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ダブルクロスThe 3rd Edition【It,s a Wonderful Hearts】

NANA

INDEX

  • あらすじ
  • 01 セッションの準備編
  • 02 ハンドアウト配布・シンドローム説明編
  • 03 PC紹介・前編
  • 04 PC紹介・後編
  • 05 オープニングフェイズ1&2
  • 06 オープニングフェイズ3
  • 07 ミドルフェイズ1
  • 08 閑話休題
  • 09 ミドルフェイズ2
  • 10 ミドルフェイズ3(前編)
  • 11 ミドルフェイズ3(中編)
  • 12 ミドルフェイズ3(後編)
  • 13 ミドルフェイズ4
  • 14 ミドルフェイズ5&6
  • 15 クライマックスフェイズ1
  • 16 クライマックスフェイズ2
  • 17 クライマックスフェイズ3
  • 18 クライマックスフェイズ4
  • 19 クライマックスフェイズ5
  • 20 クライマックスフェイズ6&バックトラック
  • 21 エンディングフェイズ
  • ハンドアウト配布・シンドローム説明編

    スズ「さて、ここからはハンドアウト公開だ。キャラを作る際に必要だから心して聞くように」
    スピカ「本来は集まった人数分のハンドアウトを公開して、それぞれどれにするか選んでもらうんだけど…今回は、GM側でハンドアウトの指定をさせて貰うわね」
    スズ「そう言う訳で、一人一人ハンドアウトを渡すから目を通してキャラを作ってくれ。まずは、グラッセからだ。君には主役になれるようにこう言うハンドアウトを用意したよ」
    グラッセ「待ってましたー!!」


     PC1 グラッセ用ハンドアウト
     ロイス:UGN支部長 推奨感情(P:好奇心/N:不安)
     カヴァー/ワークス:中学生/中学生

     君は普通の人として変わりない毎日を過ごしていた。それは何時までも続くと信じていた。
     だが、君はレネゲイトを発症し、オーヴァードとなってしまう。
     変異してしまった自分。そして世界の裏側を知った君は、慣れ親しんだ町に、繋がる人々に別れを告げてこの町へとやってきた。
     UGN。その支部に入り、力の使い方とこれからの戦いを知る為に。


    グラッセ「おおー、正に主役って感じだ!! ここから俺は強くなっていくんですね!!」
    ムーン「前にも出てきたが、ここに書いてある『ロイス』って何の事だ?」
    ツバサ「『ロイス』って言うのは、絆の事だよ。ダブルクロスにおいて、『ロイス』は重要なシステムなんだ」
    スピカ「力を与える代償として理性を浸食してくるレネゲイドに対抗出来るのが、『ロイス』――人との繋がりなの。例え浸食率がセッション中に100%オーバーしても、エンディング前に行うバックトラックでロイスが残っていればいるほど生還率が高まるわ。」
    ツバサ「更にロイスを使ってタイタス…まあ例えるなら、絆を切り捨てる代わりに「繋がる心が俺の力だ!!」って感じでパワーアップしたり、「だから行くんだ! 俺の力、闇の力で!」って感じで再び立ち上がったり出来るんだ」
    クウ「ツバサ…その台詞分かりやすいが、使っていいのか?」
    グラッセ「へー、『ロイス』って凄いシステムなんだ。なら、沢山取っていた方がいいんですね」
    スピカ「残念だけど、ちゃんと上限があるわ。基本ルルブだけならロイスは最高で7つ取れるんだけど、今回はDロイスを含むから6つしか取れないわ。あ、Dロイスと言うのは『ディスクリプトロイス』と言って、自分自身に取るロイスの事よ。これはタイタスに出来ないし、バックトラックにも使えないけど、様々な種類・効果があるの。とりあえず、特殊能力が手に入ると思っていればいいわ」
    ツバサ「Dロイスは後でみんなに種類を教えるから。好きなの選んだり、キャラ付けで選んだりしていいよ」
    スズ「さて、ロイスの説明も一通り終わったし次はムーンのハンドアウトだ」


