クライマックスフェイズ4
クウ「あのよー…正直俺としては星華と対決したいんだが?」
ムーン「我慢しろ…次に成功する確率、ていうか安全に出来るのお前だけだもんなー…戦闘用人格ってなんだっけ?」
ツバサ「少なくとも、星華さんのカウンター潰しておかないと最後にまた範囲攻撃来るもんね…」
ムーン「こんな事なら《フルパワーアタック》しておけば良かったぜ…正直俺が助けたい所だが、二番目の〈RC〉判定は自信がない。と言うか、命のやり取りの選択なんて俺はやりたくない…!! だからお前に任せる蒼空、失敗すんじゃねーぞ?」
クウ「ああ…俺の番。マイナーで硬直を解除する。メジャーで《コンセントレイト3:ブラム=ストーカー》《鮮血の一撃3》《始祖の決闘4》《生命吸収2》で羽粋に〈白兵〉対決を申し込む! ダイス30、達成値5、C値7だ!」
GM「では羽粋は先程のコンボ攻撃で対抗だ! ダイスは14、達成値4、C値7!」
《対決判定》
蒼空30D+5(C値7)→68
羽粋14D+4(C値7)→40
クウ「よし、勝った! 浸蝕率156%、《生命吸収》の効果でHP20まで回復だ!」
SM「何でこんな時に限ってこいつの出目は爆発するんじゃ!?」
グラッセ&ムーン「「それがこいつのダイス運だから」」
SM「ええい、次の〈RC〉判定だ! 難易度は12じゃ!」
クウ「やってやる…!」
ツバサ「《支援射撃》は…」
クウ「月に取っておいてくれ! 何とかしてみせる!」
〈RC〉判定
11D→11 失敗
クウ「…っ…!」
SM「ふ、これで貴様は妾の従者に決定じゃな。ああ、Eロイスの効果も蒼空に変えて――」
クウ「――黒須左京のロイスをタイタス昇華! 達成値+1D追加だ!」
SM「はぁ!?」
クウ「達成値…3。ま、ここで1を出しても成功だけどな」
ツバサ「何でこんな時に限って、出目が低いんだろうねぇ…」
彼女の中にあるゼノの血を吸い取る為に、蒼空は格闘戦を挑む。すると、羽粋の胸にあるペンダントがより一層輝いて身体と武器の剣から光を発する。
羽粋『ジャマ、スルナァァ!!!』
蒼空『くっ…!』
空(おい宿主、どうするんだ? 完全に破壊衝動に呑まれてるぞ?)
光を纏う度に強化される羽粋。その上理性を失くしてしまっている。この状態で血を吸う事は困難だ。
蒼空『それでも――いや、だからこそ、救うんだろうがぁ!!』
動きを見切り、どうにか無傷のまま羽粋の背後を取って抑えつける事には成功する。だが、羽粋は力の限り抵抗する。
羽粋『ウっ…ウガアアア!!』
空(くそ、なんて馬鹿力だ…! かすり傷つける所じゃないぞ!?)
