ミドルフェイズ4(FS判定・3)
第4ラウンド
ムーン「三人とも振ったんだ、次は俺がハプニング振ってみるぜ」
1D100→81(もはや騒ぎが混沌となってきている。ハプニングチャートを2回振り、効果を全て適応する)
ムーン「……他の奴任せた」
SM「出来ぬ。さあ、振るがよい」
ムーン「ちっくしょおおおおぉ!! こうなりゃヤケだぁ!!」
1D100→99(一か八かのチャンス。このラウンド中、最大達成値と難易度が+10)
三人「「「ぎゃああああぁ!!?」」」
ムーン「も、もう一つだ! いいの来やがれぇ!!」
1D100→19(特定の血が騒めく。ブラム=ストーカー、またはブラムの効果を受けているキャラは2D10のダメージと放心を受ける)(相手も効果を受けた場合、その進行イベント中達成値+3追加)
クウ「お前ら俺に何の恨みがあるーーーー!!?」
ムーン「ドウシテコウナッタ?」(白目)
ツバサ「師匠…今日は厄日だね」
クウ「もう誰も振るな! 特にムーンは二度とチャートダイス振るんじゃねぇーーーー!!!」
グラッセ「えーと、放心って確かダイスペナルティが−2個でしたよね」
SM「それより、早くダメージを出すがよい」
クウ「うう、回復したばっかなのに…よし、1と6でダメージ7。HP3でギリギリ持ちこたえた」
GM「ちょっと描写しようか」
空が立ち上がった所で、自分の中のレネゲイドが騒めく。
何者かが、血を媒介に干渉する。治す為の血は毒へと変化し、治りかけの傷がまた広がった。
空『ぐはぁ…!!』
翼『空さん!? 急にどうしたの!?』
空『う、あぁ…!』
蒼空(なんだ…これ…! 頭が、真っ白に…!)
???『ガアア…!』
凍矢『あの人の様子もおかしいですよ!?』
GM「と言う訳で、黒い獣も空と同じように蹲る。これにより、このイベント中は君らの判定の達成値に+3追加だ」
ツバサ「相手もブラム持ちだったの?」
クウ「いや、響のシンドロームはキュマイラとハヌマーンの筈だ。ブラムは持っていない筈だが…」
GM「セットアップの宣言はどうする、翼?」
ツバサ「露骨に《戦術》使えって言ってる…でも月の所為で難易度21になってるもんね。進行値23だし、一気に決めようじゃないか! 《戦術3》発動して凍矢、月、空さんのダイスを3個追加だ! 浸食率62%!」
GM「ではメインプロセス。翼、どうぞ」
ツバサ「もちろん、エフェクト込みで〈RC〉の進行判定だ! マイナーは《雷の加護1》、メジャーで《コンセントレイト:ブラックドック2》《光の手1》《雷の槍4》! ダイス7個、達成値8、C値8だよ!」
〈RC〉判定
8D+8(C値8)→15 失敗
ツバサ「うっそぉ!? 4, 6, 1, 3, 2, 7, 1 , 3って何このダイス目!?」
クウ「難易度21の壁はきついってか…?」
ツバサ「浸蝕率、70%だよぉ…」
GM「次、空の番だ」
クウ「ギリギリ攻撃出来るが〈放心〉は地味に辛い…なあ、武器作っているから達成値ついたりしないか?」
GM「エフェクト使ってるし、相手も白兵型だからね。達成値+2追加させてやろう」
クウ「よし! マイナーはなし、メジャーで《コンセントレイト2:ブラム=ストーカー》《鮮血の一撃2》で〈白兵〉で進行判定! 支援バステ諸々含めて、ダイス10個、達成値10、C値8だ!」
〈白兵〉判定
10D+10(C値8)→47
GM「マジか!?」
ムーン「あ、GM。今の最大達成値も+10されて合計50だったよな?」