     PC2 ムーン用ハンドアウト
     ロイス:事件の犯人 推奨感情(P:好奇心/N:脅威)
     カヴァー/ワークス:学生の職業/UGNチルドレン

     君はUGNのチルドレンだ。幼い頃からUGNの施設で育てられ、訓練をされてきた。
     そんな君は数か月前にある支部に派遣された。それ以来特に事件も起きず、転校した学校も慣れ始めた。
     そんな君はUGN支部から一つの雑用を受ける。その帰りに、ある少女と出会い交流を交わす。彼女と楽しい一時を過ごすが、それから一日も経たずに爆発事件が起こった。


    ムーン「へー、俺は何というかありきたりな感じだな」
    クウ「なあ、ワークスに書いてある『UGNチルドレン』ってなんだ?」
    スピカ「UGNチルドレンと言うのは、UGNの施設で育てられた生まれながらオーヴァードだった子供達の事なの。最初から、もしくは幼い頃にUGNに引き取られたから、平穏な日常を知らないけどレネゲイドに関する事は知っているわ。まあ、ハンドアウトはこう言う設定だから日常生活を知ってるとしても全然問題ないわよ。ただし、キャラの年齢は20歳以下にして頂戴ね」
    ツバサ「ちなみに、UGNのエリートはUGNエージェント。UGNに所属はしてないけど、事件が起きた時に協力者として動く人はイリーガルって呼ばれているんだ。グラッセのキャラは入ったばかりだけどまだ学生だから、このイリーガルに値するよ」
    ムーン「なるほどな。とにかく俺はUGNチルドレンで20歳以下のキャラを作ればいいんだな?」
    スズ「そう言う事だ。さあ、次はクウの番だ」


     PC3 クウ用ハンドアウト
     ロイス:黒コートの人物 推奨技能(P:懐旧/N:猜疑心)
     カヴァー/ワークス:任意/任意

     君はある事件をキッカケにUGNに反感を持ち、最近抜け出してFHの協力者となった。
     やがて君はFHの意向により、ある町のセルへと派遣される事になる。
     しかし、その日町で爆発事件が発生する。事件を起こしたであろう逃げる人物を目にした途端、君にしか感じていない事があった。
     いなくなった人の気配を…。


    スズ「(ドヤァ)」
    クウ「スズてめぇ…!! このハンドアウトどう考えても俺の過去話元にしただろぉ!!?」
    スズ「ハッハッハ。若気の至りって言葉知ってるかい?」
    クウ「止めろおおおおお!!!」
    スピカ「別にいいじゃない。あなたが選んだ事でしょ、私気にしてないわよ。ええ本当にまったくこれっぽっちも」
    グラッセ&ムーン((滅茶苦茶気にしてるよこの人…))
    ツバサ「そ、それより何か質問とかない? ここが分からないとかあれば答えるよ?」
    グラッセ「う、うーん。FHについてはさっき聞いたからないかな?」
    ムーン「俺もだ。と言うか、俺達が世界を守る組織でそっちが世界に脅威を与える組織か。なあ、これ逆じゃないのか? グラッセはUGNがあってるが、俺とかFHが合ってそうだし」
    スズ「嫌だな、二人とも。これはあくまでもゲームだ。現実の自分と一緒にはせずに、設定を楽しむのもTRPGの醍醐味だよ」
    スピカ「そういう事よ。もちろん普段のキャラを演じるもよし、なりたいキャラを演じるのもよし。とことん楽しんでいきましょう」
    ツバサ「ねえねえ、次はボクの番だよね! ボクはどんなハンドアウト?」
    スズ「ああ、今から発表する。PC4だから結構自由が効くようにはしてるよ」
    ツバサ「わーい!」


     PC4 ツバサ用ハンドアウト
     ロイス:セルリーダー 推奨技能(P:好意/N:不安)
     カヴァー/ワークス:学生の職業/任意

     君は学生だ。しかし、裏ではこの町でFHの協力者として暮らしている。
     そんな君は、セルの集まりに向かう途中である少年と出会う。それは数か月前に転校してこの町にやってきた学生だった。
     時間潰しも兼ねて彼と交流するが、自分の正体が明らかになるのは別れてすぐの事だった。


