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ダブルクロスThe 3rd Edition【Hate and pain】

NANA

INDEX

  • あらすじ
  • 01 セッション準備編
  • 02 トレーラー紹介&PC紹介1
  • 03 PC2紹介
  • 04 PC3紹介
  • 05 PC4紹介
  • 06 オープニングフェイズ1&2
  • 07 オープニングフェイズ3&4
  • 08 ミドルフェイズ1
  • 09 ミドルフェイズ2
  • 10 ミドルフェイズ3
  • 11 ミドルフェイズ4&5
  • 12 ミドルフェイズ6(前編)
  • 13 ミドルフェイズ6(後編)
  • 14 ミドルフェイズ7(前編)
  • 15 ミドルフェイズ7(中編)
  • 16 ミドルフェイズ7(後編)
  • 17 ミドルフェイズ8
  • 18 ミドルフェイズ9
  • 19 クライマックスフェイズ1
  • 20 クライマックスフェイズ2
  • 21 クライマックスフェイズ3
  • 22 クライマックスフェイズ4
  • 23 クライマックスフェイズ5
  • 24 クライマックスフェイズ6
  • 25 バックトラック&エンディングフェイズ1
  • 26 エンディングフェイズ2
  • 27 エンディングフェイズ3
  • 28 外伝・月の決意(リラさん誕生日作品)
  • 29 外伝・月の決意2(リラさん誕生日作品)
  • 30 外伝・月の決意3(リラさん誕生日作品)
  • クライマックスフェイズ5

    クウ「次は俺の番だ…ガードがきついが、とことん攻撃して削るのみだ。
     マイナーは無し、メジャーでさっきと同じ憎悪コンボだ! 俺のダイスは37個、攻撃力38、達成値3、C値6、浸食率161%!」

    ツバサ「ボクも《支援射撃4》発動! 浸食率158%!」


     《命中判定》
     41D+3(C値6)→58


    クウ「うう、中々伸びないな…」

    SM「この達成値なら…《原初の紫:ディフェンスサポート1》《歪みの体4》《がらんどうの肉体4》でガードします! ガード値は装甲合わせて16+4Dです! まだ慌てる時間ではありません!」


     《ダメージ判定》
     6D+38→71

     《ガード判定》
     4D+16→35
     71−35→36


    クウ「どうにか半分は与えたな…HPは15になるぜ」

    SM「総ダメージは139…まあまあですかね?」

    ムーン「だが、そろそろ限界じゃねーのか? 俺の番だ!
     マイナー放棄、メジャーは俺も前回と同じだ! ダイスは31個、攻撃力40、達成値5、C値6、浸食率164%!」


     《命中判定》
     31D+5(C値6)→78


    クウ「何でお前そんなにダイス運良いんだよ…?」

    ムーン「俺なりの怨念を込めてるからな〜!」

    SM「仕方ないですね…《原初の紫:ディフェンスサポート1》《歪みの体4》、最後の《スプリングシールド3》――そしてアージエフェクト《異形の捕食者3》発動! ガード値21に加え、ダメージを5D分減少すると共に、減少した分を攻撃力に置き換えます!」

    グラッセ「やっぱりアージエフェクト持ってた!」

    ツバサ「そのアージの衝動…冷牙の衝動は【飢餓】だったの!? あ、だから他のシンドロームのエフェクト使えたんだ!」

    クウ「ツバサ先生、解説っ!」

    ツバサ「飢餓専用のEロイス『餓えたる魂』、これを持っているんだよ! 少なくとも3つは確実――ああああああああぁぁ!!?」

    グラッセ「今度は何!?」

    ツバサ「…GM、質問良い?」

    GM「ど、どうした急に?」(困惑)

    ツバサ「もしかしてさっきのマスターシーン、Eロイス二つ使ってた?」

    GM「…サー、ナンノコトヤラー?」(棒読み)

    ツバサ「ダウトォ!! その反応もうダウトだよね!! 冷牙のHPヤバい位あるよね、まさかとは思うけどHP200超えなんてないよね!?」

    グラッセ&ムーン&クウ「「「HP200!?」」」

    GM(冷牙の衝動がバレるとツバサにメタ推理されるから、使うEロイスも出来るだけ伏せてたのに…)

    SM(まあまあ、今更分かった所で後の祭りですから)

    クウ「ツバサ先生、解説!」

    ツバサ「飢餓衝動を持つジャームが使えるEロイスに『餓えの淵』ってのがあって、キャラ1人を自分の体内に取り込んで強化するって効果があるんだけど、それと組み合わせられる『餓鬼の晩餐』があるんだ! 『餓えの淵』一つ事に、最大HPと現在HP+50上がる効果なんだよ!」

    グラッセ「ちょ…! それが本当なら、冷牙のHPどれだけあるんですか!?」

    SM「それは秘密です。さあ、勝負と行きましょう!」


     《ダメージ判定》
     8D+40→85

     《ダメージ軽減》
     5D→25
     85−21−25→39


    SM「では、私の攻撃力は+25となりますね。現在のダメージは合計178…少しマズイですかねぇ?」

    ムーン「まだ終わらないのかよ!? どんだけ体力あるんだよこいつ!?」

    SM「最後、行動値0で陸の番です。
     マイナーは同じ。メジャーで《コンセントレイト3:エグザイル》《貪欲なる拳4》《原初の赤:コントロールソート1》《原初の赤:マルチウェポン1》。
     《ジャイアントグロウス3》は回数分使ってしまったので外して、今度は《異形の祭典3》《ブレインハック2》を組み合わせ、再び四人に白兵攻撃です!
     ダイスは23個、攻撃力5、達成値2、C値7! 1点でもダメージを与えたら全員〈憎悪〉のバステを受けてもらいます!」

