復古ギル祭・超高難易度戦4(オベロンネタバレ含みます)
バトル・イン・ニューヨーク2019
【奥様が魔女(呪)】
いよいよ復刻第2弾、2019年版ギル祭がスタートする。
2018年から更にグレードアップした高難易度戦にさっそく挑戦するのだが…。
「うへぇ……攻略情報みたけどナニコレ? 奥様ヤバクネ?」
早速と言うか、最初の対戦相手の攻略情報に目を丸くするマスターだった。もちろん、横ではマシュも情報を元に対策を考えている。
「エイリークさんの攻撃は特定の条件を満たさないと攻撃が通りません。クリティカルや宝具を受けるにしてもバーサーカーですし、宝具は全体。倒された場合も解除対象になるので、退場覚悟で臨むのも一つの手ですね」
「しかも魅力なんてしたらこっちに大量の呪いが襲い掛かると……耐久しながらの勝負を挑むのが一番か。フォーリナーはいるけど、火力がびみょい。ま、バーサーカーが相手なんだ。キャストリアとフレのマーリンを使って自分の好きなサーヴァントで戦うか!」
こうして始まった、エイリーク戦。
奥様による妨害……もとい、夫を思う愛の力で攻撃がとにかく通りにくい。なので、前衛アタッカーとして選ばれたセイバー沖田をキャストリアとマーリンで回復しながら守り、攻撃の機械を伺う。
そんな中、キャストリアだけ集中攻撃をされてしまい大ダメージを受けたが。
「うおーし! 確率ガッツでキャストリア生き残った! 今だ、沖田さーん!」
「無明三段突き!」
死霊魔術が発動してガッツを行ったキャストリアを確認し、アタッカーである沖田に叫ぶ。
即座に放った宝具により、エイリークは大ダメージを受ける。更に追撃を行い、ブレイクとなる。
「よし、沖田さんが良い感じにブレイクを削った! あと少しだ!」
「ですが、防御が……」
追い詰められるエイリークにさらなる強化が施された上に、丁度対粛清防御も切れてしまった。この状況にキャストリアと一緒にマスターもたじろぐ。
沖田の回避スキルとマーリンの全体無敵は既に使ってしまって回復していない。幸いキャストリアと魔術礼装の無敵スキルは残っているが、マスターは考える。
「今は相手の特殊防御も付いていないから、ここが攻め時なんだけど……マーリン、死んでくれ! キャストリア、沖田さんに無敵使いつつ強化!」
「私の扱い酷くないかい!?」
とにかく沖田を守る作戦に乗り出したマスターにマーリンは抗議するが、聞く耳はもたない。
「もう一度ぉ!!」
沖田は丸腰となったエイリークに再度宝具を放ち、一気にダメージを稼ぐ。
「やった、半分以上削れた!!」
ようやく終わりも見え出しし、心の余裕が生まれるマスター。敵の攻撃も沖田に行ったので守るのにも成功し、次のターンでキャストリアの宝具で一度だけの守りが与えられる。けれども、エイリークの攻撃がマーリンへと連続で襲い掛かり、最後の攻撃が直撃したがどうにか生き残る。
「し、死ぬかと思った……!」
「あ、エイリークの宝具が来る。マーリン、本当に悪い」
「君まだ礼装で無敵持ってるだろ! それを使ってうわあああああ……!」
マーリンの抗議も虚しく、エイリークの全体宝具が襲い掛かる。守りがないマーリンはそのまま撃沈してその場から退場してしまう。
入れ替わる様に現れた次のメンバーはルーラーのジャンヌ。第2の守りの布陣と共に、マスターは早速指示を出す。
「よし、ジャンヌ! 念のためスタンを、ここで決める!」
「これです!」
サーヴァントにのみ効果を持つスタンスキルで足止めをしつつ、沖田のクリティカル攻撃を与える。しかし、それでもまだ倒れず次にエイリークの防御が切れるタイミングを計る。
「これは宝具待つしかないか……にしても、同じ顔が3人……」
今出ているメンバーを見て感想を呟くマスター。これは狙った訳ではない、いや本当に。
