Another chapter7 Terra&Aqua side‐9
「待て!!」
「逃がしてやれ。お前達の力量なら、苦になる相手じゃないだろ」
アクアが追おうとするが、セヴィルがやんわりと止める。
仕方なくアクアが足を止めると、クウが腕を組んでセヴィルを睨んだ。
「で、用って何だよ?」
このクウの問いに、残りの五人もセヴィルに目を向ける。
この場にいる全員が注目する中、セヴィルはクウを見ながら口を開く。
「灰色の髪に青い目のキーブレード使いの少年を知ってるか?」
「「キーブレード使い!?」」
新たなキーブレード使いの存在を口にしたセヴィルに、思わずテラとアクアが聞き返す。
他の人達も驚いたり訝しんだりと表情を変えるが、クウは何処か呆れた目でセヴィルに言い返した。
「知らねえよ、そんな奴」
「その様子だと、本当に知らないようだな…まあいい」
やれやれと肩を竦めると、セヴィルは手を広げて『闇の回廊』を作る。
本当にそれだけを聞いて去ろうとするセヴィルに、釈然としない何かが湧き上がってクウは彼の後姿を睨みつけた。
「あんた、一体何なんだよ…!?」
そうして漏れた言葉に、セヴィルの足が止まる。
彼は振り返ると、クウに向かって軽蔑の眼差しを送った。
「そう言うお前は、何で動いているんだ?」
セヴィルから放たれた言葉に、クウは怯える様に目を見開くと顔を逸らす。
「今のお前は変わり過ぎだ。がむしゃらに逃げて、自分を偽って、さまざまな物を失って……これが、お前の望んだ事か?」
離れていても分かる失望の声に、テラ達は不安そうにクウに目を向ける。
「あんたには…関係ない」
まるで絞り出す様に声を出すと、ゆっくりとセヴィルを見る。
さっきまで怯えのあった黒い瞳は、何かを決意したように揺るぎがない。
「この行き着く果てが光でも闇でも…――俺は俺の道を行く、ただそれだけだ」
心に秘めたクウの決意に、セヴィルの脳裏に昔の記憶が過る。
「その決意、11年前と同じだな…」
かつてある場所で対峙し、始末するために戦い、そして負けた。
その去り際に放った言葉と同じ事を言うクウに、懐かしさと共に嬉しさが込み上がる。彼の中で、自分の教えが生きている事に。
クウは一生、自分を師として認めない。もちろん、それは自分も同じだ。それでも師としていたいのは…彼が“親友”の弟子だからだろう。
フッと気づかれないように笑うと、再びセヴィルは背を向けて最後の言葉を送った。
「またな、クウ。その時は…――全力で戦えるといいな」
それだけ言うと、セヴィルは『闇の回廊』に足を踏み入れる。
こうして闇と共にセヴィルも消えた事で、彼らの戦いが終わった。
「チィ…! あのやろ…!!」
「クウさん…」
苛立ちを混じらせて舌打ちするクウに、レイアは何も言えずに顔を俯かせる。
他の人もどうしていいか分からずに顔を逸らしていると、今まで黙っていたウィドが近づいた。
「クウ、でしたか…あなたは、姉さんを―――スピカを知っていますか?」
「え…!?」
ウィドの問いに、クウは大きく反応する。
「知っているんですね?」
クウの動揺に、確信を得たのかウィドは目を細くする。
他の人も注目すると、クウは辛そうな表情で頭を下げた。
「悪い…知らない」
期待を裏切る言葉に、ウィドは苛立ちを露わにしてクウの襟袖を乱暴に掴んだ。
「嘘言わないで下さいっ!!! セヴィルは姉さんを知っているんです!!! あなただって、何か知っているんでしょうっ!!?」
「本当だ…俺は、スピカについて何も知らないんだ…」
怒りを爆発させて怒鳴るウィドに対し、クウはただ悲しそうに呟く。
そんなクウに、ウィドは納得しない表情で乱暴に手を放した。
「…分かりました。今は、そう言う事にして置きましょう」
そこで言葉を切ると、突き刺さる視線でクウを睨みつけた。
「ですが、私達はまた会う事になります。その時には、絶対に教えて貰いますから」
最後に釘を刺すように言うと、ウィドは背を向けて駅前広場の方へと歩いて行った。
「ウィド!? 待って!!」
一人で先に進むウィドに、慌ててゼロボロスが追いかける。
アクアも二人を追いかけようとしたが、数歩歩いた所でテラに振り返ると何処か申し訳なさそうに顔を逸らした。
「テラ、ごめん…私も、彼を追いかけるわ…」
「分かってるさ。俺も今は彼をほおって置けないからな…」
テラも頷きつつ、暗い顔で俯いているクウを見る。
若干空気が重くなるが、アクアはゆっくりと口を開いた。
「また、会えるよね…?」
「ああ…また会おう」
「うん、また…」
簡単だけど、今の二人にとって何よりも叶えたい願い。
そんな約束を交わすと、アクアは二人が去った駅前広場へと走り出した。
テラはアクアを最後まで見送ると、再びクウに目を向ける。
「クウさん…」
隣にレイアが寄り添うのを見て、テラも近づく。
すると、突然クウが口を開いた。
「弟、か…似てて当たり前だな…」
「え?」
「クウ、やはり彼の姉の事を――」
クウの放った呟きに二人が聞き返すが、目線を合わせまいと更に顔を俯かせる。
「――今は、言えない。いや…言いたくないが正しいな」
「クウさん…」
「言いたくない、か…」
不安そうに声をかけるレイアに、テラは何処か納得したように目線を下に向ける。
そうして辺りに静寂が包むと、急にテラが笑顔を浮かべた。
「――分かった。なら、俺は何も聞かない。でも、言いたくなったら話してくれないか?」
この言葉に、レイアだけでなくクウもテラを見る。
すると、テラは何処か寂しそうな表情をクウに向けて胸を押さえた。
「言えない事を抱える辛さは、俺も知っているからな…」
「…サンキュ、テラ」
テラの思いが伝わったのか、ようやくクウの顔に笑みが浮かぶ。
「お前達、こんな所にいたのか?」
その時、聞き覚えのある声が三人の耳に届く。
振り返ると、そこには別行動をしていた筈の無轟がこちらに向かって歩いて来ていた。
「無轟さん!? どうやってここに!?」
「この通路を調べていたら、この場所に出た。それだけだ」
「ふーん…」
驚くレイアに説明していると、何故かクウが頭の後ろに腕を組む。
そうしてこちらを観察するように眺めるので、さすがの無轟も眉をしかめた。
「どうした?」
「ちょっと、な…――オッサン、何かあったのか?」
意外と鋭いクウの観察力に、無轟は内心で笑いつつ顔に平常を張り付けた。
「…まあ、あったな。大した事ではなかったが」
それだけ言うと、無轟は三人に首を傾げた。
「それより、お前達の方こそ何かあったのか? あちこちに傷がついてるぞ」
「そ、そうです! 早く火傷と傷を治さないと…クウさんもテラさんも、じっとしててくださいね!」
「す、すまないな…」
テラがお礼を述べると、レイアは未だに残る火傷に『エスナ』をかける。
『リジェネ』のおかげで火傷は広がらないが、先程よりも効果がある。何度かかければ火傷は完全に身体から消えるだろう。
レイアが『エスナ』をかけ続けるのを見て、クウは笑いながら無轟を見た。
「んじゃ、治したら出発するか。目ぼしい物、無かったんだろ?」
「ああ」
無轟も笑顔で返すと、二人の治療が終わるのを共に待った。
トラム広場には大きな壁があるが、一部が崩れて入れるようになっている。
そこから繋がる薄暗い森の奥に、彼はいた。
「ここは…あの時の…」
そう呟きながら、ルキルは目の前に広がる幽霊屋敷を見上げる。
同時に、過去の記憶が次々と甦る。
斬って、斬られて、魔法を放ち、放たれ、防ぎ、防がれ……対峙する、自分と同じ顔。
「ここじゃないここで、俺はホンモノに負けて消えて……ハハッ、何でこんな所に来たんだろ…」
忘却の城でリクと戦い、敗れた場所と何もかもが同じ場所に、ルキルが心が締め付けられる。
やがて、ポケットに手を入れて黒い羽根を取り出す。これは黒コートを追っている途中で、こちらに向かって落ちた羽根だ。それを握った途端、ゼロボロスの伝言を聞いて丁度いいとばかりに見失った黒コートを探したのだ。
だが、見失った時点で無理に探そうとせずに引き返せば良かった。そんな後悔と共にルキルは幽霊屋敷に背を向ける。
すると、森に続く道の中央にあの黒コートの人物が立っていた。
「な…!? お前、一体――っ!!」
何の気配も感じられずに背後にいた事に、ルキルが驚きを押し込んでソウルイーターを取り出す。
だが、その前に黒コートの人物はまるで空中に浮いているかのように音も無くこちらに向かってくる。
ルキルが近づく黒コートに剣を振るう…が、まるで幻のようにすり抜けて通り過ぎる。
直後、ルキルに激しい頭痛が襲い掛かった。
「っ…!? ぐぅ、あああ…っ!!!」
あまりの痛さに思わず剣を手放し、頭を押さえて膝を付く。
その状態で蹲っていると、視界に黒いコートの端が入る。
どうにか痛みと戦いながら顔を上げると、黒コートの人物の顔が見えた。
「ナ、ミネ――!?」
次の瞬間、彼の意識が途絶えた…。
「逃がしてやれ。お前達の力量なら、苦になる相手じゃないだろ」
アクアが追おうとするが、セヴィルがやんわりと止める。
仕方なくアクアが足を止めると、クウが腕を組んでセヴィルを睨んだ。
「で、用って何だよ?」
このクウの問いに、残りの五人もセヴィルに目を向ける。
