとう――ロクサス、アクセル」
そう言った少女の声は、本当に嬉しそうだった…。
「キーブレード使いが、もう一人…?」
記憶の回想が終わるなり、リクは動揺を浮かべる。
「リク?」
「そんな筈ない…! キーブレードはロクサスしか使えなかった筈なのに…何者なんだ、14番目って…!!」
新たな機関の存在だけでなくキーブレード使いだった事に驚きを隠せず、リクは頭を押さえる。
彼らの知らない敵もあるが、どうにも動揺しているのはそれだけではないような気がする。そうシーノは思いながら、リクから視線を逸らす。
その時、偶然にも静かに涙を流しているオパールと目があった。
「っ!? オパール!?」
「どうした、オパール!?」
「ち、違うの…! そうじゃないの…!」
リクも気づいてオパールの肩を掴んでいると、泣きながら弁解し始める。
「嬉しいの…! あたしの知ってる、リアを見れて…! ああやって、人に優しくする部分はまだあったんだって…!」
「オパール…」
涙を流しながらも嬉しそうに話すオパールを見て、リクは言葉を失う。
ルキルの中で見て来たアクセル記憶は、どれも酷い行いばかりだった。こんな形だが、ようやく彼の良い一面を見てホッとしたのだろう。
肩を掴んだ手を緩めるリクに、優しさが伝わったのかオパールも少しだけ泣き止んだ。
「それに、あのアイス…どんな姿に変わっても、変わんない部分はあるんだって分かったら、急に涙が出てきちゃって…!」
「知ってるのか、シーソルトアイスの事?」
「うん…覚えてる。忘れないよ、昔あるお店であたしにリアとアイ、ザ…が…」
懐かしむ様にオパールが話していたが、途中で言葉を濁すなり口を閉ざした。
「アイザ?」
「…何でもない」
何処か素っ気なく言うと、リクから顔を背けるオパール。
二人の間で重たい空気になりかけていると、またリュウドラゴンが歪みの前でこちらを呼んだ。
「あいつ、どうして俺達に記憶なんて覗かせようとしているんだ?」
「――もう無視しましょう」
「無視って、おいウィド!?」
リュウドラゴンに背を向けて歩き出すウィドに、慌ててリクが腕を掴んで呼び止める。
すると、ウィドは苛立ちを露わにしてリクの手を乱暴に振り払った。
「私達があれに付いて行ったのは、手がかりを得る為だと思ったからだ! でも、さっきから知らない奴の記憶ばかり見せられるだけ……もはや意味なんて無いでしょう! あの生物の気まぐれに付き合ってる暇なんてない!」
「だけど…!」
「――いや、意味ならある」
思わずリクが口籠った時、シーノが反論を出した。
「この場所に存在する記憶の歪み…殆どが認識出来ないんだ」
シーノの話した理由に、ウィドだけでなくリクとオパールも注目する。
三人の視線を浴びながら、シーノは何故か来た道を戻って行く。その後をリュウドラゴンも追いかける。
リク達もシーノに付いて行く形で歩くと、彼は説明を続ける。
「僕達が歪みをこうして視界に捉えるには、どんな些細な記憶でも見ていかないといけない。そうする事で、他の歪みがこうして現れて……元凶の記憶が見えてくる」
辿り着いたのは、自分達が最初に訪れたあの広いロビー。
その真ん中に、ノイズの掛かったように不安定な白黒の歪みが存在していた。
「あの歪み、さっきまで無かったのに…!!」
無かった筈の物が出現した事にオパールが驚いていると、シーノはその歪みへと近づく。
そうして歪みの中へと手を伸ばすが、入る事無く向こう側へとすり抜けてしまった。
「このように見えたからと言っても、今の状態じゃ中に入る事はもちろん触れる事すら出来ない。だから記憶を覗いて同調を高める必要があった。この子はそれをいち早く理解して、僕達を導いていたんだ」
「つまり、この歪みに入る為には…」
「ここにある記憶を覗いて行かないといけない…」
元凶へとたどり着く手段が分かるが、ウィドとリクの表情は浮かない。
「全部の記憶を覗く必要はないさ。恐らく、この子に付いて行けば最短ルートで終わる筈だ――そうだよね?」
推測に自信がないのか念の為にシーノが問いかけると、リュウドラゴンは自信満々に声を上げた。
未だに霞んで見える光景の中で、ヴェンに似た黒コートを着た少年はこちらを見ていた。