そんな言い訳を心の中でしていると、エイリークのチャージが溜まった。
「エイリークの宝具、来ます!」
「キャストリア、宝具! 沖田さん、念の為回避!」
「「はい!」」
ジャンヌが教えてくれた戦況を聞き、マスターはすぐに2人に指示を出す。
キャストリアの宝具で一度だけの守り、追撃で倒れないように沖田にも残していた回避スキルで二段の構えを取る。
エイリークの宝具が3人に襲い掛かる。キャストリアの守りで耐えきるが、それは一回だけ。最後の追撃は……沖田に攻撃が来て回避した。
「耐えた! 全部スキル入れてやっちゃえーーーー!!!」
「はあああああ!!」
全員が耐え切るのに成功し、防御のないエイリークに沖田は宝具の三段突きを放つ。
全力で行った反撃に、とうとうエイリークは膝を付いて消滅したのだった。
「勝ったぁぁぁ!!!」
まずは初戦を制したマスターは拳を高く持ち上げたのだった。
【麗しきゴルゴン三姉妹】
次の対戦相手は女神三姉妹。彼女達はクラスがバラバラなのもあるのだが、カードの色による耐性持ち、更には男性と女性で特殊な効果が齎される。男性は高確率で魅了してしまうと妨害を行い、女性だと毎ターンHP消費を行い回復する――どちらの性別を選んでも苦戦必須は免れない。
「これは性別ギミックがあるから、性別不明が良いか。でも性別不明そこまでいないんだよなぁ……」
そして運が悪いことに、このカルデアには性別不明のサーヴァントがそこまでいない。有名なアストルフォ(通常)はいるが、ステンノと言うアサシンがいる為に採用を渋ってしまう。
「始皇帝は確実に借りる、出ないと勝利は絶対ムリ。カイニスと鬼一師匠は性別不明。オデュッセウスは魅了5ターン封じること出来るけど…それならやっぱりアストルフォか。オベロンも男性だけど精神異常無効もあるから魅了の無効化が出来る。うーん……マシュも入れられないし、あとは蘭丸Xかなぁ…」
と言う感じで戦うのだが。
「…………」
「結局敗北したんだが?」
黙り込むマスターに、ボロボロのオベロンが笑顔で話しかけてくる。
そりゃそうだ。メデューサと言う壁が越えられず、為す術もなくやられてしまったのだから。
「……速攻だ」
そう言って次にメンバーに入れたのは、ぐだ子のオルジュナ。
「やけくそだ! 速攻で決めてやんよぉ!! オベロンリソース注ぎ込め、ぶっ放せぇぇぇ!!」
「馬鹿か!! メデューサ超えるだけじゃなく、性別ギミックまであるんだぞ!? 対策もなしに注ぎ込んだら――ほら見やがれ、あの破壊神まで俺達の敵に回りやがったじゃねーかぁぁぁ!!」
そうして、メンバーを試行錯誤する事――もうどれくらい戦っただろうか。
「もう何度挑戦したか分からない…けどもうこれしかない。始皇帝を盾にしつつ、メデューサとエウリュアレを最優先で倒す!!」
何度も戦い、考え抜いたメンバーで、もう一度と挑戦するマスター。前衛は始皇帝・オベロン・カイニスだ。
始皇帝とオベロンでサポートを行いつつ、ランサーと言う事もあり、カイニスの猛攻よって早速エウリュアレをブレイクする。
「マスター! エウリュアレをブレイクしたぞ!」
カイニスが声をかけると共に、敵の前衛に現れたのはメデューサである。
「どうも、大きな盾です」
「ここでカイニス交代、カーミラ様! オベロン、全てをカーミラ様に! メデューサを倒しつつ盾にする! これしか方法が無い!」
カルデア戦闘服の効果でオーダーチェンジし、即カーミラに交代。オベロンのスキルを全部注ぎつつ、カーミラもメデューサにスキルを全部使う。カーミラは女性特攻持ちな上にバスター宝具、そしてオベロンのタゲ集中で即退場すれば回復もする事はないと言う作戦だ。要は相打ちである。
「幻想の鉄処女(ファントム・メイデン)!!」