蒼空『こっちも手段選んでいられない! 少し痛いが我慢してくれ、すぐに終わらせる!』
覚悟を決めて、蒼空は羽粋を抑えつけたまま…首筋を噛んだ。
羽粋『ひぅ…あっ、や…!』
まるで吸血鬼のように、羽粋の血を呑む。助けるためとはいえ、この光景に父親はブチ切れた。
六介『貴様ぁぁぁ!!!』
響『邪魔はさせないっ!!』
六介『どけぇ!!! これ以上羽粋を、娘を傷つけてなるものかぁ!!!』
響『どかない…!! あの人やあの子だけじゃない!! あなたも誰も、傷つけさせない!!!』
六介『傷つける…!? 羽粋がああなったのはあいつらの所為だろうが!! 幼馴染みの彼なら守れると、そう信じた俺がバカだった!!! もう誰も信じない、あの子も波音も守れるのは俺だけだぁぁぁ!!!』
響『そんな事ない…!! 例え敵でも、握った信念が違ったとしても…同じ方向を見ているのなら、あたし達は手を取り合える!!』
響が六介を抑えている隙に、蒼空は羽粋の中にあったゼノの血を飲み干す。
後は取り込んだ血を排出するだけ。腕を振り払おうとするが、自我を飲み込む悪意が自分の力よりも上だった。血は取り込まれたまま、意識が遠ざかっていく。
蒼空『う、ぐっ…!』
(――また操られるのか? こうも続けざまだと、貴様は救えない存在だな)
蒼空『…これ、ぐらいぃ…!!』
不意に過ぎった黒須の顔。残る意志を振り絞り、左手首を噛む。
そのまま思いっきり力を込めると、ブチリと切れる音と肉を引き裂く痛みが襲う。手首を噛み切る事で、無理やり血を流してゼノの洗脳を回避した。
蒼空『はぁ、はぁ…!』
翼『蒼空、さん…手首…!』
蒼空『こんなもの、勝手に治るさ…!』
息を切らしながらも翼に笑いかけると、腕の中にいた羽粋が身じろぎする。どうやら、洗脳も施された呪いも完全に解けたようだ。
羽粋『わ、わたし…』
蒼空『怖かっただろ…こんな力振るうのは、人でなくなってしまった気分は。俺もかつてはそうだった』
優しく怯える羽粋の頭を軽く撫でる。そして立ち上がると、背中に庇う様にゼノを見据える。
蒼空『だけど、目を逸らさず見ていろ。化け物でも、誰かを救えるって事を…俺達も何も変わらない《ヒト》だって事を証明してやる。それでも不安だと言うのならば――お前がお前で入れる様に、俺が繋いでやる』
クウ「ここで狭川羽粋にロイスを習得する。Pは庇護。Nは食傷。表はPだ」
GM「ほうほう。ロイスを結ぶのか…これは面白くなってきた。羽粋が助かった事で、彼女は離脱する。同時に六介も戦闘の理由がなくなり彼女を守ろうと離脱するよ」
グラッセ「良かった…ラスボスにならなくて」
SM「次のイニシアチブ、妾はここで割り込む。《自在なる斥力6》を発動、これにより翼を妾のエンゲージに移動させる!」
ツバサ「はああぁ!? また攻撃封じられたぁ!?」
翼『う、ぐ…!』
ゼノの重力を操る力により、翼は抵抗も出来ずにゼノの所まで差し出される。
ゼノ『お主の弱点は既に分かり切っている。さあ、どう甚振ってやろうかの?』
ムーン「次、俺の番だな。マイナーは《完全獣化4》《破壊の爪4》だ!
メジャーで《コンセントレイト3:バロール》《漆黒の拳3》、闘争のアージ《グラビティベルト3》だ! ダイス23個、達成値7、攻撃力15、C値7で星華を狙う! ダメージを与えれば攻撃力15減少だ! これによる浸蝕率は168%」
GM「こちらは《カウンター2》を使用。《コンセントレイト:ノイマン3》《コンバットシステム2》《急所狙い2》を入れる。ダイスは11個、達成値5、攻撃力12、C値7の攻撃だ」
グラッセ「あれ? 一気に減った?」
GM「言っただろ、エンジェルハイロゥの白兵型は隠密状態にならないと使えないエフェクトになったって。カウンターではマイナーアクションが使えないから、正直空より弱体化されてる」
クウ「そりゃ【エンドライン】のエフェクト組み合わせたくもなるよな…」
ツバサ「《支援射撃5》で援護! ついでだ《ヘヴンアイズ3》も付けるよ! HP15、浸蝕率188%!」
《対決判定》
月28D+17(C値7)→73
星華11D+5(C値7)→51
