クライマックスフェイズ2
第一ラウンド
GM「それでは、戦闘配置の説明だ。まず、君らが一つのエンゲージに入っている。そこから5m離れた所に三体のジャーム――A・B・Cが一つのエンゲージにいる。更にそこから10m離れた所に符宴がいるぞ」
ツバサ「はぁ!? 取り巻きまでいるの!?」
SM「ちなみに、全員Dロイス『戦闘用人格』を所持している。戦闘終了条件は「符宴及び取り巻き達を全滅させる」事だ。まー、頑張ってくれよ」
グラッセ「範囲攻撃、取っておけば良かったですね…!!」
GM「さて、ここで符宴はEロイス『破壊神顕現』を使用する! 今回のこの効果は、「PCが全滅した瞬間、町は壊滅的被害を負う」と言ったものだ。事実上バッドエンド一直線だね」
SM「それじゃ、セットアッププロセスに入るよ。そちらの宣言はあるかい?」
ツバサ「こうなったら出し惜しみしない!! 《戦術3》発動、このラウンド中ボク以外の三人のメジャーのダイスを3個与える! 浸食率105%!」
クウ「四の五の言ってられない! 俺も《クイックダッシュ3》を使用して三体の敵のエンゲージに隣接する! 浸食率144%!」
SM「それじゃあ…俺もやるとするぜ。ジャームBは《灰色の庭2》を凍矢に使用だ、行動値を−6下げるぜ!」
グラッセ「うえぇ!?」
ムーン「この野郎、支援の要を奪ってきやがった!?」
SM「一番素早い奴の行動を下げて作戦を狂わせる。ターン式の戦闘じゃよくある事だろ?」
ツバサ「よし、ジャームBをぶっ倒そう」
GM「さて…順番はこのようになるね」
ジャームB(14)
金符宴(11)
ジャームA(9)
翼・ジャームC(8)
月・空(蒼空)(6)
凍矢(3)
グラッセ「圧倒的に遅い!!」
ツバサ「ど、どうしよう…!? 敵が全体的に早い…!!」
クウ「何が何でも取り巻きをぶっ倒さないと後がない――主に俺が!!」
GM「うんソウダネー」
翼『皆、ここは全力を出すよ! 空さんも気にせず突っ走っちゃって!』
蒼空『ああ!』
翼『凍矢、君も支援に集中を――凍矢!?』
凍矢『か、身体が重い…!』
月『バロールの力だ! く、相手は…!!』
GM「それでは、イニシアチブ。まずはジャームBだ。マイナーはなし。メジャーで《コンセントレイト3:バロール》、《黒の鉄槌2》、《雷の槍2》を使う。合計ダイス14個、攻撃力14、達成値無しでC値7の射撃攻撃だ。
相手は空、と言いたいが、《雷の槍》を組み合わせた攻撃はエンゲージ隣接状態のキャラには攻撃出来ないんだよね――なので、次に浸食率の高い月にしよう!」
グラッセ「くっ…させません!! 《炎陣1》を発動して月をカバーリング! 《氷雪の守護3》でガードです! 浸食率は96%!」
《命中判定》
17D+4(C値7)→27
《ダメージ算出》
3D+14→36
《ガード判定》
3D+7→18 36−18→18
グラッセ「イチタリナイ…いや、どっちみちHP0か。《リザレクト》します!」
《リザレクト》
1D→4
グラッセ「HP4回復、浸食率も4上がって丁度100%…ここからはロイスで賄わないと」
ツバサ「……ねえ、今気づいたんだけど。位置的に蒼空さんって、凍矢に守ってもらえないんじゃ…?」
男三人「「「………あっ…」」」
SM「さーて、それじゃあ俺の番だ。符宴はここで《加速する刻2》を発動! イニシアチブプロセスに割り込んで二回行動を行うぜ! まずは《タブレット3》を使用して、このエフェクトの射程を〈視界〉に変更だ。メジャーは《コンセントレイト3:ソラリス》、《流血の胞子3》、《茨の輪2》、《ポイズンフォッグ3》を使ってお前ら三人にダメージの代わりに邪毒Lv3、あらゆる判定のダイス−2を与えるぜ!!」
