復古ギル祭・超高難易度戦3(オベロンネタバレ含みます)
【ドルセント・リースショップ】
「これもまた延滞料とか貸出とか面倒なギミックがあるなぁ……耐久をしつつ、特殊耐性を剥して攻撃を与えないといけないか」
「取り巻きも出るそうですが、これを倒すと面倒なデバフが10ターンも掛かるので倒さないようにだそうです」
次の対戦相手、ミドラーシュのキャスターの情報をマシュと確認して早速マスターは編成を立てる。
「耐久だからキャストリア。フレンドは回復要因マーリンで、マシュもコストの為に必要。アタッカーはもちろんオジマンと、あとは…」
こうして始まった5回戦。前衛はアタッカーの要のオジマン、それをキャストリアとマーリンで守る。
ミドキャスが召喚した取り巻きは出来るだけ無視して、彼女が貸し与えるバフを消すと同時に特殊耐性を剥すために奮闘をする。
「やっぱめんどくせぇ……考えて行動しないといけないのもそうだけど、固すぎるんだよこっちも。取り巻きもアサシンだから、オジマン様倒されたら終わりだ……」
「うふふふふ〜。宝具を打ちまくると私の延滞料がどんどん増えていきますよ〜?」
ミドキャスの言う通り、攻撃すればバフは剥がれるがマーリンとキャストリアの宝具は味方のサポート。下手に打ちまくると、バフを消せずに相手の強化やこちらの弱体をさせられてしまう。
「ブレイクするたびに貸し出しが増えていく……こっちのデバフも嫌でも溜まってく…!!」
1回目のブレイクでバフの種類も増えて捌ききれず、結果溜まり始めてきている。その上、取り巻きの一人が強化解除のチャージ攻撃までするのでそちらも気を配らないといけない。
それでも、ダメージは着々と削っている。
「2回目のブレイクして、そっからオジマン様!!」
「光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)!!」
ここで宝具を使い、一気にミドキャスへのダメージを与える。結構なダメージを稼げたが、流石に一発で終わらない。
ゲージが最後と言う事で、大盤振る舞いでバフを与えてくる、のだが。
「ていうか、このドルセント!! こっちのキャラのカードでいない状態でそいつばっかりバフの貸し出ししてやがるだろ!! あえて延滞料金追加しようとあの手この手で邪魔してんだろ!!」
「えー? そんな事ありますぇ〜ん?」
「コ・イ・ツ」
あからさまな猫なで声に加えて目をキラキラさせるミドキャスに、マスターは青筋を立てる。
「こっちは〜、マスター様に役に立つバフをたーっぷりかけているんですよ〜? 泣いて喜んで返して頂けるならまだしも、クレームを言われるような事はしていませ〜ん。あれです? わざとクレームを言ってお金を毟り取ろうとか誹謗中傷を浴びせて心をスッキリさせるような器の小さいお方だったんです〜? 人がなってないのはどっちなんでしょ〜ね〜?」
逆にボロクソな言葉が飛んできて、ブチリと言う音がマスターから聞こえた。
「いいよ……そんなに言うんなら。マーリン、キャストリア。リソース(スキル)だ」
マスターの指示に、2人は真顔で全てのバフスキルを――オジマンに注いだ。
「全盛期ファラオ時代の財産分の質量、全部乗っけて返してやんよぉぉぉ!!! エジプト名物世界遺産のピラミッドごと受け取りやがれぇぇぇ!!!」
「こいつも載せてやろう、惰弱惰弱ゥゥゥ!!」
「ぎにゃ〜〜〜〜〜〜!!?」
ダブルピラミッドに加えてバスタークリティカルの光線を思いっきり浴びるミドキャス。
彼女は悲鳴を上げながら、とんでも質量となったファラオに耐え切れずに消滅したのだった。
【スイーツユニヴァース】
「こっちもある意味耐久か。とにかくエネミー=おやつをある程度減らした後にブレイクする。その後のオルタXの攻撃力がヤバイから、とにかくエネルギー切れになるまで耐久必須と」