SM「なんじゃあ!? この両方とも異様な達成値は!?」
ムーン「滅茶苦茶ヒヤヒヤした…! とにかく俺の勝ちだな、ここで響のダメージ増加の効果も使うぜ!」
《ダメージ算出》
11D+15→84
響『イグナイトモジュール、抜剣!』
胸の赤い石を握り締めると、どこか禍々しい黒い姿へと変わる。
同じく月も腕を獣に変形させると、二人同時に地面を蹴り、星華を殴りつける。
月&響『『だああぁ!!』』
二人の威力と素早さのある拳に、カウンターを取れずにモロに喰らってしまう星華。
星華『まだよ…この程度じゃ、私は死なない…』
月『そうだな。だが、決着つけるのは俺じゃない』
GM「では、全員の行動が終わったからクリンナッププロセス。特に処理がないため、次のラウンドに進むよ」
ムーン「我慢しろ…次に成功する確率、ていうか安全に出来るのお前だけだもんなー…戦闘用人格ってなんだっけ?」
ツバサ「少なくとも、星華さんのカウンター潰しておかないと最後にまた範囲攻撃来るもんね…」
ムーン「こんな事なら《フルパワーアタック》しておけば良かったぜ…正直俺が助けたい所だが、二番目の〈RC〉判定は自信がない。と言うか、命のやり取りの選択なんて俺はやりたくない…!! だからお前に任せる蒼空、失敗すんじゃねーぞ?」
クウ「ああ…俺の番。マイナーで硬直を解除する。メジャーで《コンセントレイト3:ブラム=ストーカー》《鮮血の一撃3》《始祖の決闘4》《生命吸収2》で羽粋に〈白兵〉対決を申し込む! ダイス30、達成値5、C値7だ!」
GM「では羽粋は先程のコンボ攻撃で対抗だ! ダイスは14、達成値4、C値7!」
《対決判定》
蒼空30D+5(C値7)→68
羽粋14D+4(C値7)→40
クウ「よし、勝った! 浸蝕率156%、《生命吸収》の効果でHP20まで回復だ!」
SM「何でこんな時に限ってこいつの出目は爆発するんじゃ!?」
グラッセ&ムーン「「それがこいつのダイス運だから」」
SM「ええい、次の〈RC〉判定だ! 難易度は12じゃ!」
クウ「やってやる…!」
ツバサ「《支援射撃》は…」
クウ「月に取っておいてくれ! 何とかしてみせる!」
〈RC〉判定
11D→11 失敗
クウ「…っ…!」
SM「ふ、これで貴様は妾の従者に決定じゃな。ああ、Eロイスの効果も蒼空に変えて――」
クウ「――黒須左京のロイスをタイタス昇華! 達成値+1D追加だ!」
SM「はぁ!?」
クウ「達成値…3。ま、ここで1を出しても成功だけどな」
ツバサ「何でこんな時に限って、出目が低いんだろうねぇ…」
彼女の中にあるゼノの血を吸い取る為に、蒼空は格闘戦を挑む。すると、羽粋の胸にあるペンダントがより一層輝いて身体と武器の剣から光を発する。
羽粋『ジャマ、スルナァァ!!!』
蒼空『くっ…!』
空(おい宿主、どうするんだ? 完全に破壊衝動に呑まれてるぞ?)
光を纏う度に強化される羽粋。その上理性を失くしてしまっている。この状態で血を吸う事は困難だ。
蒼空『それでも――いや、だからこそ、救うんだろうがぁ!!』
動きを見切り、どうにか無傷のまま羽粋の背後を取って抑えつける事には成功する。だが、羽粋は力の限り抵抗する。
羽粋『ウっ…ウガアアア!!』
空(くそ、なんて馬鹿力だ…! かすり傷つける所じゃないぞ!?)
蒼空『こっちも手段選んでいられない! 少し痛いが我慢してくれ、すぐに終わらせる!』
覚悟を決めて、蒼空は羽粋を抑えつけたまま…首筋を噛んだ。
羽粋『ひぅ…あっ、や…!』
まるで吸血鬼のように、羽粋の血を呑む。助けるためとはいえ、この光景に父親はブチ切れた。
六介『貴様ぁぁぁ!!!』
響『邪魔はさせないっ!!』
六介『どけぇ!!! これ以上羽粋を、娘を傷つけてなるものかぁ!!!』
響『どかない…!! あの人やあの子だけじゃない!! あなたも誰も、傷つけさせない!!!』
六介『傷つける…!? 羽粋がああなったのはあいつらの所為だろうが!! 幼馴染みの彼なら守れると、そう信じた俺がバカだった!!! もう誰も信じない、あの子も波音も守れるのは俺だけだぁぁぁ!!!』
