PC1用ハンドアウト　カヴァー/ワークス　高校生/高校生
　ロイス：PC4（P庇護：N不安）

　君はオーヴァード主義となったFH社会で生きる、ごく普通の人間だ。FHが収める世界の真実を知っているかどうかは自由だ。
　学校の帰り道、君はある事件に巻き込まれる。そこで見たのは、遺産を持つPC4が襲われている所だった。
　君はいてもたってもいられず、その事件に首を突っ込んでしまう。そして、オーヴァードへと――こちら側の住人へと目覚めてしまう。


オパール「これがあたしが選んだハンドアウトの内容よ。普通の学生から、特別な力に目覚める――主人公のテンプレよね」

スピカ「この世界の真実って言うのは？」

GM「FHが統治する社会は、レネゲイドの存在が明らかになった事で政治や企業を急成長させました。なにせ、オーヴァードの能力を堂々と使えますからね。ですが、その裏では何も知らない一般人を攫ったり騙したりして、FHによる非人道的な実験が行われたりしています」

SM「もちろん、この真実はオーヴァードを含めた一般人は隠蔽されている為知らないよ。と言うか、こんなの知ったら『FHマジ許さねぇ！！』って事になるしね」

クウ「FHによってオーヴァードとレネゲイドの存在を人類が容認したのは良いが、FHがやっている闇の部分も解き放たれたって感じだな。で、それをまだ一般人のお前は知ってるのか？　やっぱ知らないままにしてるのか？」

オパール「その点も含めて、あたしのキャラを紹介するわよ！」


　PC1

　大晴響（おおはるひびき）　【撃槍】（ガングニール）
　18歳/女

【ブリード】クロスブリード
【シンドローム】キュマイラ＆ハヌマーン
【カヴァー/ワークス】高校生/高校生

　能力値
【肉体】7〈白兵5〉〈回避1〉
【感覚】2〈知覚1〉〈芸術：歌唱1〉
【精神】1〈RC2〉〈意思1〉
【社会】2〈情報：噂話2〉

　HP：35　行動値：5　浸食基本率32％
　常備化ポイント4　財産ポイント1

【持ち物】
　噂好きの友人：〈コネ〉（噂話の判定に＋2）
　思い出の一品：〈その他：赤い石のペンダント〉（〈意思〉判定の達成値に＋1）

【ライフパス】
　出自・疎まれた子
　経験・大事故
　邂逅・恩人
　覚醒・感染
　衝動・殺戮

【エフェクト】
《ワーディング》（オート/一般人を無力化する。人避け・倒れるなど描写は自由）
《リザレクト》（浸食100％以上使用不可：オート/戦闘不能回復＆1DのHP回復＋浸食率増加）
《コンセントレイト2：ハヌマーン》2％（メジャー/C値−Lv）
《完全獣化1》6％（マイナー/【肉体】でのダイスLv＋2）
《エアロドライブ3》2％（マイナー/素手データを変更する。攻撃力Lv＋5・命中−2。HP5点失う）
《バトルビート2》2％（マイナー/判定ダイス＋Lv個）
《音速攻撃1》2％（メジャー/攻撃ダイス＋Lv個）
《一閃1》2％（メジャー/全力移動した後、白兵攻撃を行える）
《電光石火1》3％（メジャー＆リアクション/【肉体・感覚】の判定のダイスLv＋1個。使用後、１DのHPを失う）
《神獣撃3》2％（80％制限：メジャー/《完全獣化》中使用可能。ダメージダイスLv＋2D追加。使用後、《完全獣化》の効果は解除する）
《リミットリリース1》6％（100％制限：オート/1シナリオ1回。C値−1）
《死神の疾風1》5％（アージ・120％制限：セットアップ/1シナリオLv回。【行動値】＋10＆ダメージ＋3D）

【イージーエフェクト】
《体系維持》（自らの肉体を操作して、理想の体型を維持する。暴飲暴食・粗食・自堕落な生活・過酷な労働でも、体系は望んた姿のまま維持が可能）
《空の楽器》（周囲の大気そのものを無数の楽器やスピーカーに変えて、任意の音声や音楽を発生させる。記憶力が良ければ、楽曲の演奏・聞き取った他者の会話も再生可能）
《七色の声》（音を操り、自らの声を別人の声に変える。ただし、声だけで外見は変わらない）

【ロイス】
　Dロイス『賢者の石』（判定を行う直前、その判定のC値を−2する。ただし、この効果を使用したメインプロセス終了時、浸蝕率が1D上昇する。1シナリオ1回）
　恩人：ツヴァイウィング（〇憧憬/悔悟）
　友人：水奈璃々（〇友情/劣等感）
　？：PC4（〇庇護/不安）