GM「え、そうだけど――あ」
ムーン「だったらここで『バティムーヴ』! 達成値50にするぜ!」
クウ「これで進行点6点獲得! 進行値が29になったな! HP1、浸蝕率は68%」
SM「ふっふっふ…それでは、一気にイベントが進むぞ。
まずは進行値24。相手はようやく引いてくれた。その時、にゃんタンが現れる。どうやら、安全な場所まで案内してくれるようだ。進行判定の技能は【肉体】もしくは【感覚】に変更。難易度も8となる」
グラッセ「やった!」
SM「が、それを通り越して進行値28のイベントまで進むぞ」
未だに脳内が正常ではない状況下で、空は目の前の敵を追い払うために大剣を振るう事を余儀なくされる。
まだ視界はぼやけている。だが。
翼『空さん、そのままの方向で思いっきり剣を横に振るって!』
空『うおおお!!』
???『ギアァ!?』
翼の指示通り、力の限り剣を横に振るう。手ごたえと一緒に敵の悲鳴が聞こえたかと思ったら、窓ガラスをぶち破って下に落ちていった。
蒼空(すまない…助かった…)
翼『気にしないでよ。ボクは空さんの不足した部分を補っただけ』
こうしてまた1つ危機を片付けていると、今度は黒い猫のぬいぐるみが近づいて来る。
凍矢『これは、にゃんタン!』
月『どうやらシキが助けようとしてくれてるようだな。このままいけば』
???『――悪いが、そこまでだ』
そこで水を差すように、黒コートを着た人物が現れる。フードは脱いでおり、やや金髪で青めの男性の顔だ。
翼『また黒コート!?』
凍矢『あなたは!?』
六介『俺は狭川六介。UGN日本支部直属のエージェントであり、彼女の…羽粋の父親だ』
月『父親!?』
六介『お前らに恨みはないが…その子の為にも、大人しく俺に殺されろぉ!!!』
SM「進行値28の最後のイベントじゃ。なんと羽粋の父親が襲い掛かってくる。相手は歴戦のUGNエージェント、まともに戦えば倒される。何としてでも逃げ切らなければ。
進行判定の技能は〈回避〉もしくは〈知覚〉。難易度も15に変更じゃ。ああ、今は誰かさんの所為で難易度25じゃったなー、ハッハッハー」
ロクサス「おい待て何で俺が六介なんてダサい名前だ?」(ビキビキ)
SM「妾が外国語(日本語)で考えた名前じゃ。ロクサス様にピッタリのクソダサ、かっこいい名前をと思って考えたのじゃ」
ロクサス「よーし、ゼノ。殺す、今すぐにでも殺してやる」(ジャキリ!!)
ツバサ「寧ろこっちが殺されそうなんですけど!?」
クウ「…お前ら、ファイト」
ムーン「ファイトじゃねーよ! てか、何で判定が攻撃技能じゃないんだよ!?」
GM「そりゃあ、攻撃した瞬間跳ね返るエフェクトを所持して」
クウ「襲い掛かったら返り討ちされるんですか。まともに戦ったら負けな相手なんですかそうかそうだよな!!」
グラッセ「あ、あと1点なのに…! 難易度25なんて支援判定でも無理ですよ…!」
ムーン「俺は翼の支援もあるから、〈回避〉なら頑張ればギリギリいけるか…?」
グラッセ「相手はロクサスさんを元にしてデータを組んでいる。となれば攻撃喰らったら終わりな気がする…ここはムーンに一途の望みをかけます! マイナーなし、メジャーで《戦乙女の導き1》でダイス一個追加です! 浸蝕率58%!」
ムーン「最後、俺の番だ! 〈回避〉の進行判定するぜ!」
ツバサ「《支援射撃3》発動、ダイス3個追加だよ! 浸蝕率72%!」
〈回避〉判定
22D+2→21 失敗