この場にいる全員が注目する中、セヴィルはクウを見ながら口を開く。
「灰色の髪に青い目のキーブレード使いの少年を知ってるか?」
「「キーブレード使い!?」」
新たなキーブレード使いの存在を口にしたセヴィルに、思わずテラとアクアが聞き返す。
他の人達も驚いたり訝しんだりと表情を変えるが、クウは何処か呆れた目でセヴィルに言い返した。
「知らねえよ、そんな奴」
「その様子だと、本当に知らないようだな…まあいい」
やれやれと肩を竦めると、セヴィルは手を広げて『闇の回廊』を作る。
本当にそれだけを聞いて去ろうとするセヴィルに、釈然としない何かが湧き上がってクウは彼の後姿を睨みつけた。
「あんた、一体何なんだよ…!?」
そうして漏れた言葉に、セヴィルの足が止まる。
彼は振り返ると、クウに向かって軽蔑の眼差しを送った。
「そう言うお前は、何で動いているんだ?」
セヴィルから放たれた言葉に、クウは怯える様に目を見開くと顔を逸らす。
「今のお前は変わり過ぎだ。がむしゃらに逃げて、自分を偽って、さまざまな物を失って……これが、お前の望んだ事か?」
離れていても分かる失望の声に、テラ達は不安そうにクウに目を向ける。
「あんたには…関係ない」
まるで絞り出す様に声を出すと、ゆっくりとセヴィルを見る。
さっきまで怯えのあった黒い瞳は、何かを決意したように揺るぎがない。
「この行き着く果てが光でも闇でも…――俺は俺の道を行く、ただそれだけだ」
心に秘めたクウの決意に、セヴィルの脳裏に昔の記憶が過る。
「その決意、11年前と同じだな…」
かつてある場所で対峙し、始末するために戦い、そして負けた。
その去り際に放った言葉と同じ事を言うクウに、懐かしさと共に嬉しさが込み上がる。彼の中で、自分の教えが生きている事に。
クウは一生、自分を師として認めない。もちろん、それは自分も同じだ。それでも師としていたいのは…彼が“親友”の弟子だからだろう。
フッと気づかれないように笑うと、再びセヴィルは背を向けて最後の言葉を送った。
「またな、クウ。その時は…――全力で戦えるといいな」
それだけ言うと、セヴィルは『闇の回廊』に足を踏み入れる。
こうして闇と共にセヴィルも消えた事で、彼らの戦いが終わった。
「チィ…! あのやろ…!!」
「クウさん…」
苛立ちを混じらせて舌打ちするクウに、レイアは何も言えずに顔を俯かせる。
他の人もどうしていいか分からずに顔を逸らしていると、今まで黙っていたウィドが近づいた。
「クウ、でしたか…あなたは、姉さんを―――スピカを知っていますか?」
「え…!?」
ウィドの問いに、クウは大きく反応する。
「知っているんですね?」
クウの動揺に、確信を得たのかウィドは目を細くする。
他の人も注目すると、クウは辛そうな表情で頭を下げた。
「悪い…知らない」
期待を裏切る言葉に、ウィドは苛立ちを露わにしてクウの襟袖を乱暴に掴んだ。
「嘘言わないで下さいっ!!! セヴィルは姉さんを知っているんです!!! あなただって、何か知っているんでしょうっ!!?」
「本当だ…俺は、スピカについて何も知らないんだ…」
怒りを爆発させて怒鳴るウィドに対し、クウはただ悲しそうに呟く。
そんなクウに、ウィドは納得しない表情で乱暴に手を放した。
「…分かりました。今は、そう言う事にして置きましょう」
そこで言葉を切ると、突き刺さる視線でクウを睨みつけた。
「ですが、私達はまた会う事になります。その時には、絶対に教えて貰いますから」
最後に釘を刺すように言うと、ウィドは背を向けて駅前広場の方へと歩いて行った。
「ウィド!? 待って!!」
一人で先に進むウィドに、慌ててゼロボロスが追いかける。
アクアも二人を追いかけようとしたが、数歩歩いた所でテラに振り返ると何処か申し訳なさそうに顔を逸らした。
「テラ、ごめん…私も、彼を追いかけるわ…」
「分かってるさ。俺も今は彼をほおって置けないからな…」
テラも頷きつつ、暗い顔で俯いているクウを見る。
若干空気が重くなるが、アクアはゆっくりと口を開いた。
「また、会えるよね…?」
「ああ…また会おう」
「うん、また…」
簡単だけど、今の二人にとって何よりも叶えたい願い。
そんな約束を交わすと、アクアは二人が去った駅前広場へと走り出した。
テラはアクアを最後まで見送ると、再びクウに目を向ける。
「クウさん…」
隣にレイアが寄り添うのを見て、テラも近づく。
すると、突然クウが口を開いた。
「弟、か…似てて当たり前だな…」
「え?」
「クウ、やはり彼の姉の事を――」
クウの放った呟きに二人が聞き返すが、目線を合わせまいと更に顔を俯かせる。
「――今は、言えない。いや…言いたくないが正しいな」
「クウさん…」
「言いたくない、か…」
不安そうに声をかけるレイアに、テラは何処か納得したように目線を下に向ける。
そうして辺りに静寂が包むと、急にテラが笑顔を浮かべた。
「――分かった。なら、俺は何も聞かない。でも、言いたくなったら話してくれないか?」
この言葉に、レイアだけでなくクウもテラを見る。
すると、テラは何処か寂しそうな表情をクウに向けて胸を押さえた。
「言えない事を抱える辛さは、俺も知っているからな…」
「…サンキュ、テラ」
テラの思いが伝わったのか、ようやくクウの顔に笑みが浮かぶ。
「お前達、こんな所にいたのか?」
その時、聞き覚えのある声が三人の耳に届く。
振り返ると、そこには別行動をしていた筈の無轟がこちらに向かって歩いて来ていた。
「無轟さん!? どうやってここに!?」
「この通路を調べていたら、この場所に出た。それだけだ」
「ふーん…」
驚くレイアに説明していると、何故かクウが頭の後ろに腕を組む。
そうしてこちらを観察するように眺めるので、さすがの無轟も眉をしかめた。
「どうした?」
「ちょっと、な…――オッサン、何かあったのか?」
意外と鋭いクウの観察力に、無轟は内心で笑いつつ顔に平常を張り付けた。
「…まあ、あったな。大した事ではなかったが」
それだけ言うと、無轟は三人に首を傾げた。
「それより、お前達の方こそ何かあったのか? あちこちに傷がついてるぞ」
「そ、そうです! 早く火傷と傷を治さないと…クウさんもテラさんも、じっとしててくださいね!」
「す、すまないな…」
テラがお礼を述べると、レイアは未だに残る火傷に『エスナ』をかける。
『リジェネ』のおかげで火傷は広がらないが、先程よりも効果がある。何度かかければ火傷は完全に身体から消えるだろう。
レイアが『エスナ』をかけ続けるのを見て、クウは笑いながら無轟を見た。
「んじゃ、治したら出発するか。目ぼしい物、無かったんだろ?」
「ああ」
無轟も笑顔で返すと、二人の治療が終わるのを共に待った。
トラム広場には大きな壁があるが、一部が崩れて入れるようになっている。
そこから繋がる薄暗い森の奥に、彼はいた。
「ここは…あの時の…」
そう呟きながら、ルキルは目の前に広がる幽霊屋敷を見上げる。
同時に、過去の記憶が次々と甦る。
斬って、斬られて、魔法を放ち、放たれ、防ぎ、防がれ……対峙する、自分と同じ顔。
「ここじゃないここで、俺はホンモノに負けて消えて……ハハッ、何でこんな所に来たんだろ…」
忘却の城でリクと戦い、敗れた場所と何もかもが同じ場所に、ルキルが心が締め付けられる。
やがて、ポケットに手を入れて黒い羽根を取り出す。これは黒コートを追っている途中で、こちらに向かって落ちた羽根だ。それを握った途端、ゼロボロスの伝言を聞いて丁度いいとばかりに見失った黒コートを探したのだ。
だが、見失った時点で無理に探そうとせずに引き返せば良かった。そんな後悔と共にルキルは幽霊屋敷に背を向ける。
すると、森に続く道の中央にあの黒コートの人物が立っていた。
「な…!? お前、一体――っ!!」
何の気配も感じられずに背後にいた事に、ルキルが驚きを押し込んでソウルイーターを取り出す。
だが、その前に黒コートの人物はまるで空中に浮いているかのように音も無くこちらに向かってくる。
ルキルが近づく黒コートに剣を振るう…が、まるで幻のようにすり抜けて通り過ぎる。
直後、ルキルに激しい頭痛が襲い掛かった。
「っ…!? ぐぅ、あああ…っ!!!」
あまりの痛さに思わず剣を手放し、頭を押さえて膝を付く。
その状態で蹲っていると、視界に黒いコートの端が入る。
どうにか痛みと戦いながら顔を上げると、黒コートの人物の顔が見えた。
「ナ、ミネ――!?」
次の瞬間、彼の意識が途絶えた…。
■作者メッセージ
NANA「いーよいーよ、あーしーたーで『3D』発売日〜♪」
クウ「なぁに、上機嫌で歌っているんじゃぁ!!!」(殴りつける)
NANA「はぐぉ!? い、いきなり何を…!?」
クウ「当たり前だぁ!!! 何だよ今回の話はぁ!!?」
ウィド「私とクウはギシシャクな関係になって仲間に妙な影響及ぼしますし!!」
レイア「私なんか妙な疑惑が浮上しますし!!」
テラ「アクアとの恋人発言なんて、何を考えているんだぁ!!」
アクア「仲直りはしたけど、恥ずかしいじゃない!!」
ルキル「俺なんて黒コートの人物追っていたせいで戦闘無しに意識不明だとぉ!?」
フェン「折角のチャンスをあのカラスに一撃で沈められるとはどう言う了見だぁ!!?」
