クライマックスフェイズ2
GM「戦闘の開始だ。エンゲージはこのようになっている」
[フェンス]――20m――(PC四人)――10m――(ゼノ/星華/羽粋)――10m――[フェンス]
グラッセ「このフェンスってなに?」
GM「今回は屋上だからね。距離感の仕切りとしてこのようにさせて貰ったよ」
SM「勝利条件は『海命ゼノを倒す事』じゃな。敵は1人にしてやった、感謝しろ」
GM「セットアップに入るが――まずは、ここまでPC達があらゆる条件を達成しているので各イベントを済ませよう」
???『――ようやく見つけたぞ!』
凍矢達のいる屋上に、1人の男が刀を携えてやってくる。
それは、暴れる六介と対峙する際に別れた担任――ガイアスだった。
凍矢&月『『ガイアス先生!!』』
ガイアス『お前達が時間を稼いでくれたおかげだ。俺の任務は光と闇の守護者の監視及び保護。俺も力を貸すぞ』
ゼノ『ふん、一人増えた所で何が――』
???『――なら、一台がお望みかしら!!』
頭上から少女の声が響くと同時に、プロペラの回る音が近づいて来る。
見上げると、闇の空に紛れて一台のヘリが飛んでいた。開け放たれたドアには、梟を肩に乗せたテレーズと陸がいる。
凍矢『テレーズさん!?』
月『陸!? なんでてめえがここにいやがる!!』
陸『お前達を助けに来たに決まっているだろ! 結界が緩んだおかげで、やっと入れた! 月、俺も一緒に』
月『帰れ!! てめえの援護なんぞいるかー!!』
翼『月、折角の救援を無下にしないで!!』
凍矢『頼むムーン、ここは耐えて!! 俺達もう浸蝕率ヤバヤバなんだから!!』
ゼノ『はん! 闇の守護者の血筋に評議員が来るとは飛んで火にいる夏の虫よ! 星華、あいつらを捉えて――!』
???『――らあああああああぁ!!!』
歌と共に、屋上の床の一部が吹き飛んだ。
違う、下の階から壊されたのだ。オレンジと白のプロテクターを身に纏った響の拳によって。
空(お前は!)
響『お待たせ、あたしも手伝うから!』
空(覚醒したてのオーヴァードだろ、危ないぞ!)
響『それでもやる! あたしだって…あんたみたいに、この拳で誰かを守るんだから!』
蒼空『分かった。だけど、無茶はするな』
響『もちろん!』
GM「条件は順に、“全員Rハンドアウトを開いている”、“エレクトロノイズを撃破”、“響を助けた”を達成した事で――三枚のNPCカードが貰えるぞ!」
ツバサ「三枚も!? やったー!」
GM「効果は…この後の追加のイベントが終わってからだ」
援軍が現れ、一気にこちらが有利に傾いた。そう思った直後、入り口の方から重苦しい気配を感じ取った。
月『なんだ!?』
六介『――見つけだぞ、ゼノ!!』
翼『六介さん!?』
羽粋『ア、アアア…!!』
六介『……一足遅かったか』
凍矢『六介さん?』
六介『よくも娘をこんなひどい目に合わせたな…!!』
月『あ、あの…?』
六介『羽粋をこれ以上傷つけない為に――ゼノ諸共、お前達も殲滅してくれるぅ!!!』
GM「と言う訳で、六介は君達の10m後方に出現するぞ」
ムーン「厄介な敵が現れたんですけどぉ!!!」
クウ「これもそれも凍矢の所為じゃねーか!!!」
グラッセ「で、でもゼノ諸共って言ってますよ!? もしかしたらゼノを攻撃するかも…」
GM「ちなみに、範囲どころかシーン攻撃を持っている為…
味 方 も 敵 も 関 係 な く 攻 撃 を 仕 掛 け る」
クウ&ムーン「「やっぱり敵じゃねーかぁぁぁ!!!」」