凍矢「ダメージを受けないなら好都合だ!! 《炎陣1》を発動して月を庇います! 浸食率102%!」
翼「…ボクは回避するよ」
《命中判定》
9D(C値7)+4→19
《回避》
5D→17 失敗
ツバサ「行けると思ったのに!?」
SM「なら、お前ら三人に固形物を投げた瞬間、一気に毒ガスが噴き出すぜ! 判定のダイスは2個減少し、クリンナッププロセスに邪毒の効果で9のダメージを受けるぞ。さて、次もそのまま俺の番だな」
符宴が小さな何かを遠くの三人へと投げつける。
そこから紫の毒ガスが噴射し、とっさに庇った月以外は吸い込んでしまった。
翼『な、何にも見えないよ…!』
凍矢『う、うぐ…!!』
蒼空『凍矢! 月、翼!?』
符宴『おっと、次はお前の番だぜ裏切り者ぉ!!』
月『――そいつはどうかな?』
グラッセ「ここで『触媒』を発動!! 符宴のイニチアチブに月のメインプロセスを割り込ませるぞ!」
SM「なにぃ!?」
グラッセ「形振り構ってられないからな! ムーン、一気に決めてくれ!」
ムーン「つー訳で、俺の番だ!! マイナーで《完全獣化3》、《破壊の爪3》で腕を作り替えながら《ハンティングスタイル3》で蒼空達のいるエンゲージに突入だ!! メジャーは《コンセントレイト3:バロール》、《漆黒の拳3》で闇を纏った鉄拳だ!! ダイス20個、攻撃力14、達成値無し、C値7の装甲無視攻撃!! 浸食率は143%だ!! 相手は…ジャームAにするぜ!!」
《命中判定》
月 23D(C値7)+5→47
SM「避けれるかよ!? チィ、装甲無視じゃあまり意味がないがガードだ!(こいつは前回散々なダイス運を発揮してた…! それさえ出れば…!)」
《ダメージ算出》
5D+14→42
『おせぇぞ――このイカれ野郎がぁ!!』
目に見えない速度で拳を一気に連続で放ち、歪な身体のジャームの肉体を潰していく。
最後にアッパーを放つと、真上に弧を描いて吹き飛び、頭から床に激突した。
GM「月の怒涛の攻撃は防具すらも無意味と化す――ジャームは掠れた声を上げて地面に倒れ伏した。ジャームAは戦闘不能になったよ」
クウ「おおー! 流石だ月!」
ムーン「はっはっは! 俺だって成長するさ!」
GM(本来はジャームCを使ってカバーリングでガードするんだが…空がヤバイ状況なんだ。伏せておこう)
SM「だ、だが次は通常通り俺の番だぜ!! まずはマイナーで《毒の刃5》を使用して武器の【妖刀】の刃に毒で濡らして攻撃力を上げるぜ!」
ツバサ「ちょっと待って!? まさかのユニークアイテム持ち!?」
SM「そして、再度《タブレット3》使用だ! メジャーは《コンセントレイト3:ソラリス》、《罪人の枷3》、《オールレンジ3》、《躍る髪1》、《命の剣1》。更に《ポイズンフォッグ3》で月と空に範囲攻撃を行うぜ!! ダイスは16個、攻撃力は10+2D、達成値は無し。当たればドッジ−6に硬直が付くぜ!!」
『軽い挨拶だ! 受け取りなぁ!!』
妖刀を怪しく光らせると、真横に振るって巨大な衝撃波を繰り出す。
明らかに巻き込まれる攻撃に、月は手を広げる。
『待ってたぜ――この時をよ!!』
ムーン「ここで《時の棺2》を発動!! 時を止めて、その攻撃を無効化させる!! 浸食率は153%!!」
SM「てめえらインチキエフェクト使い過ぎだろ!?」