マリェース「フェン様の見せ場が全てセヴィルに取られている、償え」
NANA「ちょっと!? 最後は私関係ない――!!!」
全員『『『『どうでもいいわぁああああああああああっ!!!??』』』』
NANA「いやぁああああああっ!!! やっぱりこうなるのねぇぇぇ!!!??」
ゼロボロス「…いやー、皆さん相当不満が溜まっているようで」
炎産霊神『僕は今回満足かな? 少しとは言え、こうして出番貰えただけありがたいし…どうせなら、戦闘もやってくれるとありがたかったけど』
無轟「そうだな…今からでも、あそこにいる彼らと戦ってみるか」
ゼロボロス「止めておいた方がいいですよ。これは言わば、彼らの修行なんですから」
無轟「む? そうなのか?」
ゼロボロス「ええ。ああやって攻撃力を一時的に上げ、出来るだけ長く攻撃出来るようにする特訓なんですよ。だから邪魔をしてはいけません」
無轟「ほう、そうだったのか…ならば、俺は遠くから見守ろう」
炎産霊神『何だろう…絶対違う気がするんだけど…?』
ゼロボロス「何がともあれ、読者の皆さんは新技紹介を見てお待ちください。今回は沢山ありますよ」
テラ新技
『エアリルブレイク』:跳躍して敵にキーブレードを振り下ろす攻撃。
『スタンブレード』:跳躍して雷を纏ったキーブレードを振り下ろす攻撃。
『ソロアルカナム』:凄まじい勢いで敵にキーブレードを叩きつける攻撃。
テラ「今回は少ないな…しかも、途中でアクア一人に任せてしまったし…」
NANA「それでも、身を挺してアクアを守ったり治った後に反撃させると見せ場を作ったつもりなんですがね…」
テラ「まあ、何がともあれ再びアクアと戦えたんだ。俺ももっと精進して、アクアと共に戦えるように強くなるさ!」
アクア「もう、テラったら…!」(顔を赤らめる)
NANA「言ってる事はかっこいいけど…聞き方変えればアクアより弱いって言ってるよ、あんた…」
クウ新技
『フェザーノクターン』:指の間に闇で作った黒い羽根を具現化させてナイフのように投げる技。
『エアリル・アーツ』:上空に飛んで蹴りを放つ格闘術。翼が無くても可能だが、あった方が威力はアップする。
クウ「なぁ、この技…俺以外にも誰かが使っていた気がするんだが?」
NANA「な、何の事かなぁ?」(冷汗)
シャオ「そ、そうだよ! ボクが使うのは『エアリル・レイド』であってし…クウさんの技じゃないよ〜?」(冷汗)
クウ「おい、ガキ。《し》って何だよ? その先何を言おうとしたんだよ?」
シャオ「あ、ボク用事が…」(立ち去る)
NANA「まあ、次の断章で分かるようなヒントは出すから…」(以下同文)
クウ「二人して逃げんじゃねーよ!! つーか次回分かるなら教えろぉぉ!?」
『ナックル・フィスト』:素早く拳を敵に叩きつける格闘術。出が早く、威力もある。
クウ「なぁ…この技の名前なんだが、どっちも『拳』って意味だろ?」
NANA「いや、まあ…本当は『ファスト』って付けたかったけど、ちょっと名前を捻った結果がこれで…でも大丈夫! 『3D』に登場する“コウモリバット”と似たようなもんだし!」
クウ「いや、確かに一緒だけど…いいのか?」
『ダークブラスト』:闇の球体を出現させて爆発させる魔法。
『ダークフレイム』:黒い羽根に魔力を込め、突き刺すと同時に黒い炎を立ち上らせる。
『ダークブレイズ・アーツ』:黒い炎を全身に纏った状態で拳と蹴りを怒涛のように浴びせる、格闘術の中でも上級に値する技。
クウ「それにしても、俺って属性で表せば闇なんだろ? 何で炎も扱えるんだ?」
NANA「いやいや、【属性=それしか使えない】って方程式ではないでしょ? 何で、クウには闇以外も炎などを扱えるようにしています」
クウ「ま、そのおかげでレパートリーが増えるが…炎って聞くと、あのオッサン思い出すよな…」
無轟「ほう、そんなに俺と戦いたいのか? いいだろう、お前の炎をぶつけて見ろ」(刀を抜く)
クウ「誰も戦うなんて言ってねえだろっ!!? 頼むから武器をしまえぇぇぇ!!!」
レイア新技
『ファイガ』:言わずと知れた、上級の炎の魔法。大きな火球を敵に放つ。
『ケアルガ』:言わずと知れた、上級の癒しの魔法。味方を大きく回復するが、ソラと違い全体ではなく範囲内でしか発動出来ない。
『リフレガ』:上級の反射の魔法。実はソラよりも範囲が広く、少し離れた場所にいたテラも包み込んだ。
『エスナ』:言わずと知れた、浄化の魔法。毒や暗闇などの身体の異常を治す。
『リジェネ』:徐々に体力を回復させる癒しの魔法。
『シャイニング・クロス』:敵の中央に巨大な十字架を出現させ、激しい光を放って攻撃する。レイアが使える最上級の光の魔法。
レイア「私の戦力が魔法ですから、戦いもオリジナル性のない魔法ばっかりですね…」
NANA「今回はKHに出る魔法の範囲や威力を調節して出しましたけど、ゆくゆくはFFシリーズで登場する上級の魔法を出してはいく予定を立ててます」
レイア「本当ですか!? で、それは何時ですか!?」
NANA「……まだ未定」
レイア「『シャイニング・クロス』!!!」
NANA「はぎゃああああああああああっ!!?」
アクア新技
『レインボーシャワー』:キーブレードの先端から虹色の弾を一斉に発射する攻撃。
『ケアルガ』:上級の癒しの魔法。本来は一人が限度なのだが、仲間達の危機に全体に魔法を放った。
『リフレク』:アクアがガード用に使う、反射の魔法。なので、範囲も自分自身が限度。
『ウィッシュブレード』:斬りつけると同時に、三回分の斬撃が襲う攻撃。
『クラッカーファイガ』:敵に向かって大きな火球を放ち、当たると大きく爆発する魔法。
『デトネチェイサー』:円状のトラップを八個設置し、敵が近づくと移動して爆発を起こす魔法。
『マジックパルス』:球体の魔法を上空に飛ばして、周りの敵を打ち上げて吹き飛ばすフィニッシュ技。
アクア「前回は少なかったけど、今回は大活躍だったわね。ちゃんとテラを守れたし、一緒に戦えたし」
NANA「だから言ったでしょう。活躍の場を作るって」
ヴェン「で、俺は次回アクアやテラみたいに活躍あるのか?」
NANA「あ、用事思い出し――」
ヴェン「うわーん!! テラー、アクアー! こいつが贔屓するー!!」(涙目)
テラ&アクア「「何だ(です)って!?」」(キーブレードを取り出す)
NANA「い、いや違うぞ!! くっ、このガキぃ!! 『3D』では敵で出てくる可能性があるからってヴァニタスのように性格ねじ曲がってんじゃ――!!」
ヴェン「誰がヴァニタスと同類だぁぁぁ!!!」(キレた)
NANA「そこまで言ってなーーーいっ!!?」(逃走)
ウィド新技
『光弾』:剣を振るって光の弾を相手にぶつける剣術。
『空衝撃』:剣を振るって衝撃波を相手にぶつける剣術。出が早く、彼の十八番技。
『風陣斬刀』:居合抜きをして、無数の鎌鼬を前方に飛ばす剣術。
『空衝煉獄斬』:居合抜きで剣を引き抜いて振るうと同時に、衝撃波を起こして見えないスピードで斬り刻み最後に一閃を行う。セヴィルに教えて貰って習得した剣術。
ウィド「作者、騙しましたね。姉さんの手がかり掴むって言ったでしょう?」(抜刀の構え)
NANA「大きな見せ場があるってしか言ってないけど!?」
ウィド「そんな事はどうでもいいです。セヴィルには技を教えられますし、クウは何か隠してますし、あの少女も姉さんの名前口にして…――まさか、このまま姉さんと会えずに世界救うって風になるんですか?」(ギロリ)
NANA「いや、さすがにそんな風にはしないけど……これらにはちゃんと意味がありますから、だから落ち着け!!」
ウィド「本当でしょうねぇ?」(黒き満面の笑み)
NANA「大丈夫、ちゃんと私パートでは再開の場を作るから!! 再会の場は!!」
ウィド「そこまで言うなら、大人しく待ちますよ……二回も言うのが気になりますが…」
ゼロボロス新技
『零斬』:手に『式』、または魔力を纏う事で手刀として斬り付ける技。
『アブソルート・メテオ』:巨大な隕石を召喚する『式』。威力は高い分、展開に時間がかかる。今回は使い終わった『式』をあちこちにばらまく事で展開の下積みを行った。
ゼロボロス「それにしても、今回の『式』の使い方…あれ、もしかしてサ○ラク戦でのヴェルヘ○ミナをモチーフにしました?」
NANA「あはは…ゼロボロスは夢さんの原案通りに『灼○のシャ○』に出てくるヒロインと知り合いって設定なので、フェンとのバトルは思い切ってそれを取り込んだ結果です」
ゼロボロス「まあ、彼女のように戦いながら…とは行きませんが、二万もの『自○法』を作って試して成功して、傷の部分に包帯ではなく炎を纏いましたしね。しかも、最後は町全体でなくフィールドの一部に仕掛けを施すと原作よりかは捻ってはいますが」
NANA「最初の二つはともかく、最後は原作通りにやったら町全体が崩壊するでしょ…」
セヴィル新技
『陰招旋風』:キーブレードを振るい、渦を巻いた黒い風を相手にぶつける。
『陰招旋風・周』:一回転するようにキーブレードを振るう事で、自分を中心に黒い風を起こす。
『陽炎閃』:相手に素早く近づき、後ろに回り込むように一閃する。