ツバサ「凍矢のバカー!! 何でこんな人怒らせたのー!!」
グラッセ「ごめんなさーい!!」
GM「ちなみに、六介の怒りを解除する方法はあるんだが聞く?」
四人「「「「聞かせてくださいっ!!!」」」」(必死)
GM「解除方法は1つ。『羽粋を無事に正気に戻す事』だ。判定は難易度15の〈交渉〉の後に、難易度12の〈意思〉もしくは〈RC〉の判定に成功すれば正気に戻るよ」
グラッセ「難易度15!?」
GM「本来は羽粋のロイスを持っている、かつ凍矢がRハンドアウトのトラップに引っかからなければ難易度10で済むんだが…二つ目が満たされていない為、このような難易度になったよ」
SM「それと、二番目の判定に失敗した場合…Eロイス『絶対の枷』と『加虐の宴』が発動し、羽粋は抵抗し命令違反を犯したと言う事で死亡と同時にエンゲージに隣接しているキャラに5Dダメージが与えられる。精々頑張る事じゃな」
ツバサ「…万が一、死亡させたら?」
SM「六介はジャーム化決定じゃな。今よりもーっと強くなるのは確定じゃ」
四人「「「「何が何でも生還させるっ!!!」」」」
クウ「なあ、二番目の判定はゼノの血を体外に押しやるんだよな? なら俺が響にやった〈白兵〉判定は適応出来るか?」
SM「ま、まあ羽粋も白兵タイプだからな、それぐらいなら認めよう。最後失敗したらお主が従者になってしまうのは変わりないぞ」
ツバサ「どちらにせよ、この判定は【社会】も【精神】も適した凍矢にやってもらうしかないよね」
ムーン「頼むぞ、主人公」
グラッセ「もちろんですよ。月もいますし、もう失敗しません」
クウ「とか言って失敗するパターンじゃないよな?」
グラッセ「何ですか! 少しは俺を信用してください!」
GM「さて…では、お待ちかねの三人のNPCカードを渡そう」
『闇代陸』
1・オート/判定の直前に使用。判定ダイス+4個追加。1ラウンド1回。
2・セットアップ/ラウンド中、六介を常に行動済みにする。1シナリオ1回。(この効果を適応する場合、1の効果はラウンド中使えない)
『大晴響』
1・《死神の疾風》オート/ダメージロール直前に使用。ダメージダイス+3D追加。1ラウンド1回。1シナリオ3回だけ使用可能。
2・セットアップ/ラウンド中、六介を常に行動済みにする。1シナリオ1回。(この効果を適応する場合、1・3の効果はラウンド中使えない)
3・Dロイス『調和者』オート/エフェクト使用する直前に使用。エフェクトにより上昇する浸蝕率を0にする。1シナリオ1回。
『ガイ・アースト』
1・《軍神の守り》オート/命中判定後、PC一人をカバーリングする。1シナリオ2回のみ。
2・セットアップ/ラウンド中、六介を常に行動済みにする。1シナリオ1回。(この効果を適応する場合、1・3の効果はラウンド中使えない)
3・Dロイス『特権階級』。オート/通常のタイタス昇華の効果をPCに適応する。1シナリオ1回。
グラッセ「陸さんは援護、響さんは攻撃、ガイアス先生は守りに適しているんですね」
ツバサ「しかも、3人とも一度だけ六介さんを抑えてくれる。NPCを使えるのは2人だけになるけど、3ラウンドまでは抑える事が可能だね」
ムーン「Rハンドアウト、開いてて良かったな…」
クウ「ところで、響のDロイスは『賢者の石』だったはずだろ? 何で『調和者』になっているんだ?」
GM「別の世界線だからね。蒼空だってDロイスは別だろ?」
SM「余談だが、凍矢が無事にRハン開いていたら六介も仲間になっていた。響も操られたままなら、セットアップの足止め対象になっていたがな」