響『そんな事ない…!! 例え敵でも、握った信念が違ったとしても…同じ方向を見ているのなら、あたし達は手を取り合える!!』
響が六介を抑えている隙に、蒼空は羽粋の中にあったゼノの血を飲み干す。
後は取り込んだ血を排出するだけ。腕を振り払おうとするが、自我を飲み込む悪意が自分の力よりも上だった。血は取り込まれたまま、意識が遠ざかっていく。
蒼空『う、ぐっ…!』
(――また操られるのか? こうも続けざまだと、貴様は救えない存在だな)
蒼空『…これ、ぐらいぃ…!!』
不意に過ぎった黒須の顔。残る意志を振り絞り、左手首を噛む。
そのまま思いっきり力を込めると、ブチリと切れる音と肉を引き裂く痛みが襲う。手首を噛み切る事で、無理やり血を流してゼノの洗脳を回避した。
蒼空『はぁ、はぁ…!』
翼『蒼空、さん…手首…!』
蒼空『こんなもの、勝手に治るさ…!』
息を切らしながらも翼に笑いかけると、腕の中にいた羽粋が身じろぎする。どうやら、洗脳も施された呪いも完全に解けたようだ。
羽粋『わ、わたし…』
蒼空『怖かっただろ…こんな力振るうのは、人でなくなってしまった気分は。俺もかつてはそうだった』
優しく怯える羽粋の頭を軽く撫でる。そして立ち上がると、背中に庇う様にゼノを見据える。
蒼空『だけど、目を逸らさず見ていろ。化け物でも、誰かを救えるって事を…俺達も何も変わらない《ヒト》だって事を証明してやる。それでも不安だと言うのならば――お前がお前で入れる様に、俺が繋いでやる』
クウ「ここで狭川羽粋にロイスを習得する。Pは庇護。Nは食傷。表はPだ」
GM「ほうほう。ロイスを結ぶのか…これは面白くなってきた。羽粋が助かった事で、彼女は離脱する。同時に六介も戦闘の理由がなくなり彼女を守ろうと離脱するよ」
グラッセ「良かった…ラスボスにならなくて」
SM「次のイニシアチブ、妾はここで割り込む。《自在なる斥力6》を発動、これにより翼を妾のエンゲージに移動させる!」
ツバサ「はああぁ!? また攻撃封じられたぁ!?」
翼『う、ぐ…!』
ゼノの重力を操る力により、翼は抵抗も出来ずにゼノの所まで差し出される。
ゼノ『お主の弱点は既に分かり切っている。さあ、どう甚振ってやろうかの?』
ムーン「次、俺の番だな。マイナーは《完全獣化4》《破壊の爪4》だ!
メジャーで《コンセントレイト3:バロール》《漆黒の拳3》、闘争のアージ《グラビティベルト3》だ! ダイス23個、達成値7、攻撃力15、C値7で星華を狙う! ダメージを与えれば攻撃力15減少だ! これによる浸蝕率は168%」
GM「こちらは《カウンター2》を使用。《コンセントレイト:ノイマン3》《コンバットシステム2》《急所狙い2》を入れる。ダイスは11個、達成値5、攻撃力12、C値7の攻撃だ」
グラッセ「あれ? 一気に減った?」
GM「言っただろ、エンジェルハイロゥの白兵型は隠密状態にならないと使えないエフェクトになったって。カウンターではマイナーアクションが使えないから、正直空より弱体化されてる」
クウ「そりゃ【エンドライン】のエフェクト組み合わせたくもなるよな…」
ツバサ「《支援射撃5》で援護! ついでだ《ヘヴンアイズ3》も付けるよ! HP15、浸蝕率188%!」
《対決判定》
月28D+17(C値7)→73
星華11D+5(C値7)→51
SM「なんじゃあ!? この両方とも異様な達成値は!?」
ムーン「滅茶苦茶ヒヤヒヤした…! とにかく俺の勝ちだな、ここで響のダメージ増加の効果も使うぜ!」
《ダメージ算出》
11D+15→84
響『イグナイトモジュール、抜剣!』
胸の赤い石を握り締めると、どこか禍々しい黒い姿へと変わる。
同じく月も腕を獣に変形させると、二人同時に地面を蹴り、星華を殴りつける。
月&響『『だああぁ!!』』
二人の威力と素早さのある拳に、カウンターを取れずにモロに喰らってしまう星華。
星華『まだよ…この程度じゃ、私は死なない…』
月『そうだな。だが、決着つけるのは俺じゃない』
GM「では、全員の行動が終わったからクリンナッププロセス。特に処理がないため、次のラウンドに進むよ」