アイアンメイデンに閉じ込めると同時に、メデューサに高いダメージが襲い掛かった。だが。
「駄目だ、倒しきるまでには至らない! くそ! めんどくさいなぁ!!」
火力が僅かに足りず、メデューサが生き残ってしまう。これにはオベロンも苦い顔を浮かべてしまう。プリテンダーと言うクラス上、四騎士に対して攻撃の威力が減少してしまうのだ。
「くそがぁ! こうなりゃ俺がやってやるよぉ!!」
眠ってしまったカーミラに対して女神達が襲い掛かった事で退場、代わりに再度場に出たカイニスがメデューサに襲い掛かった。
そして――
「カ、カーミラ様が、倒しきれなかったけど……どうにか、カイニスが生き延びてエウリュアレまで倒してくれた…けどもう、ボロボロ……!! ボロボロすぎるよ…!」
あの後メデューサを無事に撃破。カード耐性で攻撃が通りにくくなったりオベロンが退場したものの、カイニスが粘ってエウリュアレを倒し、残りはステンノにまでなった。一応、この戦いにおいて最重要の始皇帝は生き延びている。
「ぐああ!」
「ぎゃん! 主様…」
粘りはするが、回復は始皇帝以外できないメンツだ。カイニスと蘭丸Xがここで力尽きてしまった。
「ああああ…とうとうアスクレピオスと始皇帝だけに…!! アスクレピオスが魅了に掛かったらもうこれ終わる…! お願い耐えて…!」
アスクレピオスの宝具で回復は可能だし、一度だけ弱体を無効に出来る。しかし、連続で魅了を受けてしまったら防ぐ手段がない。
とにかく現状維持を祈るマスターだが、盤面は動いてしまう。
「魅了は防いだけど、耐え切れずに退場になっちゃった…もう始皇帝だけだ…!」
魅了を受けないままアスクレピオスが退場となり、残ったのは始皇帝とステンノ。
2人の一騎打ちに、回復しては無敵を付け、ターンを稼いで回復しては防御をしする……始皇帝は自身に無敵&タゲ集中の防御、ステンノは男性に対して即死を行うと言うもの。それを延々と繰り返す。
「な……なんど、戦った……?」
もうターン数を数える気にもならないくらい長く続く戦い。気の遠くなる感覚に集中力も途切れた頃に――気づく。
「長い闘いだったが――終わったぞ」
ようやく、ようやく始皇帝がHPを全て削り切ってステンノを倒した事に。
「やっと、やっとだぁぁぁ…!! 疲れだぁぁぁ…!! もうだめかと思っだぁぁぁ…!! 始皇帝ガチャあったら手に入れるぅぅぅ…!!」
長く続く戦いにようやく終止符が打たれ、マスターはその場にへたり込んだのだった。
【奥様が魔女(呪)】
いよいよ復刻第2弾、2019年版ギル祭がスタートする。
2018年から更にグレードアップした高難易度戦にさっそく挑戦するのだが…。
「うへぇ……攻略情報みたけどナニコレ? 奥様ヤバクネ?」
早速と言うか、最初の対戦相手の攻略情報に目を丸くするマスターだった。もちろん、横ではマシュも情報を元に対策を考えている。
「エイリークさんの攻撃は特定の条件を満たさないと攻撃が通りません。クリティカルや宝具を受けるにしてもバーサーカーですし、宝具は全体。倒された場合も解除対象になるので、退場覚悟で臨むのも一つの手ですね」
「しかも魅力なんてしたらこっちに大量の呪いが襲い掛かると……耐久しながらの勝負を挑むのが一番か。フォーリナーはいるけど、火力がびみょい。ま、バーサーカーが相手なんだ。キャストリアとフレのマーリンを使って自分の好きなサーヴァントで戦うか!」
こうして始まった、エイリーク戦。
奥様による妨害……もとい、夫を思う愛の力で攻撃がとにかく通りにくい。なので、前衛アタッカーとして選ばれたセイバー沖田をキャストリアとマーリンで回復しながら守り、攻撃の機械を伺う。
そんな中、キャストリアだけ集中攻撃をされてしまい大ダメージを受けたが。
