クライマックスフェイズ3
第二ラウンド
GM「セットアッププロセス。まずはそちらから宣言してくれ」
ツバサ「いつも通り《戦術4》を発動するよ。浸食値は123％」
クウ「俺はもう移動する必要はない。このままでいい」
SM「なら、符宴の番だ――俺は《戦力増員4》を発動！ 俺のエンゲージにこの場に種別：トループのエネミー四体を呼び出すぜ！ 更に《戦闘陣形2》を発動し、内2体を凍矢と空のエンゲージに移動させる！」
ムーン＆クウ「「はあああああ！！？」」
グラッセ「マ、マズイですよ！？ このままじゃ空さん戦闘移動出来ない…それ以前に、余計に時間がかかる！？」
ツバサ「地味に嫌らしい事してきたよこの人！」
GM「さて、セットアップはこれで終了。このままイニシアチブプロセスに入るが――その前に、条件を満たしているからイベントが起きるよ」
四人「「「「イベント？」」」」
月『うじゃうじゃと出てきやがって…！！』
蒼空『凍矢、下がってろ…！！ 俺が…！！』
凍矢『待ってください！？ ムーンも蒼空さんも、これ以上無理して戦ったら戻れなくなる！！』
符宴の合図で出てきた増援に二人が構えるが、凍矢が止めに入る。
これがTVゲームでのRPGなら、ある程度の無茶も可能だ。だが、通常のゲームと違うのは力を使い過ぎると人として戻れなくなる事。限界に達している状態で戦わせてしまったら、全員倒せても後戻りが出来ないのだ。
翼（どうすればいい――どうすれば…！！）
更なるピンチに、翼も思考をフルに回転させて打開による策を練る。
？『伏せろ、ライトニング』
その時、ここにはいない筈の声が背後から聞こえた。
翼『え…？』
思わず声の方に振り返ると、奥の方で一瞬何かが光る。
それが電撃だと即座に見抜いたのは、働かせていたノイマンによる演算能力。そして同じ力を持っていたからだろう。
翼『っ！？ みんな伏せてぇ！！』
言うが否や、素早くその場にしゃがみこむ翼。
他の三人も反射的にその場に伏せると、幾多もの電撃の槍が新たに現れた四体の敵を貫いた。
悲鳴を上げる間もなく、ジャーム達は黒焦げと化して焦土と化す。一瞬で灰になってしまった増援の末路に、符宴が目を見開く。
符宴『な、何だぁ！？』
？『ふん。ジャーム如きが手を焼かせる』
すると、奥の方で第三者が姿を現す。
眼鏡をかけた黒髪の青年――空の洗脳を解いた際に別れた筈の人物、黒須左京だった。
翼『黒須さん！？ 何でここに！？』
黒須『オーヴァードよりも厄介な存在、ジャーム退治を俺がして何か変か？』
翼『へ、変って事は無いと思うけど…』
黒須『この施設にオーヴァード達が集まっていると聞いてここにきた。にしても、お前がUGNと繋がっていたとはな…』
翼『ちちち違いますよー！！ あの、何というかあの二人に脅されてと言うか無理やりこき使われていると言うか…！！』
月『翼！！ お前俺達を裏切る気か！？』
翼『仕方ないじゃん！！ ボクだって命が惜しいよ！！』
蒼空『翼…そのやり取りで、もう俺達の関係こいつにバレたんじゃないのか？』
凍矢『や、厄介すぎる敵が増えたぁ…！！ さっきの状況の方がまだマシだぁぁぁ！！！』
翼と月による討論を他所に、凍矢が悲鳴を上げる。
こちらはただでさえヤバイ状態なのに、あれだけの取り巻きを一瞬で葬ったマスタークラスの相手が敵として加わるのだ。それならば雑魚を相手にした方が数倍もマシだ。
そんな騒ぎ出す四人を一瞥すると、黒須は何を思ったのかこちらに背を向けた。
黒須『…残りの雑魚は俺が引き受ける。お前らは親玉を殺れ』
蒼空『黒須、お前…！？』
黒須『勘違いするな。俺としてはより多くオーヴァードとジャームを殺戮出来る方を選ぶだけだ。それとUGN共』
月『な、何だよっ！？』
黒須『今回は運が良かったが、次はそうも行かない。俺の雷を受けたくなければその二人から離れない事だな』
最後に忠告を入れると、黒須は手に雷を溜め込む。
符宴の合図で集まり出したジャーム達を睨みながら。