この攻略情報をみたマスターは、耐久面で優れているサーヴァントをリストからチョイスする。
「編成はキャストリアと卑弥呼。マシュも必ず。フレは全体バーサーカー借りるかな――モルガンがいいけど、皆チケットとか凸カレスコばかり。ぐだ子のオルジュナにするとして、とりあえずこんなもんだろ!」
オルタXと共に現れた、様々なエネミーこと和菓子。倒せばバフを貰えるが、逆にデバフを貰う奴もいる。
1ターンごとにオルタXがエネミーを食べるので、バフはこちらが食べれるようオルジュナと可能なら卑弥呼で撃退していく。
「とにかく、攻略情報通りにこっちが倒すオヤツと、あっちが食べるオヤツで分けないと……ヤバ、HP60万のエネミーがきた! オルタXが食べたら永続強化解除してしまう奴は絶対に食べさせたらこっちが終わる……オルジュナ、宝具で一気に畳みかけろ! オルタXが生き残れば――やっば、火力がデカすぎた!」
強敵エネミーのHPは削れたのだが、ここでオルタXがブレイクしてしまい、HPが1000万以上となってしまう。
「倒したけど、オルジュナの効果がデカすぎてブレイクしちゃった…! あと10ターン我慢しろって厳しいぞ!」
「とにかく、キャストリアと一緒に頑張って粘ってみるわ!」
強制的に耐久戦となり、卑弥呼が声をかける。エネルギー切れになった後はHP200万ダウンする。強化解除効果も封じたので、そこまで粘れば勝機はある。
のだが、キャストリアが集中的に狙われて対粛清防御が剥がれ、いち早く退場となる。
「ああー! キャストリアが!! あと残り9ターン耐えろって出来ないよ! ちょうど耐粛清も切れちゃった!」
「どうすんだよ! あいつを行動不能させに来た俺もNP溜まってねーんだけど!?」
交代したオベロンが出て、怒りMAX状態のオルタXに指を差す。
どうしようとマスターが目を動かしていると、あるモノが目に入る。
「……オベロン。あれ食べれば宝具ワンチャン」
「ははははは!! 毒入り饅頭喰えって君ほんと頭おかしいなぁ!!」
指差したエネミー事、NP増加付き毒入り饅頭に、案の定オベロンは物凄い黒い笑顔をまじかで見せつける。
「多分魔術礼装で回復出来る、かもだし? オベロンだって自分に何か変なもん食べさせただろ?」
「俺がお前に食べさせたのは激辛パウダーかけたポテトであって、毒は喰わせてねーよ!」
「おいぃ!! やっぱ食べさせてたな!! どおりで滅茶苦茶辛かったはずだよあのポテト!!」
「疑問に思ったのに完食するお前も大概だけどな!!」
「じゃあお前も毒饅頭食べても文句ねーな! オベロンのー、ちょっと食べれるとこ見てみたーい。はいイッキ、イッキ!!」
開き直ると、手拍子付きで音頭を取るマスター。普段は絹豆腐メンタルのくせに、変な所で思い切りが良い。
「ああ、くそがぁ!! 食えばいいんだろがはっ!」
「あ、よし。毒はイシスの雨で回復可能――オベローン!! Xオルタそんなに饅頭食べたかったのー!?」
毒饅頭を食べて宝具が撃てるようになったのだが、即座にオルタXの斬撃によってオベロンは即刻退場となった。
そうこうしていると、オルジュナも卑弥呼も退場し、残るはマシュとヘラクレスだけに。
「もう味方がマシュとヘラクレス――死霊魔術礼装の確率ガッツも一回だけどマシュありがとう、4回耐えれたらいい方だけど…や、やっとエネルギー切れになった!! うわーーん耐えて絆ヘラクレスーーーー!!」
ようやくエネルギー切れとなり、毎ターン200万のHP減少が起こる。スキルも含め、礼装による3回ガッツで耐えれたらこちらの勝ちとなる。
一見見ると耐えれるかどうかの瀬戸際だが、ここでマスターに幸運が。
「よし、メジェドの眼でスキルターン減少して、スキルガッツ! 次のターンは回避も出来る! イ、イケルか!!」
固唾を呑んでガッツ発動を見守ると、オルタXのHPが100万に。
「ヘラクレス、回避スキルー! やっちゃえバーサーカー!!」