「うおーし! 確率ガッツでキャストリア生き残った! 今だ、沖田さーん!」
「無明三段突き!」
死霊魔術が発動してガッツを行ったキャストリアを確認し、アタッカーである沖田に叫ぶ。
即座に放った宝具により、エイリークは大ダメージを受ける。更に追撃を行い、ブレイクとなる。
「よし、沖田さんが良い感じにブレイクを削った! あと少しだ!」
「ですが、防御が……」
追い詰められるエイリークにさらなる強化が施された上に、丁度対粛清防御も切れてしまった。この状況にキャストリアと一緒にマスターもたじろぐ。
沖田の回避スキルとマーリンの全体無敵は既に使ってしまって回復していない。幸いキャストリアと魔術礼装の無敵スキルは残っているが、マスターは考える。
「今は相手の特殊防御も付いていないから、ここが攻め時なんだけど……マーリン、死んでくれ! キャストリア、沖田さんに無敵使いつつ強化!」
「私の扱い酷くないかい!?」
とにかく沖田を守る作戦に乗り出したマスターにマーリンは抗議するが、聞く耳はもたない。
「もう一度ぉ!!」
沖田は丸腰となったエイリークに再度宝具を放ち、一気にダメージを稼ぐ。
「やった、半分以上削れた!!」
ようやく終わりも見え出しし、心の余裕が生まれるマスター。敵の攻撃も沖田に行ったので守るのにも成功し、次のターンでキャストリアの宝具で一度だけの守りが与えられる。けれども、エイリークの攻撃がマーリンへと連続で襲い掛かり、最後の攻撃が直撃したがどうにか生き残る。
「し、死ぬかと思った……!」
「あ、エイリークの宝具が来る。マーリン、本当に悪い」
「君まだ礼装で無敵持ってるだろ! それを使ってうわあああああ……!」
マーリンの抗議も虚しく、エイリークの全体宝具が襲い掛かる。守りがないマーリンはそのまま撃沈してその場から退場してしまう。
入れ替わる様に現れた次のメンバーはルーラーのジャンヌ。第2の守りの布陣と共に、マスターは早速指示を出す。
「よし、ジャンヌ! 念のためスタンを、ここで決める!」
「これです!」
サーヴァントにのみ効果を持つスタンスキルで足止めをしつつ、沖田のクリティカル攻撃を与える。しかし、それでもまだ倒れず次にエイリークの防御が切れるタイミングを計る。
「これは宝具待つしかないか……にしても、同じ顔が3人……」
今出ているメンバーを見て感想を呟くマスター。これは狙った訳ではない、いや本当に。
そんな言い訳を心の中でしていると、エイリークのチャージが溜まった。
「エイリークの宝具、来ます!」
「キャストリア、宝具! 沖田さん、念の為回避!」
「「はい!」」
ジャンヌが教えてくれた戦況を聞き、マスターはすぐに2人に指示を出す。
キャストリアの宝具で一度だけの守り、追撃で倒れないように沖田にも残していた回避スキルで二段の構えを取る。
エイリークの宝具が3人に襲い掛かる。キャストリアの守りで耐えきるが、それは一回だけ。最後の追撃は……沖田に攻撃が来て回避した。
「耐えた! 全部スキル入れてやっちゃえーーーー!!!」
「はあああああ!!」
全員が耐え切るのに成功し、防御のないエイリークに沖田は宝具の三段突きを放つ。
全力で行った反撃に、とうとうエイリークは膝を付いて消滅したのだった。
「勝ったぁぁぁ!!!」
まずは初戦を制したマスターは拳を高く持ち上げたのだった。
【麗しきゴルゴン三姉妹】
次の対戦相手は女神三姉妹。彼女達はクラスがバラバラなのもあるのだが、カードの色による耐性持ち、更には男性と女性で特殊な効果が齎される。男性は高確率で魅了してしまうと妨害を行い、女性だと毎ターンHP消費を行い回復する――どちらの性別を選んでも苦戦必須は免れない。