「今日も俺は寄る所があるから、先に帰還してくれないか」
それだけ言うと、少年は背を向けて歩きだした。
瞬間、視界全体に掛かっていた霞が少しだけ取り払われた。
「ロク…サス…」
「えっ?」
何処か聞き覚えのある少女の声と共に、少年―――ロクサスが驚いた様に振り返った。
「“―――”…?」
何か呟いた様に口を動かすが、声は全く聞こえない。
「ロクサスって――呼んでいい?」
「ああ」
何処か嬉しそうにロクサスが頷くと、満足したのか後ろを振り返る。
そのまま背後にあった闇の回廊へと入り込み、映像が途切れた。
「ロク、サス…?」
リュウドラゴンに案内されながら入った歪みの場所に戻るなり、記憶で見た少年の名前を呟くウィド。
気持ちは一緒なのか、シーノも事情を知るであろうリクへと視線を投げつけた。
「リク…君は機関について知ってるんだよね? じゃあ、ヴェン――いや、ロクサスの事は知ってたの?」
「ああ…だから、俺も初めてヴェンを見た時は驚いた。だけど、名前が違う様に二人は別人の筈だ」
「…どうしてそう言い切れるんですか?」
少しだけ興味を持ったのかウィドも問いかけると、リクは少しだけ黙りこむが覚悟を決めたように答えた。
「ロクサスは…ソラのノーバディなんだ」
「「ソラのノーバディ!?」」
リクの発言にシーノとオパールが驚く。ウィドは黙っているが、目を細めている。
「少なくとも、ヴェンにはノーバディの気配は無かった。ソラだってハートレス化はしていない。それに二人の性格も違うから…別人だと俺は思ってる」
「そっ、か…ノーバディ…」
「あ、その…すまない、オパール」
明らかに落ち込むオパールに、思わずリクが謝る。
そんな二人とは別に、シーノの中でどうしても不可解な謎が生まれた。
「でも、何でソラのノーバディとヴェンの姿はそっくりなんだろう? 何か繋がりがあったのかな?」
そうやって思考を巡らせていたが、リュウドラゴンの鳴き声が突如響く。
見ると、少し離れた場所にある記憶の歪みの前でこちらを呼ぶように鳴いていた。
「また呼んでる」
「今度はなんの記憶です?」
「行くしかないさ」
オパールとウィドが疑問を浮かべる中、リクは先陣を切って歪みに近づいて中に入る。
それに続く様に二人も歪みへ入り、最後にシーノも入ろうとした所である事に気付いた。
「歪みが増えた…?」
一つしかなかった筈の歪みが、いつの間にかあちこちに存在している。
この現象にシーノは立ち竦むが、すぐに後を追いかけた。
トワイライトタウンの街並みが見える時計台。
さっきよりもより鮮明となった映像の中、握っているアイスが目に入った。
「何かあったのか?」
声のした方を横目で見ると、そこには食べかけのアイスを持っているロクサス。
その奥にはアクセルもいて、同じようにアイスを持ったまま不安げにこちらを見ている。
「悩みがあれば友達に話すもんだ。そうだろう、ロクサス?」
「俺達…友達だろ?」
二人の言葉に、再びアイスに視線を落とす。
「キーブレードが、使えなくなっちゃったの」
そう言うと、堰を切ったように話し続ける。
「キーブレードが使えないと、ミッションを遂行できない」
「一体何があったんだ?」
ロクサスが問うと、首を横に振る。
「わからない…でも、キーブレードでハートレスを倒さないと、ハートレスから心を解放できてもその心はまたハートレスに取り込まれてしまう。一時的にハートレスの存在を無くすことしかできない。あたしはハートの回収をしなければならないの。だからキーブレードが使えなかったら…あたし…用無しになっちゃう…」
「何とかできないのか、アクセル」
「何とかって言われても…俺にはどうしようもない。キーブレードがなけりゃハートを回収する事は出来ない」
「このままじゃ…あたし、ダスクにされちゃう…」
胸の内の感情が抑えきれなくなったのか、今にも泣き出しそうな声を上げる。
少しだけ滲む視界の中、ロクサスの声が聞こえてくる。
「どうにもならないのか?」
「だから、どうにもならねぇって――待てよ」
「何かいい方法があるのか?」
何かを思いついたアクセルに、すぐにロクサスが喰いつく。
「ロクサス、お前が頑張ればいい」
「え?」
「どう言う事?」
ロクサスと同時に聞き返すと、アクセルに視点を向ける。