    ツバサ「ん? これって?」
    ムーン「俺のハンドアウトと似ているが…」
    スズ「そりゃあね。君らを会わせる為に作ったんだから」
    クウ「いいのか、そういう事して?」
    スピカ「大丈夫。それにこうした方が合流とかしやすいでしょ?」
    ツバサ「まあね。どう言う風に登場しようかなー?」
    ムーン「はぁ、俺にはヒロインが関わると思ったのに…期待して損した」
    ツバサ「何それ!! ボクじゃ不満!?」



    スズ「さて、これにてハンドアウトの配布は終了だ。時間を上げるから、各々ルルブを使ってキャラを作成してくれ」
    スピカ「そうそう。キャラを作った後、特別にGM側から30点の経験点を上げるわ。その分を自由に割り振って頂戴」
    ツバサ「わーい、やったー! 気前がいいー!」
    ムーン「それって良い方か?」
    ツバサ「もちろん。例えるとレベル2で始められるんだよ。よーし、今回はフルスクラッチで作ってみよーっと!」
    クウ「よし。それじゃあ早速キャラを作るか」
    グラッセ「ハイ! それじゃあ、ルルブを開いてと…」

    スズ「さて、四人がキャラ作成には時間がかかると言う事で――ここらで読者には能力の要となる【シンドローム】について説明をしておこうか」
    スピカ「【シンドローム】とはオーヴァードとなった際に発現した異能力を、特性ごとに部類したものです。シンドロームは全部で12種類、サプリメント《インフィニティコード》を使えばもう1種類加わるので13種類が存在します。そして、シンドロームの能力を発動する事をエフェクトと言います。RPGで例えるなら、魔法や特殊攻撃と言った感じね」
    スズ「それじゃあ、各シンドロームの説明をやっていこうか」


     エンジェルハイロゥ
     光と闇を操る能力で、レーザー攻撃や隠密等も出来る。感覚が高いため射撃での戦いに向いている。黒子のバスケのミスディレクションも再現できるし、組み合わせによってはまどか☆マギカなどの魔法少女に変身とかも可能。

     バロール
     重力や時間、空間を操る能力。重力で敵の行動を遅くしたり、味方の行動を早くしたりも出来る。使い方によっては敵の攻撃を軽減させたり、高重力を発生させ時間に干渉も可能。有名所ではFF8のアルティミシアの技とか再現可能だったりする。

     ブラックドック
     体内の電流や電圧等の雷を操る能力。更には体内に機械を埋め込むことで身体能力等が上昇する。とある魔術の禁書目録の御坂御琴のレールガンとか出来ちゃうし、ゼノサーガのKOS-MOSやジギーのようなサイボーグにもなる事が可能。

     ブラム=ストーカー
     血液を操る能力。血液で武器を作ったり弾丸として飛ばしたり、従者と言う手下を作って戦ったりサポートしたりする。血を使うためHPを削りながら戦うのがメインになる。血で有名なBLOODシリーズはもちろん、血界戦線の旦那(クラウス)やザップの技も再現できちゃう。

     キュマイラ
     獣に変化する能力。肉体を変形させ、人外のパワーと運動能力を手に入れる。灼眼のシャナのマージョリーとかが該当する(そのキャラは獣に変身と言うよりは纏うと言うイメージだが)。なお、キャラを作る際に本人の考えによっては獣だけでなく別の生き物や仮面ライダーでも変身可能。

     エグザイル
     身体を自在に操る事が出来る能力。髪や爪を武器にしたり、体内の重要器官の位置をずらして致命傷を防いだりする。魔人探偵脳噛ネウロで言えばサイが該当する。あとはワンピースのルフィやロビン…とにかく悪魔の実の能力者が該当だろう。

     ハヌマーン
     速さや音を操る能力。圧倒的スピードで攻撃したり、音で味方を援護したり出来る。ドラクエのメタルスライム系のような速さ、アルトネリコのレーヴァテイルや戦姫絶唱シンフォギアなどが再現可能。