ウィド「セヴィルの上の二つの技のおかげで、私は新しい剣術を習得出来ましたが…」
アクア「でも、どうして教えたのかしら? 相手側にとっては不利になるだけなのに…」
クウ「あいつにも思う所があるんだろ。いいじゃねーか、教えて貰ったんだから」
アクア「気楽に考えないで。きっと何か裏があるに違いないわ…」
ウィド「あなた、何か知ってるんじゃないんですか? セヴィルの弟子でしょう?」
クウ「だから、あいつは師匠じゃねーよ!! 大体、変な所でお人好しで世話好きだし、大の大人を子ども扱いするし、小さい事を愚痴愚痴言うし…――見た目若くても、やっぱ精神が爺さんレベルなんだよ。さっさとどっかで隠居して、エラクゥスやゼアノートのような爺さん同士で日向ぼっこでもしてお茶でも飲めっての――」
セヴィル「そうか…お前の言いたい事はよーく分かった。こっちに来て貰おうか?」(殺意のオーラ)
クウ「…ソ、ソノマエニ、ウィドトアクアカラアンタニハナシガ――」
ウィド「ああ、それもういいです」(逃走)
アクア「失礼しましたぁ!?」(逃走)
セヴィル「だ、そうだ。さあ…久々にキーブレードで語り合おうか?」(そう言いながら拳を鳴らす)
クウ「ア、アハハハ…!!?」(顔面蒼白)
*その後、クウは真っ赤な液体で全身を染めて倒れていたと言う…。
『陽陰破邪醒』:キーブレードに光と闇の力を込めて地面に突き刺し、地面から光と闇のレーザーを次々と出現させる。威力は絶大で、クウ曰く防御は不可能との事。
『レイプレッシャー』:相手の真上から光線を出して叩きつける光の魔法。ボロボロの状態で喰らってもしぶとく生きている分、フェンの無駄な生命力が窺える。
フェン「何が無駄な生命力だぁ!!? そもそも、どうして俺がこんな仕打ちを喰らうんだ!?」
NANA「はいはい、愚痴はいいからさっさと次行くよ」
フェン「おい、コラ!! 俺の事を無視す(以下省略)待てぇ!!! セリフぐらい言わせろぉぉぉ!!?」
『陽壁』:自身に光の障壁を纏い、闇属性の攻撃を無効にする技。なので、闇以外の属性だと無意味。
セヴィル「それにしても、前回の断章よりも良い技が増えているな」
NANA「そりゃあ、シャオと戦った時は手加減していたので、今回は少しずつ本気を出すと言う事でそれに見合った技を使わせてみました」
シャオ「ううっ、こうして見ると本当に手加減させて貰ってたんだね…」
NANA「ところで、セヴィル……服のあちこちに赤い液体が付いているのはどうして?」
セヴィル「つい先ほど、クロに変わって弟子の“調教”をな♪」(満面の笑み)
シャオ「ボク、またこの人とは戦いたくないんだけど…!?」(ガタガタ)
NANA「とにかく、次の紹介に行かないと…!!」(ガタガタ)
フェン新技
『青破』:剣を振るって青い衝撃波を放つ。
『霊封衝』:剣を振るって白い衝撃波を放つ。衝撃波に当たると、一定の確率で《沈黙》状態となり技・魔法が使えなくなる。
『溶炎弾』:剣に茜色の炎を纏い火球として放つ技。火球は当たると辺りに飛び散り、『ケアル』や『ポーション』等では治せない火傷を作る。更に、火傷は体力を削ると共に徐々に広がっていく。
元ネタは灼○のシャ○に登場するサ○ラクと言う敵キャラが使う『ス○ィグマ』と言う特殊な技。
ウィド「それにしても、何て技を使わせるんですか…」
NANA「小物の雑魚でも彼も敵の一人ですし…大きな理由は夢さんが『灼○のシャ○』ファンで、ゼロボロスも『自○法』と言う名の『式』を扱うキャラなので、こうして取り入れてみました〜」
フェン「ふふふ…これで俺に敵うものはいない!! お前の姉やエン、いやカルマや神であるレプキアだろうがこの技さえあれば俺が頂点に君臨――!!」
クウ「でもアレだろ? 原作では解除がとても難しいって話だけど、この技は『エスナ』である程度軽減出来るよな?」
フェン「うぐっ…!!」
ウィド「そう言えば、レイアの『リジェネ』では相内で効果を消しただけでしたね。結局はゼロボロスの『式』を使わなくても、回復アイテムの『エリクサー』で治せましたし」
フェン「ぎぎっ…!!」
エン「こんな技で、私の翼を汚せるとでも?」
フェン「ぬおおおおおおおっ!!! どう言う事だ作者ぁぁぁ!!?」
NANA「だって、原作のようにしたら完全にパクリでしょ? だから、ある程度弱体した状態で作ったの」
クウ「ハン。雑魚キャラであるお前には丁度いいな」
ウィド「要は見掛け倒しって奴ですか。そこを考えると、原作のキャラと同類ですねぇ」
エン「私が言うのも何ですが、やはり三下ですね」
フェン「ちくしょぉぉーーーーーっ!!! そこのカラスも銀髪もいい気になってんじゃねーぞ!! 誕生日企画では出演リク来たり最強とか言われてるが、実際はロリコンにシスコンだろぉ!!! エンだって、『ラスボス=最後は死亡』って方式があぼげじゃ!!?」(殴られる)
クウ「そのままじっとしてろ…今心を闇に開かせてやる」(ドス黒いオーラ)
ウィド「あー、もしもし? ゼアノートさんのお宅ですかぁ? ハートレスの人体実験でいい素材が手に入ったんですけどぉ? ハイ? 『喜んで取りにいかせて貰います』? どうぞどうぞ、お待ちしてまーす♪」(そう言って携帯を切る)
フェン「こ…このまま、やられてたまるかぁ…!! マ、マリェ――ぎゃあああああああっ!!?」(茜色の炎を纏った剣に斬り裂かれる)
サ○ラク「ほう…お前か、この俺の『ス○ィグマ』に似た技を使っているのは? 見るからに小物ではないか…!!!」
エン「ええ、そうです。なので、好きなだけ甚振って貰って構いません。何でしたら、『トー○』状態にしちゃってもいいですよ?」
フェン「あんた…どうやって、そんな奴を…!? き、傷が開いて…血が、止まらない…!!」
NANA「だって、それが元だからねぇ…ま、何だ。怒らせたあんたが悪いって事でー!!」(逃走)
フェン「ま、待て…!! せめて、回復薬を…!!」
サ○ラク「笑止。そんなもので俺の傷は治せん…さあ、この剣の錆になって貰おう」(背後に100以上の剣を出現させる)
ゼアノート「その後に、ハートレスの人体実験に付き合って貰おうか」(後ろに黒い影スタンバイ)
フェン「だ、誰か助け…――あぎゃあああああああああああっ…!!?」
*その後、フェンがどうなったかは…言うまでもない。
『サンダーブラスター』:雷を扇状に放つ魔法。範囲が広く、当たると一定の確率で《帯電》の効果も持つ。
『グラビティ・ヘビィ』:敵一体の重力を増加させる魔法。かかると《ジャンプ不能》の異常状態になる。
『朧晶夜』:自身に闇のオーラを纏い、光属性以外の攻撃を跳ね返す。ただし、出している間はこちらも攻撃が出来ないと言うデメリットがある。
NANA「こうして見れば分かると思いますが、フェンは状態異常付きの技や魔法を使います」
テラ「早い話、弱体化させられる訳か。今回の戦いもそれで不利に陥ったな」
ゼロボロス「大丈夫ですよ。要は攻撃が当たっても今回みたいに治せればいいんです。大体、弱体させるって事はそれだけ彼は弱いって事ですし」
アクア「そう言えば、前回も今回も不意打ち使っていたし、ゼロボロス一人で戦っていたし…セヴィルの言う通り、意外と弱いのね」
レイア「あれ? ところで、フェンさんは何処に?」
NANA「あぁ。技をパクられた奴は帰ったし、今頃は闇の為に頑張っているんじゃないかな〜?」(黒笑)
四人「「「「???」」」」
マリェース新技
『フラッド』:地面から幾つもの水柱を噴き出す水の魔法。
『ウォタガ』:言わずと知れた、上級の水の魔法。広い範囲で水を噴出させて攻撃する。
NANA「ここでマリェースの簡単な説明。彼女はフェンによって召喚された水の精霊で、具現化している間は己の身体や周りの水を様々な形に変えて攻撃したり、こうした水の魔法を使います」
マリェース「私は契約主であるフェン様を守るのが使命。その為ならば、邪魔者は排除する」
アクア「何ていうか…意志の強さが半端ないわね」
テラ「フェンとは大違いだ…」
NANA「そりゃあ、仮にも召喚獣に近い形のキャラだからね。それにご覧ください」
マリェース「こ、これは!? フェン様に闇の危機が迫っている!! すぐに助けなければぁ!!!」(何処かに去る)
アクア「す、凄い…精霊って、こんなにも純情に動くものなの…?」
テラ「逆にフェンにはもったいないな…」
NANA「さーて、技紹介も終わった終わった!」
ルキル「まだ、俺の話が終わっていないんだが…!!?」
NANA「話変えましょう。皆さん、『3D』の予約はお済になりました? 私は友達の勧めでアマ○ンでソフトは予約しました。上手く行けば『同伴版』を取れるかもしれないんで、発売日ギリギリまで粘るつもりですが」
ルキル「無視すんじゃねぇ!!! 何なんだよ、あの黒コートの奴!!? 前回と似たようなパターン作ってるし、また俺を操る気かぁぁぁ!!!」
NANA「そ、それはネタバレになるんで次回の次回の次回のお楽しみ…ぐぎゃああああああっ!!?」(連続で斬られる)
*再び作者がやられているので、収まるまで特別編をお楽しみください
*発売目前の『3D』記念ネタ・もしもシリーズ!!
(もしも、ドリームイーターのレシピがエサ用まであったら?)