ツバサ「状態異常に《加速する刻》持ちのキャラに言われたくないんですけどぉ?」(ジト目)
ムーン「グラッセも言った筈だ。もう形振り構ってられないんだよ」
ツバサ「月もマズイ状況…ここでどうにかしないとね。さて、行動値が敵と同じだからボクの番だ! マイナーで《オリジン:ヒューマン4》、《雷の加護2》を発動! メジャーで《コンセントレイト3:ブラックドック》、《光の手2》、《雷の槍2》を使う! ダイス7個で【感覚】判定、攻撃力8、達成値4、C値7で浸食率115%! 狙うはジャームCだよ!!」
《命中判定》
翼 7D(C値7)+8→64
SM「なんじゃこりゃーーーー!!!??」
GM「凄い…たった7個だけで、こんなに続くなんて…前回の星華と同じ事しでかしたよこの子…!!」
ツバサ「ボクも本気だって事だよ。さあ、ダメージはと」
GM「その前に、ジャームCは《グラビディガード3》を発動させてもらう! このガードの間、ガード値を3D分上乗せだ!!(ここで倒される訳にはいかない! こいつのHPは少ないが、3Dもあるんだ。ワンチャンあるはず!!)」
《ダメージ算出》
7D+8→51
《ガード》
3D→5 51−5→46
『ボクの特技は、レールガンだけじゃないよ!!』
手を上に翳し、真上にある鉄パイプに電撃を当てる。
『潰れろぉ!!!』
そのまま手を振り下すと、磁力に惹かれる様に鉄パイプが勝手に壊れて敵に向かって雪崩込んだ。
GM「酷い! 酷過ぎる!! もうこれ戦闘不能だよちくしょう!!」
クウ「月と言い、翼と言い、波に乗ってるなぁ…」
グラッセ「次は月と空さんですが、待機をしてください。邪魔者がいない今、俺の本領発揮だ!」
クウ「分かった。待機するぜ」
ムーン「頼むぜ凍矢!」
グラッセ「と言う訳で、俺の番! マイナーで空と月の所へエンゲージします! メジャーで《癒しの水2》、《狂戦士3》、《戦乙女の導き2》、《ポイズンフォッグ2》を使用して俺を含めた味方を回復&強化です!! C値−1、ダイスは8個、攻撃力+5、回復2D+【精神】! 浸食率は113%!!」
《回復》
2D+3→18
『毒は強力…だけど、使い方次第で薬にもなる!』
凍矢の周りで白い霧が発生する。
先程使った符宴と同じ、しかし与えるのは苦痛ではなく活性だった。
グラッセ「よし、22まで回復だ!」
クウ「俺は全回復だ! それじゃ…俺から続けざまに行かせて貰うぜ!! マイナーで《赫き剣3》、《破壊の血5》で大鎌を作り上げる! メジャーは《コンセントレイト3:ブラム=ストーカー》、《鮮血の一撃3》、《始祖の血統4》ダイスは36個、攻撃力23、達成値3、C値は6、浸食率158%! HPは19! 対象はジャームBだ!」
ツバサ「ここで《支援射撃4》発動! さらに4個ダイスブースト、浸食率117%!」
《命中判定》
空40D(C値6)+3→84
クウ「うぉっしゃあ!!」
SM「ぐっ…ガ、ガードだ…!」
《ダメージ算出》
9D+23→76
(今はもう、俺だけが使える力――)
その身に有り余る力を収める様に、流れ出る血を大鎌に変形する。
(自由と存在を引き換えに、手に入れた力――)
手の中に納め、目の前の敵へとゆっくりと構える。
(こいつらと、一緒の力――)
理性を失った人の形をした化け物が、電撃を放つ。
『だけど…一緒じゃない!!』
蒼空はその場で大きく跳躍し、電撃を避ける。
避けた際に着弾し爆風が起きる。足元から煙が舞うが、そのまま回転ながら深紅の刃を刻み付けた。