ムーン「くっそ、駄目だった!! すまん!」
クウ「いや、いい。気にするな」
SM「ではクリンナップ。六介の行動と行くぞ。
マイナーで《インフィニティウェポン6》《ダブルクリエイト2》《シャインブレード6》で両手に双剣を作り出すが、一本は光り輝いて強化される。
メジャーは《コンセントレイト3:モルフェウス》《カスタマイズ4》《物質合成2》《ギガンティックモード2》、更にDロイス『破壊者』の効果も含めて、ダイス15個、達成値10、攻撃力34+1D、C値7の範囲攻撃じゃ!」
クウ「固定値で全員死ねるレベルじゃー!?」
グラッセ「てか、なんかヤバそうなDロイス持ってません!?」
ツバサ「このDロイスは攻撃に特化しているけど、逆に防御を軟化されるんだよ。それより《ミスディレクション》使えば被害は1人に絞られるけど…!」
ムーン「この先の事考えたら、まだいいんじゃないか? 凍矢に頼めば一人は無傷で済むし、全員《リザレクト》も使える」
ツバサ「なら、使わないよ」
《命中判定》
15D+10(C値7)→26
SM「む! 低めじゃな」
ムーン「回避! 20で駄目だ!」
クウ「俺も! 駄目だ、10」
ツバサ「ボクも7だよ」
グラッセ「俺は誰をかばえばいい?」
クウ「浸蝕率が一番高い月だろうな」
グラッセ「分かりました。《炎神1》発動で月をカバーリングします。念の為ガードで、浸蝕率60%!」
《ダメージ算出》
4D+34→44
《ガード》
1D+9→17
グラッセ「二倍するまでもなく無理ですね…《リザレクト》で…8回復。66%」
クウ「《リザレクト》…9。浸蝕率77%」
ツバサ「ボクは…8。80%突入したよぉ」
GM「では空は放心を解除。これでクリンナップは終了だ」
第5ラウンド
クウ「さて、もうここからは俺がダイスを振る。異存はないよな?」
三人「「「異議なーし」」」
1D100→35(絶体絶命のピンチ。このラウンド中、進行判定に失敗すると進行値が0になる)
クウ「さっきからろくなはぷにんぐしかでないなー」(白目)
ツバサ「まさに絶体絶命だねー。ここで今まで稼いだ進行値29点がぜーんぶパーになるなんてアハハハハー」(白目)
グラッセ「二人とも目からハイライトが消えてる!?」
ムーン「何でこのタイミングでこいつを出しやがる!? お前のダイスはどれだけ空気を読むんだ!?」
GM「さあ、どうする?」
ツバサ(もうラウンドは半分を切ってる。進行値0の状態から30稼ぐ時間はない。ここで確実に成功しないと、全部が無駄になる――けど、難易度15なんてどうあがいても支援判定出来ないし判定にコンセを組み込めない以上、成功する確率は厳しい。ボクのC値を下げる方法使っても、ダイス一つがクリティカルする確率は5分の1、成功出来る方法は…)
ツバサ「――セットアップ宣言無し、メインも待機。空さんに全部委ねる」
クウ「ハ!?」
ツバサ「大丈夫、空さんで挑めば確実に成功する。何かあっても月がいるしね」
ムーン「俺? まあいい。空、やれ」
クウ「…どうなっても知らないぞ? 〈回避〉で進行判定だ!」
ツバサ「そしてここで《ヘヴンアイズ1》発動! HP5点消費して、達成値+10追加ァ!! 浸蝕率84%!」
〈回避〉判定
6D+12→21 成功
守られた月以外、ボロボロの状態になりながら起き上がる。
範囲、威力、洞察力。確かに彼はベテランの域に達している。出し抜くのは至難の業だ。
翼(それでも…活路を、見出す――!!)