視界に映ったアクセルは、何処か優しく笑っている。
「“―――”がキーブレードを使えるようになるまで、必ず二人で行動すればいい。そうすりゃ“―――”がキーブレードを使えなくなった事は誰にもバレない」
「そうか…!」
「ただ、今までの2倍ロクサスが頑張らないとな」
「俺、頑張るよ!」
笑顔で言い切るロクサスに、若干言葉に詰まった声を上げる。
「…いいの?」
「いいに決まってるだろ!」
「でも…」
「困った時は友達に甘えるもんだ。そうだろう、ロクサス?」
「友達…アクセルも…あたしの友達、なの?」
弱々しく尋ねると、どう言う訳かアクセルは視線を逸らして夕日を眺める。
少しだけ沈黙が流れるが、夕日を見ながら口を開いた。
「“―――”がロクサスの友達なら…“―――”は俺の友達だ」
「ありがとう――ロクサス、アクセル」
そう言った少女の声は、本当に嬉しそうだった…。
「キーブレード使いが、もう一人…?」
記憶の回想が終わるなり、リクは動揺を浮かべる。
「リク?」
「そんな筈ない…! キーブレードはロクサスしか使えなかった筈なのに…何者なんだ、14番目って…!!」
新たな機関の存在だけでなくキーブレード使いだった事に驚きを隠せず、リクは頭を押さえる。
彼らの知らない敵もあるが、どうにも動揺しているのはそれだけではないような気がする。そうシーノは思いながら、リクから視線を逸らす。
その時、偶然にも静かに涙を流しているオパールと目があった。
「っ!? オパール!?」
「どうした、オパール!?」
「ち、違うの…! そうじゃないの…!」
リクも気づいてオパールの肩を掴んでいると、泣きながら弁解し始める。
「嬉しいの…! あたしの知ってる、リアを見れて…! ああやって、人に優しくする部分はまだあったんだって…!」
「オパール…」
涙を流しながらも嬉しそうに話すオパールを見て、リクは言葉を失う。
ルキルの中で見て来たアクセル記憶は、どれも酷い行いばかりだった。こんな形だが、ようやく彼の良い一面を見てホッとしたのだろう。
肩を掴んだ手を緩めるリクに、優しさが伝わったのかオパールも少しだけ泣き止んだ。
「それに、あのアイス…どんな姿に変わっても、変わんない部分はあるんだって分かったら、急に涙が出てきちゃって…!」
「知ってるのか、シーソルトアイスの事?」
「うん…覚えてる。忘れないよ、昔あるお店であたしにリアとアイ、ザ…が…」
懐かしむ様にオパールが話していたが、途中で言葉を濁すなり口を閉ざした。
「アイザ?」
「…何でもない」
何処か素っ気なく言うと、リクから顔を背けるオパール。
二人の間で重たい空気になりかけていると、またリュウドラゴンが歪みの前でこちらを呼んだ。
「あいつ、どうして俺達に記憶なんて覗かせようとしているんだ?」
「――もう無視しましょう」
「無視って、おいウィド!?」
リュウドラゴンに背を向けて歩き出すウィドに、慌ててリクが腕を掴んで呼び止める。
すると、ウィドは苛立ちを露わにしてリクの手を乱暴に振り払った。
「私達があれに付いて行ったのは、手がかりを得る為だと思ったからだ! でも、さっきから知らない奴の記憶ばかり見せられるだけ……もはや意味なんて無いでしょう! あの生物の気まぐれに付き合ってる暇なんてない!」
「だけど…!」
「――いや、意味ならある」
思わずリクが口籠った時、シーノが反論を出した。
「この場所に存在する記憶の歪み…殆どが認識出来ないんだ」
シーノの話した理由に、ウィドだけでなくリクとオパールも注目する。
三人の視線を浴びながら、シーノは何故か来た道を戻って行く。その後をリュウドラゴンも追いかける。
リク達もシーノに付いて行く形で歩くと、彼は説明を続ける。
「僕達が歪みをこうして視界に捉えるには、どんな些細な記憶でも見ていかないといけない。そうする事で、他の歪みがこうして現れて……元凶の記憶が見えてくる」
辿り着いたのは、自分達が最初に訪れたあの広いロビー。
その真ん中に、ノイズの掛かったように不安定な白黒の歪みが存在していた。
「あの歪み、さっきまで無かったのに…!!」
無かった筈の物が出現した事にオパールが驚いていると、シーノはその歪みへと近づく。
