ミドルフェイズ7(中編)
GM「それでは、一つずつ戦闘を処理をしていこうか。まずは月vs空の方からだ。セットアップ・マイナーアクションで使うエフェクトを宣言してくれ」
ムーン「《完全獣化2》、《破壊の爪2》を使う。これでダイス4個、攻撃力10、浸食率70%!」
クウ「こっちは《赫き剣2》、《破壊の血4》だ。攻撃力14、浸食率63%、HPは26!」
GM「では、二人ともそれぞれに武器を作り出す。さて、メジャーを選んだ後、攻撃力を達成値に加算して対決判定だ!」
ムーン「《漆黒の拳2》、《コンセントレイト2:バロール》だ。これで攻撃力は12、C値−2、浸食率75%だ!」
クウ「《コンセントレイト2:ブラム=ストーカー》、《鮮血の一撃2》だ。ダイス3個、C値−2、浸食率は67%、HP24!」
GM「では、ダイスを振ってくれ」
《対決判定》
月14D+12+5(C値8)→42
空9D+14+3−2(C値8)→27
ムーン「いやー、ダイスが多いって良い事だよな!」
クウ「全然回らない…!」
GM「では、月の勝利で空の耐久点は2減るよ」
空『おらぁ!!』
血で作り上げた紅の大剣を振るう。当たれば大怪我では済まされない威力を、子供同然である月の身体目掛けて。
が、大剣は何も切り裂く事無く空を切った。
月『おせぇ――連牙飛燕脚!!』
逸早く背後に回った月が、怒涛の蹴りを空の背中に容赦なくぶつける。
見た目は子供でも、重力と獣の力を発揮した身体能力なら十二分に戦える。そのまま大の大人を蹴りで吹き飛ばすと、空は忌々し気に月を睨みつけた。
空『チィ…UGNのガキが…!!』
月『何とでも言え。俺はガキの頃からこの力を扱っているんだ。てめえみたいな汚い欲望を持った奴に劣るか』
SM「次は志武谷の方に移ろう。さて、まずはセットアップだ。何かする事はあるかい?」
ツバサ「うーん、《戦術》…は意味がない。何もないよ」
グラッセ「俺も同じです」
SM「では、こちらは《破壊の爪2》を宣言。攻撃力を10に上げるぞ。行動値はこのようになる」
翼(12)
凍矢(9)
集団ジャーム(3)
SM「では、翼のプロセスに入ろう。さあ、何をする?」
ツバサ「早速援護を振るよ! 1か6が出れば凍矢の支援が貰える、6来い!」
《FH支援》
1D6→5
ツバサ「うう、援護だけどしょぼい…」
SM「では777の歌が届くが、誰にする?」
ツバサ「ボクに決まってるでしょ。ありがたく貰うよ」
777『翼、俺の美声を受け取りな!』
そう叫ぶなり、777は悪魔の羽の付いたマイクを取りだしてパチンと指を鳴らす。
すると、何処からともなくヘビーメタルの音楽が流れ始める。ハヌマーン能力で作り出した曲に合わせて777が歌うと、翼の身体に活力が満ちた。
翼『ありがと、777さん!』
シキ『キャアアアアア!!! 777のバンドを生で聞けるなんて夢みたい!?』
ネク『シキ、興奮してる場合か!?』
ツバサ「それじゃ、本気を出すとしますか…マイナーで 《オリジン:ヒューマン3》、《雷の加護1》! メジャーで《コンセントレイト2:ブラックドック》、《光の手1》、《雷の槍1》を使う! これに777の支援を合わせて、ダイス3個に【感覚】判定、攻撃力14、達成値3、浸食率59%!」
《命中判定》
翼8D+7(C値8)→32
《ダメージ判定》
4D+14→37
ツバサ「どうだ! 固定値は裏切らない!」
グラッセ「凄いぞ、ツバサ!!」
翼『全く、うじゃうじゃと…!!』
777の歌をバックに、翼は苛立ち交じりに道路一帯を埋め尽くすジャーム達を睨みつける。
そのまま握っていたコインを真上に弾き、手に電撃を溜める。
翼『どけぇ!!』
コインを弾くと共に、超電磁砲がジャームの群れ目掛けて発射される。
彼女の怒りも相まってか、あれだけいたジャームの半数を黒焦げと化した。