「これは性別ギミックがあるから、性別不明が良いか。でも性別不明そこまでいないんだよなぁ……」
そして運が悪いことに、このカルデアには性別不明のサーヴァントがそこまでいない。有名なアストルフォ(通常)はいるが、ステンノと言うアサシンがいる為に採用を渋ってしまう。
「始皇帝は確実に借りる、出ないと勝利は絶対ムリ。カイニスと鬼一師匠は性別不明。オデュッセウスは魅了5ターン封じること出来るけど…それならやっぱりアストルフォか。オベロンも男性だけど精神異常無効もあるから魅了の無効化が出来る。うーん……マシュも入れられないし、あとは蘭丸Xかなぁ…」
と言う感じで戦うのだが。
「…………」
「結局敗北したんだが?」
黙り込むマスターに、ボロボロのオベロンが笑顔で話しかけてくる。
そりゃそうだ。メデューサと言う壁が越えられず、為す術もなくやられてしまったのだから。
「……速攻だ」
そう言って次にメンバーに入れたのは、ぐだ子のオルジュナ。
「やけくそだ! 速攻で決めてやんよぉ!! オベロンリソース注ぎ込め、ぶっ放せぇぇぇ!!」
「馬鹿か!! メデューサ超えるだけじゃなく、性別ギミックまであるんだぞ!? 対策もなしに注ぎ込んだら――ほら見やがれ、あの破壊神まで俺達の敵に回りやがったじゃねーかぁぁぁ!!」
そうして、メンバーを試行錯誤する事――もうどれくらい戦っただろうか。
「もう何度挑戦したか分からない…けどもうこれしかない。始皇帝を盾にしつつ、メデューサとエウリュアレを最優先で倒す!!」
何度も戦い、考え抜いたメンバーで、もう一度と挑戦するマスター。前衛は始皇帝・オベロン・カイニスだ。
始皇帝とオベロンでサポートを行いつつ、ランサーと言う事もあり、カイニスの猛攻よって早速エウリュアレをブレイクする。
「マスター! エウリュアレをブレイクしたぞ!」
カイニスが声をかけると共に、敵の前衛に現れたのはメデューサである。
「どうも、大きな盾です」
「ここでカイニス交代、カーミラ様! オベロン、全てをカーミラ様に! メデューサを倒しつつ盾にする! これしか方法が無い!」
カルデア戦闘服の効果でオーダーチェンジし、即カーミラに交代。オベロンのスキルを全部注ぎつつ、カーミラもメデューサにスキルを全部使う。カーミラは女性特攻持ちな上にバスター宝具、そしてオベロンのタゲ集中で即退場すれば回復もする事はないと言う作戦だ。要は相打ちである。
「幻想の鉄処女(ファントム・メイデン)!!」
アイアンメイデンに閉じ込めると同時に、メデューサに高いダメージが襲い掛かった。だが。
「駄目だ、倒しきるまでには至らない! くそ! めんどくさいなぁ!!」
火力が僅かに足りず、メデューサが生き残ってしまう。これにはオベロンも苦い顔を浮かべてしまう。プリテンダーと言うクラス上、四騎士に対して攻撃の威力が減少してしまうのだ。
「くそがぁ! こうなりゃ俺がやってやるよぉ!!」
眠ってしまったカーミラに対して女神達が襲い掛かった事で退場、代わりに再度場に出たカイニスがメデューサに襲い掛かった。
そして――
「カ、カーミラ様が、倒しきれなかったけど……どうにか、カイニスが生き延びてエウリュアレまで倒してくれた…けどもう、ボロボロ……!! ボロボロすぎるよ…!」
あの後メデューサを無事に撃破。カード耐性で攻撃が通りにくくなったりオベロンが退場したものの、カイニスが粘ってエウリュアレを倒し、残りはステンノにまでなった。一応、この戦いにおいて最重要の始皇帝は生き延びている。
「ぐああ!」
「ぎゃん! 主様…」
粘りはするが、回復は始皇帝以外できないメンツだ。カイニスと蘭丸Xがここで力尽きてしまった。
「ああああ…とうとうアスクレピオスと始皇帝だけに…!! アスクレピオスが魅了に掛かったらもうこれ終わる…! お願い耐えて…!」