GM「今度こそセットアップだ。まずは星華が《光の剣4》《戦局判断2》を使用! 攻撃力8の武器を作り、羽粋の行動値を4上げる!」
SM「そのまま羽粋の行動、羽粋は《ターゲットロック3》《攻性変色2》《光の剣5》を発動。攻撃力9の武器を作り、《ターゲットロック》で狙う相手は凍矢になるぞ! これにより凍矢に対して19ダメージ追加、そしてリミットエフェクトの《攻性変色》により暴走状態に突入する」
ムーン「ちょっと待て、何でシンドロームの構成にキュマイラ混じってるんだよ!!?」
GM「え? だって、野生の勘=獣だろ? キュマイラ入れない要素がどこにあるの? てか君らの作者も認めたよ?」
リズ「ふざけんなあんのクソ作者ぁぁぁ!!!」
ツバサ「いやでもリズ、能力にキュマイラ混じってそうだよね…」
クウ「同感だ」
リズ「おいこらぁ!!! 全員喧嘩売ってるのかぁ!!?」
SM「ええい、内輪もめは後にせい!! 次はこの妾の番なんじゃぞ!! オホン、妾は《赤色の従者3》《従者の行進2》を発動。未行動状態で従者一体を妾のエンゲージに登場させる」
クウ「《従者の行進》ってブラムのDロイス『黄昏の支配者』かよ!? 敵を増やしやがって!!」
SM「おっと、まだ終わらんぞ! さらに《冥界の檻2》と《血色の花嫁2》を羽粋に発動! お前達全員〈硬直〉のバステを、そして羽粋に妾がブラムで消費した分のダメージを肩代わりさせる! もちろん、羽粋に拒否権はない」
グラッセ「しまった、俺達の動きを封じられた!?」
ムーン「何て卑怯な…!」
クウ「しかも人質にHP消費を肩代わりかよ…俺は真似したくないな」
ツバサ「いいや、是非とも師匠は習得してよ!! ううん、習得するべきだよ!!」
クウ「へ? ま、まあ確かに俺もHP消費は辛い方だが…」
ツバサ「だって『花嫁』だよ! 習得してボクに効果が来れば、実質師匠の花嫁に…!」
レイア&スピカ&シルビア「「「なぬっ!!!」」」(ギンッ)
グラッセ「ヒッ!? 女性達の目が…!!」
スピカ「【エンドライン】ならワンチャンある!! 是非とも習得なさい! そして私に、いや俺に効果を渡すんだ!!」
レイア「今からでも遅くないです!! キャラ作成して、飛び込み参加を!!」(キャラシート作成中…)
シルビア「こんな仮想ではなく、現実で習得しろ!! 我の力を持ったお主なら習得は可能じゃ!! 『花嫁』と技を付け、我に寄越せぇ!!!」
ムーン「ナニコノタタカイ…!?」(震え)
SM「妾だって、本当は小娘よりはゼアノート様につけるわい!! ゼアノート様、妾の為にその血を捧げてくださいなー!?」
ゼア軍団「ひぃ!?」
GM「…お前らちょっと落ち着けぇぇぇ!!!!!」
*しばらくお待ちください…
GM「やっと落ち着いたか……で、次は翼の番だが」
ツバサ「《戦術4》発動! 三人にメジャーダイス4個追加、浸蝕率156%!」
ムーン「俺達は…NPCカードだな。誰を使う?」
グラッセ「状況からして、まずは陸さんにしましょう」
クウ「だな。あと、俺はオートでエンブレム『エフィシエントワーク』発動だ! クライマックス中、常に攻撃のダメージロール+1Dだ!」
ムーン「俺は…《フルパワーアタック》使っても、ゼノの所までいけなければ意味がない。それに硬直もあるしな…宣言無しだ」
GM「では、行動順だ」
星華(21)
羽粋・従者A(18)
ゼノ(15)
翼(11)
凍矢・月・蒼空(8)
ツバサ「何というか…」