     モルフェウス
     物質を作り出し、変形させる能力。その場で武器や防具を作って戦う。ハガレンのエルリック兄弟やFateの士郎やアーチャーとかやりたい人はこれ。あとロマンとして巨大ロボが作れる、ロマンとして巨大ロボが作れる!!(重要なので二回言う)

     ノイマン
     思考能力に特化し、天才になれる能力。論理的な考えで他の人をサポートするだけでなく、自分で武器を使っての攻撃も出来る。ただし、エフェクトの浸食率は高め。例としてはデスノートのキラやL、何気に銃を扱い飛行機まで操縦できる江戸川コナンも該当する。

     オルクス
     因子をばら蒔いて“領域”と呼ばれる空間を操る能力。領域を操る事で自分達に有利な事象を起こす事が出来る。基本支援向け。例で挙げるならテニぷりの手塚ゾーンとか、涼宮ハルヒの憂鬱の長門の能力辺りだろう。

     サラマンダー
     炎と氷を操る能力。炎や冷気での攻撃や武器作成、氷結での防御などが使える。熱エネルギーを使って自身の能力を高めたりも出来る。めだかボックスに登場する黒神くじらのアイスファイヤが正にピッタリ。

     ソラリス
     体内で化学物質を作れる能力。毒などの攻撃だけでなく、味方を回復させたり支援する事も出来る。この能力があればブリーチのマユリ様とか再現出来るし、テイルズで有名な××料理人の称号も夢じゃない!

     ウロボロス〈サプリメント【インフィニティコード】にて追加〉
     影を操ったり、相手のシンドロームをコピーしたり奪ったり出来る能力。他シンドロームのエフェクト使用、相手のエフェクト効果を打ち消すなどが出来る。ペルソナやスタンド、遊戯王カードが再現できる。が、便利な分浸食率が高いのであっという間に闇堕ちにならないよう注意が必要。