「ガアアアアアーーー!!!」
オルタXの攻撃を耐え切り、とうとうHP1となる。虫の息となったオルタXに、ヘラクレスがトドメを刺した。
「うおおおおおおお!! ありがとうヘラクレスーーーーーー!!!」
耐久戦を見事に勝ち残り、マスターはイアソンのようにヘラクレスに思いっきり抱き着いた。
【金色のメトロポリス】
「うー……どうにか最終戦まで来たけど、前回と同じでややこしい事この上ない……それでも、メンバーは、前衛は卑弥呼・ジャンヌ・オルジュナ(フレ)でバスターサポートしつつジャンヌで回復と無敵をする……後衛はキャストリアに天草四郎、そしてマシュと」
いよいよ最終戦まで辿り着いたマスター。前回と同じサーヴァント戦のめんどくさいギミックに頭を悩ませながら、編成を作り上げる。
「キャストリアには死霊魔術付けて……よっしゃ行くぞぉ!!」
こうして、最終戦のスタート。
開幕から強化無効のバステを受けつつ、敵陣営の強化が施されている。まずはバニヤンをスキル無しで皆で協力して倒していく。
「バニヤン倒して分かった事、倒すたびにネロ陛下が宝具打って来る。無敵をちゃんとつけないとこっちがやられてしまう……だからと言ってネロ陛下は最後に倒さないといけない……前回より酷過ぎる」
「途中でオーダーチェンジで私とオルジュナを交代しましたが、防衛でも厳しいですね…」
敵の攻めの姿勢に守り切れないと悟ったマスターは、アタッカーの要のオルジュナは後衛のキャストリアと交代し、卑弥呼とジャンヌと共に防衛を行っている。
「私かキャストリアさんの防御の為には、卑弥呼さんの宝具をいかに使うかも大事ですね…」
「とはいえ、卑弥呼様がアタッカーになって良い感じに回せてきた。あともう少し!」
卑弥呼によるクリティカル込めたバスター攻撃で相手を追い詰め、宝具を放つタイミングでジャンヌとキャストリアで守る。特にジャンヌはサーヴァントに対するスタンスキルを持っている為、1人を行動不能にするのはデカい。
「よーし、やっとメデューサ倒した! キャストリアがメデューサのスタン受けたけど――よし、英雄王出て来た! あと少しだみんなぁ!!」
「ふはははは!! ここまで耐えてやったのは褒めてやろう! だがしかし、我らの猛攻抑えきれるか――」
「回復したオーダーチェンジ。こい、ぐだ子のオルジュナ」
高笑いしていたキャスギルを遮り、オーダーチェンジを発動して卑弥呼からオルジュナに交代する。
再度現れたオルジュナは、NP100%になっているだけでなく、卑弥呼の宝具強化も行っている状態だ。
「ついでに全体強化して――ジャンヌ、オルジュナ、キャストリアの順で宝具」
「ふあぁ!?」
念のための守りも含め、オルジュナに指示を出すと花嫁姿のネロが悲鳴を上げる。
そして――裁定の剣が花嫁ネロと賢王ギルとアン&メアリーに振り下ろされる。
「帰滅を裁定せし廻剣(マハー・プララヤ)!!」
大爆発を起こし――現れた賢王諸共、敵全員が地に伏せると勝利のファンファーレが鳴り響いたのだった。
「……すげー。NP貯めていたしオダチェン前に卑弥呼の宝具で強化してたとはいえ、一撃でやっちまった。ぐだ子本当にすげーよ」
勝利を味わう余韻はなく、執念で宝具4やLv116にまで育て上げた後輩のオルジュナに思わず遠い目をするマスターだった。
「これもまた延滞料とか貸出とか面倒なギミックがあるなぁ……耐久をしつつ、特殊耐性を剥して攻撃を与えないといけないか」
「取り巻きも出るそうですが、これを倒すと面倒なデバフが10ターンも掛かるので倒さないようにだそうです」
次の対戦相手、ミドラーシュのキャスターの情報をマシュと確認して早速マスターは編成を立てる。
「耐久だからキャストリア。フレンドは回復要因マーリンで、マシュもコストの為に必要。アタッカーはもちろんオジマンと、あとは…」