グラッセ「見事に男性三人は被ったなぁ」
ムーン「次までに《斥力跳躍》のレベル上げてやる!」
クウ「寧ろ俺はメモリーが欲しい!」
六介『死ね、ゼノ諸共!!!』
敵味方関係なくこの場にいる全員(娘除く)を抹殺しようとする六介。
だが、彼を足止めするように陸の銃弾が放たれる。
陸『悪いが、邪魔させて貰う!』
六介『貴様…!!』
陸『目の前で息子が殺されるのを黙って見ているほど、俺は親としての責任を捨てた訳じゃない!』
月『ああん!? 勝手にてめえが親面してんじゃねえぞ!! 敵の前にヘリごとスクラップするぞオラァ!!!』
翼『お願いだから今だけは怒りを沈めてぇ!!!』
凍矢『俺達まだ死にたくないしジャームになりたくないぃ!!!』
テレーズ『黒羽蒼空、受け取りなさい!』
二人が月を押えていると、テレーズが蒼空に向かって何かを投げる。
反射的にキャッチすると、それはUGNのマークが刻まれた古ぼけたピンバッチだった。
蒼空『これは…!』
テレーズ『あなたの物でしょ!? こっち(UGN)で保管しても何だから返すわ!!』
ゼノ『何だ、あれは?』
星華『UGN本部エージェントになった者にだけが貰える、ピンバッチね。大した効果は持ってないわ』
蒼空『ああ。物自体にはな』
今の自分はFH、こんなの持ってても意味のない品だ。
それでも…蒼空はあえて、ピンバッチをコートの襟に付ける。
UGNとしての理念を貫くために。本気を出す為に。
蒼空『お礼は言わないぞ、テレーズ。ちょっとした願掛けになった』
翼『みんな、敵が増えようがやる事は変わらない!! 徹底的に潰すよっ!!』
三人『『『おう!』』』
[フェンス]――20m――(PC四人)――10m――(ゼノ/星華/羽粋)――10m――[フェンス]
グラッセ「このフェンスってなに?」
GM「今回は屋上だからね。距離感の仕切りとしてこのようにさせて貰ったよ」
SM「勝利条件は『海命ゼノを倒す事』じゃな。敵は1人にしてやった、感謝しろ」
GM「セットアップに入るが――まずは、ここまでPC達があらゆる条件を達成しているので各イベントを済ませよう」
???『――ようやく見つけたぞ!』
凍矢達のいる屋上に、1人の男が刀を携えてやってくる。
それは、暴れる六介と対峙する際に別れた担任――ガイアスだった。
凍矢&月『『ガイアス先生!!』』
ガイアス『お前達が時間を稼いでくれたおかげだ。俺の任務は光と闇の守護者の監視及び保護。俺も力を貸すぞ』
ゼノ『ふん、一人増えた所で何が――』
???『――なら、一台がお望みかしら!!』
頭上から少女の声が響くと同時に、プロペラの回る音が近づいて来る。
見上げると、闇の空に紛れて一台のヘリが飛んでいた。開け放たれたドアには、梟を肩に乗せたテレーズと陸がいる。
凍矢『テレーズさん!?』
月『陸!? なんでてめえがここにいやがる!!』
陸『お前達を助けに来たに決まっているだろ! 結界が緩んだおかげで、やっと入れた! 月、俺も一緒に』
月『帰れ!! てめえの援護なんぞいるかー!!』
翼『月、折角の救援を無下にしないで!!』
凍矢『頼むムーン、ここは耐えて!! 俺達もう浸蝕率ヤバヤバなんだから!!』
ゼノ『はん! 闇の守護者の血筋に評議員が来るとは飛んで火にいる夏の虫よ! 星華、あいつらを捉えて――!』
???『――らあああああああぁ!!!』
歌と共に、屋上の床の一部が吹き飛んだ。
違う、下の階から壊されたのだ。オレンジと白のプロテクターを身に纏った響の拳によって。
空(お前は!)