五感を全て解放し、ありとあらゆる情報を脳内に叩きこむ。
空が行動しようとするが、六介が先程の威力で床を壊して一階に落とそうとする。その近くに、ある物が目に留まる。
ほぼ無意識にコインを弾き、電撃を飛ばす。即席な為、通常よりも威力は低い。だが――消火器を破裂させて視界を煙で遮るには十分だった。
六介『うぶっ!?』
空『っ、サンキュ翼!』
翼『いいから走って!』
六介『悪あがきを!』
???『――これ以上、俺の生徒に手を出すなっ!!!』
追いかけようとする六介を、一本の長い刀身が遮る。
現れたのは凍矢達の担任――ガイアスだった。
凍矢&月『『ガイアス先生!?』』
六介『あんた、UGN本部エージェントか! なぜここにいる!』
ガイアス『そう言う貴様こそ、UGNエージェントの狭川六介だろう? 何故FH側についた?』
六介『…答える義理はない。そこを退け!』
ガイアス『行け、お前達!! ここは俺が引き受ける!!』
その時、にゃんタンが近くのロッカーの扉を開ける。そこからライムが手を差し伸べている。
ライム『凍矢、月! 早くこっちに!』
凍矢『ライム! …死なないでください、ガイアス先生!!』
急いで逃げる四人に、ガイアスは静かに微笑む。そして、襲い掛かる六介の双剣を受け止めた所で扉が閉じた…。
グラッセ&ムーン「「うわーん、ガイアス先生ー!! 六介に負けないでー!!」」
クウ「何だこのガイアスに対する謎の崇拝は?」
リズ「そうだー!! ガイアス先生、FHになったロクサスなんてぶっ倒せー!!」
クウ&ツバサ((凄い目が輝いてる…))
ロクサス(ピク、ピク…!)(涙)
ウラノス「おーい、とうとう親馬鹿が突っ伏したぞー」
GM「進行値が達した事でFS判定は終了だ。次のシーンに進もう」
ムーン「三人とも振ったんだ、次は俺がハプニング振ってみるぜ」
1D100→81(もはや騒ぎが混沌となってきている。ハプニングチャートを2回振り、効果を全て適応する)
ムーン「……他の奴任せた」
SM「出来ぬ。さあ、振るがよい」
ムーン「ちっくしょおおおおぉ!! こうなりゃヤケだぁ!!」
1D100→99(一か八かのチャンス。このラウンド中、最大達成値と難易度が+10)
三人「「「ぎゃああああぁ!!?」」」
ムーン「も、もう一つだ! いいの来やがれぇ!!」
1D100→19(特定の血が騒めく。ブラム=ストーカー、またはブラムの効果を受けているキャラは2D10のダメージと放心を受ける)(相手も効果を受けた場合、その進行イベント中達成値+3追加)
クウ「お前ら俺に何の恨みがあるーーーー!!?」
ムーン「ドウシテコウナッタ?」(白目)
ツバサ「師匠…今日は厄日だね」
クウ「もう誰も振るな! 特にムーンは二度とチャートダイス振るんじゃねぇーーーー!!!」
グラッセ「えーと、放心って確かダイスペナルティが−2個でしたよね」
SM「それより、早くダメージを出すがよい」
クウ「うう、回復したばっかなのに…よし、1と6でダメージ7。HP3でギリギリ持ちこたえた」
GM「ちょっと描写しようか」
空が立ち上がった所で、自分の中のレネゲイドが騒めく。
何者かが、血を媒介に干渉する。治す為の血は毒へと変化し、治りかけの傷がまた広がった。
空『ぐはぁ…!!』
翼『空さん!? 急にどうしたの!?』
空『う、あぁ…!』
蒼空(なんだ…これ…! 頭が、真っ白に…!)
???『ガアア…!』
凍矢『あの人の様子もおかしいですよ!?』
GM「と言う訳で、黒い獣も空と同じように蹲る。これにより、このイベント中は君らの判定の達成値に+3追加だ」
ツバサ「相手もブラム持ちだったの?」
クウ「いや、響のシンドロームはキュマイラとハヌマーンの筈だ。ブラムは持っていない筈だが…」
GM「セットアップの宣言はどうする、翼?」
ツバサ「露骨に《戦術》使えって言ってる…でも月の所為で難易度21になってるもんね。進行値23だし、一気に決めようじゃないか! 《戦術3》発動して凍矢、月、空さんのダイスを3個追加だ! 浸食率62%!」