GM「と言う訳で、黒須の介入により符宴以外の敵は全て退場の扱いとなるよ。描写としては、敵を引き付けて離れた場所で戦っている感じだ」
ツバサ「やったー！！ 支援来たー！！」
グラッセ「ところで、条件って何なんですか？」
GM「第二ラウンドで符宴が《戦力増強》を使った際、空の洗脳が解けている状態に加え、FH組…空か翼のどちらかが【黒須左京】とのロイスをタイタスしていない状態で持っている事だ」
クウ「なるほどな。例え俺がロイス指定していなくても、翼はシナリオロイスで指定されていたから、ロイスを切らない限り発動は出来る算段か」
ツバサ「今回はロイスに関するギミックが多いね。でもまあ、全部クリア出来ているから良かったよ」
ムーン「序盤でロイスを切らない様に、俺とグラッセで立ち回ったからな」
SM「ただし、一つだけ注意だ。黒須が敵を引き付ける代わりに、クリンナッププロセス時に凍矢と月が空か翼とエンゲージしていないと、『確信犯的に』黒須の攻撃の巻き添えを喰らい3D10のダメージを負う事になる。二人は自分の立ち位置に気を付けるんだな」
ムーン「3D10！？ いや、俺はまだHP40だからワンチャンあったか…！！」
ツバサ「今は誰ともエンゲージしてないから、何とか移動しないとね」
GM「それでは、イニシアチブプロセス。順番が変わったからこのようになるよ」
金符宴（11）
凍矢（9）
翼（8）
月・空（6）
SM「それじゃ、俺の番だが《加速する刻2》を使用するぜ！ 対象は――…って言うかお前らばらけ過ぎだろ！？ 今回敵を多く配置した分、全体じゃなく範囲攻撃しか取ってねーんだぞ！！」
グラッセ「いや、そんな事言われても…」
ムーン「何なら俺に来いよ。お前どうせ二回行動出来るんだろ？ だったら一つは受けきってやるさ」
SM「おーし、いい度胸だ。ならお望み通りお前に行ってやる！ マイナーは《毒の刃5》！ メジャーで《コンセントレイト3：ソラリス》、《罪人の枷2》、《オールレンジ3》、《吸収3》、《躍る髪1》、ついでに《ジャイアントグロウス2》、《命の剣1》もつけるぜ！！ ダイスは16個、攻撃力は20＋2D、達成値は無し、C値7。当たればドッジ−6に硬直、更にダイス−3個のペナルティが付くぜ！！」
ムーン（どうする…？ 《復讐の刃》でカウンターすれば浸食値が上がる、バッドステータスを受けたまま攻撃なら浸食値は抑えられるがペナルティが付く…）
ツバサ「……ムーン」
ムーン「ツバサ？」
ツバサ「君も師匠も無理はしなくていい。ボクがどうにかするから」
ムーン「へぇ…なら、俺は無難にガードするぜ」
《命中判定》
16D（C値7）＋5→48
《ダメージ判定》
7D＋20→47 47−3→44
符宴『よくも厳選した部下達を葬ってくれたな…こっから先は手加減しねえぜぇ！！』
妖刀を怪しく光らせると、月に向かって思いっきり振り払った。
とっさにガードするが、符宴の強化された肉体は獣と化した月の身体をバッサリと斬りつけた。
月の身体に痛みが襲う、しかも斬られた個所から毒が回り出して痛み以外の体の感覚を失くしてしまった。
SM「よっし、出目はイマイチだが戦闘不能だな！」
ムーン「だからどうした？ 俺は七雲空のタイタスしたロイスを昇華！ 戦闘不能から復活する！ 『んな生っちょろい攻撃、効くかよ…！！』」
SM「それじゃ、このまま俺のターンだ！ 次は範囲で離れた二人を狙うぜ！ 最後の《タブレット3》を発動！ 再びマイナーで《毒の刃5》！ メジャーで《コンセントレイト3：ソラリス》、《オールレンジ3》、《吸収3》。このコンボに、《痛みの水3》、《死神の針4》、《うごめく弾丸2》、《躍る髪1》、《ポイズンフォッグ3》を加えるぜ！！ ダイスは16個、攻撃力14、達成値は無し、C値7。当たればドッジ−2、硬直、ダイス−3個。更に重圧と放心のバッドステータスが付くぜ！！」
グラッセ「その攻撃は通さない！ 《炎陣2》を発動し、空さんを庇います！ ガード用エフェクトは使いません、浸食率は115％！」