GM「ジャームBは空の放った刃をその身に深々と受ける。事切れたのか、そのまま悲鳴を上げて倒れた」
SM「こいつまで一発で倒しやがった…!! 取り巻きの中でも一番強い奴だぞ…!?」
グラッセ「よし、これで残るは符宴ただ一人!!」
ツバサ「どうなるかと思ったけど、これならいける!」
ムーン「それじゃ、もう一回俺の番だ! マイナーで符宴のエンゲージに移動! メジャーは《コンセントレイト3:バロール》、《漆黒の拳3》!! 凍矢の支援でダイス29個、攻撃力19、達成値無し、C値6の装甲無視攻撃!! 浸食率は158%だ!!」
SM「させるかよ! 《盲目の羊3》発動! お前のダイスを4個減らすぜ!」
《命中判定》
月25D+5→37
SM「これならガードで十分だな」
《ダメージ算出》
4D+19→47
GM「さて、これで全員の行動は終了。クリンナッププロセスに入る。まず、翼と凍矢はダイスペナルティを解除。だけど、凍矢のみ邪毒で9ダメージ受けるぞ。HPは13だ」
グラッセ「はは、軽いもんだ!」
蒼空『はぁ、はぁ!』
月『戦闘用人格と言っても結局は雑魚だな! もう終わっちまったぞ!』
凍矢『邪魔者は消えた。俺もようやく本領発揮出来る』
翼『残るはあんただけだ、降参するなら今の内だよ? ――許す気は全くないけどね!』
符宴『果たして、それはどうかなぁ…?』
蒼空『なに?』
符宴『出てきなぁ、野郎共!!』
GM「それでは、第二ラウンド。セットアッププロセスに入ろう――」
GM「それでは、戦闘配置の説明だ。まず、君らが一つのエンゲージに入っている。そこから5m離れた所に三体のジャーム――A・B・Cが一つのエンゲージにいる。更にそこから10m離れた所に符宴がいるぞ」
ツバサ「はぁ!? 取り巻きまでいるの!?」
SM「ちなみに、全員Dロイス『戦闘用人格』を所持している。戦闘終了条件は「符宴及び取り巻き達を全滅させる」事だ。まー、頑張ってくれよ」
グラッセ「範囲攻撃、取っておけば良かったですね…!!」
GM「さて、ここで符宴はEロイス『破壊神顕現』を使用する! 今回のこの効果は、「PCが全滅した瞬間、町は壊滅的被害を負う」と言ったものだ。事実上バッドエンド一直線だね」
SM「それじゃ、セットアッププロセスに入るよ。そちらの宣言はあるかい?」
ツバサ「こうなったら出し惜しみしない!! 《戦術3》発動、このラウンド中ボク以外の三人のメジャーのダイスを3個与える! 浸食率105%!」
クウ「四の五の言ってられない! 俺も《クイックダッシュ3》を使用して三体の敵のエンゲージに隣接する! 浸食率144%!」
SM「それじゃあ…俺もやるとするぜ。ジャームBは《灰色の庭2》を凍矢に使用だ、行動値を−6下げるぜ!」
グラッセ「うえぇ!?」
ムーン「この野郎、支援の要を奪ってきやがった!?」
SM「一番素早い奴の行動を下げて作戦を狂わせる。ターン式の戦闘じゃよくある事だろ?」
ツバサ「よし、ジャームBをぶっ倒そう」
GM「さて…順番はこのようになるね」
ジャームB(14)
金符宴(11)
ジャームA(9)
翼・ジャームC(8)
月・空(蒼空)(6)
凍矢(3)
グラッセ「圧倒的に遅い!!」
ツバサ「ど、どうしよう…!? 敵が全体的に早い…!!」
クウ「何が何でも取り巻きをぶっ倒さないと後がない――主に俺が!!」
GM「うんソウダネー」
翼『皆、ここは全力を出すよ! 空さんも気にせず突っ走っちゃって!』
蒼空『ああ!』
翼『凍矢、君も支援に集中を――凍矢!?』