GM「では、君の怒りの攻撃で数を減らしたね。残りは35匹だ」
グラッセ「なるほど、予想はしましたが敵の数がHPのようですね。次は俺の番ですが――支援のダイスを振ります」
《UGN支援》
1D6→5
グラッセ「こんな時に…まあいいや。この支援は翼に当てますね。そのまま待機をします。出来るだけ浸食値を抑えてカバーリングしたい」
ツバサ「ありがと、凍矢!」
ヨシュア『へぇ、あの威力は凄いね…よし』
翼の攻撃を遠巻きに見ていたヨシュアは、即座に彼女に声をかける。
ヨシュア『君! 僕達が奴らの注意を引き付けて一点に囲む、その瞬間に今の一撃を放てるかい?』
翼『分かった、任せて!』
SM「では、最後はこちらの番だ。翼に《コンセントレイト2:キュマイラ》、《獣の力2》を使うぞ。ダイス13、攻撃力14、C値は−2――そして達成値の技能は35だ」
ツバサ「ふああぁ!? 技能多すぎだよ!?」
グラッセ「それでも守って見せる! メジャー放棄で翼をカバーリング! 更に《氷雪の守護3》発動! 浸食率は57%、装甲値は7だ!」
《攻撃判定》
13D+35(C値8)→59
6D+14→53
《ガード判定》
凍矢3D+7→27
SM「では、合計26のダメージが襲い掛かるね」
グラッセ「HPは1…ギ、ギリギリ耐えれた…!!」
ツバサ「さすがはグラッセ!」
集団で襲い掛かるジャームに、凍矢が前に出て氷の壁を作り出す。
一体一体は大したことは無い。だが、数の暴力により盾となる壁はあっけなく破壊されてその余波も能力を使っていた凍矢に全て直撃した。
凍矢『ぐあぁ!!』
翼『凍矢!?』
凍矢『だ、大丈夫…!! ギリギリ、助かってる…!!』
とはいえ、凍矢の全身は傷だらけ。辛うじて立っているような状態だ。
痛みを堪える凍矢を一旦下がらせ、翼は尚も残っているジャーム達を睨む。
翼『こいつら倒して、月と空さんの所に戻らなきゃいけないのに…!』
GM「それでは、互いに条件は満たされていない為、第二ラウンドだ。では二人とも、先程のように宣言をしてくれ」
ムーン「マイナーは無し。メジャーで《漆黒の拳2》、《コンセントレイト2:バロール》だ。さっきと一緒で、浸食率80%だ!」
クウ「俺も同じだ。メジャーで《コンセントレイト2:ブラム=ストーカー》、《鮮血の一撃2》だ。浸食率は71%、HP22にまで減らす!」
《対決判定》
月15D+12+5(C値8)→60
空9D+14+3−2(C値8)→29
GM&SM&クウ「「「あ…」」」
ムーン「フワーハハハハハァ!!! 正義はかーつ!!」
SM「い…今の、何だ? 8以上で成功と言う確率の中で、4回連続でクリティカルしただと…!?」
クウ「やべぇよこいつ…完全に俺を殺す気だったじゃねーか…!!」
GM「前回の運の悪さどこ行ったこいつ…!! 戦闘で劇的に変わるだと…!!」
クウ「なあGM…さっき渡した条件適応するんなら、普通に一騎打ち系で良かったんじゃないか?」
GM「うん…ここまで運が良い事考えるなら、それをすれば良かったと後悔してる…!!」
ムーン「さて、RPだよな。空にトドメ刺すぜ!」
クウ「殺す気満々!? 俺を殺す気満々かよお前!?」
ムーン「え? だってお前敵だろ? 敵ならそのまま始末して当然だろ。それに俺も翼もこの調子ならお前いなくてもいいだろうし、連れ帰ったら危険だし」
クウ「いや確かにそうかもしれないけど…!!」
GM(おい…なんか雲行きが怪しいんだけど…!)
SM(いや、俺は別にいいよ。あいつがいない方がメリットになるギミックが潰れるし)
GM(敵対するからって勝ちにいくな! 僕らGMは神様視点だが、PCと敵対する訳じゃないんだ! だが、ムーンは完全に始末する気満々だ…!! ええい、SM! 志武谷組の戦闘をして時間稼ぎ頼む! その間に対策を作る!)