    スズ「以上、シンドロームの説明でした」
    スピカ「キャラ作成はこの下に載せてあります。宜しければそちらもどうぞ。次はいよいよキャラ紹介です」

    15/12/11 23:11 NANA   

    ■作者メッセージ
    ツ:それじゃ、さっそくキャラ作成開始だー!
    ム:で、どうやってキャラを作るんだ? ルルブを見てるが、チンプンカンプンで…。
    ツ:TRPGは自由度があるけど、ルール等は少しクセがあって難しいからねー。初心者にオススメな『コンストラクション』の方法でグラッセのキャラを作りながら説明していくよ。
    ク:ん? ツバサ、お前が作る方法と違うのか?
    ツ:ボクのは『フルスクラッチ』だけど、自由度が凄い分慣れてないと結構難しいんだ。だからより分かりやすい『コンストラクション』で作った方がいいんだよ。
      まず、キャラシートにグラッセの名前や年齢や性別、外見は――もうそのままでいいよね。で、コードネームも後にしようか。まずは【ブリード】と【シンドローム】を決めよう。
    グ:【ブリード】?【シンドローム】?
    ツ:シンドロームは、この表にある12種類の能力の事だよ。これを最大3つまで選ぶんだ。1つだけ選ぶのを『ピュアブリード』、2つなら『クロスブリード』、3つなら『トライブリード』だよ。初心者なら、まずは『クロスブリード』がオススメだよ。
    ム:待てよ、どうせ能力を使うのなら3つ選んだ方がお得じゃないのか?
    ツ:いや、3つ選ぶと能力は広がるけど制約が掛かるんだ。具体的には能力のレベルが下がった状態・一部の強力な能力も習得が不可になるんだ。
      でも2つなら強力な能力習得不可だけで済む。逆に1つだと、能力のレベルが高くなるし制約もある全ての能力を使う事も出来るよ。
    ク:なるほど。それぞれ長所と短所が供わっているんだな。
    グ:よし、なら俺は『クロスブリード』で選ぼう。シンドロームは…うん、この《サラマンダー》と《ソラリス》にしよう。氷の能力に回復等の支援、俺にピッタリだし。
    ツ:それが決まったら、次は能力値だね。この表を使って今決めた二つの能力値を足してね。
      その後で【ワークスとカヴァー】を別の表で決めるけど、グラッセは既にハンドアウトで決まってるから中学生のワークス表になるね。
    グ:ツバサ、その【ワークスとカヴァー】って何なんだ?
    ツ:【ワークス】はキャラの立場や職業の事。【カヴァー】は社会的に認知されている立場――まあ早い話、本質と外見かな。
      分かりやすく江○川コナ○で例えるなら、「見た目は子供、頭脳は大人」な訳だから、【ワークス】は高校生で【カヴァー】は小学生になるんだ。
    ム:今の説明、凄い分かりやすかったぞ!
    グ:えーと【肉体2】【感覚】がワークスの分を合わせて1、【精神2】【社会4】になった。これにフリー分の3点を任意で振り分ける…でいいんだよな?
    ツ:うん。注意点としては4つの能力値に0があったらいけないんだ。
      例えば師匠が選んだブラム=ストーカー【(肉体)2・(感覚)4・(精神)2・(社会)0】のようにね。ちゃんと社会の分も振らないとダイス触れなくなるから注意してよ?
    ク:うっ…!
    ム:って、クウ! お前ピュアブリードじゃないか!?
    ク:いやー…ピュアブリードだと能力値二倍になるからいいかなーってさ。能力も全員同じのを選ぶよりも別々に選んでいた方が楽しいだろ?
    グ:いいのか、あれは?
    ツ:師匠の言う事は一理あるし、逆に1つの方が能力選ぶ時に単純で簡単だから大丈夫。それより続き! グラッセ、割り振れた?
    グ:ああ。とりあえず肉体は得意じゃないから、その他に平等に分けてみた。この後はどうするんだ?
    ツ:この後は副能力値――HPや行動値(移動出来る距離)を計算式で計算して、と…ここからはいよいよ【エフェクト】だよ!!
    グ:待ってました!! いよいよ能力決定だな!!
    ム:で、どうやって選べばいいんだ?
    ツ:まずは〈ワーディング〉〈リザレクト〉を1レベルで、〈コンセントレイト〉は2レベルで習得しているよ。これはキャラシートに書いてあるけど一応確認ね。そうそう、〈コンセントレイト〉の空欄には選んだシンドロームのどちらかを書いて置いてね。このエフェクトは、同じシンドロームと同一のエフェクトを組み合わせないと使えないから注意してね。
      次に、この表の中から4つの【エフェクト】を決めて1レベルで習得。その後2レベル分のフリーポイントを好きなように振り分けてね。
    グ:さっきの能力値のような感じなんだな。うーん、どれにするかなぁ…出来るだけ援護系にしたいんだけど…(ルルブを漁る)
    ム:ん? この【イージーエフェクト】ってなんだ?
    ツ:これは少ない経験値で取れる【エフェクト】なんだ。フレーバー的な扱いで戦闘や情報収集に役に立つか分からないもの。使っても浸食率は上がらない(一部除く)から基本ネタとかで使ったりするよ。大丈夫、経験点30もあるから後で好きなだけ取れるよ。