GM「ではメインプロセス。翼、どうぞ」
ツバサ「もちろん、エフェクト込みで〈RC〉の進行判定だ! マイナーは《雷の加護1》、メジャーで《コンセントレイト:ブラックドック2》《光の手1》《雷の槍4》! ダイス7個、達成値8、C値8だよ!」
〈RC〉判定
8D+8(C値8)→15 失敗
ツバサ「うっそぉ!? 4, 6, 1, 3, 2, 7, 1 , 3って何このダイス目!?」
クウ「難易度21の壁はきついってか…?」
ツバサ「浸蝕率、70%だよぉ…」
GM「次、空の番だ」
クウ「ギリギリ攻撃出来るが〈放心〉は地味に辛い…なあ、武器作っているから達成値ついたりしないか?」
GM「エフェクト使ってるし、相手も白兵型だからね。達成値+2追加させてやろう」
クウ「よし! マイナーはなし、メジャーで《コンセントレイト2:ブラム=ストーカー》《鮮血の一撃2》で〈白兵〉で進行判定! 支援バステ諸々含めて、ダイス10個、達成値10、C値8だ!」
〈白兵〉判定
10D+10(C値8)→47
GM「マジか!?」
ムーン「あ、GM。今の最大達成値も+10されて合計50だったよな?」
GM「え、そうだけど――あ」
ムーン「だったらここで『バティムーヴ』! 達成値50にするぜ!」
クウ「これで進行点6点獲得! 進行値が29になったな! HP1、浸蝕率は68%」
SM「ふっふっふ…それでは、一気にイベントが進むぞ。
まずは進行値24。相手はようやく引いてくれた。その時、にゃんタンが現れる。どうやら、安全な場所まで案内してくれるようだ。進行判定の技能は【肉体】もしくは【感覚】に変更。難易度も8となる」
グラッセ「やった!」
SM「が、それを通り越して進行値28のイベントまで進むぞ」
未だに脳内が正常ではない状況下で、空は目の前の敵を追い払うために大剣を振るう事を余儀なくされる。
まだ視界はぼやけている。だが。
翼『空さん、そのままの方向で思いっきり剣を横に振るって!』
空『うおおお!!』
???『ギアァ!?』
翼の指示通り、力の限り剣を横に振るう。手ごたえと一緒に敵の悲鳴が聞こえたかと思ったら、窓ガラスをぶち破って下に落ちていった。
蒼空(すまない…助かった…)
翼『気にしないでよ。ボクは空さんの不足した部分を補っただけ』
こうしてまた1つ危機を片付けていると、今度は黒い猫のぬいぐるみが近づいて来る。
凍矢『これは、にゃんタン!』
月『どうやらシキが助けようとしてくれてるようだな。このままいけば』
???『――悪いが、そこまでだ』
そこで水を差すように、黒コートを着た人物が現れる。フードは脱いでおり、やや金髪で青めの男性の顔だ。
翼『また黒コート!?』
凍矢『あなたは!?』
六介『俺は狭川六介。UGN日本支部直属のエージェントであり、彼女の…羽粋の父親だ』
月『父親!?』
六介『お前らに恨みはないが…その子の為にも、大人しく俺に殺されろぉ!!!』
SM「進行値28の最後のイベントじゃ。なんと羽粋の父親が襲い掛かってくる。相手は歴戦のUGNエージェント、まともに戦えば倒される。何としてでも逃げ切らなければ。
進行判定の技能は〈回避〉もしくは〈知覚〉。難易度も15に変更じゃ。ああ、今は誰かさんの所為で難易度25じゃったなー、ハッハッハー」
ロクサス「おい待て何で俺が六介なんてダサい名前だ?」(ビキビキ)
SM「妾が外国語(日本語)で考えた名前じゃ。ロクサス様にピッタリのクソダサ、かっこいい名前をと思って考えたのじゃ」
ロクサス「よーし、ゼノ。殺す、今すぐにでも殺してやる」(ジャキリ!!)
ツバサ「寧ろこっちが殺されそうなんですけど!?」
クウ「…お前ら、ファイト」
ムーン「ファイトじゃねーよ! てか、何で判定が攻撃技能じゃないんだよ!?」
GM「そりゃあ、攻撃した瞬間跳ね返るエフェクトを所持して」
クウ「襲い掛かったら返り討ちされるんですか。まともに戦ったら負けな相手なんですかそうかそうだよな!!」
グラッセ「あ、あと1点なのに…! 難易度25なんて支援判定でも無理ですよ…!」
