スズ「さて、ここでちょっと休憩を交えて感想を聞こう。どう、初めてのTRPGは？」
グラッセ「最初は少し不安でしたが、結構楽しかったです」
ムーン「ああ。エフェクトの使い方も判定の仕方も分かって来たし、戦闘が楽しみだ。にしても、《ディメンジョンゲート》って使い勝手がいいんだな。戦闘では使えないし、使っても浸食率が上がるから取るの止めたけど…実際に使う所を見て、俺も使いたくなってきたぜ」
グラッセ「そっか。ムーンはバロールを選んだから習得が出来るのか。確かに誰か一人でも使えたら便利ですよね、闇の回廊みたいに全員で移動とかも可能だし」
スズ「大丈夫。このシナリオを無事にクリア出来たら経験点貰えるから。そうしたら、2点使って習得出来るよ。イージーエフェクトはそこがいいよね」
スピカ「ふふ、今後の目標を持つっていいわよね…クウはどう？」
クウ「俺も楽しく演じて貰ったわ。何時もとは違う役も新鮮で良いな」
スズ「ふっふーん、楽しんで貰えて良かった――ん？　ツバサは何を…」

ツバサ「軽功とワールウィンドと言う事は相手はハヌマーン持ちいやビルを爆発させていた事から他のシンドロームも混ざっている可能性が大いに高い炎と言えばサラマンダーだけどブラックドックとかも該当するそうなると白兵かRC型かそれよりも相手がスピード系なら全員戦闘での行動をセットアップで短縮出来るファンアウトとか取って置けばよかったグラッセが防御でのカバーリングは出来るとは言えラウンド二回目で倒せるか微妙だ万が一にも取り巻きとか支援まで加わったらキツい相手になりそうで」

スズ「ツ、ツバサ…？」
ツバサ「ハッ！　ご、ごめん。夢中になってたよ」
スピカ「凄く楽しんでいるわね、ツバサ」
ツバサ「もっちろん！　こう言うゲーム好きだよ！」
スズ「さて、休憩を交えた感想も終えた所で――次からは行為判定で行う『情報収集』をやって貰うよ」
スピカ「次のミドルフェイズに入る前に『情報収集』についての説明をするわね。情報収集は文字通り、シナリオ内で起こる事件や人物の謎を明らかにする為の情報を手に入れる事よ。例えば敵の居場所だったり、何を企んでいるか、他の人とどう言う繋がりがあるか、相手の戦闘方法…とかね。それらを集めないと話は進まないわ。情報の無いまま犯人や施設を手当たり次第に探したり、敵の野望を知らないまま向かっても根本的な解決には至らないでしょ？」
スズ「で、情報収集の際に何らかの条件が満たされると“トリガーイベント”が発生するんだ。それが出たらシナリオが先に進めるから、頑張って情報収集してくれ」
スピカ「で、次のミドルフェイズに入るんだけど…次からは情報を手に入れないと話が進めないから登場希望をして欲しいの。それによりシーンプレイヤーを決めるわ」
グラッセ「質問ですが、『情報収集』は何の技能が必要になるんですか？」
ツバサ「『情報収集』では、基本的に《情報：》での判定になるんだ。判定に使う《情報》の種類はさまざまで、開示されるまで分からないよ」
グラッセ「《情報》での判定って事は、【社会】が高い俺は出る必要があるよな」
ムーン「社会は2だけど…情報収集って何回でもやっていいのか？」
ツバサ「ううん。基本的に情報収集はシーン一つにつき一回きりなんだ。あ、ボクは参加するの止めとくね。社会1だし、浸食率がマズいし…」
クウ「そうか、シーンに登場するって事はその分浸食率が上がるのか。あー…俺も止めとくか。社会1だし」
ムーン「FH組役に立たないな…」
スズ「ある意味社会不適合者だよこいつら…じゃあ、次は凍矢と月の二人のシーンにしようか」