アスクレピオスの宝具で回復は可能だし、一度だけ弱体を無効に出来る。しかし、連続で魅了を受けてしまったら防ぐ手段がない。
とにかく現状維持を祈るマスターだが、盤面は動いてしまう。
「魅了は防いだけど、耐え切れずに退場になっちゃった…もう始皇帝だけだ…!」
魅了を受けないままアスクレピオスが退場となり、残ったのは始皇帝とステンノ。
2人の一騎打ちに、回復しては無敵を付け、ターンを稼いで回復しては防御をしする……始皇帝は自身に無敵&タゲ集中の防御、ステンノは男性に対して即死を行うと言うもの。それを延々と繰り返す。
「な……なんど、戦った……?」
もうターン数を数える気にもならないくらい長く続く戦い。気の遠くなる感覚に集中力も途切れた頃に――気づく。
「長い闘いだったが――終わったぞ」
ようやく、ようやく始皇帝がHPを全て削り切ってステンノを倒した事に。
「やっと、やっとだぁぁぁ…!! 疲れだぁぁぁ…!! もうだめかと思っだぁぁぁ…!! 始皇帝ガチャあったら手に入れるぅぅぅ…!!」
長く続く戦いにようやく終止符が打たれ、マスターはその場にへたり込んだのだった。
■作者メッセージ
長い間お待たせしました。ようやく続きを書くことができました。
もう一年以上もネタが停滞している状況でありながら、しばらく書く事が出来ませんでした。ちょっと別で執筆活動している所を優先していたし、6月に忙しくなったりするのでその準備だったりですね…。
今回の戦いで何が大変だったかって、もう二回戦のゴルゴン三姉妹ですよ。性別不詳でないといけないのに加えて、カード耐性まで組み込んで。ジャガーの再来でした、あれも本当にギリギリだったからね…。高難易度では性別不詳サーヴァントが刺さる事がある。みんな覚えておきましょう。
それはそうと、6.5章トラオムのストーリーが配信。何がいいかってシャルルマーニュですよシャルルマーニュ!! ああいうイケメンキャラマジ好み!! 実装楽しみにしてたからねシャルルマーニュ!! 欲しいよ、むしろ幸運EXで手に入れるんだ!! ここ最近はまじで爆死続きだったから本当にここらで爆発して幸運EX!!! 期限までに当ててくれええええええぇぇぇ!!!
(完全に余談ですが、後輩ぐだ子はすでにクリア済みです)
「奥様が魔女(呪)」
沖田・キャストリア・マーリン(フレ)・ジャンヌ・オルタクー・マシュ
「麗しきゴルゴン三姉妹」
始皇帝(フレ)・オベロン・カイニス・カーミラ・蘭丸X・アスクレピオス
もう一年以上もネタが停滞している状況でありながら、しばらく書く事が出来ませんでした。ちょっと別で執筆活動している所を優先していたし、6月に忙しくなったりするのでその準備だったりですね…。
今回の戦いで何が大変だったかって、もう二回戦のゴルゴン三姉妹ですよ。性別不詳でないといけないのに加えて、カード耐性まで組み込んで。ジャガーの再来でした、あれも本当にギリギリだったからね…。高難易度では性別不詳サーヴァントが刺さる事がある。みんな覚えておきましょう。
それはそうと、6.5章トラオムのストーリーが配信。何がいいかってシャルルマーニュですよシャルルマーニュ!! ああいうイケメンキャラマジ好み!! 実装楽しみにしてたからねシャルルマーニュ!! 欲しいよ、むしろ幸運EXで手に入れるんだ!! ここ最近はまじで爆死続きだったから本当にここらで爆発して幸運EX!!! 期限までに当ててくれええええええぇぇぇ!!!
(完全に余談ですが、後輩ぐだ子はすでにクリア済みです)
「奥様が魔女(呪)」
沖田・キャストリア・マーリン(フレ)・ジャンヌ・オルタクー・マシュ
「麗しきゴルゴン三姉妹」
始皇帝(フレ)・オベロン・カイニス・カーミラ・蘭丸X・アスクレピオス