    グ:そっか。うーん…ルルブ確認したけど、攻撃する際ってどうするんだ?
    ツ:攻撃は主に四種類だよ。至近距離で攻撃する〈白兵〉なら【肉体】の数値のダイスを。〈射撃〉なら【感覚】の数値のダイス。〈RC(レネゲイトコントロール)〉は【精神】、〈交渉〉なら【社会】ってな感じでね。戦闘についてはGMのスズさんが実戦で教えると思うよ。SMにスピカさんもいるし。
    グ:そうか。んー…よし! ここは攻撃に特化せずに『炎陣1』『氷雪の守護2』『癒しの水1』と『狂戦士2』だ!
    ツ:見事に支援系だね! ここまで来たら残りは技能の決定だね。さっきのワークス表で技能が書いてあったよね? あの分を手に入れられるよ。で、5点のフリーポイントを割り振ってね。ただし、〈運転・芸術・知識・情報〉は1点で2レベルもあげられるよ。
    ク:これはどう言う時に使うんだ? ダイス判定か?
    ツ:ううん。これは『達成値』として使うんだ。
      例えば、グラッセは中学生だから〈RC〉が2ある状態だよね? この技能を使ってダイス判定する時――まず、精神が3だから3つダイスを振るよ――(8・5・10)――あ、10が出たからクリティカルでもう一回っと――(10)――(3)…うん、クリティカルが二回、最後の出目が3だから23。これにRCの技能分の2点を足すんだ。そうすれば合計は25になるって訳。つまりはボーナス点みたいな感じかな?
    ク:なるほど。で、さっき言った4つの技能〈運転・芸術・知識・情報〉はそれぞれ種類があるから1点で2上げる事が出来る訳か。俺がクトゥルフで取っていた運転技能みたいな感じだな。
    グ:んー…よし、〈交渉2〉と〈調達3〉で、他の社会の技能を上げて置こう。どうせ後でまた能力上がるしその時に決めよう。
    ツ:次は常備化ポイントだよ。これはお金のようなもので計算したポイントでアイテムを選んだりするんだ。ちなみに、手に入れたアイテムの中に常備化ポイントの上限以上の物があったら次のシナリオでは使えないから注意してね。
    ク:あー…何かそう言うゲームあったな。
    グ:えーとこの計算式だと…14だな。もう決めてもいいようだけど、アイテムを選ぶのは後にしよう。
    ツ:次はキャラ作りにおいてメインとなるパーソナルデータだ! ライフパスを100面ダイスで決めていくよー!
    ム:パーソナルデータ? ライフパス?
    ツ:パーソナルデータはキャラ付けって所かな。ライフパスは作るキャラの【出自・経験・邂逅・覚醒・衝動】の5つを決めるんだ。表を使ってダイスで決めてもいいし、任意で自分で決めてもいいんだよ。
      とりあえず、グラッセは説明の為に全部ダイスで決めよう。さ、順番通りにダイス振って。で、ルルブの表で確認していくよ。
    グ:ああ!――出自は46…〈姉妹〉って出たから、俺のキャラは姉か妹がいた事になるんだな。
    ツ:うん。ただ、本当の血縁関係以外でも、ムーンとリズのように義理の兄妹でも構わないよ。一人でも数人でも、年齢とかも自由に設定していいよ。
    グ:分かった。次は経験と――27で…学生表だと喪失か。物でも人でもいいようだけど、どうするか。
    ム:その辺は後で決めればいいんじゃないか? 次振ろうぜ。
    グ:ああ。邂逅は――また46…これは同志か。隣にある《テレーズ・ブルム》って誰?
    ツ:この人はダブルクロスで登場するUGNの凄く偉い人だよ。この人と君は同志としての繋がりを持ってるでもいいし、グラッセが考える別の人でもいいよ?
    グ:いや、説明文読んだけど無茶苦茶凄い人じゃないか!! こんな凄い人と中学生の俺が知り合いって…。これも後で考えよう。オーヴァードになる際の覚醒と衝動、ここからは10面ダイスだから一気に振るよ――9は探究か。6――嫌悪と。
    ク:あー、アレだな。力を求めたからオーヴァードになった。でも、求めて手に入れた力なのに嫌に感じている的な。
    グ:ははは、いいですねそれ。現状の俺と少し似てるからイメージしやすいかも。
    ツ:で、基本浸食値は覚醒・14と衝動・15を足して29…すごい、これ結構低い方だよ。
    ク:ツバサ、これで終わりか?
    ツ:んー、後は自分達で一つロイスを自由に作って、GMからハンドアウトで配られた分も作れば、と……後は保留した残りの分も書いたら、【コンストラクション】でのキャラ作成は終了!! 後は自分の想像力を働かせてキャラ付けをすればいいからね。さー、ボクもちゃちゃっと作成しよーと!
    ム:俺は折角だし【ライフパス】は任意で作るか。いい事思いついた…!!(黒笑)
    ク:(げっ、ムーンの奴何かロクでもない事考えてる…)【ライフパス】は一部をダイスで決めるか。敵側だしな。
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