符宴がこちらに狙いを定め、攻撃しようとしてくる。
相手の行動を認識した後の凍矢の行動は早かった。
凍矢『――蒼空さん！』
すぐに蒼空の前に出るなり、両手を広げて炎の壁を作り出す。
蒼空『凍矢？』
凍矢『あなたは俺に絆を教えてくれた。その力を使えば、一回くらい傷ついても大丈夫です――気にしないでください』
蒼空『だけど！』
凍矢『あなたは前だけ見ていてください。表に出ていたあなたのように――振り向かずに、真っ直ぐに』
笑顔を見せながら言い切ると、蒼空に向かって真剣な表情を見せつける。
自分の信念を彼へと託すように。
凍矢『そして、勝ってください！！ 俺に出来ない力で、日常へ帰る道を切り開いて下さい！！』
符宴『演説は終わったか！？ 俺の劇薬フルコースを味わいなぁぁぁ！！！』
《命中判定》
16D＋5→33
《ダメージ算出》
4D＋14→38×2＝76 76−7→69
グラッセ「俺も戦闘不能…即座に符宴にP執着：N敵愾心でロイスを取って、タイタス昇華！ HP12で戦闘復活します！ 『まだ、倒れる訳にはいかない！！』」
GM「月と凍矢は戦闘不能から回復したが、まだバッドステータスが付加されるよ。行動をする際はそれを忘れないで。さて、次は凍矢の番だ」
グラッセ「えーと、俺は…」
ツバサ「凍矢も念の為待機して。万が一倒せなくても、僕達のエンゲージに隣接出来るように」
グラッセ「…分かった、俺は待機します。翼を信じます」
GM「セットアッププロセス。まずはそちらから宣言してくれ」
ツバサ「いつも通り《戦術4》を発動するよ。浸食値は123％」
クウ「俺はもう移動する必要はない。このままでいい」
SM「なら、符宴の番だ――俺は《戦力増員4》を発動！ 俺のエンゲージにこの場に種別：トループのエネミー四体を呼び出すぜ！ 更に《戦闘陣形2》を発動し、内2体を凍矢と空のエンゲージに移動させる！」
ムーン＆クウ「「はあああああ！！？」」
グラッセ「マ、マズイですよ！？ このままじゃ空さん戦闘移動出来ない…それ以前に、余計に時間がかかる！？」
ツバサ「地味に嫌らしい事してきたよこの人！」
GM「さて、セットアップはこれで終了。このままイニシアチブプロセスに入るが――その前に、条件を満たしているからイベントが起きるよ」
四人「「「「イベント？」」」」
月『うじゃうじゃと出てきやがって…！！』
蒼空『凍矢、下がってろ…！！ 俺が…！！』
凍矢『待ってください！？ ムーンも蒼空さんも、これ以上無理して戦ったら戻れなくなる！！』
符宴の合図で出てきた増援に二人が構えるが、凍矢が止めに入る。
これがTVゲームでのRPGなら、ある程度の無茶も可能だ。だが、通常のゲームと違うのは力を使い過ぎると人として戻れなくなる事。限界に達している状態で戦わせてしまったら、全員倒せても後戻りが出来ないのだ。
翼（どうすればいい――どうすれば…！！）
更なるピンチに、翼も思考をフルに回転させて打開による策を練る。
？『伏せろ、ライトニング』
その時、ここにはいない筈の声が背後から聞こえた。
翼『え…？』
思わず声の方に振り返ると、奥の方で一瞬何かが光る。
それが電撃だと即座に見抜いたのは、働かせていたノイマンによる演算能力。そして同じ力を持っていたからだろう。
翼『っ！？ みんな伏せてぇ！！』
言うが否や、素早くその場にしゃがみこむ翼。
他の三人も反射的にその場に伏せると、幾多もの電撃の槍が新たに現れた四体の敵を貫いた。
悲鳴を上げる間もなく、ジャーム達は黒焦げと化して焦土と化す。一瞬で灰になってしまった増援の末路に、符宴が目を見開く。
符宴『な、何だぁ！？』
？『ふん。ジャーム如きが手を焼かせる』
すると、奥の方で第三者が姿を現す。
眼鏡をかけた黒髪の青年――空の洗脳を解いた際に別れた筈の人物、黒須左京だった。
翼『黒須さん！？ 何でここに！？』
黒須『オーヴァードよりも厄介な存在、ジャーム退治を俺がして何か変か？』
翼『へ、変って事は無いと思うけど…』