リヴァル「キャキャ!!」(笑いながらワンダニャンの背中で遊んでる)
ソラ「撮影中はドリームイーターに遊ばせて貰ってるけど…」
リク「この面子で動じない…寧ろ、楽しんでるなんて只者じゃないぞ…?」(ハンサムペガサスやハサミクワガタ等のお世話係を見る)
ヴェン「普通なら、絶対怯えるよな…この子、本当に何者?」
リヴァル「ふぇ…!!」(急にぐずり出す)
ソラ「わわっ!? リヴァルが泣こうとしてる!? どうしよう、リク!?」
リク「バ、バカ!! 声がでかいだろっ!!」
ヴェン「え、えーと!! テラもアクアも今は撮影中だし…!!」
三人がオロオロしていると、託児部屋のドアが開く。
オパール「お待たせー。リヴァル君の様子はどう?」
カイリ「そろそろお腹空くだろと思って、ミルク持ってきたよー」
三人「「「ナイス、カイリ!!」」」(親指を立てる)
カイリ「そうそう。あとこれも持ってきたよ」(バスケットの中身を見せる)
ソラ「あ、それドリームイーター用のエサだ!!」
リク「すまないな。ほら、お前らもお腹空いてるだろ」(エサを地面に置いて食べさせる)
ヴェン「へー。それにしても、こいつらのエサもあるんだな」
ソラ「へへ、ペットみたいでいいだろ? エサはレシピを手に入れないと作れなかったりするけど」
オパール「へ? そうなの? その辺で手に入れるんじゃないの?」
リク「それは…――ん? なあ、このエサは何処で手に入れたんだ?」
カイリ「え? さっき、備え付けのキッチンのテーブルに置いてあったけど…」
バターーーーーン!!!(エサを食べたドリームイーター全員泡を吹いて倒れる)
ソラ&リク「「えええええええええっ!!!??」」
ヴェン「よく見れば、毒だけじゃなくていろんな状態異常にかかってる…!!?」
オパール「こ、これって一体…!?」
ウィド「すみません、ちょっといいですか? 少し前にキッチンのテーブルに作った料理を置いたんですが、誰が知りません?」
カイリ「ウィ、ウィドさんが作ったんですか…!?」(青い顔)
ウィド「ええ。何やら面白い料理のレシピがあったので作ってみたんですよ。まあ、そのままではつまらなかったので、自分好みにアレンジしましたが」
リク「よ、よりにもよって殺人級のエサを食べさせたのか俺…!?」
ソラ「変な風に成長しないよな…!?」
ウィド「まったく。この後、作り直そうにも材料もレシピも無くて…帰ったら自分の記憶使って作り直すしかないですね…」
クウ「あいつ(ルキル)も災難だな…いや、一番の災難はペット達か…」
ウィド「何か?」(抜刀の構え)
クウ「何でもありません!!」
(ドリームイーターのレシピがエサ用もあったら?・その二)
ソラ「ようやく回復が終わった…」(へたり込む)
リク「回復だけでこんなに疲れるなんて初めてだぞ…」(以下同文)
ヴェン「俺もうヘトヘト…」(以下同文)
カイリ「三人とも、お疲れ様」(苦笑)
そうやって労わっていると、再びドアの開く音が。
レイア「あれ? 皆さん、疲れた顔をしてどうしたんですか?」
オパール「あ、レイア……ん? その手に持ってるの何?」
レイア「さっき、クウさんに差し入れを作ったんです。戦闘シーンを撮ってるから、お腹空いてると思って。良かったら、ソラさん達も食べますか?」(そう言うと、バスケットを開けて差し出す)
ヴェン「いいの!? やったぁ!!」(料理を手に掴む)
リク「じゃあ、遠慮なく…」(以下省略)
ソラ「いっただきまーす!!」(以下省略)
パクッ。
三人「「「………」」」(食べたまま顔を歪める)
カイリ「ど、どうしたの? そんなしかめっ面して…」
レイア「もしかして…美味しくなかったですか?」
ソラ「美味しくないって言うより…」
リク「何とも言えない、不思議な味しかしないんだが…」
ヴェン「あのアイスともまた違うし…何だ、これ…?」
オパール「レイア、どんな料理作ったの?」
レイア「え? 私、スタジオのキッチンに置いてあったこのレシピを元に作りましたけど…」(レシピを差し出す)
カイリ「ちょっと待って…これ、ドリームイーター用のエサのレシピじゃない!!?」
三人「「「ブゥーーーーーーっ!!!??」」」(噴き出す)
レイア「えっと…私、もしかしてペット用のエサを作って皆さんに食べさせたんですか!? す、すみません!! すぐに別の料理作ってきますー!!」(慌てて去る)
オパール「そう言いながら、レシピ持って行っちゃったわよ…」
カイリ「また別のレシピで作る気なのかな…? それよりも…」(後ろを振り向く)
ソラ「どうしよう、俺もう食べちゃった…!」
リク「俺に言うな…うえっ…!」
ヴェン「食べても良かったのか、アレ…!」
オパール「…精神的ダメージ喰らってるわね」
カイリ「疲労も更にアップしたね…」
クウ「おい…これ、下手すれば俺が食べる代物だったのかぁ!!?」
レイア「す、すみません…でも、今度は大丈夫です!! 別の料理を作りましたから!!」(そう言って得体のしれない物を差し出す)
クウ「(いやいや、これ絶対人の食べる物じゃない!?)レ、レイア…念の為、別の料理作って欲しいんだが…」
レイア「食べてくれますよね?」(身体から滲み出る魔力のオーラ)
クウ「俺も、男だ…やってやるよ、うおおおおっ!!? あむごくぬぎがつんぐ…!!」(涙目)
*結果、料理(エサ)の不思議な味によってクウは数日間味覚障害になったそうな…。
(特別編・控室での撮影準備)
オパール「ふんふっふふ〜ん♪」
カイリ「オパール、合成アイテムいじって何作ってるの?」
オパール「カイリ、聞いてよ〜! 次の話って『3D』での技出すから、今それ用の強化アイテム作ってるの〜♪ あの作者もたまには良い事してくれるわよね〜!」
ソラ「えっと…強化アイテムって?」
オパール「それはまだ秘密〜♪ ふんふ〜ん♪」(再び合成アイテムをいじる)
カイリ「何だろう…まあ、リク関連なのは凄く分かるけど…」
ソラ「でも、気になるなぁ…――そうだ! オパール、あっちでリクをナンパしてる女の子が!!」
オパール「何ですってぇ!? 何処ぉ!!?」(ソラの指した方向を睨みつける)
ソラ「頂きぃ!!(オパールから合成アイテムを奪い取る)リクー、ちょっと来てー!!」
リク「ソラ、どうしたんだ「それ!」へっ!?」
ソラがリクに向かって投げると同時に、事の事情を理解したオパールが目を見開く。
オパール「あーっ!! それ、まだ合成途中なのに!?」
ソラ&カイリ「「エ?」」
オパールの言葉に二人の目が点になる。
同時に光が包み、消えると…――カラフルなコウモリの翼に牙を生やしたリクの姿が。
リク「な…何じゃこりゃあああぁ!!?」
ソラ「うわぁ…」(顔を引き攣る)
カイリ「あーあ…ソラの所為だよ?」
ソラ「だ、だって…気になったんだもん」
リク「ソォォォラァァァ…!!!」(背後に怒りのオーラ)
ソラ「ご、ごめんって!! オ、オパールなら何とか治せ――!!」
オパール「やーん!! これはこれで可っ愛いぃぃぃ!!!」(リクに抱き着く)
リク「のぐぉ!? オ、オパール…!?」(抱きしめられる)
オパール「これも怪我の功名よねぇ!!? もう本編では最初の計画止めてこれにしない!!?」(目を輝かせている)
リク「た、頼む…それは勘弁してくれ…!!」(ゲンナリ)
ソラ「俺は助かったけど、リクが…」
カイリ「気が済むまでやらせるしかないね…」
NANA「よ、ようやく制裁が終わった…!!」(ボロボロ)
シャオ「まだボクの話が終わってないけどね。もう明日で発売されるんだから、さっさと書いてよ?」
NANA「まあ、念の為を考慮してソフトはアマ○ンで予約してるから、最低でも届くのに二日かかるからねー。土曜までは頑張って書く様にします」
シャオ「言い換えれば、土曜になってから『3D』しまくる訳だ」
NANA「当たり前でしょ!! 【KH10周年】での作品やらなくてどうするっての!! とにかく、さっさと次回予告を――」
リリス「それは我がやるわ」
NANA「え? でも――」
リリス「やらせろ」(槍を向ける)
NANA「どうぞどうぞ…!!」(滝汗)
リリス「最初っからそう言えばいいのよ…――次回はソラ達の話ね。と言っても、話のスポットはソラじゃないらしいけど。で、何処かの世界に降り立っての散策で一人の少女と出会うんですって。その後の奇襲で、パーティーは二つに分担されてしまうの。言っておくけど、原因は我じゃないわよ? 唯の雑魚だから。次回『儚き海の哀歌』」
NANA「やる気ない次回予告ですね…」
リリス「敵の紹介するのだから、こんなものでしょう? しかも、“あいつ”の…!!」
NANA「一応お願いするけど、出来ればもう少し愛想よくやってくれるとありがたいなー、なーんて…」
リリス「ご愛読、ありがとうございました♪ この後の断章共々、次回もよろしくお願いしますー♪」(輝かしい満面の笑み)
NANA「あんた誰ぇ!? 性格変わり過ぎだぁぁぁ!!?」
シャオ「と、とにかくバトンはいつものように断章が終わってからですのでー!」
クウ「なぁに、上機嫌で歌っているんじゃぁ!!!」(殴りつける)
NANA「はぐぉ!? い、いきなり何を…!?」
クウ「当たり前だぁ!!! 何だよ今回の話はぁ!!?」
ウィド「私とクウはギシシャクな関係になって仲間に妙な影響及ぼしますし!!」