こうして始まった5回戦。前衛はアタッカーの要のオジマン、それをキャストリアとマーリンで守る。
ミドキャスが召喚した取り巻きは出来るだけ無視して、彼女が貸し与えるバフを消すと同時に特殊耐性を剥すために奮闘をする。
「やっぱめんどくせぇ……考えて行動しないといけないのもそうだけど、固すぎるんだよこっちも。取り巻きもアサシンだから、オジマン様倒されたら終わりだ……」
「うふふふふ〜。宝具を打ちまくると私の延滞料がどんどん増えていきますよ〜?」
ミドキャスの言う通り、攻撃すればバフは剥がれるがマーリンとキャストリアの宝具は味方のサポート。下手に打ちまくると、バフを消せずに相手の強化やこちらの弱体をさせられてしまう。
「ブレイクするたびに貸し出しが増えていく……こっちのデバフも嫌でも溜まってく…!!」
1回目のブレイクでバフの種類も増えて捌ききれず、結果溜まり始めてきている。その上、取り巻きの一人が強化解除のチャージ攻撃までするのでそちらも気を配らないといけない。
それでも、ダメージは着々と削っている。
「2回目のブレイクして、そっからオジマン様!!」
「光輝の大複合神殿(ラムセウム・テンティリス)!!」
ここで宝具を使い、一気にミドキャスへのダメージを与える。結構なダメージを稼げたが、流石に一発で終わらない。
ゲージが最後と言う事で、大盤振る舞いでバフを与えてくる、のだが。
「ていうか、このドルセント!! こっちのキャラのカードでいない状態でそいつばっかりバフの貸し出ししてやがるだろ!! あえて延滞料金追加しようとあの手この手で邪魔してんだろ!!」
「えー? そんな事ありますぇ〜ん?」
「コ・イ・ツ」
あからさまな猫なで声に加えて目をキラキラさせるミドキャスに、マスターは青筋を立てる。
「こっちは〜、マスター様に役に立つバフをたーっぷりかけているんですよ〜? 泣いて喜んで返して頂けるならまだしも、クレームを言われるような事はしていませ〜ん。あれです? わざとクレームを言ってお金を毟り取ろうとか誹謗中傷を浴びせて心をスッキリさせるような器の小さいお方だったんです〜? 人がなってないのはどっちなんでしょ〜ね〜?」
逆にボロクソな言葉が飛んできて、ブチリと言う音がマスターから聞こえた。
「いいよ……そんなに言うんなら。マーリン、キャストリア。リソース(スキル)だ」
マスターの指示に、2人は真顔で全てのバフスキルを――オジマンに注いだ。
「全盛期ファラオ時代の財産分の質量、全部乗っけて返してやんよぉぉぉ!!! エジプト名物世界遺産のピラミッドごと受け取りやがれぇぇぇ!!!」
「こいつも載せてやろう、惰弱惰弱ゥゥゥ!!」
「ぎにゃ〜〜〜〜〜〜!!?」
ダブルピラミッドに加えてバスタークリティカルの光線を思いっきり浴びるミドキャス。
彼女は悲鳴を上げながら、とんでも質量となったファラオに耐え切れずに消滅したのだった。
【スイーツユニヴァース】
「こっちもある意味耐久か。とにかくエネミー=おやつをある程度減らした後にブレイクする。その後のオルタXの攻撃力がヤバイから、とにかくエネルギー切れになるまで耐久必須と」
この攻略情報をみたマスターは、耐久面で優れているサーヴァントをリストからチョイスする。
「編成はキャストリアと卑弥呼。マシュも必ず。フレは全体バーサーカー借りるかな――モルガンがいいけど、皆チケットとか凸カレスコばかり。ぐだ子のオルジュナにするとして、とりあえずこんなもんだろ!」
オルタXと共に現れた、様々なエネミーこと和菓子。倒せばバフを貰えるが、逆にデバフを貰う奴もいる。
1ターンごとにオルタXがエネミーを食べるので、バフはこちらが食べれるようオルジュナと可能なら卑弥呼で撃退していく。
「とにかく、攻略情報通りにこっちが倒すオヤツと、あっちが食べるオヤツで分けないと……ヤバ、HP60万のエネミーがきた! オルタXが食べたら永続強化解除してしまう奴は絶対に食べさせたらこっちが終わる……オルジュナ、宝具で一気に畳みかけろ! オルタXが生き残れば――やっば、火力がデカすぎた!」