黒須『この施設にオーヴァード達が集まっていると聞いてここにきた。にしても、お前がUGNと繋がっていたとはな…』
翼『ちちち違いますよー！！ あの、何というかあの二人に脅されてと言うか無理やりこき使われていると言うか…！！』
月『翼！！ お前俺達を裏切る気か！？』
翼『仕方ないじゃん！！ ボクだって命が惜しいよ！！』
蒼空『翼…そのやり取りで、もう俺達の関係こいつにバレたんじゃないのか？』
凍矢『や、厄介すぎる敵が増えたぁ…！！ さっきの状況の方がまだマシだぁぁぁ！！！』
翼と月による討論を他所に、凍矢が悲鳴を上げる。
こちらはただでさえヤバイ状態なのに、あれだけの取り巻きを一瞬で葬ったマスタークラスの相手が敵として加わるのだ。それならば雑魚を相手にした方が数倍もマシだ。
そんな騒ぎ出す四人を一瞥すると、黒須は何を思ったのかこちらに背を向けた。
黒須『…残りの雑魚は俺が引き受ける。お前らは親玉を殺れ』
蒼空『黒須、お前…！？』
黒須『勘違いするな。俺としてはより多くオーヴァードとジャームを殺戮出来る方を選ぶだけだ。それとUGN共』
月『な、何だよっ！？』
黒須『今回は運が良かったが、次はそうも行かない。俺の雷を受けたくなければその二人から離れない事だな』
最後に忠告を入れると、黒須は手に雷を溜め込む。
符宴の合図で集まり出したジャーム達を睨みながら。
GM「と言う訳で、黒須の介入により符宴以外の敵は全て退場の扱いとなるよ。描写としては、敵を引き付けて離れた場所で戦っている感じだ」
ツバサ「やったー！！ 支援来たー！！」
グラッセ「ところで、条件って何なんですか？」
GM「第二ラウンドで符宴が《戦力増強》を使った際、空の洗脳が解けている状態に加え、FH組…空か翼のどちらかが【黒須左京】とのロイスをタイタスしていない状態で持っている事だ」
クウ「なるほどな。例え俺がロイス指定していなくても、翼はシナリオロイスで指定されていたから、ロイスを切らない限り発動は出来る算段か」
ツバサ「今回はロイスに関するギミックが多いね。でもまあ、全部クリア出来ているから良かったよ」
ムーン「序盤でロイスを切らない様に、俺とグラッセで立ち回ったからな」
SM「ただし、一つだけ注意だ。黒須が敵を引き付ける代わりに、クリンナッププロセス時に凍矢と月が空か翼とエンゲージしていないと、『確信犯的に』黒須の攻撃の巻き添えを喰らい3D10のダメージを負う事になる。二人は自分の立ち位置に気を付けるんだな」
ムーン「3D10！？ いや、俺はまだHP40だからワンチャンあったか…！！」
ツバサ「今は誰ともエンゲージしてないから、何とか移動しないとね」
GM「それでは、イニシアチブプロセス。順番が変わったからこのようになるよ」
金符宴（11）
凍矢（9）
翼（8）
月・空（6）
SM「それじゃ、俺の番だが《加速する刻2》を使用するぜ！ 対象は――…って言うかお前らばらけ過ぎだろ！？ 今回敵を多く配置した分、全体じゃなく範囲攻撃しか取ってねーんだぞ！！」
グラッセ「いや、そんな事言われても…」
ムーン「何なら俺に来いよ。お前どうせ二回行動出来るんだろ？ だったら一つは受けきってやるさ」
SM「おーし、いい度胸だ。ならお望み通りお前に行ってやる！ マイナーは《毒の刃5》！ メジャーで《コンセントレイト3：ソラリス》、《罪人の枷2》、《オールレンジ3》、《吸収3》、《躍る髪1》、ついでに《ジャイアントグロウス2》、《命の剣1》もつけるぜ！！ ダイスは16個、攻撃力は20＋2D、達成値は無し、C値7。当たればドッジ−6に硬直、更にダイス−3個のペナルティが付くぜ！！」
ムーン（どうする…？ 《復讐の刃》でカウンターすれば浸食値が上がる、バッドステータスを受けたまま攻撃なら浸食値は抑えられるがペナルティが付く…）
ツバサ「……ムーン」
ムーン「ツバサ？」
ツバサ「君も師匠も無理はしなくていい。ボクがどうにかするから」
ムーン「へぇ…なら、俺は無難にガードするぜ」
《命中判定》