そうして歪みの中へと手を伸ばすが、入る事無く向こう側へとすり抜けてしまった。
「このように見えたからと言っても、今の状態じゃ中に入る事はもちろん触れる事すら出来ない。だから記憶を覗いて同調を高める必要があった。この子はそれをいち早く理解して、僕達を導いていたんだ」
「つまり、この歪みに入る為には…」
「ここにある記憶を覗いて行かないといけない…」
元凶へとたどり着く手段が分かるが、ウィドとリクの表情は浮かない。
「全部の記憶を覗く必要はないさ。恐らく、この子に付いて行けば最短ルートで終わる筈だ――そうだよね?」
推測に自信がないのか念の為にシーノが問いかけると、リュウドラゴンは自信満々に声を上げた。
■作者メッセージ
【KHHD2.5 一部のプレイ感想】(コーデット編・後半)
NANA「さーて、ようやくホロウバスティオン編だけど…」
クウ「まあ、前半部分は良いとして後半はソラとリクの絡みばっかりだよなぁ…」
ウィド「でもまあ、そこがいいんじゃないんですか。どう言った内容かは敢えて伏せて置きますけど」
スピカ「でもこうして見ると、いろいろ追加されたシーンがあるわね。ほら、予知書とか――」
クウ「おい、今の言っていい話になるのか?」
NANA「うるさーい! あぁ、そうこうしている間に忘却の城編が始まったけど…何だろう、先に進むごとにロクサスの顔が見えるって凄い演出…うあー、戦闘シーンにこの曲は…あー! トラウマが蘇るー!!」
クウ「トラウマって何だよ!? 感動とか泣けるとかじゃないのかよ!?」
ウィド「…そう言えば、KH2FMでは最初と再戦のロクサスに何度もボコボコにされてましたね」
スピカ「ある意味じゃトラウマね…」
NANA「ようやくエンディングだけど…宇多田ヒカルの歌は本当にいい…。DS版プレイしたけど、見ごたえのある映像作品だった」
スピカ「まず最初に起動したのが映像作品って言うのもどうかと思うけど」
NANA「そこは個人の自由です! さ、次はKH2プレイですので少しはマトモに感想書けるように頑張ります」
クウ「いや、感想ごときでそこまでするか? と言うか…全部見終わった後に何かもう一つ隠しの映像が出て来たんだが?」
ウィド「いやですねぇ、クウ。ここでゼアノート関連の映像の詳細言うつもりですか? 古来より引き継いだキーブレードの事とか、誰を器に連れて行くとか、3DやKH3に関するネタバレをバラせば楽しみが減ってしまうでしょうに」
クウ「お前が一番事細かな詳細ペラペラと喋ってるじゃねーか!?」
NANA「さーて、ようやくホロウバスティオン編だけど…」
クウ「まあ、前半部分は良いとして後半はソラとリクの絡みばっかりだよなぁ…」
ウィド「でもまあ、そこがいいんじゃないんですか。どう言った内容かは敢えて伏せて置きますけど」
スピカ「でもこうして見ると、いろいろ追加されたシーンがあるわね。ほら、予知書とか――」
クウ「おい、今の言っていい話になるのか?」
NANA「うるさーい! あぁ、そうこうしている間に忘却の城編が始まったけど…何だろう、先に進むごとにロクサスの顔が見えるって凄い演出…うあー、戦闘シーンにこの曲は…あー! トラウマが蘇るー!!」
クウ「トラウマって何だよ!? 感動とか泣けるとかじゃないのかよ!?」
ウィド「…そう言えば、KH2FMでは最初と再戦のロクサスに何度もボコボコにされてましたね」
スピカ「ある意味じゃトラウマね…」
NANA「ようやくエンディングだけど…宇多田ヒカルの歌は本当にいい…。DS版プレイしたけど、見ごたえのある映像作品だった」
スピカ「まず最初に起動したのが映像作品って言うのもどうかと思うけど」
NANA「そこは個人の自由です! さ、次はKH2プレイですので少しはマトモに感想書けるように頑張ります」
クウ「いや、感想ごときでそこまでするか? と言うか…全部見終わった後に何かもう一つ隠しの映像が出て来たんだが?」
ウィド「いやですねぇ、クウ。ここでゼアノート関連の映像の詳細言うつもりですか? 古来より引き継いだキーブレードの事とか、誰を器に連れて行くとか、3DやKH3に関するネタバレをバラせば楽しみが減ってしまうでしょうに」
クウ「お前が一番事細かな詳細ペラペラと喋ってるじゃねーか!?」