ミドルフェイズ5&6
ミドルフェイズ5 シーン8〈極秘命令〉
シーンプレイヤー 御坂翼
ツバサ「フェイズはまだ余裕があるし、次はボクだけが出るよ。八代さん心配だしね」
GM「ふむ、じゃあ場所は志武谷のセーフハウスにしよう。さ、振ってくれ」
ツバサ「あっはっは。浸食率ヤバいんだし、もうどうにでもなれだよ!」
《シーン登場》
翼1D10→9 82%→91%
ツバサ「ワーイ90%コエタドーン」(白目)
クウ「ひ、ひでぇ…!」
ムーン「ツバサ、お前の事は忘れない…」
ツバサ「止めて! シャレにならないから! もうクライマックスまで出ない! 絶対出ない!」
GM「はいはい。続き行くよー」
狩谷『翼、ご苦労だったナ。とは言え、犯人は依然逃走中…早いとこ見つけないと上がうるさくなりそうダ』
南師『ハッ! ゼタうぜぇ!! とっとと見つけりゃいいだけの話だ!!』
777『見つかれば苦労はしないだろ。虐西さん、犯人の場所とか分かったのか?』
虐西『いいえ。相手はどうやらオルクス持ち、上手い具合に能力を駆使して逃走しています…この私がこうも手玉に取られるとは…!』
翼『でも、見つからない可能性はゼロじゃないよ。あの二人…多分この町の何処かにいるから』
テンホー『何でそんな事が?』
翼『遺産についての情報が分かったんだ。で、ボクの推理だと町一帯を巻き込むほどのレネゲイドウィルスをばら撒いてジャームの軍団を作り上げる計画でもするつもりだよ。現在はUGNもFHも動いている状態、なら計画を行うのは今しかない。上手くいけば計画を遂行、そして混乱に生じて脱出も可能だ』
BJ『ジャームの軍団…かなり大事になっているな』
南師『…なぁ、狩谷。どうする気だ? 少なくとも、この志武谷はゼタやべぇ状況に陥ってる。その遺産とやらが発動し逃走したとしても、他のFHの奴らは受け入れるだろうぜ』
狩谷『……翼』
翼『なに?』
狩谷『これは俺からのリーダー命令ダ。“遺産を処分シロ”』
翼『狩谷さん!?』
虐西『良いのですか? 我々に下されたのは“犯人の処分”と“遺産の確保”、そうなってしまえば上が黙ってませんよ?』
狩谷『アー。翼はUGNと行動中だ、UGNに邪魔された、犯人と戦闘中に誤って破壊しタ。どうとでもでっち上げる事は可能ダロ?』
卯月『――ふざけんじゃないわよ!!!』
BJ『起きて大丈夫ですか――!』
卯月『なんでそんな事するのよ!! どうして邪魔をするのよ!! アタシは、アタシは――あんたの足手纏いになりたくないだけなのに!!!』
狩谷『卯月、俺はこの町が好きなのサ』
卯月『え…?』
狩谷『昇進を蹴ったのは、お前とこのセルメンバーと一緒に好きな志武谷の町を見られなくナル。それが嫌なだけサ。この町を眺めて、時折任務でお前とラーメンの賭けをシテ…俺はそんな日々が好きなンダ。それでも昇進を狙ってるのなら、無理して頑張らなくてイイ。自分のペースでやればいいのサ』
卯月『な、何よそれ…頑張ってたのが馬鹿らしいじゃない…!』
翼『…やっぱり、人っていいなぁ』
777『ん? どうした急に?』
翼『何となく思っただけ。ボク、ここのセルに拾われて良かったよ。生まれた時に右も左も、人間についても分からなくて志武谷を彷徨って…狩谷さん達に出会ってなかったら、きっと今も何も知らないままだった。こうして人として生きる事、心を持つ事も、誰かとの絆も。当たり前の日常がどれだけ大事な物なのか、今だから分かるんだ』
卯月『当たり前の日常、か…そう、よね。あんたの言う通りよね』
南師『俺達〈ブラックスカル団〉の欲望は1つ。この志武谷で日常を過ごす、それだけだ』
虐西『上は喜ぶでしょうが、こちらとしては信条している欲望が潰れてしまう。FHで大切なのは欲望ですから』
BJ『志武谷が無くなったら、折角ここまでやってきた俺達のバンドも潰れてしまうな』
テンホー『まあ、もう一つの命令である犯人の始末さえ出来ればどうとでも言い訳出来るかもな』