響『お待たせ、あたしも手伝うから!』
空(覚醒したてのオーヴァードだろ、危ないぞ!)
響『それでもやる! あたしだって…あんたみたいに、この拳で誰かを守るんだから!』
蒼空『分かった。だけど、無茶はするな』
響『もちろん!』
GM「条件は順に、“全員Rハンドアウトを開いている”、“エレクトロノイズを撃破”、“響を助けた”を達成した事で――三枚のNPCカードが貰えるぞ!」
ツバサ「三枚も!? やったー!」
GM「効果は…この後の追加のイベントが終わってからだ」
援軍が現れ、一気にこちらが有利に傾いた。そう思った直後、入り口の方から重苦しい気配を感じ取った。
月『なんだ!?』
六介『――見つけだぞ、ゼノ!!』
翼『六介さん!?』
羽粋『ア、アアア…!!』
六介『……一足遅かったか』
凍矢『六介さん?』
六介『よくも娘をこんなひどい目に合わせたな…!!』
月『あ、あの…?』
六介『羽粋をこれ以上傷つけない為に――ゼノ諸共、お前達も殲滅してくれるぅ!!!』
GM「と言う訳で、六介は君達の10m後方に出現するぞ」
ムーン「厄介な敵が現れたんですけどぉ!!!」
クウ「これもそれも凍矢の所為じゃねーか!!!」
グラッセ「で、でもゼノ諸共って言ってますよ!? もしかしたらゼノを攻撃するかも…」
GM「ちなみに、範囲どころかシーン攻撃を持っている為…
味 方 も 敵 も 関 係 な く 攻 撃 を 仕 掛 け る」
クウ&ムーン「「やっぱり敵じゃねーかぁぁぁ!!!」」
ツバサ「凍矢のバカー!! 何でこんな人怒らせたのー!!」
グラッセ「ごめんなさーい!!」
GM「ちなみに、六介の怒りを解除する方法はあるんだが聞く?」
四人「「「「聞かせてくださいっ!!!」」」」(必死)
GM「解除方法は1つ。『羽粋を無事に正気に戻す事』だ。判定は難易度15の〈交渉〉の後に、難易度12の〈意思〉もしくは〈RC〉の判定に成功すれば正気に戻るよ」
グラッセ「難易度15!?」
GM「本来は羽粋のロイスを持っている、かつ凍矢がRハンドアウトのトラップに引っかからなければ難易度10で済むんだが…二つ目が満たされていない為、このような難易度になったよ」
SM「それと、二番目の判定に失敗した場合…Eロイス『絶対の枷』と『加虐の宴』が発動し、羽粋は抵抗し命令違反を犯したと言う事で死亡と同時にエンゲージに隣接しているキャラに5Dダメージが与えられる。精々頑張る事じゃな」
ツバサ「…万が一、死亡させたら?」
SM「六介はジャーム化決定じゃな。今よりもーっと強くなるのは確定じゃ」
四人「「「「何が何でも生還させるっ!!!」」」」
クウ「なあ、二番目の判定はゼノの血を体外に押しやるんだよな? なら俺が響にやった〈白兵〉判定は適応出来るか?」
SM「ま、まあ羽粋も白兵タイプだからな、それぐらいなら認めよう。最後失敗したらお主が従者になってしまうのは変わりないぞ」
ツバサ「どちらにせよ、この判定は【社会】も【精神】も適した凍矢にやってもらうしかないよね」
ムーン「頼むぞ、主人公」
グラッセ「もちろんですよ。月もいますし、もう失敗しません」
クウ「とか言って失敗するパターンじゃないよな?」
グラッセ「何ですか! 少しは俺を信用してください!」
GM「さて…では、お待ちかねの三人のNPCカードを渡そう」
『闇代陸』
1・オート/判定の直前に使用。判定ダイス+4個追加。1ラウンド1回。