強敵エネミーのHPは削れたのだが、ここでオルタXがブレイクしてしまい、HPが1000万以上となってしまう。
「倒したけど、オルジュナの効果がデカすぎてブレイクしちゃった…! あと10ターン我慢しろって厳しいぞ!」
「とにかく、キャストリアと一緒に頑張って粘ってみるわ!」
強制的に耐久戦となり、卑弥呼が声をかける。エネルギー切れになった後はHP200万ダウンする。強化解除効果も封じたので、そこまで粘れば勝機はある。
のだが、キャストリアが集中的に狙われて対粛清防御が剥がれ、いち早く退場となる。
「ああー! キャストリアが!! あと残り9ターン耐えろって出来ないよ! ちょうど耐粛清も切れちゃった!」
「どうすんだよ! あいつを行動不能させに来た俺もNP溜まってねーんだけど!?」
交代したオベロンが出て、怒りMAX状態のオルタXに指を差す。
どうしようとマスターが目を動かしていると、あるモノが目に入る。
「……オベロン。あれ食べれば宝具ワンチャン」
「ははははは!! 毒入り饅頭喰えって君ほんと頭おかしいなぁ!!」
指差したエネミー事、NP増加付き毒入り饅頭に、案の定オベロンは物凄い黒い笑顔をまじかで見せつける。
「多分魔術礼装で回復出来る、かもだし? オベロンだって自分に何か変なもん食べさせただろ?」
「俺がお前に食べさせたのは激辛パウダーかけたポテトであって、毒は喰わせてねーよ!」
「おいぃ!! やっぱ食べさせてたな!! どおりで滅茶苦茶辛かったはずだよあのポテト!!」
「疑問に思ったのに完食するお前も大概だけどな!!」
「じゃあお前も毒饅頭食べても文句ねーな! オベロンのー、ちょっと食べれるとこ見てみたーい。はいイッキ、イッキ!!」
開き直ると、手拍子付きで音頭を取るマスター。普段は絹豆腐メンタルのくせに、変な所で思い切りが良い。
「ああ、くそがぁ!! 食えばいいんだろがはっ!」
「あ、よし。毒はイシスの雨で回復可能――オベローン!! Xオルタそんなに饅頭食べたかったのー!?」
毒饅頭を食べて宝具が撃てるようになったのだが、即座にオルタXの斬撃によってオベロンは即刻退場となった。
そうこうしていると、オルジュナも卑弥呼も退場し、残るはマシュとヘラクレスだけに。
「もう味方がマシュとヘラクレス――死霊魔術礼装の確率ガッツも一回だけどマシュありがとう、4回耐えれたらいい方だけど…や、やっとエネルギー切れになった!! うわーーん耐えて絆ヘラクレスーーーー!!」
ようやくエネルギー切れとなり、毎ターン200万のHP減少が起こる。スキルも含め、礼装による3回ガッツで耐えれたらこちらの勝ちとなる。
一見見ると耐えれるかどうかの瀬戸際だが、ここでマスターに幸運が。
「よし、メジェドの眼でスキルターン減少して、スキルガッツ! 次のターンは回避も出来る! イ、イケルか!!」
固唾を呑んでガッツ発動を見守ると、オルタXのHPが100万に。
「ヘラクレス、回避スキルー! やっちゃえバーサーカー!!」
「ガアアアアアーーー!!!」
オルタXの攻撃を耐え切り、とうとうHP1となる。虫の息となったオルタXに、ヘラクレスがトドメを刺した。
「うおおおおおおお!! ありがとうヘラクレスーーーーーー!!!」
耐久戦を見事に勝ち残り、マスターはイアソンのようにヘラクレスに思いっきり抱き着いた。
【金色のメトロポリス】
「うー……どうにか最終戦まで来たけど、前回と同じでややこしい事この上ない……それでも、メンバーは、前衛は卑弥呼・ジャンヌ・オルジュナ(フレ)でバスターサポートしつつジャンヌで回復と無敵をする……後衛はキャストリアに天草四郎、そしてマシュと」
