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ダブルクロスThe 3rd Edition【Dual Trigger】

NANA

INDEX

  • あらすじ
  • 01 セッション準備前&プリプレイ
  • 02 ハンドアウト&PC紹介・前編
  • 03 ハンドアウト&PC紹介・後編
  • 04 オープニングフェイズ1&2
  • 05 オープニングフェイズ3&4
  • 06 ミドルフェイズ1
  • 07 ミドルフェイズ2
  • 08 ミドルフェイズ3&4&5
  • 09 ミドルフェイズ6&7
  • 10 ミドルフェイズ7(前編)
  • 11 ミドルフェイズ7(中編)
  • 12 ミドルフェイズ7(後編)
  • 13 ミドルフェイズ8
  • 14 ミドルフェイズ9
  • 15 ミドルフェイズ10(前編)
  • 16 ミドルフェイズ10(後編)
  • 17 クライマックスフェイズ1
  • 18 クライマックスフェイズ2
  • 19 クライマックスフェイズ3
  • 20 クライマックスフェイズ4&バックトラック
  • 21 エンディングフェイズ1
  • 22 エンディングフェイズ2
  • 23 エンディングフェイズ3
  • 24 エンディングフェイズ4
  • 25 FS判定・練習編(前編)
  • 26 FS判定・練習編(後編)
  • ミドルフェイズ7(前編)


    ムーン「んで、俺とクウで戦闘するわけだが、俺が空の浸食率を100%にして倒せばいいんだよな?」

    クウ「結局、俺が敵側って事か。ロイスのシステムが封印されている以上、ムーンの言う通り《リザレクト》の長丁場になりそうだよな」

    GM「その辺に至っては、ちょっと特殊ルールを持ち込んだ。詳しくは下を見てくれ」



     このルールは、ニコニコ動画にあります葛湯様が作られたルールを元にしたものです。



     まず今回のルールは前提として、PC同士の一対一のPvPを想定して作られています。ラウンド進行時のセットアッププロセスのタイミングでPvPをしていますが、異なったタイミング(セットアッププロセス・マイナーアクションなど)のエフェクト使用や行動も可能です。
    基本的には達成値同士で競い合い、達成値の高いほうが勝ちなのですが、PCは判定のダイス目・判定に使用した技能の数値のほかに、以下の数値を加えることができます。

     ・1.「+行動値」:速さや身のこなしで相手を翻弄する。
     ・2.「+攻撃力」:武器やエフェクトの火力で圧倒する。

    尚、キャラによってはガード値を加える選択肢を付け加えてもいいかもしれません。なぜこの要素を入れたのかというと、PCのデータの差を縮めるためでもありますが単純に、高い達成値を出して盛り上がりたかったというのもあります。

     PvPに参加するPCにはそれぞれ、「PvP耐久点」というものが普及されています。これは単に体力を示すものではなく、本人の心の余裕や疲労状態を総じて表現したデータになります。
     基本的にオーヴァード同士でのHPの削りあいは底なしレベルの泥沼でしかありません。《リザレクト》のおかげで侵蝕率100%になるまで回復し続けるからです。
     なので今回のPvPの勝利条件は「PvP耐久点を0にして、相手の心を挫く。戦意を失わせる」などの方向性で考えています。
     そして敗北側PCのPvP耐久点の減り方は以下のようになります。
     (敗北側のPCの達成値)−(勝利側のPCの達成値)÷十分の一+1

    例)Aの達成値:35
      Bの達成値:40の場合。
     40−35÷十分の一+1=1.5(端数切捨てで1)
     となるため、対決に負けたAのPvP耐久点が1点減ります。

    このようにラウンド中に一回、判定の対決を行い、勝利することでPvP耐久点を0にしたPCが勝利となります。敗北したPCはシーンから強制的に退場になり、その後の処遇はGMとの話し合いの後、勝利側PCの判断(良識)にゆだねます。



    GM「君達二人はアタッカーだから「攻撃力」を組み合わせた戦闘で対決判定して貰う。今回のルールで装甲点は達成値引き下げに組み合わせるぞ」

    ムーン「まあそれに関しては、俺の《漆黒の拳》があれば関係ないけどな!」

    クウ「そのエフェクトの攻撃、装甲無視だもんな。喰らう側からすれば地味に痛い…あ、俺手に入れた防具は装備してないぜ。まだ強化服のままだ」

    ツバサ「そうなの?」

    クウ「まだ装備する気になれないからな」

    SM「特殊ルールの説明は以上、今回二人に普及する耐久点は5点。それが0になれば敗北になるぞ」

    GM「特殊ルールの説明が終わった所で…クウには、特殊条件も渡して置こう」(メモ渡し)

    クウ「何だ――おー、そう来たかー」

    ツバサ「師匠ばっかりズルい!! 何が書かれてあるのさ!?」

    クウ「いやぁ、これは今後のお楽しみだな」

    GM「そうそう。こう言うルールだから、月の持ってる《復讐の刃》はこの戦闘では使えない、と言う事にしてくれないか? 折角クウが対決判定に勝利しても、問答無用で耐久点減らす感じになるからね」