レイア「私なんか妙な疑惑が浮上しますし!!」
テラ「アクアとの恋人発言なんて、何を考えているんだぁ!!」
アクア「仲直りはしたけど、恥ずかしいじゃない!!」
ルキル「俺なんて黒コートの人物追っていたせいで戦闘無しに意識不明だとぉ!?」
フェン「折角のチャンスをあのカラスに一撃で沈められるとはどう言う了見だぁ!!?」
マリェース「フェン様の見せ場が全てセヴィルに取られている、償え」
NANA「ちょっと!? 最後は私関係ない――!!!」
全員『『『『どうでもいいわぁああああああああああっ!!!??』』』』
NANA「いやぁああああああっ!!! やっぱりこうなるのねぇぇぇ!!!??」
ゼロボロス「…いやー、皆さん相当不満が溜まっているようで」
炎産霊神『僕は今回満足かな? 少しとは言え、こうして出番貰えただけありがたいし…どうせなら、戦闘もやってくれるとありがたかったけど』
無轟「そうだな…今からでも、あそこにいる彼らと戦ってみるか」
ゼロボロス「止めておいた方がいいですよ。これは言わば、彼らの修行なんですから」
無轟「む? そうなのか?」
ゼロボロス「ええ。ああやって攻撃力を一時的に上げ、出来るだけ長く攻撃出来るようにする特訓なんですよ。だから邪魔をしてはいけません」
無轟「ほう、そうだったのか…ならば、俺は遠くから見守ろう」
炎産霊神『何だろう…絶対違う気がするんだけど…?』
ゼロボロス「何がともあれ、読者の皆さんは新技紹介を見てお待ちください。今回は沢山ありますよ」
テラ新技
『エアリルブレイク』:跳躍して敵にキーブレードを振り下ろす攻撃。
『スタンブレード』:跳躍して雷を纏ったキーブレードを振り下ろす攻撃。
『ソロアルカナム』:凄まじい勢いで敵にキーブレードを叩きつける攻撃。
テラ「今回は少ないな…しかも、途中でアクア一人に任せてしまったし…」
NANA「それでも、身を挺してアクアを守ったり治った後に反撃させると見せ場を作ったつもりなんですがね…」
テラ「まあ、何がともあれ再びアクアと戦えたんだ。俺ももっと精進して、アクアと共に戦えるように強くなるさ!」
アクア「もう、テラったら…!」(顔を赤らめる)
NANA「言ってる事はかっこいいけど…聞き方変えればアクアより弱いって言ってるよ、あんた…」
クウ新技
『フェザーノクターン』:指の間に闇で作った黒い羽根を具現化させてナイフのように投げる技。
『エアリル・アーツ』:上空に飛んで蹴りを放つ格闘術。翼が無くても可能だが、あった方が威力はアップする。
クウ「なぁ、この技…俺以外にも誰かが使っていた気がするんだが?」
NANA「な、何の事かなぁ?」(冷汗)
シャオ「そ、そうだよ! ボクが使うのは『エアリル・レイド』であってし…クウさんの技じゃないよ〜?」(冷汗)
クウ「おい、ガキ。《し》って何だよ? その先何を言おうとしたんだよ?」
シャオ「あ、ボク用事が…」(立ち去る)
NANA「まあ、次の断章で分かるようなヒントは出すから…」(以下同文)
クウ「二人して逃げんじゃねーよ!! つーか次回分かるなら教えろぉぉ!?」
『ナックル・フィスト』:素早く拳を敵に叩きつける格闘術。出が早く、威力もある。
クウ「なぁ…この技の名前なんだが、どっちも『拳』って意味だろ?」
NANA「いや、まあ…本当は『ファスト』って付けたかったけど、ちょっと名前を捻った結果がこれで…でも大丈夫! 『3D』に登場する“コウモリバット”と似たようなもんだし!」
クウ「いや、確かに一緒だけど…いいのか?」
『ダークブラスト』:闇の球体を出現させて爆発させる魔法。
『ダークフレイム』:黒い羽根に魔力を込め、突き刺すと同時に黒い炎を立ち上らせる。
『ダークブレイズ・アーツ』:黒い炎を全身に纏った状態で拳と蹴りを怒涛のように浴びせる、格闘術の中でも上級に値する技。
クウ「それにしても、俺って属性で表せば闇なんだろ? 何で炎も扱えるんだ?」
NANA「いやいや、【属性=それしか使えない】って方程式ではないでしょ? 何で、クウには闇以外も炎などを扱えるようにしています」
クウ「ま、そのおかげでレパートリーが増えるが…炎って聞くと、あのオッサン思い出すよな…」
無轟「ほう、そんなに俺と戦いたいのか? いいだろう、お前の炎をぶつけて見ろ」(刀を抜く)
クウ「誰も戦うなんて言ってねえだろっ!!? 頼むから武器をしまえぇぇぇ!!!」
レイア新技
『ファイガ』:言わずと知れた、上級の炎の魔法。大きな火球を敵に放つ。
『ケアルガ』:言わずと知れた、上級の癒しの魔法。味方を大きく回復するが、ソラと違い全体ではなく範囲内でしか発動出来ない。
『リフレガ』:上級の反射の魔法。実はソラよりも範囲が広く、少し離れた場所にいたテラも包み込んだ。
『エスナ』:言わずと知れた、浄化の魔法。毒や暗闇などの身体の異常を治す。
『リジェネ』:徐々に体力を回復させる癒しの魔法。
『シャイニング・クロス』:敵の中央に巨大な十字架を出現させ、激しい光を放って攻撃する。レイアが使える最上級の光の魔法。
レイア「私の戦力が魔法ですから、戦いもオリジナル性のない魔法ばっかりですね…」
NANA「今回はKHに出る魔法の範囲や威力を調節して出しましたけど、ゆくゆくはFFシリーズで登場する上級の魔法を出してはいく予定を立ててます」
レイア「本当ですか!? で、それは何時ですか!?」
NANA「……まだ未定」
レイア「『シャイニング・クロス』!!!」
NANA「はぎゃああああああああああっ!!?」
アクア新技
『レインボーシャワー』:キーブレードの先端から虹色の弾を一斉に発射する攻撃。
『ケアルガ』:上級の癒しの魔法。本来は一人が限度なのだが、仲間達の危機に全体に魔法を放った。
『リフレク』:アクアがガード用に使う、反射の魔法。なので、範囲も自分自身が限度。
『ウィッシュブレード』:斬りつけると同時に、三回分の斬撃が襲う攻撃。
『クラッカーファイガ』:敵に向かって大きな火球を放ち、当たると大きく爆発する魔法。
『デトネチェイサー』:円状のトラップを八個設置し、敵が近づくと移動して爆発を起こす魔法。
『マジックパルス』:球体の魔法を上空に飛ばして、周りの敵を打ち上げて吹き飛ばすフィニッシュ技。
アクア「前回は少なかったけど、今回は大活躍だったわね。ちゃんとテラを守れたし、一緒に戦えたし」
NANA「だから言ったでしょう。活躍の場を作るって」
ヴェン「で、俺は次回アクアやテラみたいに活躍あるのか?」
NANA「あ、用事思い出し――」
ヴェン「うわーん!! テラー、アクアー! こいつが贔屓するー!!」(涙目)
テラ&アクア「「何だ(です)って!?」」(キーブレードを取り出す)
NANA「い、いや違うぞ!! くっ、このガキぃ!! 『3D』では敵で出てくる可能性があるからってヴァニタスのように性格ねじ曲がってんじゃ――!!」
ヴェン「誰がヴァニタスと同類だぁぁぁ!!!」(キレた)
NANA「そこまで言ってなーーーいっ!!?」(逃走)
ウィド新技
『光弾』:剣を振るって光の弾を相手にぶつける剣術。
『空衝撃』:剣を振るって衝撃波を相手にぶつける剣術。出が早く、彼の十八番技。
『風陣斬刀』:居合抜きをして、無数の鎌鼬を前方に飛ばす剣術。
『空衝煉獄斬』:居合抜きで剣を引き抜いて振るうと同時に、衝撃波を起こして見えないスピードで斬り刻み最後に一閃を行う。セヴィルに教えて貰って習得した剣術。
ウィド「作者、騙しましたね。姉さんの手がかり掴むって言ったでしょう?」(抜刀の構え)
NANA「大きな見せ場があるってしか言ってないけど!?」
ウィド「そんな事はどうでもいいです。セヴィルには技を教えられますし、クウは何か隠してますし、あの少女も姉さんの名前口にして…――まさか、このまま姉さんと会えずに世界救うって風になるんですか?」(ギロリ)
NANA「いや、さすがにそんな風にはしないけど……これらにはちゃんと意味がありますから、だから落ち着け!!」
ウィド「本当でしょうねぇ?」(黒き満面の笑み)
NANA「大丈夫、ちゃんと私パートでは再開の場を作るから!! 再会の場は!!」
ウィド「そこまで言うなら、大人しく待ちますよ……二回も言うのが気になりますが…」
ゼロボロス新技
『零斬』:手に『式』、または魔力を纏う事で手刀として斬り付ける技。
『アブソルート・メテオ』:巨大な隕石を召喚する『式』。威力は高い分、展開に時間がかかる。今回は使い終わった『式』をあちこちにばらまく事で展開の下積みを行った。
ゼロボロス「それにしても、今回の『式』の使い方…あれ、もしかしてサ○ラク戦でのヴェルヘ○ミナをモチーフにしました?」
NANA「あはは…ゼロボロスは夢さんの原案通りに『灼○のシャ○』に出てくるヒロインと知り合いって設定なので、フェンとのバトルは思い切ってそれを取り込んだ結果です」
ゼロボロス「まあ、彼女のように戦いながら…とは行きませんが、二万もの『自○法』を作って試して成功して、傷の部分に包帯ではなく炎を纏いましたしね。しかも、最後は町全体でなくフィールドの一部に仕掛けを施すと原作よりかは捻ってはいますが」
NANA「最初の二つはともかく、最後は原作通りにやったら町全体が崩壊するでしょ…」
セヴィル新技
『陰招旋風』:キーブレードを振るい、渦を巻いた黒い風を相手にぶつける。