響「あたしの名前は大晴響。音楽専門の学校に通う『普通』の女子高生よ」

GM「音楽の専門学校、ですか？」

響「だって、【戦姫絶唱シンフォギア】の主人公を元ネタにあたしのキャラ作ったから！！」

ルキル「威張る事か！？　大体、音楽とかって趣味じゃないだろ！！　大人しくピュアモルフェウスで作っておけよ！？」

響「いいじゃない、たまにはあたしも好きなようにはっちゃけたいのよ！」

GM「お、お二人とも喧嘩しないでください！　で、では説明をお願いします」

響「あたしはUGNクーデターが起こる数年前、当時人気歌手のコンサートに行ってたの。だけど、そのステージで化け物の軍勢に襲われたわ…。あたしは逃げ遅れてもう駄目って思った時、ステージにいた歌手が変身して化け物達を薙ぎ払って、更に瀕死のあたしを命がけで庇って助けてくれた。
　――後に分かったんだけど、化け物達はFHが放ったジャーム、歌手の二人はUGNエージェントだったの。奇跡的に助かった事で、人知れずあたしは本当の真実を知ってしまった。だけど、あの事件であたし１人が生き残ったから、周りからは事件の首謀者と疑われたり、知らない人からも「人殺し」って言われて誹謗中傷を嫌って程受けて、とうとう父親まであたし達家族を残して失踪したわ…」

GM「あの〜…シンフォギアって、こんな鬱な話なんですか？」

スピカ「う、うーん…！　ソンナコトナイワヨ？」

SM「片言になってる！？」

響「それから数年後――正確には一年前にUGNクーデターが起きて、FHの統治する世界になった。そのゴタゴタがあってあたしの誹謗中傷も収まってね。住んでいた町を離れて前から入りたかった音楽学校に進学したの。あたしを助けてくれた二人のように、歌で誰かを救いたいって思ってね」

GM「最初はビックリしましたが、良い話になりましたね」

響「設定はこんな感じ、次はエフェクトの説明と行くわよ。
　あたしの戦闘スタイルは〈白兵〉中心。《完全獣化》を習得してるけど、実際は獣の姿じゃなく装甲の付いた服に変身して、歌いながら拳や足の肉弾戦で戦って敵をボコボコにしていくわ。
　更に殺戮のアージエフェクト《疾風の死神》を取ったから、イグナイトモジュールを再現出来るわ。最初はダイスの出目に頼る事になるからムラがあるだろうけど、制限エフェクトを幾つか取っているから後半から一気に強くなるわよ！　100％超えたらダメージダイス9Dは振れる計算なんだから！」

ルキル「装備の攻撃力は9だけど…50ダメージ以上は確実に持っていくんだな」

クウ「まさにキュマイラ様様だな」

SM「だが大半のエフェクトはハヌマーンに偏っているね。だけど、ある意味丁度いい感じだよ」

スピカ「そうね。一発の大技が多いけど、攻撃に関しては同じキュマイラである月や恋火に負けず劣らずって所ね」

響「あと、イージーは歌いながら戦うって事で《空の楽器》と《七色の声》を習得。まあ《体系維持》は…ほら、よく食べてよく運動するけど、万が一ほら…ね？」

ルキル「太るのを防止か」

響「あんた本当にリクとそっくりでデリカシーないわねっ！」（ぶん殴る）

ルキル「いだぁ！？」

SM「《体系維持》…羨ましいエフェクトだよ。アタイも習得したい…」

GM「さっきから、どんどん被害が…オパールさ、いえ響さん！　説明の続きをっ！」

響「そ、そうね…。Dロイスは『賢者の石』を取ったわよ。本当は『対抗種』か『調和者』取りたかったんだけど…体を蝕みかつ、身体のどこかに石が埋め込まれる聖遺物の設定はこれで再現できると思って。一発だけしか使えない大技だから、《リミットリリース》と同時に使用してここぞって時に使うわよ！」

GM「『賢者の石』…推奨として主人公タイプがよく選ぶDロイスですね。まあ、響さん以外は誰も選んでませんでしたが」

スピカ「このDロイス、使用すると浸蝕率1D上がるデメリットがあるし…C値2減っても、運が悪ければ伸びない可能性も出てくるしね」

響「ふ、不吉になるような事言わないでよ！　あたしのロイスだけど、恩人が出たからツヴァイウィングって言うボーカルユニットに纏めて取ったわ、その二人の内一人が命がけで助けてくれたって設定だから憧れを持ってるんだけど、同時にあたしを助けなかったら生きてられたのにって事で悔悟。もう一人は学校でのあたしの友人って設定でロイスを取ったわよ」

クウ「水奈璃々（みずなりり）…あ」（察し）

ルキル「あいつか…」（察し）

スピカ「友情は分かるけど、ネガティブ表は嫉妬にしなくていいの？」

響「嫉妬してないわよ！！　あくまでもあたしよりしっかりしてるから劣等感を感じてるって設定だから！！　で、最後のPC4…ルキルのキャラだけど、まだ紹介とかされてないから保留な形で推奨感情のまま取ったわ。もしかしたら本編中に感情とか変わるかもしれないけど」

SM「ああ。ちゃんとした理由だったら、全然変えて貰って構わないよ」

響「ありがと。最後に持ち物だけど、【社会】が低めだから〈噂話〉の判定で使えるようにコネを。そして〈意志〉の判定の為に『思い出の一品』を取ったわ。設定としては、事故で入院している時にあたしを助けてくれた歌手が持っていた物を受け取ったって事で小型の赤いペンダントを付けている感じよ…これであたしの説明は終わりよ」

GM「ありがとうございます。それでは、次の紹介に行きましょうか」