いよいよ最終戦まで辿り着いたマスター。前回と同じサーヴァント戦のめんどくさいギミックに頭を悩ませながら、編成を作り上げる。
「キャストリアには死霊魔術付けて……よっしゃ行くぞぉ!!」
こうして、最終戦のスタート。
開幕から強化無効のバステを受けつつ、敵陣営の強化が施されている。まずはバニヤンをスキル無しで皆で協力して倒していく。
「バニヤン倒して分かった事、倒すたびにネロ陛下が宝具打って来る。無敵をちゃんとつけないとこっちがやられてしまう……だからと言ってネロ陛下は最後に倒さないといけない……前回より酷過ぎる」
「途中でオーダーチェンジで私とオルジュナを交代しましたが、防衛でも厳しいですね…」
敵の攻めの姿勢に守り切れないと悟ったマスターは、アタッカーの要のオルジュナは後衛のキャストリアと交代し、卑弥呼とジャンヌと共に防衛を行っている。
「私かキャストリアさんの防御の為には、卑弥呼さんの宝具をいかに使うかも大事ですね…」
「とはいえ、卑弥呼様がアタッカーになって良い感じに回せてきた。あともう少し!」
卑弥呼によるクリティカル込めたバスター攻撃で相手を追い詰め、宝具を放つタイミングでジャンヌとキャストリアで守る。特にジャンヌはサーヴァントに対するスタンスキルを持っている為、1人を行動不能にするのはデカい。
「よーし、やっとメデューサ倒した! キャストリアがメデューサのスタン受けたけど――よし、英雄王出て来た! あと少しだみんなぁ!!」
「ふはははは!! ここまで耐えてやったのは褒めてやろう! だがしかし、我らの猛攻抑えきれるか――」
「回復したオーダーチェンジ。こい、ぐだ子のオルジュナ」
高笑いしていたキャスギルを遮り、オーダーチェンジを発動して卑弥呼からオルジュナに交代する。
再度現れたオルジュナは、NP100%になっているだけでなく、卑弥呼の宝具強化も行っている状態だ。
「ついでに全体強化して――ジャンヌ、オルジュナ、キャストリアの順で宝具」
「ふあぁ!?」
念のための守りも含め、オルジュナに指示を出すと花嫁姿のネロが悲鳴を上げる。
そして――裁定の剣が花嫁ネロと賢王ギルとアン&メアリーに振り下ろされる。
「帰滅を裁定せし廻剣(マハー・プララヤ)!!」
大爆発を起こし――現れた賢王諸共、敵全員が地に伏せると勝利のファンファーレが鳴り響いたのだった。
「……すげー。NP貯めていたしオダチェン前に卑弥呼の宝具で強化してたとはいえ、一撃でやっちまった。ぐだ子本当にすげーよ」
勝利を味わう余韻はなく、執念で宝具4やLv116にまで育て上げた後輩のオルジュナに思わず遠い目をするマスターだった。
■作者メッセージ
これでバトル・イン・ニューヨーク2018の挑戦は以上です。本当にね、一部の試合は何回か敗北してクリアしました。でもこれまだ良い方です。2019がやばかった。何度も挑戦しなおしたし、全部クリアは出来ませんでしたから…。
次回も近いうちに出せればと思います。あ、スカディチャレンジ失敗しました。ぐだ子は呼符で宝具2にしたと言う。ふざけんな後輩おめー。
「ドルセント・リースショップ」
マーリン(フレ)・キャストリア・オジマン・坂本龍馬・メカエリチャン・マシュ
「スイーツユニヴァース」
卑弥呼・キャストリア・オルジュナ(フレ)・オベロン・マシュ・ヘラクレス
「金色のメトロポリス」
卑弥呼・ジャンヌ・オルジュナ(フレ)・キャストリア・天草四郎・マシュ
次回も近いうちに出せればと思います。あ、スカディチャレンジ失敗しました。ぐだ子は呼符で宝具2にしたと言う。ふざけんな後輩おめー。
「ドルセント・リースショップ」
マーリン(フレ)・キャストリア・オジマン・坂本龍馬・メカエリチャン・マシュ
「スイーツユニヴァース」
卑弥呼・キャストリア・オルジュナ(フレ)・オベロン・マシュ・ヘラクレス
「金色のメトロポリス」
卑弥呼・ジャンヌ・オルジュナ(フレ)・キャストリア・天草四郎・マシュ