SM「(GMも大変だねぇ…分かったよ)――さて、こちらでは月が勝ったが、その前に志武谷組の戦いに戻るよ」
ツバサ「あ、まだボク達があったね」
SM「さて、セットアップに入るが…お互い何もないよね。イニシアチブに進めよう」
ツバサ「当然支援を振るよ。ほいっと」
《FH支援》
1D6→6
ツバサ「やった! 6が出た!」
SM「おお、やったじゃん。で、誰が受けるの?」
グラッセ「ここは俺が受けます。《アドヴァイス》の効果もあるし、重ね掛けでバーストアップです!」
BJ『君は支援だな、俺達の力を使ってくれ』
そう言うと、傷だらけの凍矢の身体に活力が満ちる。
この力に覚えがある。自分と同じ、他者のレネゲイドに干渉する――触媒の力。
テンホー『バトンは渡した、翼を頼む』
凍矢『ええ…! 分かりました!』
グラッセ「と言う訳で俺の番! 翼に《戦乙女の導き1》を使います、浸食率は59%!」
凍矢『翼、この力を使って!』
翼『ありがと、凍矢! よーし…!』
ツバサ「さあ、ボクの番だよ! 《オリジン:ヒューマン》を除いた先程と同じコンボ、二人の支援を受けて、ダイスは6個、攻撃力13、達成値3、C値は7、浸食率は67%だ!」
《攻撃判定》
12D+7(C値7)→41
SM「《イベイジョン》の効果で、命中だ。ダメージしてくれ」
《ダメージ算出》
5D+13→37
二人の力を貰い受け、翼は身体全体に電撃を纏わせる。
翼『電気ってのはさ…!!』
軽く腕を広げると共に、近くに停めてあった数台の車に電気が飛ぶ。
すると、かなりの重量がある筈なのに、それらの車が宙に浮き上がった。
翼『強力な磁力を作る事にも使えるんだよっ!!!』
そのまま一気に振り落とすと、車体がジャーム目掛けて突進する。
突進ついでに、勢いを殺すことなく道路をゴロゴロと転がりまわって残りのジャーム達を巻き添えにする。やがて攻撃が収まると、あれだけ残っていたジャーム達は全て事切れていた。
ツバサ「よーし、ボク達も戦闘終了だ!」
グラッセ「意外とあっさりと終わったな!」
SM「ああ。君達も戦闘終了だ……こんなにあっさり終わるなら、支援はいらなかったかな?」
ツバサ「いやいや、支援があったからこその勝利だよ!!」
ムーン「《完全獣化2》、《破壊の爪2》を使う。これでダイス4個、攻撃力10、浸食率70%!」
クウ「こっちは《赫き剣2》、《破壊の血4》だ。攻撃力14、浸食率63%、HPは26!」
GM「では、二人ともそれぞれに武器を作り出す。さて、メジャーを選んだ後、攻撃力を達成値に加算して対決判定だ!」
ムーン「《漆黒の拳2》、《コンセントレイト2:バロール》だ。これで攻撃力は12、C値−2、浸食率75%だ!」
クウ「《コンセントレイト2:ブラム=ストーカー》、《鮮血の一撃2》だ。ダイス3個、C値−2、浸食率は67%、HP24!」
GM「では、ダイスを振ってくれ」
《対決判定》
月14D+12+5(C値8)→42
空9D+14+3−2(C値8)→27
ムーン「いやー、ダイスが多いって良い事だよな!」
クウ「全然回らない…!」
GM「では、月の勝利で空の耐久点は2減るよ」
空『おらぁ!!』
血で作り上げた紅の大剣を振るう。当たれば大怪我では済まされない威力を、子供同然である月の身体目掛けて。
が、大剣は何も切り裂く事無く空を切った。
月『おせぇ――連牙飛燕脚!!』
逸早く背後に回った月が、怒涛の蹴りを空の背中に容赦なくぶつける。
見た目は子供でも、重力と獣の力を発揮した身体能力なら十二分に戦える。そのまま大の大人を蹴りで吹き飛ばすと、空は忌々し気に月を睨みつけた。
空『チィ…UGNのガキが…!!』
月『何とでも言え。俺はガキの頃からこの力を扱っているんだ。てめえみたいな汚い欲望を持った奴に劣るか』
SM「次は志武谷の方に移ろう。さて、まずはセットアップだ。何かする事はあるかい?」
ツバサ「うーん、《戦術》…は意味がない。何もないよ」
グラッセ「俺も同じです」