凍矢『か、身体が重い…!』
月『バロールの力だ! く、相手は…!!』
GM「それでは、イニシアチブ。まずはジャームBだ。マイナーはなし。メジャーで《コンセントレイト3:バロール》、《黒の鉄槌2》、《雷の槍2》を使う。合計ダイス14個、攻撃力14、達成値無しでC値7の射撃攻撃だ。
相手は空、と言いたいが、《雷の槍》を組み合わせた攻撃はエンゲージ隣接状態のキャラには攻撃出来ないんだよね――なので、次に浸食率の高い月にしよう!」
グラッセ「くっ…させません!! 《炎陣1》を発動して月をカバーリング! 《氷雪の守護3》でガードです! 浸食率は96%!」
《命中判定》
17D+4(C値7)→27
《ダメージ算出》
3D+14→36
《ガード判定》
3D+7→18 36−18→18
グラッセ「イチタリナイ…いや、どっちみちHP0か。《リザレクト》します!」
《リザレクト》
1D→4
グラッセ「HP4回復、浸食率も4上がって丁度100%…ここからはロイスで賄わないと」
ツバサ「……ねえ、今気づいたんだけど。位置的に蒼空さんって、凍矢に守ってもらえないんじゃ…?」
男三人「「「………あっ…」」」
SM「さーて、それじゃあ俺の番だ。符宴はここで《加速する刻2》を発動! イニシアチブプロセスに割り込んで二回行動を行うぜ! まずは《タブレット3》を使用して、このエフェクトの射程を〈視界〉に変更だ。メジャーは《コンセントレイト3:ソラリス》、《流血の胞子3》、《茨の輪2》、《ポイズンフォッグ3》を使ってお前ら三人にダメージの代わりに邪毒Lv3、あらゆる判定のダイス−2を与えるぜ!!」
凍矢「ダメージを受けないなら好都合だ!! 《炎陣1》を発動して月を庇います! 浸食率102%!」
翼「…ボクは回避するよ」
《命中判定》
9D(C値7)+4→19
《回避》
5D→17 失敗
ツバサ「行けると思ったのに!?」
SM「なら、お前ら三人に固形物を投げた瞬間、一気に毒ガスが噴き出すぜ! 判定のダイスは2個減少し、クリンナッププロセスに邪毒の効果で9のダメージを受けるぞ。さて、次もそのまま俺の番だな」
符宴が小さな何かを遠くの三人へと投げつける。
そこから紫の毒ガスが噴射し、とっさに庇った月以外は吸い込んでしまった。
翼『な、何にも見えないよ…!』
凍矢『う、うぐ…!!』
蒼空『凍矢! 月、翼!?』
符宴『おっと、次はお前の番だぜ裏切り者ぉ!!』
月『――そいつはどうかな?』
グラッセ「ここで『触媒』を発動!! 符宴のイニチアチブに月のメインプロセスを割り込ませるぞ!」
SM「なにぃ!?」
グラッセ「形振り構ってられないからな! ムーン、一気に決めてくれ!」
ムーン「つー訳で、俺の番だ!! マイナーで《完全獣化3》、《破壊の爪3》で腕を作り替えながら《ハンティングスタイル3》で蒼空達のいるエンゲージに突入だ!! メジャーは《コンセントレイト3:バロール》、《漆黒の拳3》で闇を纏った鉄拳だ!! ダイス20個、攻撃力14、達成値無し、C値7の装甲無視攻撃!! 浸食率は143%だ!! 相手は…ジャームAにするぜ!!」
《命中判定》
月 23D(C値7)+5→47
SM「避けれるかよ!? チィ、装甲無視じゃあまり意味がないがガードだ!(こいつは前回散々なダイス運を発揮してた…! それさえ出れば…!)」
《ダメージ算出》
5D+14→42
『おせぇぞ――このイカれ野郎がぁ!!』
目に見えない速度で拳を一気に連続で放ち、歪な身体のジャームの肉体を潰していく。