ムーン「俺は翼の支援もあるから、〈回避〉なら頑張ればギリギリいけるか…?」
グラッセ「相手はロクサスさんを元にしてデータを組んでいる。となれば攻撃喰らったら終わりな気がする…ここはムーンに一途の望みをかけます! マイナーなし、メジャーで《戦乙女の導き1》でダイス一個追加です! 浸蝕率58%!」
ムーン「最後、俺の番だ! 〈回避〉の進行判定するぜ!」
ツバサ「《支援射撃3》発動、ダイス3個追加だよ! 浸蝕率72%!」
〈回避〉判定
22D+2→21 失敗
ムーン「くっそ、駄目だった!! すまん!」
クウ「いや、いい。気にするな」
SM「ではクリンナップ。六介の行動と行くぞ。
マイナーで《インフィニティウェポン6》《ダブルクリエイト2》《シャインブレード6》で両手に双剣を作り出すが、一本は光り輝いて強化される。
メジャーは《コンセントレイト3:モルフェウス》《カスタマイズ4》《物質合成2》《ギガンティックモード2》、更にDロイス『破壊者』の効果も含めて、ダイス15個、達成値10、攻撃力34+1D、C値7の範囲攻撃じゃ!」
クウ「固定値で全員死ねるレベルじゃー!?」
グラッセ「てか、なんかヤバそうなDロイス持ってません!?」
ツバサ「このDロイスは攻撃に特化しているけど、逆に防御を軟化されるんだよ。それより《ミスディレクション》使えば被害は1人に絞られるけど…!」
ムーン「この先の事考えたら、まだいいんじゃないか? 凍矢に頼めば一人は無傷で済むし、全員《リザレクト》も使える」
ツバサ「なら、使わないよ」
《命中判定》
15D+10(C値7)→26
SM「む! 低めじゃな」
ムーン「回避! 20で駄目だ!」
クウ「俺も! 駄目だ、10」
ツバサ「ボクも7だよ」
グラッセ「俺は誰をかばえばいい?」
クウ「浸蝕率が一番高い月だろうな」
グラッセ「分かりました。《炎神1》発動で月をカバーリングします。念の為ガードで、浸蝕率60%!」
《ダメージ算出》
4D+34→44
《ガード》
1D+9→17
グラッセ「二倍するまでもなく無理ですね…《リザレクト》で…8回復。66%」
クウ「《リザレクト》…9。浸蝕率77%」
ツバサ「ボクは…8。80%突入したよぉ」
GM「では空は放心を解除。これでクリンナップは終了だ」
第5ラウンド
クウ「さて、もうここからは俺がダイスを振る。異存はないよな?」
三人「「「異議なーし」」」
1D100→35(絶体絶命のピンチ。このラウンド中、進行判定に失敗すると進行値が0になる)
クウ「さっきからろくなはぷにんぐしかでないなー」(白目)
ツバサ「まさに絶体絶命だねー。ここで今まで稼いだ進行値29点がぜーんぶパーになるなんてアハハハハー」(白目)
グラッセ「二人とも目からハイライトが消えてる!?」
ムーン「何でこのタイミングでこいつを出しやがる!? お前のダイスはどれだけ空気を読むんだ!?」
GM「さあ、どうする?」
ツバサ(もうラウンドは半分を切ってる。進行値0の状態から30稼ぐ時間はない。ここで確実に成功しないと、全部が無駄になる――けど、難易度15なんてどうあがいても支援判定出来ないし判定にコンセを組み込めない以上、成功する確率は厳しい。ボクのC値を下げる方法使っても、ダイス一つがクリティカルする確率は5分の1、成功出来る方法は…)
ツバサ「――セットアップ宣言無し、メインも待機。空さんに全部委ねる」
クウ「ハ!?」
ツバサ「大丈夫、空さんで挑めば確実に成功する。何かあっても月がいるしね」
ムーン「俺? まあいい。空、やれ」
クウ「…どうなっても知らないぞ? 〈回避〉で進行判定だ!」
ツバサ「そしてここで《ヘヴンアイズ1》発動! HP5点消費して、達成値+10追加ァ!! 浸蝕率84%!」
〈回避〉判定
6D+12→21 成功
守られた月以外、ボロボロの状態になりながら起き上がる。
範囲、威力、洞察力。確かに彼はベテランの域に達している。出し抜くのは至難の業だ。
翼(それでも…活路を、見出す――!!)