狩谷『翼。この件はレネゲイトビーイングであるお前と何でも屋の空に一任させるゼ。セルメンバー直々だと煩いが、間接的なお前達なら言い訳が出来る筈だからナ。代償にしばらくの間は風当たりが強くなりそうだが、やれるカ?』
翼『――分かった! 志武谷はボク達が守るよ!』
ツバサ「さて、RPも終わったしボクもそろそろ調べものしようかな。スター・キラーについてだね。多分これを調べれば次の場所が分かるんだろうけどコネは使えない、浸食率のダイスボーナスは2つあるけど…GM、《セキュリティカット》使ってUGNとFHのデータベースに不正アクセスして調べてもいい?」
GM「うーん…まあ、敵側も合わせるなら情報手に入れられるだろうね。いいだろう、その代わり浸食率上げてくれ」
ツバサ「浸食率は92%。ダイスは【精神】での判定だから4個。〈FH1〉あるから7出せば成功だ。行くよ!」
スター・キラーについて(難易度:FH8)
4D+1→8 成功
ツバサ「何でこんな時だけギリギリ成功なの!? もっと、もっと出してよ!」
GM「成功したんだから欲張るなって。はい、情報だよ」
FH8
・本名はベル・シャーマン。外国で活動していたUGNイリーガルだが、ある事件の際にジャーム化してしまい現在は指名手配している。ある作戦の為に志武谷で遺産を奪い、志武谷川方面に逃走した所を目撃されている。
翼『なるほど、逃走経路は志武谷川ね…さてと。この事をみんなに連絡してと』
ツバサ「GM、ボクも購入判定したいんだけどいい?」
GM「んー、まあいいかな。で、社会不適合者は何を買うの?」
ツバサ「欲張らずに、一番購入が低い拳銃を買うよ。《支援射撃》の際、少しでも浸食率を抑えたいからね」
GM「いいだろう。では判定してくれ」
購入判定
難易度10 翼3D→17 成功
ツバサ「いぇーい! クリティカル!」
GM「では君は無事に拳銃を手に入れたよ」
クウ「出目が荒ぶってるから、ツバサも毎回成功してるなぁ」
SM「さて、このままクライマックスに移る事も出来るけどムーンはどうする?」
ムーン「うーん、俺も一度だけ出るよ。購入判定もしたいし」
GM「じゃあ、次はムーンの番だね」
ミドルフェイズ6 シーン9〈託す思い〉
シーンプレイヤー 闇代月
《シーン登場》
月1D10→6 59%→65%
ムーン「とりあえず低いな」
ツバサ「パルパルパルパルパルパル…!!」
グラッセ「ツバサが憎悪の眼差しで俺達を見てる!?」
クウ「だ、大丈夫だツバサ。何かあれば守るから(グラッセが)」
ムーン「そ、そうだ。タイタスしないよう守るぜ(グラッセが)」
グラッセ「副生音が聞こえるのは気のせいか?」(ピキピキ)
クウ&ムーン「「更に増えた!?」」
SM「…そろそろRPするわよ」
ネク『大丈夫か、シキ?』
シキ『うん、どうにか…《リザレクト》してたから、傷もある程度塞いでるし』
羽狛『ご苦労だったな、ムーン。犯人は逃したようだが…』
月『いや、他の奴らが逃走経路を割り出した。凍矢達と合流後、犯人をとっちめに行くさ』
ライム『他の奴らって、凍矢以外に誰かいるの?』
月『ん…まあ、な』
ビイト『何だよ、ハッキリしない言い方だな』
ヨシュア『まあまあ。他にも頼れる友達がいるのならそれでいいじゃないか。ねぇ、月くん?』
月『…お前のその意味ありげな言い方、腹立つんだが?』
ヨシュア『えー、そうかな?』
ビイト『いよーし! とにかく犯人の居場所が分かったんだろ!! ネク、シキの為にもさっさとぶっ倒しに行こうぜ!!』
ヨシュア『待った、ビイト。行かせるのは凍矢と月だけだ。僕を含めた残りのメンバーはここで待機するよ』
ビイト『はぁ!? どういう事だよ!?』
ネク『そうだ! 人数は多い方がいいだろ!?』
ヨシュア『逆さ。もし支部が手薄になった所を攻められたら溜まった物じゃないだろ? 今回の犯人もそうだが、FHにも場所を知られてしまったんだ。怪我をしているシキくんに、ライムくんと羽狛さんだけじゃ対処出来ないだろ?』
ネク『う…それは、確かに…』
ビイト『だけどよ…』
月『大丈夫だ、犯人は必ずとっちめる。だからお前らはここを、この町を守ってくれないか?』