    ムーン「まあそうだな。あのカウンター、結構浸食率喰うし…分かった」

    GM「こちらの説明が終わった所で、場面を志武谷の町中に展開するよ」



     町を包む形で《ワーディング》が張られ、いつもなら沢山犇いている筈の人の姿は何処にもない。
     そんな大きな道路の真ん中に闇のゲートが開く。そこから倒れ込む形で凍矢と翼が現れた

    翼『月、空さん…!』

    凍矢『ッ! 翼、危ない!』

    翼『わあっ!?』

     翼を抱える形で、凍矢は転がり込む。すると、自分達のいた所に黒い影が勢いよく突っ込む。
     二人が身を起こすと、そこには半獣となった人間が自分達を鋭く睨んでいた。

    怪物『ギシャアアア…!!』

    凍矢『こいつは一体…!』

    翼『これがジャームだよ…身も心もレネゲイドに浸食された化け物さ…!!』



    GM「と言う訳で、こちらでは志武谷での戦闘――凍矢&翼vs戦闘用人格ジャーム集団となるよ」

    ツバサ「集団? 敵はどんな感じなの?」

    SM「トループと言う敵を集団として纏めた物だ。と言う事で、相手の数は1D100で決めさせてもらう。それじゃ、コロっと」


     1D100→72


    SM「おお、まずまずだね」

    グラッセ「いやいや、多すぎるでしょ!! よくそんなに集められましたね!?」

    ツバサ「50ならまだ許せるけど、ボクの火力じゃ2ターンで倒せるかどうか分からないよ…!!」

    GM「さて、こちらの戦闘の確認だが戦闘用人格ジャームと君達も二人と同じようにエンゲージの概念は無い。至近でも遠距離でも攻撃は届く感じだ」

    ツバサ「ボクの攻撃は当てる事が出来るけど、順番が早いから凍矢の援護は受けられないね…」

    グラッセ「今後は行動値の方も考えないといけないなぁ…。次から次に課題が増える…なんだか、今後の成長を考えさせられるなこのゲーム。現実でも役に立ちそうだ」

    SM「さて、君らの方なんだが…ここでイベントを起こすよ」

    二人「「イベント?」」



     敵の出現に翼はコインを取り出し、凍矢は両手に冷気を漂わせる。
     二人が大量のジャームと相対した時、何処からともなくあちこちで爆発が起きた。
     目を向けると、そこには見知った複数の人物が他のジャームと戦っている。

    ネク『凍矢、援護するぞ!』

    凍矢『ネク!』

    卯月『全く、UGNもいるなんて…』

    狩矢『敵の敵は味方、だろ? 翼、他は任せろ』

    翼『みんな、ありがとう!』



    SM「と言う訳で、この戦闘では彼らが二人の援護をしてくれる。今回はUGN側、FH側に所属しているPCが志武谷の戦闘に参加しているから二つのダイスが触れるぞ」

    GM「援護の方法は簡単、自分のメインプロセスの番になったらオートアクションで1D6のダイスを振るだけだ。振って出た数の目が書かれてある表の援護を受けられるぞ。これが援護表だ」



     UGNロール
    1:ネク《コンセントレイト2:ハヌマーン》+《バトルビート3》+《振動球5》(C値−2&ダイス3個+攻撃力5)
    2:シキ《コンセントレイト2:オルクス》+《ハンドレットガンズ3》+《形なき剣1》+《アニマルテイマー2》(C値−2&ダイス3個+攻撃力7)
    3:ビイト《コンセントレイト2:キュマイラ》+《獣の力5》+《俊足の刃3》(C値−2&ダイス4個+攻撃力10)
    4:ライム《ジャミング3》(ラウンド中、相手の判定のダイス−3個)
    5:ヨシュア《アドヴァウス5》(C値−1&ダイス+5個)
    6:羽狛《Dロイス『指導者』》(1シナリオ1回のみ。判定でC値−1&ダイス+5個)

     FHロール
    1:狩谷《イベントホライゾン2》(リアクションの判定ダイス−4)
    2:卯月《斥力障壁5》(ダメージ−1D+10)
    3:虚西《コンセントレイト2:エンジェルハイロゥ》+《絶対の孤独2》+《主の恩恵2》(C値−2&ダイス2個+判定のダイス−3)
    4:南師《コンセントレイト2:ノイマン》+《コンバットシステム3》+《黒の鉄槌3》(C値−2&ダイス4個+攻撃力8)
    5:777《声援3》+《ハードビート3》(メジャーで、ダイス+3&攻撃力6)
    6:BJ&テンホー《Dロイス『触媒』》(シナリオ中1回のみ使用可能。イニシアチブプロセス時に対象を一人、メインプロセスを行わせる事が出来る)



    GM「尚、凍矢はUGNの援護を、翼はFHの援護を振って貰う。支援の効果が出た際、誰に当てるかは好きに決めてもいいよ」

    グラッセ「UGNは攻撃と支援系。FHは若干支援が多いですね」

    ツバサ「でも、攻撃に関しては強いよね。ところでDロイスは何?」

    SM「Dロイスは大当たりとして入れたよ。どちらも支援だから、二人の好きに使える。ただし、Dロイスだから効果は一回のみで次に出たらそれはハズレとして処理するよ」

    グラッセ「強力ですもんね、Dロイスの効果って」

    GM「二つの戦闘に関しての説明が終了した所で――いよいよ戦闘フェイズに突入するぞ!!」

    16/04/09 22:48 NANA   

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