SM「では、こちらは《破壊の爪2》を宣言。攻撃力を10に上げるぞ。行動値はこのようになる」
翼(12)
凍矢(9)
集団ジャーム(3)
SM「では、翼のプロセスに入ろう。さあ、何をする?」
ツバサ「早速援護を振るよ! 1か6が出れば凍矢の支援が貰える、6来い!」
《FH支援》
1D6→5
ツバサ「うう、援護だけどしょぼい…」
SM「では777の歌が届くが、誰にする?」
ツバサ「ボクに決まってるでしょ。ありがたく貰うよ」
777『翼、俺の美声を受け取りな!』
そう叫ぶなり、777は悪魔の羽の付いたマイクを取りだしてパチンと指を鳴らす。
すると、何処からともなくヘビーメタルの音楽が流れ始める。ハヌマーン能力で作り出した曲に合わせて777が歌うと、翼の身体に活力が満ちた。
翼『ありがと、777さん!』
シキ『キャアアアアア!!! 777のバンドを生で聞けるなんて夢みたい!?』
ネク『シキ、興奮してる場合か!?』
ツバサ「それじゃ、本気を出すとしますか…マイナーで 《オリジン:ヒューマン3》、《雷の加護1》! メジャーで《コンセントレイト2:ブラックドック》、《光の手1》、《雷の槍1》を使う! これに777の支援を合わせて、ダイス3個に【感覚】判定、攻撃力14、達成値3、浸食率59%!」
《命中判定》
翼8D+7(C値8)→32
《ダメージ判定》
4D+14→37
ツバサ「どうだ! 固定値は裏切らない!」
グラッセ「凄いぞ、ツバサ!!」
翼『全く、うじゃうじゃと…!!』
777の歌をバックに、翼は苛立ち交じりに道路一帯を埋め尽くすジャーム達を睨みつける。
そのまま握っていたコインを真上に弾き、手に電撃を溜める。
翼『どけぇ!!』
コインを弾くと共に、超電磁砲がジャームの群れ目掛けて発射される。
彼女の怒りも相まってか、あれだけいたジャームの半数を黒焦げと化した。
GM「では、君の怒りの攻撃で数を減らしたね。残りは35匹だ」
グラッセ「なるほど、予想はしましたが敵の数がHPのようですね。次は俺の番ですが――支援のダイスを振ります」
《UGN支援》
1D6→5
グラッセ「こんな時に…まあいいや。この支援は翼に当てますね。そのまま待機をします。出来るだけ浸食値を抑えてカバーリングしたい」
ツバサ「ありがと、凍矢!」
ヨシュア『へぇ、あの威力は凄いね…よし』
翼の攻撃を遠巻きに見ていたヨシュアは、即座に彼女に声をかける。
ヨシュア『君! 僕達が奴らの注意を引き付けて一点に囲む、その瞬間に今の一撃を放てるかい?』
翼『分かった、任せて!』
SM「では、最後はこちらの番だ。翼に《コンセントレイト2:キュマイラ》、《獣の力2》を使うぞ。ダイス13、攻撃力14、C値は−2――そして達成値の技能は35だ」
ツバサ「ふああぁ!? 技能多すぎだよ!?」
グラッセ「それでも守って見せる! メジャー放棄で翼をカバーリング! 更に《氷雪の守護3》発動! 浸食率は57%、装甲値は7だ!」
《攻撃判定》
13D+35(C値8)→59
6D+14→53
《ガード判定》
凍矢3D+7→27
SM「では、合計26のダメージが襲い掛かるね」
グラッセ「HPは1…ギ、ギリギリ耐えれた…!!」
ツバサ「さすがはグラッセ!」
集団で襲い掛かるジャームに、凍矢が前に出て氷の壁を作り出す。
一体一体は大したことは無い。だが、数の暴力により盾となる壁はあっけなく破壊されてその余波も能力を使っていた凍矢に全て直撃した。
凍矢『ぐあぁ!!』
翼『凍矢!?』
凍矢『だ、大丈夫…!! ギリギリ、助かってる…!!』
とはいえ、凍矢の全身は傷だらけ。辛うじて立っているような状態だ。
痛みを堪える凍矢を一旦下がらせ、翼は尚も残っているジャーム達を睨む。
翼『こいつら倒して、月と空さんの所に戻らなきゃいけないのに…!』
GM「それでは、互いに条件は満たされていない為、第二ラウンドだ。では二人とも、先程のように宣言をしてくれ」