最後にアッパーを放つと、真上に弧を描いて吹き飛び、頭から床に激突した。
GM「月の怒涛の攻撃は防具すらも無意味と化す――ジャームは掠れた声を上げて地面に倒れ伏した。ジャームAは戦闘不能になったよ」
クウ「おおー! 流石だ月!」
ムーン「はっはっは! 俺だって成長するさ!」
GM(本来はジャームCを使ってカバーリングでガードするんだが…空がヤバイ状況なんだ。伏せておこう)
SM「だ、だが次は通常通り俺の番だぜ!! まずはマイナーで《毒の刃5》を使用して武器の【妖刀】の刃に毒で濡らして攻撃力を上げるぜ!」
ツバサ「ちょっと待って!? まさかのユニークアイテム持ち!?」
SM「そして、再度《タブレット3》使用だ! メジャーは《コンセントレイト3:ソラリス》、《罪人の枷3》、《オールレンジ3》、《躍る髪1》、《命の剣1》。更に《ポイズンフォッグ3》で月と空に範囲攻撃を行うぜ!! ダイスは16個、攻撃力は10+2D、達成値は無し。当たればドッジ−6に硬直が付くぜ!!」
『軽い挨拶だ! 受け取りなぁ!!』
妖刀を怪しく光らせると、真横に振るって巨大な衝撃波を繰り出す。
明らかに巻き込まれる攻撃に、月は手を広げる。
『待ってたぜ――この時をよ!!』
ムーン「ここで《時の棺2》を発動!! 時を止めて、その攻撃を無効化させる!! 浸食率は153%!!」
SM「てめえらインチキエフェクト使い過ぎだろ!?」
ツバサ「状態異常に《加速する刻》持ちのキャラに言われたくないんですけどぉ?」(ジト目)
ムーン「グラッセも言った筈だ。もう形振り構ってられないんだよ」
ツバサ「月もマズイ状況…ここでどうにかしないとね。さて、行動値が敵と同じだからボクの番だ! マイナーで《オリジン:ヒューマン4》、《雷の加護2》を発動! メジャーで《コンセントレイト3:ブラックドック》、《光の手2》、《雷の槍2》を使う! ダイス7個で【感覚】判定、攻撃力8、達成値4、C値7で浸食率115%! 狙うはジャームCだよ!!」
《命中判定》
翼 7D(C値7)+8→64
SM「なんじゃこりゃーーーー!!!??」
GM「凄い…たった7個だけで、こんなに続くなんて…前回の星華と同じ事しでかしたよこの子…!!」
ツバサ「ボクも本気だって事だよ。さあ、ダメージはと」
GM「その前に、ジャームCは《グラビディガード3》を発動させてもらう! このガードの間、ガード値を3D分上乗せだ!!(ここで倒される訳にはいかない! こいつのHPは少ないが、3Dもあるんだ。ワンチャンあるはず!!)」
《ダメージ算出》
7D+8→51
《ガード》
3D→5 51−5→46
『ボクの特技は、レールガンだけじゃないよ!!』
手を上に翳し、真上にある鉄パイプに電撃を当てる。
『潰れろぉ!!!』
そのまま手を振り下すと、磁力に惹かれる様に鉄パイプが勝手に壊れて敵に向かって雪崩込んだ。
GM「酷い! 酷過ぎる!! もうこれ戦闘不能だよちくしょう!!」
クウ「月と言い、翼と言い、波に乗ってるなぁ…」
グラッセ「次は月と空さんですが、待機をしてください。邪魔者がいない今、俺の本領発揮だ!」
クウ「分かった。待機するぜ」
ムーン「頼むぜ凍矢!」
グラッセ「と言う訳で、俺の番! マイナーで空と月の所へエンゲージします! メジャーで《癒しの水2》、《狂戦士3》、《戦乙女の導き2》、《ポイズンフォッグ2》を使用して俺を含めた味方を回復&強化です!! C値−1、ダイスは8個、攻撃力+5、回復2D+【精神】! 浸食率は113%!!」