2・セットアップ/ラウンド中、六介を常に行動済みにする。1シナリオ1回。(この効果を適応する場合、1の効果はラウンド中使えない)
『大晴響』
1・《死神の疾風》オート/ダメージロール直前に使用。ダメージダイス+3D追加。1ラウンド1回。1シナリオ3回だけ使用可能。
2・セットアップ/ラウンド中、六介を常に行動済みにする。1シナリオ1回。(この効果を適応する場合、1・3の効果はラウンド中使えない)
3・Dロイス『調和者』オート/エフェクト使用する直前に使用。エフェクトにより上昇する浸蝕率を0にする。1シナリオ1回。
『ガイ・アースト』
1・《軍神の守り》オート/命中判定後、PC一人をカバーリングする。1シナリオ2回のみ。
2・セットアップ/ラウンド中、六介を常に行動済みにする。1シナリオ1回。(この効果を適応する場合、1・3の効果はラウンド中使えない)
3・Dロイス『特権階級』。オート/通常のタイタス昇華の効果をPCに適応する。1シナリオ1回。
グラッセ「陸さんは援護、響さんは攻撃、ガイアス先生は守りに適しているんですね」
ツバサ「しかも、3人とも一度だけ六介さんを抑えてくれる。NPCを使えるのは2人だけになるけど、3ラウンドまでは抑える事が可能だね」
ムーン「Rハンドアウト、開いてて良かったな…」
クウ「ところで、響のDロイスは『賢者の石』だったはずだろ? 何で『調和者』になっているんだ?」
GM「別の世界線だからね。蒼空だってDロイスは別だろ?」
SM「余談だが、凍矢が無事にRハン開いていたら六介も仲間になっていた。響も操られたままなら、セットアップの足止め対象になっていたがな」
GM「今度こそセットアップだ。まずは星華が《光の剣4》《戦局判断2》を使用! 攻撃力8の武器を作り、羽粋の行動値を4上げる!」
SM「そのまま羽粋の行動、羽粋は《ターゲットロック3》《攻性変色2》《光の剣5》を発動。攻撃力9の武器を作り、《ターゲットロック》で狙う相手は凍矢になるぞ! これにより凍矢に対して19ダメージ追加、そしてリミットエフェクトの《攻性変色》により暴走状態に突入する」
ムーン「ちょっと待て、何でシンドロームの構成にキュマイラ混じってるんだよ!!?」
GM「え? だって、野生の勘=獣だろ? キュマイラ入れない要素がどこにあるの? てか君らの作者も認めたよ?」
リズ「ふざけんなあんのクソ作者ぁぁぁ!!!」
ツバサ「いやでもリズ、能力にキュマイラ混じってそうだよね…」
クウ「同感だ」
リズ「おいこらぁ!!! 全員喧嘩売ってるのかぁ!!?」
SM「ええい、内輪もめは後にせい!! 次はこの妾の番なんじゃぞ!! オホン、妾は《赤色の従者3》《従者の行進2》を発動。未行動状態で従者一体を妾のエンゲージに登場させる」
クウ「《従者の行進》ってブラムのDロイス『黄昏の支配者』かよ!? 敵を増やしやがって!!」
SM「おっと、まだ終わらんぞ! さらに《冥界の檻2》と《血色の花嫁2》を羽粋に発動! お前達全員〈硬直〉のバステを、そして羽粋に妾がブラムで消費した分のダメージを肩代わりさせる! もちろん、羽粋に拒否権はない」
グラッセ「しまった、俺達の動きを封じられた!?」
ムーン「何て卑怯な…!」
クウ「しかも人質にHP消費を肩代わりかよ…俺は真似したくないな」
ツバサ「いいや、是非とも師匠は習得してよ!! ううん、習得するべきだよ!!」