    四人「「「「んなぁ!?」」」」

    GM「ちなみに、〈憎悪〉の対象はこちら側が自由に選べる。陸を対象として貰うよ!」

    ツバサ「マズイよ! 陸さんのHPだと、攻撃受けたらすぐにやられちゃう!」

    グラッセ「月に至っては、『無限を継ぐ者』の効果が発動する!?」

    ムーン「仕方ない――ここで使ってやる! 《時の棺2》発動、その攻撃を潰す! 浸食率174%!」


     さっきまでナイフで攻撃していたはずの冷牙が、鎖を操り始める。
     本能的に「危険だ」と直感が働く。この攻撃を喰らってはいけないと。
     月は無意識のままに、魔眼を生み出して時を止める。冷牙も、三人も止まった世界の中で動き――冷牙へ蹴りを入れ込む。

    冷牙『――おお、っと!』

     その前に時間が動き出してしまい、結果的に攻撃は入らなかったが妨害は成功する。
     しかし、代償としてレネゲイドの負担が月を襲った。

    月『く、くそ…!!』

    冷牙『流石は坊ちゃん。私が見込んだだけの事はありますね』

    月『やろ…澄ました顔しやがって…!』

    冷牙『いえいえ。本当に素晴らしいと思っていますよ? その証拠に――』


    SM「ここで、《異世界の因子2》を発動。シーン内に登場したエフェクトを一つ、レベル1の状態で習得します」

    ツバサ「ま、まさか…!!」

    SM「私がコピーするエフェクトは――」


    冷牙『――私も坊ちゃんの真似をしたくなりました』

     そう言いながら、掌を見せびらかす。
     そこに浮かんでいるのは、月が出したと同じ――時の力を込めた魔眼だ。


    SM「――《時の棺1》です」


    GM「全員の行動が終了したから、クリンナッププロセス。全員邪毒で9ダメージ受けてもらう。この中で戦闘不能になるのは…翼だね」

    ツバサ「うう…仕方ない、エリーのロイスをタイタスするよ。HP12」




    ムーン「さて、と…次のラウンドに行く前に言いたい事がある」

    クウ「そんな戦法使うなんて卑怯だぞてめえ!!」

    グラッセ「どれだけあくどいんですかー!?」

    SM「ありがとうございます。最っ高の褒め言葉です」(黒笑)

    GM「GMの気持ちが分かってくれてなりよりだ」(満面の笑み)

    グラッセ「駄目だ、このドSコンビに何言っても無駄ですよ…」

    クウ「SMの顔見てみろよ、KH1で闇に染まり切ったリクと同類の歪んだ笑いしてやがる…」


    ウラノス「…テルス姉さん、顔色悪いぞ?」

    テルス「言わないで…!」(orz)

    ガイア「外伝でテルスお姉ちゃんが使っていた方法だった、なんて言えないよね…」(目逸らし)

    レイシャ「まさかやられた戦法を再利用するなんて、流石はウィドさん…鬼畜だ…」

    リズ「グラッセ達、大丈夫かなぁ…?」

    スピカ「さあ…でも、与えられたピンチをどうにかするのがPCに課せられた使命じゃないのかしら?」


    ムーン「とにかく、現状の確認だ。えーと、俺のHPは現在6。蒼空も6で、凍矢は8、翼は12か…」

    ツバサ「ロイスの数も凍矢が3、月は5、蒼空さんとボクが4つ…あと一回、凍矢が攻撃を防げればいい方だね」

    グラッセ「だが、俺達の切り札を持っていきやがった…!」

    ムーン「防御も固く、一回は攻撃を確実に防がれる。くそ、どうやってあんな敵倒すんだよ…!」

    ツバサ「……ねえ、師匠」

    クウ「ん? 何か策でも思い付いたか?」

    ツバサ「策なんてものじゃないよ。本当に単純で明快な方法だけどさ…こういう時、師匠ならどうする?」

    クウ「俺なら? 俺としては…――そうだな、そうだよな」

    グラッセ「二人とも?」


    『月』

     自身の切り札を取られ、黙り込んでいた月に翼の声がかけられる。
     見ると、翼が冷牙を見据えて銃を構えている。その隣で、蒼空も何かを決意した表情で大鎌を握っている。

    『どうせ防がれるのは目に見えている。だけど、その守りも鉄壁じゃない』

    『奴の守りは俺達が壊してやる。後はお前の手で決着つけさせろ』

    『お、お前ら! 特攻仕掛ける気かよ!』

     自分達を犠牲に突破口を作ろうとする二人に、堪らず月が叫ぶ。
     そんな月に――二人は目線を合わせ、力強く笑った。

    『今更だな、特攻は俺の得意分野だ』

    『ボクはノイマンだ。無駄な事は一切しない主義なんだよ――仲間の絆も含めてね』


    『『だから、冷牙に勝て(勝って)!! 月っ!!』』


    GM「どうやら方針は決まったようだね…なら、運命の第三ラウンドと行こうかっ!」

    16/12/08 01:31 NANA   

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