《回復》
2D+3→18
『毒は強力…だけど、使い方次第で薬にもなる!』
凍矢の周りで白い霧が発生する。
先程使った符宴と同じ、しかし与えるのは苦痛ではなく活性だった。
グラッセ「よし、22まで回復だ!」
クウ「俺は全回復だ! それじゃ…俺から続けざまに行かせて貰うぜ!! マイナーで《赫き剣3》、《破壊の血5》で大鎌を作り上げる! メジャーは《コンセントレイト3:ブラム=ストーカー》、《鮮血の一撃3》、《始祖の血統4》ダイスは36個、攻撃力23、達成値3、C値は6、浸食率158%! HPは19! 対象はジャームBだ!」
ツバサ「ここで《支援射撃4》発動! さらに4個ダイスブースト、浸食率117%!」
《命中判定》
空40D(C値6)+3→84
クウ「うぉっしゃあ!!」
SM「ぐっ…ガ、ガードだ…!」
《ダメージ算出》
9D+23→76
(今はもう、俺だけが使える力――)
その身に有り余る力を収める様に、流れ出る血を大鎌に変形する。
(自由と存在を引き換えに、手に入れた力――)
手の中に納め、目の前の敵へとゆっくりと構える。
(こいつらと、一緒の力――)
理性を失った人の形をした化け物が、電撃を放つ。
『だけど…一緒じゃない!!』
蒼空はその場で大きく跳躍し、電撃を避ける。
避けた際に着弾し爆風が起きる。足元から煙が舞うが、そのまま回転ながら深紅の刃を刻み付けた。
GM「ジャームBは空の放った刃をその身に深々と受ける。事切れたのか、そのまま悲鳴を上げて倒れた」
SM「こいつまで一発で倒しやがった…!! 取り巻きの中でも一番強い奴だぞ…!?」
グラッセ「よし、これで残るは符宴ただ一人!!」
ツバサ「どうなるかと思ったけど、これならいける!」
ムーン「それじゃ、もう一回俺の番だ! マイナーで符宴のエンゲージに移動! メジャーは《コンセントレイト3:バロール》、《漆黒の拳3》!! 凍矢の支援でダイス29個、攻撃力19、達成値無し、C値6の装甲無視攻撃!! 浸食率は158%だ!!」
SM「させるかよ! 《盲目の羊3》発動! お前のダイスを4個減らすぜ!」
《命中判定》
月25D+5→37
SM「これならガードで十分だな」
《ダメージ算出》
4D+19→47
GM「さて、これで全員の行動は終了。クリンナッププロセスに入る。まず、翼と凍矢はダイスペナルティを解除。だけど、凍矢のみ邪毒で9ダメージ受けるぞ。HPは13だ」
グラッセ「はは、軽いもんだ!」
蒼空『はぁ、はぁ!』
月『戦闘用人格と言っても結局は雑魚だな! もう終わっちまったぞ!』
凍矢『邪魔者は消えた。俺もようやく本領発揮出来る』
翼『残るはあんただけだ、降参するなら今の内だよ? ――許す気は全くないけどね!』
符宴『果たして、それはどうかなぁ…?』
蒼空『なに?』
符宴『出てきなぁ、野郎共!!』
GM「それでは、第二ラウンド。セットアッププロセスに入ろう――」
■作者メッセージ
補足コーナー
ユニークアイテム:上級ルルブより追加ルールされたシステム。経験点を消費する事でキャラクターだけが持つ特別なアイテムを入手できる。通常のアイテムよりも強力で、中には各シンドロームだけが手に入れる事が出来るアイテムなども存在する。
ユニークアイテム:上級ルルブより追加ルールされたシステム。経験点を消費する事でキャラクターだけが持つ特別なアイテムを入手できる。通常のアイテムよりも強力で、中には各シンドロームだけが手に入れる事が出来るアイテムなども存在する。