クウ「へ? ま、まあ確かに俺もHP消費は辛い方だが…」
ツバサ「だって『花嫁』だよ! 習得してボクに効果が来れば、実質師匠の花嫁に…!」
レイア&スピカ&シルビア「「「なぬっ!!!」」」(ギンッ)
グラッセ「ヒッ!? 女性達の目が…!!」
スピカ「【エンドライン】ならワンチャンある!! 是非とも習得なさい! そして私に、いや俺に効果を渡すんだ!!」
レイア「今からでも遅くないです!! キャラ作成して、飛び込み参加を!!」(キャラシート作成中…)
シルビア「こんな仮想ではなく、現実で習得しろ!! 我の力を持ったお主なら習得は可能じゃ!! 『花嫁』と技を付け、我に寄越せぇ!!!」
ムーン「ナニコノタタカイ…!?」(震え)
SM「妾だって、本当は小娘よりはゼアノート様につけるわい!! ゼアノート様、妾の為にその血を捧げてくださいなー!?」
ゼア軍団「ひぃ!?」
GM「…お前らちょっと落ち着けぇぇぇ!!!!!」
*しばらくお待ちください…
GM「やっと落ち着いたか……で、次は翼の番だが」
ツバサ「《戦術4》発動! 三人にメジャーダイス4個追加、浸蝕率156%!」
ムーン「俺達は…NPCカードだな。誰を使う?」
グラッセ「状況からして、まずは陸さんにしましょう」
クウ「だな。あと、俺はオートでエンブレム『エフィシエントワーク』発動だ! クライマックス中、常に攻撃のダメージロール+1Dだ!」
ムーン「俺は…《フルパワーアタック》使っても、ゼノの所までいけなければ意味がない。それに硬直もあるしな…宣言無しだ」
GM「では、行動順だ」
星華(21)
羽粋・従者A(18)
ゼノ(15)
翼(11)
凍矢・月・蒼空(8)
ツバサ「何というか…」
グラッセ「見事に男性三人は被ったなぁ」
ムーン「次までに《斥力跳躍》のレベル上げてやる!」
クウ「寧ろ俺はメモリーが欲しい!」
六介『死ね、ゼノ諸共!!!』
敵味方関係なくこの場にいる全員(娘除く)を抹殺しようとする六介。
だが、彼を足止めするように陸の銃弾が放たれる。
陸『悪いが、邪魔させて貰う!』
六介『貴様…!!』
陸『目の前で息子が殺されるのを黙って見ているほど、俺は親としての責任を捨てた訳じゃない!』
月『ああん!? 勝手にてめえが親面してんじゃねえぞ!! 敵の前にヘリごとスクラップするぞオラァ!!!』
翼『お願いだから今だけは怒りを沈めてぇ!!!』
凍矢『俺達まだ死にたくないしジャームになりたくないぃ!!!』
テレーズ『黒羽蒼空、受け取りなさい!』
二人が月を押えていると、テレーズが蒼空に向かって何かを投げる。
反射的にキャッチすると、それはUGNのマークが刻まれた古ぼけたピンバッチだった。
蒼空『これは…!』
テレーズ『あなたの物でしょ!? こっち(UGN)で保管しても何だから返すわ!!』
ゼノ『何だ、あれは?』
星華『UGN本部エージェントになった者にだけが貰える、ピンバッチね。大した効果は持ってないわ』
蒼空『ああ。物自体にはな』
今の自分はFH、こんなの持ってても意味のない品だ。
それでも…蒼空はあえて、ピンバッチをコートの襟に付ける。
UGNとしての理念を貫くために。本気を出す為に。
蒼空『お礼は言わないぞ、テレーズ。ちょっとした願掛けになった』
翼『みんな、敵が増えようがやる事は変わらない!! 徹底的に潰すよっ!!』
三人『『『おう!』』』