五感を全て解放し、ありとあらゆる情報を脳内に叩きこむ。
空が行動しようとするが、六介が先程の威力で床を壊して一階に落とそうとする。その近くに、ある物が目に留まる。
ほぼ無意識にコインを弾き、電撃を飛ばす。即席な為、通常よりも威力は低い。だが――消火器を破裂させて視界を煙で遮るには十分だった。
六介『うぶっ!?』
空『っ、サンキュ翼!』
翼『いいから走って!』
六介『悪あがきを!』
???『――これ以上、俺の生徒に手を出すなっ!!!』
追いかけようとする六介を、一本の長い刀身が遮る。
現れたのは凍矢達の担任――ガイアスだった。
凍矢&月『『ガイアス先生!?』』
六介『あんた、UGN本部エージェントか! なぜここにいる!』
ガイアス『そう言う貴様こそ、UGNエージェントの狭川六介だろう? 何故FH側についた?』
六介『…答える義理はない。そこを退け!』
ガイアス『行け、お前達!! ここは俺が引き受ける!!』
その時、にゃんタンが近くのロッカーの扉を開ける。そこからライムが手を差し伸べている。
ライム『凍矢、月! 早くこっちに!』
凍矢『ライム! …死なないでください、ガイアス先生!!』
急いで逃げる四人に、ガイアスは静かに微笑む。そして、襲い掛かる六介の双剣を受け止めた所で扉が閉じた…。
グラッセ&ムーン「「うわーん、ガイアス先生ー!! 六介に負けないでー!!」」
クウ「何だこのガイアスに対する謎の崇拝は?」
リズ「そうだー!! ガイアス先生、FHになったロクサスなんてぶっ倒せー!!」
クウ&ツバサ((凄い目が輝いてる…))
ロクサス(ピク、ピク…!)(涙)
ウラノス「おーい、とうとう親馬鹿が突っ伏したぞー」
GM「進行値が達した事でFS判定は終了だ。次のシーンに進もう」
■作者メッセージ
解説:今回作ったハプニングチャート(合流後用)
空が合流して4人になった際のチャート表です。と言っても、カーチェイス用のハプニングを学園用に作り直しただけですが。
なぜ、今回に限って悪いのばっかりしか当たらなかった?
1〜10 関係ない場所で騒ぎが起きて人の目が引き付けられる。このラウンド中、判定ダイス+5個。
11〜20 特定の血が騒めく。ブラム・ストーカー、またはブラムの効果を受けているキャラは2D10のダメージと放心を受ける。(相手も効果を受けた場合、そのイベント中達成値+3追加)
21〜30 自分達を罵る言葉が校舎に響き渡る。このラウンド中進行判定をしたPCは浸蝕率1D10%上昇。
31〜40 絶体絶命のピンチ。このラウンド中、進行判定に失敗すると進行値が0になる。
41〜50 突然物が動き出して、相手を妨害してくれる。このラウンド中、進行判定にC値−1。
51〜60 光の羽根が現れ、行動を助けてくれる。ラウンド中、判定の達成値+1D10。
61〜70 校舎内の《ワーディング》が強まる。PC全員が重圧を受ける。
71〜80 暴徒の妨害が襲い掛かる。このラウンド中、判定ダイス−5個
81〜90 もはや騒ぎが混沌となってきている。ハプニングチャートを2回振り、効果を全て適応する。
91〜100 一か八かのチャンス。このラウンド中、最大達成値と難易度が+10。
空が合流して4人になった際のチャート表です。と言っても、カーチェイス用のハプニングを学園用に作り直しただけですが。
なぜ、今回に限って悪いのばっかりしか当たらなかった?
1〜10 関係ない場所で騒ぎが起きて人の目が引き付けられる。このラウンド中、判定ダイス+5個。
11〜20 特定の血が騒めく。ブラム・ストーカー、またはブラムの効果を受けているキャラは2D10のダメージと放心を受ける。(相手も効果を受けた場合、そのイベント中達成値+3追加)
21〜30 自分達を罵る言葉が校舎に響き渡る。このラウンド中進行判定をしたPCは浸蝕率1D10%上昇。
31〜40 絶体絶命のピンチ。このラウンド中、進行判定に失敗すると進行値が0になる。
41〜50 突然物が動き出して、相手を妨害してくれる。このラウンド中、進行判定にC値−1。
51〜60 光の羽根が現れ、行動を助けてくれる。ラウンド中、判定の達成値+1D10。
61〜70 校舎内の《ワーディング》が強まる。PC全員が重圧を受ける。
71〜80 暴徒の妨害が襲い掛かる。このラウンド中、判定ダイス−5個
81〜90 もはや騒ぎが混沌となってきている。ハプニングチャートを2回振り、効果を全て適応する。
91〜100 一か八かのチャンス。このラウンド中、最大達成値と難易度が+10。