『陰招旋風・周』:一回転するようにキーブレードを振るう事で、自分を中心に黒い風を起こす。
『陽炎閃』:相手に素早く近づき、後ろに回り込むように一閃する。
ウィド「セヴィルの上の二つの技のおかげで、私は新しい剣術を習得出来ましたが…」
アクア「でも、どうして教えたのかしら? 相手側にとっては不利になるだけなのに…」
クウ「あいつにも思う所があるんだろ。いいじゃねーか、教えて貰ったんだから」
アクア「気楽に考えないで。きっと何か裏があるに違いないわ…」
ウィド「あなた、何か知ってるんじゃないんですか? セヴィルの弟子でしょう?」
クウ「だから、あいつは師匠じゃねーよ!! 大体、変な所でお人好しで世話好きだし、大の大人を子ども扱いするし、小さい事を愚痴愚痴言うし…――見た目若くても、やっぱ精神が爺さんレベルなんだよ。さっさとどっかで隠居して、エラクゥスやゼアノートのような爺さん同士で日向ぼっこでもしてお茶でも飲めっての――」
セヴィル「そうか…お前の言いたい事はよーく分かった。こっちに来て貰おうか?」(殺意のオーラ)
クウ「…ソ、ソノマエニ、ウィドトアクアカラアンタニハナシガ――」
ウィド「ああ、それもういいです」(逃走)
アクア「失礼しましたぁ!?」(逃走)
セヴィル「だ、そうだ。さあ…久々にキーブレードで語り合おうか?」(そう言いながら拳を鳴らす)
クウ「ア、アハハハ…!!?」(顔面蒼白)
*その後、クウは真っ赤な液体で全身を染めて倒れていたと言う…。
『陽陰破邪醒』:キーブレードに光と闇の力を込めて地面に突き刺し、地面から光と闇のレーザーを次々と出現させる。威力は絶大で、クウ曰く防御は不可能との事。
『レイプレッシャー』:相手の真上から光線を出して叩きつける光の魔法。ボロボロの状態で喰らってもしぶとく生きている分、フェンの無駄な生命力が窺える。
フェン「何が無駄な生命力だぁ!!? そもそも、どうして俺がこんな仕打ちを喰らうんだ!?」
NANA「はいはい、愚痴はいいからさっさと次行くよ」
フェン「おい、コラ!! 俺の事を無視す(以下省略)待てぇ!!! セリフぐらい言わせろぉぉぉ!!?」
『陽壁』:自身に光の障壁を纏い、闇属性の攻撃を無効にする技。なので、闇以外の属性だと無意味。
セヴィル「それにしても、前回の断章よりも良い技が増えているな」
NANA「そりゃあ、シャオと戦った時は手加減していたので、今回は少しずつ本気を出すと言う事でそれに見合った技を使わせてみました」
シャオ「ううっ、こうして見ると本当に手加減させて貰ってたんだね…」
NANA「ところで、セヴィル……服のあちこちに赤い液体が付いているのはどうして?」
セヴィル「つい先ほど、クロに変わって弟子の“調教”をな♪」(満面の笑み)
シャオ「ボク、またこの人とは戦いたくないんだけど…!?」(ガタガタ)
NANA「とにかく、次の紹介に行かないと…!!」(ガタガタ)
フェン新技
『青破』:剣を振るって青い衝撃波を放つ。
『霊封衝』:剣を振るって白い衝撃波を放つ。衝撃波に当たると、一定の確率で《沈黙》状態となり技・魔法が使えなくなる。
『溶炎弾』:剣に茜色の炎を纏い火球として放つ技。火球は当たると辺りに飛び散り、『ケアル』や『ポーション』等では治せない火傷を作る。更に、火傷は体力を削ると共に徐々に広がっていく。
元ネタは灼○のシャ○に登場するサ○ラクと言う敵キャラが使う『ス○ィグマ』と言う特殊な技。
ウィド「それにしても、何て技を使わせるんですか…」
NANA「小物の雑魚でも彼も敵の一人ですし…大きな理由は夢さんが『灼○のシャ○』ファンで、ゼロボロスも『自○法』と言う名の『式』を扱うキャラなので、こうして取り入れてみました〜」
フェン「ふふふ…これで俺に敵うものはいない!! お前の姉やエン、いやカルマや神であるレプキアだろうがこの技さえあれば俺が頂点に君臨――!!」
クウ「でもアレだろ? 原作では解除がとても難しいって話だけど、この技は『エスナ』である程度軽減出来るよな?」
フェン「うぐっ…!!」
ウィド「そう言えば、レイアの『リジェネ』では相内で効果を消しただけでしたね。結局はゼロボロスの『式』を使わなくても、回復アイテムの『エリクサー』で治せましたし」
フェン「ぎぎっ…!!」
エン「こんな技で、私の翼を汚せるとでも?」
フェン「ぬおおおおおおおっ!!! どう言う事だ作者ぁぁぁ!!?」
NANA「だって、原作のようにしたら完全にパクリでしょ? だから、ある程度弱体した状態で作ったの」
クウ「ハン。雑魚キャラであるお前には丁度いいな」
ウィド「要は見掛け倒しって奴ですか。そこを考えると、原作のキャラと同類ですねぇ」
エン「私が言うのも何ですが、やはり三下ですね」
フェン「ちくしょぉぉーーーーーっ!!! そこのカラスも銀髪もいい気になってんじゃねーぞ!! 誕生日企画では出演リク来たり最強とか言われてるが、実際はロリコンにシスコンだろぉ!!! エンだって、『ラスボス=最後は死亡』って方式があぼげじゃ!!?」(殴られる)
クウ「そのままじっとしてろ…今心を闇に開かせてやる」(ドス黒いオーラ)
ウィド「あー、もしもし? ゼアノートさんのお宅ですかぁ? ハートレスの人体実験でいい素材が手に入ったんですけどぉ? ハイ? 『喜んで取りにいかせて貰います』? どうぞどうぞ、お待ちしてまーす♪」(そう言って携帯を切る)
フェン「こ…このまま、やられてたまるかぁ…!! マ、マリェ――ぎゃあああああああっ!!?」(茜色の炎を纏った剣に斬り裂かれる)
サ○ラク「ほう…お前か、この俺の『ス○ィグマ』に似た技を使っているのは? 見るからに小物ではないか…!!!」
エン「ええ、そうです。なので、好きなだけ甚振って貰って構いません。何でしたら、『トー○』状態にしちゃってもいいですよ?」
フェン「あんた…どうやって、そんな奴を…!? き、傷が開いて…血が、止まらない…!!」
NANA「だって、それが元だからねぇ…ま、何だ。怒らせたあんたが悪いって事でー!!」(逃走)
フェン「ま、待て…!! せめて、回復薬を…!!」
サ○ラク「笑止。そんなもので俺の傷は治せん…さあ、この剣の錆になって貰おう」(背後に100以上の剣を出現させる)
ゼアノート「その後に、ハートレスの人体実験に付き合って貰おうか」(後ろに黒い影スタンバイ)
フェン「だ、誰か助け…――あぎゃあああああああああああっ…!!?」
*その後、フェンがどうなったかは…言うまでもない。
『サンダーブラスター』:雷を扇状に放つ魔法。範囲が広く、当たると一定の確率で《帯電》の効果も持つ。
『グラビティ・ヘビィ』:敵一体の重力を増加させる魔法。かかると《ジャンプ不能》の異常状態になる。
『朧晶夜』:自身に闇のオーラを纏い、光属性以外の攻撃を跳ね返す。ただし、出している間はこちらも攻撃が出来ないと言うデメリットがある。
NANA「こうして見れば分かると思いますが、フェンは状態異常付きの技や魔法を使います」
テラ「早い話、弱体化させられる訳か。今回の戦いもそれで不利に陥ったな」
ゼロボロス「大丈夫ですよ。要は攻撃が当たっても今回みたいに治せればいいんです。大体、弱体させるって事はそれだけ彼は弱いって事ですし」
アクア「そう言えば、前回も今回も不意打ち使っていたし、ゼロボロス一人で戦っていたし…セヴィルの言う通り、意外と弱いのね」
レイア「あれ? ところで、フェンさんは何処に?」
NANA「あぁ。技をパクられた奴は帰ったし、今頃は闇の為に頑張っているんじゃないかな〜?」(黒笑)
四人「「「「???」」」」
マリェース新技
『フラッド』:地面から幾つもの水柱を噴き出す水の魔法。
『ウォタガ』:言わずと知れた、上級の水の魔法。広い範囲で水を噴出させて攻撃する。
NANA「ここでマリェースの簡単な説明。彼女はフェンによって召喚された水の精霊で、具現化している間は己の身体や周りの水を様々な形に変えて攻撃したり、こうした水の魔法を使います」
マリェース「私は契約主であるフェン様を守るのが使命。その為ならば、邪魔者は排除する」
アクア「何ていうか…意志の強さが半端ないわね」
テラ「フェンとは大違いだ…」
NANA「そりゃあ、仮にも召喚獣に近い形のキャラだからね。それにご覧ください」
マリェース「こ、これは!? フェン様に闇の危機が迫っている!! すぐに助けなければぁ!!!」(何処かに去る)
アクア「す、凄い…精霊って、こんなにも純情に動くものなの…?」
テラ「逆にフェンにはもったいないな…」
NANA「さーて、技紹介も終わった終わった!」
ルキル「まだ、俺の話が終わっていないんだが…!!?」
NANA「話変えましょう。皆さん、『3D』の予約はお済になりました? 私は友達の勧めでアマ○ンでソフトは予約しました。上手く行けば『同伴版』を取れるかもしれないんで、発売日ギリギリまで粘るつもりですが」
ルキル「無視すんじゃねぇ!!! 何なんだよ、あの黒コートの奴!!? 前回と似たようなパターン作ってるし、また俺を操る気かぁぁぁ!!!」
NANA「そ、それはネタバレになるんで次回の次回の次回のお楽しみ…ぐぎゃああああああっ!!?」(連続で斬られる)
*再び作者がやられているので、収まるまで特別編をお楽しみください
*発売目前の『3D』記念ネタ・もしもシリーズ!!