シキ『ムーン…』
月『これでも、この町やお前らには凄く感謝しているんだ。この町に来なかったら、俺は人として歩む事なんて出来なかった…実験道具として生きた俺はいずれジャームになっていたかもしれない。これもそれもお前らの絆のおかげだ』
ビイト『よ、よせよ。凄く恥ずかしいだろ…!』
ライム『ふふ、さすがはムーン。我が心石に匪ず転ずべからずって所かな?』
月『意外と難しいことわざも知ってるんだな。俺が言いたいのは…ここは任せたからな?』
羽狛『分かったよ! 行って来い、ムーン!』
ネク『ここは任せてくれ。ムーンもグラッセをつれてちゃんと帰ってこいよな?』
ヨシュア『じゃ、君の頼もしいお友達によろしくね?』
月『ったく…そんじゃ、行ってくるぜ!』
ムーン「さて。俺もRP終わった事で購入判定するか。さーて、どれにするかなー?」
SM「決まった?」
ムーン「とりあえず、このUGNボディアーマーにするぜ。これ以上行動が下がるのは回避したいからな」
GM「難易度がキツいが、まあ振ってくれ」
購入判定
難易度12 3D→3 失敗
ムーン「最悪だ…」
クウ「今回ムーンのダイス運悪いな。初っ端からファンブルだしてたし、戦闘でのダメージも低かったし」
ツバサ「半分くらい交換してあげたいよ…!」
ムーン「くそぉ…これもそれもリクの所為だ…!!」
SM「ムーン、機嫌直して。その言葉、こちらとしては結構複雑なんだから」
GM「さて、いよいよクライマックスフェイズになるんだが…ここでロイスの確認をしておこう」
SM「ロイスの確認は重要だから毎回行うわ。PC順に見てみましょう」
グラッセ「まずは俺ですね」
Dロイス『触媒(カタリスト)』
義姉・海命ゼノ(傾倒/○不快感)
上司・UGN支部長(好奇心/○不安)
仲間・闇代月(有意/○恐怖)
敵・七雲空(憧憬/○劣等感)
協力者・御坂翼(○感服/不安)
グラッセ「うーん、枠が一つ余っているんですよね…今取っても大丈夫ですか?」
SM「ええ。構わないわ」
グラッセ「なら…御坂四季に取ります。Pは懐旧、Nは劣等感。表はPです」
ムーン「何で懐旧?」
グラッセ「勘違いして突っかかる所がリズに似ているなって」
全員『あ〜…確かに』
ムーン「次は俺だな」
Dロイス『実験体(ロストナンバー)』
実父・闇代 陸(執着/○憤懣)
敵・事件の犯人(○好奇心/脅威)
協力者・七雲空(好奇心/○隔意)
新人・海命凍矢(○庇護/憐憫)
支部長・羽狛早苗(○尊敬/厭気)
ムーン「俺も一つ余ってる状態だ。さて、どうするか…」
ツバサ「何だったら戦闘中にも取れるよ。『こんな所で負けてたまるかー!』って感じに、敵に取って即座にタイタス昇華とか」
ムーン「なるほどな。よし、じゃあ戦闘中に使う方針で行くか」
クウ「次は俺だな」
Dロイス『戦闘用人格(デュアルフェイス)』
元上官:宝条セフィロス(執着/○敵愾心)
元仲間:天義星華(○懐旧/猜疑心)
仲間:御坂翼(信頼/○悔悟)
協力者:海命凍矢(○誠意/脅威)
クウ「俺は結構余ってるんだよなぁ…と言っても、残り二つは決まったけど」
SM「あら意外ね」
クウ「まず狩谷。Pが慕情でNが嫌悪。昔の居心地の良さを思い出すが、それ故に気に入らない。だから表はNに。そしてベル。P は執着でNは不信感。表はNだ」
ツバサ「じゃ、最後はボクだね!」
Dロイス『生還者(リターナー)』
友人:エリー(○オタクは文化!/現実は厳しい…)
上司:セルリーダー(○好意/不安)
仲間:海命凍矢(○信頼/厭気)
友達:闇代月(○好意/憐憫)
ツバサ「ボクも何だかんだで今の所2つ残っているんだよね。いい加減師匠に取りたいから空にはPの好意。Nでは苦手を。表はもちろんPだよ」
SM「あら、純愛を選ぶかと思ったのに」
ツバサ「だって、翼としてはまだそんなに関係良いって訳じゃないもん。だから保留。もう一つは天義星華。Pは好奇心でNは不快感。表は…Nにするよ」
SM「じゃあ、ロイスの確認は以上ね」
GM「それじゃあ、いよいよお待ちかねのクライマックスだ!」