ムーン「マイナーは無し。メジャーで《漆黒の拳2》、《コンセントレイト2:バロール》だ。さっきと一緒で、浸食率80%だ!」
クウ「俺も同じだ。メジャーで《コンセントレイト2:ブラム=ストーカー》、《鮮血の一撃2》だ。浸食率は71%、HP22にまで減らす!」
《対決判定》
月15D+12+5(C値8)→60
空9D+14+3−2(C値8)→29
GM&SM&クウ「「「あ…」」」
ムーン「フワーハハハハハァ!!! 正義はかーつ!!」
SM「い…今の、何だ? 8以上で成功と言う確率の中で、4回連続でクリティカルしただと…!?」
クウ「やべぇよこいつ…完全に俺を殺す気だったじゃねーか…!!」
GM「前回の運の悪さどこ行ったこいつ…!! 戦闘で劇的に変わるだと…!!」
クウ「なあGM…さっき渡した条件適応するんなら、普通に一騎打ち系で良かったんじゃないか?」
GM「うん…ここまで運が良い事考えるなら、それをすれば良かったと後悔してる…!!」
ムーン「さて、RPだよな。空にトドメ刺すぜ!」
クウ「殺す気満々!? 俺を殺す気満々かよお前!?」
ムーン「え? だってお前敵だろ? 敵ならそのまま始末して当然だろ。それに俺も翼もこの調子ならお前いなくてもいいだろうし、連れ帰ったら危険だし」
クウ「いや確かにそうかもしれないけど…!!」
GM(おい…なんか雲行きが怪しいんだけど…!)
SM(いや、俺は別にいいよ。あいつがいない方がメリットになるギミックが潰れるし)
GM(敵対するからって勝ちにいくな! 僕らGMは神様視点だが、PCと敵対する訳じゃないんだ! だが、ムーンは完全に始末する気満々だ…!! ええい、SM! 志武谷組の戦闘をして時間稼ぎ頼む! その間に対策を作る!)
SM「(GMも大変だねぇ…分かったよ)――さて、こちらでは月が勝ったが、その前に志武谷組の戦いに戻るよ」
ツバサ「あ、まだボク達があったね」
SM「さて、セットアップに入るが…お互い何もないよね。イニシアチブに進めよう」
ツバサ「当然支援を振るよ。ほいっと」
《FH支援》
1D6→6
ツバサ「やった! 6が出た!」
SM「おお、やったじゃん。で、誰が受けるの?」
グラッセ「ここは俺が受けます。《アドヴァイス》の効果もあるし、重ね掛けでバーストアップです!」
BJ『君は支援だな、俺達の力を使ってくれ』
そう言うと、傷だらけの凍矢の身体に活力が満ちる。
この力に覚えがある。自分と同じ、他者のレネゲイドに干渉する――触媒の力。
テンホー『バトンは渡した、翼を頼む』
凍矢『ええ…! 分かりました!』
グラッセ「と言う訳で俺の番! 翼に《戦乙女の導き1》を使います、浸食率は59%!」
凍矢『翼、この力を使って!』
翼『ありがと、凍矢! よーし…!』
ツバサ「さあ、ボクの番だよ! 《オリジン:ヒューマン》を除いた先程と同じコンボ、二人の支援を受けて、ダイスは6個、攻撃力13、達成値3、C値は7、浸食率は67%だ!」
《攻撃判定》
12D+7(C値7)→41
SM「《イベイジョン》の効果で、命中だ。ダメージしてくれ」
《ダメージ算出》
5D+13→37
二人の力を貰い受け、翼は身体全体に電撃を纏わせる。
翼『電気ってのはさ…!!』
軽く腕を広げると共に、近くに停めてあった数台の車に電気が飛ぶ。
すると、かなりの重量がある筈なのに、それらの車が宙に浮き上がった。
翼『強力な磁力を作る事にも使えるんだよっ!!!』
そのまま一気に振り落とすと、車体がジャーム目掛けて突進する。
突進ついでに、勢いを殺すことなく道路をゴロゴロと転がりまわって残りのジャーム達を巻き添えにする。やがて攻撃が収まると、あれだけ残っていたジャーム達は全て事切れていた。
ツバサ「よーし、ボク達も戦闘終了だ!」
グラッセ「意外とあっさりと終わったな!」
SM「ああ。君達も戦闘終了だ……こんなにあっさり終わるなら、支援はいらなかったかな?」
ツバサ「いやいや、支援があったからこその勝利だよ!!」