(もしも、ドリームイーターのレシピがエサ用まであったら?)
リヴァル「キャキャ!!」(笑いながらワンダニャンの背中で遊んでる)
ソラ「撮影中はドリームイーターに遊ばせて貰ってるけど…」
リク「この面子で動じない…寧ろ、楽しんでるなんて只者じゃないぞ…?」(ハンサムペガサスやハサミクワガタ等のお世話係を見る)
ヴェン「普通なら、絶対怯えるよな…この子、本当に何者?」
リヴァル「ふぇ…!!」(急にぐずり出す)
ソラ「わわっ!? リヴァルが泣こうとしてる!? どうしよう、リク!?」
リク「バ、バカ!! 声がでかいだろっ!!」
ヴェン「え、えーと!! テラもアクアも今は撮影中だし…!!」
三人がオロオロしていると、託児部屋のドアが開く。
オパール「お待たせー。リヴァル君の様子はどう?」
カイリ「そろそろお腹空くだろと思って、ミルク持ってきたよー」
三人「「「ナイス、カイリ!!」」」(親指を立てる)
カイリ「そうそう。あとこれも持ってきたよ」(バスケットの中身を見せる)
ソラ「あ、それドリームイーター用のエサだ!!」
リク「すまないな。ほら、お前らもお腹空いてるだろ」(エサを地面に置いて食べさせる)
ヴェン「へー。それにしても、こいつらのエサもあるんだな」
ソラ「へへ、ペットみたいでいいだろ? エサはレシピを手に入れないと作れなかったりするけど」
オパール「へ? そうなの? その辺で手に入れるんじゃないの?」
リク「それは…――ん? なあ、このエサは何処で手に入れたんだ?」
カイリ「え? さっき、備え付けのキッチンのテーブルに置いてあったけど…」
バターーーーーン!!!(エサを食べたドリームイーター全員泡を吹いて倒れる)
ソラ&リク「「えええええええええっ!!!??」」
ヴェン「よく見れば、毒だけじゃなくていろんな状態異常にかかってる…!!?」
オパール「こ、これって一体…!?」
ウィド「すみません、ちょっといいですか? 少し前にキッチンのテーブルに作った料理を置いたんですが、誰が知りません?」
カイリ「ウィ、ウィドさんが作ったんですか…!?」(青い顔)
ウィド「ええ。何やら面白い料理のレシピがあったので作ってみたんですよ。まあ、そのままではつまらなかったので、自分好みにアレンジしましたが」
リク「よ、よりにもよって殺人級のエサを食べさせたのか俺…!?」
ソラ「変な風に成長しないよな…!?」
ウィド「まったく。この後、作り直そうにも材料もレシピも無くて…帰ったら自分の記憶使って作り直すしかないですね…」
クウ「あいつ(ルキル)も災難だな…いや、一番の災難はペット達か…」
ウィド「何か?」(抜刀の構え)
クウ「何でもありません!!」
(ドリームイーターのレシピがエサ用もあったら?・その二)
ソラ「ようやく回復が終わった…」(へたり込む)
リク「回復だけでこんなに疲れるなんて初めてだぞ…」(以下同文)
ヴェン「俺もうヘトヘト…」(以下同文)
カイリ「三人とも、お疲れ様」(苦笑)
そうやって労わっていると、再びドアの開く音が。
レイア「あれ? 皆さん、疲れた顔をしてどうしたんですか?」
オパール「あ、レイア……ん? その手に持ってるの何?」
レイア「さっき、クウさんに差し入れを作ったんです。戦闘シーンを撮ってるから、お腹空いてると思って。良かったら、ソラさん達も食べますか?」(そう言うと、バスケットを開けて差し出す)
ヴェン「いいの!? やったぁ!!」(料理を手に掴む)
リク「じゃあ、遠慮なく…」(以下省略)
ソラ「いっただきまーす!!」(以下省略)
パクッ。
三人「「「………」」」(食べたまま顔を歪める)
カイリ「ど、どうしたの? そんなしかめっ面して…」
レイア「もしかして…美味しくなかったですか?」
ソラ「美味しくないって言うより…」
リク「何とも言えない、不思議な味しかしないんだが…」
ヴェン「あのアイスともまた違うし…何だ、これ…?」
オパール「レイア、どんな料理作ったの?」
レイア「え? 私、スタジオのキッチンに置いてあったこのレシピを元に作りましたけど…」(レシピを差し出す)
カイリ「ちょっと待って…これ、ドリームイーター用のエサのレシピじゃない!!?」
三人「「「ブゥーーーーーーっ!!!??」」」(噴き出す)
レイア「えっと…私、もしかしてペット用のエサを作って皆さんに食べさせたんですか!? す、すみません!! すぐに別の料理作ってきますー!!」(慌てて去る)
オパール「そう言いながら、レシピ持って行っちゃったわよ…」
カイリ「また別のレシピで作る気なのかな…? それよりも…」(後ろを振り向く)
ソラ「どうしよう、俺もう食べちゃった…!」
リク「俺に言うな…うえっ…!」
ヴェン「食べても良かったのか、アレ…!」
オパール「…精神的ダメージ喰らってるわね」
カイリ「疲労も更にアップしたね…」
クウ「おい…これ、下手すれば俺が食べる代物だったのかぁ!!?」
レイア「す、すみません…でも、今度は大丈夫です!! 別の料理を作りましたから!!」(そう言って得体のしれない物を差し出す)
クウ「(いやいや、これ絶対人の食べる物じゃない!?)レ、レイア…念の為、別の料理作って欲しいんだが…」
レイア「食べてくれますよね?」(身体から滲み出る魔力のオーラ)
クウ「俺も、男だ…やってやるよ、うおおおおっ!!? あむごくぬぎがつんぐ…!!」(涙目)
*結果、料理(エサ)の不思議な味によってクウは数日間味覚障害になったそうな…。
(特別編・控室での撮影準備)
オパール「ふんふっふふ〜ん♪」
カイリ「オパール、合成アイテムいじって何作ってるの?」
オパール「カイリ、聞いてよ〜! 次の話って『3D』での技出すから、今それ用の強化アイテム作ってるの〜♪ あの作者もたまには良い事してくれるわよね〜!」
ソラ「えっと…強化アイテムって?」
オパール「それはまだ秘密〜♪ ふんふ〜ん♪」(再び合成アイテムをいじる)
カイリ「何だろう…まあ、リク関連なのは凄く分かるけど…」
ソラ「でも、気になるなぁ…――そうだ! オパール、あっちでリクをナンパしてる女の子が!!」
オパール「何ですってぇ!? 何処ぉ!!?」(ソラの指した方向を睨みつける)
ソラ「頂きぃ!!(オパールから合成アイテムを奪い取る)リクー、ちょっと来てー!!」
リク「ソラ、どうしたんだ「それ!」へっ!?」
ソラがリクに向かって投げると同時に、事の事情を理解したオパールが目を見開く。
オパール「あーっ!! それ、まだ合成途中なのに!?」
ソラ&カイリ「「エ?」」
オパールの言葉に二人の目が点になる。
同時に光が包み、消えると…――カラフルなコウモリの翼に牙を生やしたリクの姿が。
リク「な…何じゃこりゃあああぁ!!?」
ソラ「うわぁ…」(顔を引き攣る)
カイリ「あーあ…ソラの所為だよ?」
ソラ「だ、だって…気になったんだもん」
リク「ソォォォラァァァ…!!!」(背後に怒りのオーラ)
ソラ「ご、ごめんって!! オ、オパールなら何とか治せ――!!」
オパール「やーん!! これはこれで可っ愛いぃぃぃ!!!」(リクに抱き着く)
リク「のぐぉ!? オ、オパール…!?」(抱きしめられる)
オパール「これも怪我の功名よねぇ!!? もう本編では最初の計画止めてこれにしない!!?」(目を輝かせている)
リク「た、頼む…それは勘弁してくれ…!!」(ゲンナリ)
ソラ「俺は助かったけど、リクが…」
カイリ「気が済むまでやらせるしかないね…」
NANA「よ、ようやく制裁が終わった…!!」(ボロボロ)
シャオ「まだボクの話が終わってないけどね。もう明日で発売されるんだから、さっさと書いてよ?」
NANA「まあ、念の為を考慮してソフトはアマ○ンで予約してるから、最低でも届くのに二日かかるからねー。土曜までは頑張って書く様にします」
シャオ「言い換えれば、土曜になってから『3D』しまくる訳だ」
NANA「当たり前でしょ!! 【KH10周年】での作品やらなくてどうするっての!! とにかく、さっさと次回予告を――」
リリス「それは我がやるわ」
NANA「え? でも――」
リリス「やらせろ」(槍を向ける)
NANA「どうぞどうぞ…!!」(滝汗)
リリス「最初っからそう言えばいいのよ…――次回はソラ達の話ね。と言っても、話のスポットはソラじゃないらしいけど。で、何処かの世界に降り立っての散策で一人の少女と出会うんですって。その後の奇襲で、パーティーは二つに分担されてしまうの。言っておくけど、原因は我じゃないわよ? 唯の雑魚だから。次回『儚き海の哀歌』」
NANA「やる気ない次回予告ですね…」
リリス「敵の紹介するのだから、こんなものでしょう? しかも、“あいつ”の…!!」
NANA「一応お願いするけど、出来ればもう少し愛想よくやってくれるとありがたいなー、なーんて…」
リリス「ご愛読、ありがとうございました♪ この後の断章共々、次回もよろしくお願いしますー♪」(輝かしい満面の笑み)
NANA「あんた誰ぇ!? 性格変わり過ぎだぁぁぁ!!?」
シャオ「と、とにかくバトンはいつものように断章が終わってからですのでー!」