16D（C値7）＋5→48
《ダメージ判定》
7D＋20→47 47−3→44
符宴『よくも厳選した部下達を葬ってくれたな…こっから先は手加減しねえぜぇ！！』
妖刀を怪しく光らせると、月に向かって思いっきり振り払った。
とっさにガードするが、符宴の強化された肉体は獣と化した月の身体をバッサリと斬りつけた。
月の身体に痛みが襲う、しかも斬られた個所から毒が回り出して痛み以外の体の感覚を失くしてしまった。
SM「よっし、出目はイマイチだが戦闘不能だな！」
ムーン「だからどうした？ 俺は七雲空のタイタスしたロイスを昇華！ 戦闘不能から復活する！ 『んな生っちょろい攻撃、効くかよ…！！』」
SM「それじゃ、このまま俺のターンだ！ 次は範囲で離れた二人を狙うぜ！ 最後の《タブレット3》を発動！ 再びマイナーで《毒の刃5》！ メジャーで《コンセントレイト3：ソラリス》、《オールレンジ3》、《吸収3》。このコンボに、《痛みの水3》、《死神の針4》、《うごめく弾丸2》、《躍る髪1》、《ポイズンフォッグ3》を加えるぜ！！ ダイスは16個、攻撃力14、達成値は無し、C値7。当たればドッジ−2、硬直、ダイス−3個。更に重圧と放心のバッドステータスが付くぜ！！」
グラッセ「その攻撃は通さない！ 《炎陣2》を発動し、空さんを庇います！ ガード用エフェクトは使いません、浸食率は115％！」
符宴がこちらに狙いを定め、攻撃しようとしてくる。
相手の行動を認識した後の凍矢の行動は早かった。
凍矢『――蒼空さん！』
すぐに蒼空の前に出るなり、両手を広げて炎の壁を作り出す。
蒼空『凍矢？』
凍矢『あなたは俺に絆を教えてくれた。その力を使えば、一回くらい傷ついても大丈夫です――気にしないでください』
蒼空『だけど！』
凍矢『あなたは前だけ見ていてください。表に出ていたあなたのように――振り向かずに、真っ直ぐに』
笑顔を見せながら言い切ると、蒼空に向かって真剣な表情を見せつける。
自分の信念を彼へと託すように。
凍矢『そして、勝ってください！！ 俺に出来ない力で、日常へ帰る道を切り開いて下さい！！』
符宴『演説は終わったか！？ 俺の劇薬フルコースを味わいなぁぁぁ！！！』
《命中判定》
16D＋5→33
《ダメージ算出》
4D＋14→38×2＝76 76−7→69
グラッセ「俺も戦闘不能…即座に符宴にP執着：N敵愾心でロイスを取って、タイタス昇華！ HP12で戦闘復活します！ 『まだ、倒れる訳にはいかない！！』」
GM「月と凍矢は戦闘不能から回復したが、まだバッドステータスが付加されるよ。行動をする際はそれを忘れないで。さて、次は凍矢の番だ」
グラッセ「えーと、俺は…」
ツバサ「凍矢も念の為待機して。万が一倒せなくても、僕達のエンゲージに隣接出来るように」
グラッセ「…分かった、俺は待機します。翼を信じます」
■作者メッセージ
補足コーナー：今回出たバッドステータスについて
〈硬直〉：この状態が付加されると、全力移動・戦闘移動が行えなくなる。回復するには、マイナーかメジャーを使用する必要がある。エフェクトでも回復は可能。
〈重圧〉：この状態が付加されると、「タイミング：オートアクション」のエフェクトを使用できない。回復するには、マイナーかメジャーを使用する必要がある。エフェクトでも回復は可能。
〈放心〉：この状態が付加されると、あらゆる判定のダイスは2個減少となる。回復はクリンナッププロセスにて自動的に回復する。
〈硬直〉：この状態が付加されると、全力移動・戦闘移動が行えなくなる。回復するには、マイナーかメジャーを使用する必要がある。エフェクトでも回復は可能。
〈重圧〉：この状態が付加されると、「タイミング：オートアクション」のエフェクトを使用できない。回復するには、マイナーかメジャーを使用する必要がある。エフェクトでも回復は可能。
〈放心〉：この状態が付加されると、あらゆる判定のダイスは2個減少となる。回復はクリンナッププロセスにて自動的に回復する。