Another chapter2 Terra side‐3
怪しい気配のする方へと、テラは急いで走る。
やがてアンヴァースに襲われた地点に辿り着くなり、上から何かが降ってきた。
急いでその場から跳躍して避けると、そこには赤い鎧に大きな槍を持ったアンヴァースがこちらを見て武器を構えた。
「やはりアンヴァース…!!」
テラはすぐに手を翳してキーブレードを取り出す。
いつでも戦えるテラに、アンヴァースはすぐに槍で突き刺すように突進して来た。
その攻撃をテラはどうにかキーブレードで受け止めるが、攻撃の余波で軽く地滑りを起こして下がってしまう。
「くっ…――はぁ!!」
しかし、どうにか耐え切ってキーブレードを地面に突き刺して衝撃波を起こす。
『リベンジスタンプ』でダメージを与えると同時に仰け反らせると、魔力をキーブレードに練り込む。
「大地よ!!」
先端を掲げて力を開放すると、テラの周りで岩が無造作に突き出す。
『クエイク』を使い、アンヴァースは上空へと吹き飛ばされる。
大きなダメージを与えたと感じ、テラは跳躍して近付きキーブレードで叩きつけようとする。
だが、アンヴァースは体制を立て直しながら空中で槍をやたら滅多に振り回した。
「しまっ――うわあぁ!?」
予想もしなかった攻撃に、テラは防御出来ずに何度も斬られてしまう。
受け身が取れずにそのまま地面に倒れていると、追い討ちをかけるように槍を両手で持つとテラを突き刺そうと落ちてきた。
「させるかぁ!!!」
そんなアンヴァースに、横から四つの黒い羽根が飛んできて突き刺さる。
それでダメージを与えたのか、アンヴァースはよろめいてテラから少し離れた地面に激突した。
「ったく、何やられてんだよっ!?」
テラが立ち上がりながら振り返ると、そこにはあの少年がキーブレードを持って怒鳴りつけていた。
すると、何も持っていない手に闇を纏ってさっきアンヴァースに投げつけた黒の羽根を具現化させる。
ここでようやく自分を助けてくれたのだと分かり、テラは小さく笑って少年に声をかけた。
「すまないな、助けに来てくれて」
「お、俺はそんなんじゃ…」
少年が恥ずかしそうに顔を逸らすと、アンヴァースが槍を振るって襲い掛かる。
二人はすぐに攻撃を避けて、アンヴァースを睨み付けた。
「話はこいつを倒してからだな……行くぞっ!!」
そう言って、隣に居る少年に声をかけた時だ。
「――クウ」
「え?」
思わず振り返ると、少年は顔を赤くしてテラを見た。
「な、名前だ!! 言った方が、いいだろ…!」
この少年―――クウの言葉に、テラは頷くとまたアンヴァースを見た。
「じゃあ頼むぞ、クウ!!」
「ああっ!!」
そして、二人はアンヴァースへ向かって走り込む。
槍を振り回す攻撃を避けるとテラは一気に真上へとジャンプし、クウは懐を潜りぬけて後ろへと移動する。
そうしてテラはキーブレードを振りおろし、クウは背中に羽根を投げて突き刺す。その二人の攻撃が効いたのか、アンヴァースは上空へと飛んだ。
「飛んだ…!!」
「任せろよっ!!」
歯噛みするテラに、クウはキーブレードを軽く回転させて握り込む。
すると、クウの背に白と黒の翼が現れた。
「翼…!?」
テラが驚いている間に、クウはニヤリと笑って上空にいるアンヴァースに向かって飛んだ。
「空中で俺に勝てると思うなぁ!!」
翼を羽ばたかせてアンヴァースに近付くと、何度も斬りつける。
突然の攻撃にアンヴァースは反撃出来ずに下に落下する。
クウは空中で静止すると、キーブレードに闇を纏わせて後ろに構えた。
「――『ブラッティ・ウェーブ』っ!!!」
キーブレードを勢いよく振ると、何と刀身から大きな闇の衝撃波が飛び出す。
アンヴァースはその衝撃波に巻き込まれて地面に叩きつけられる。このチャンスに、テラはキーブレードを振り被った。
「受けてみろっ!!」
キーブレードに冷気を纏わせると、思いっきり投げつける。
そうしてアンヴァースにキーブレードが当たると、何と全身が凍りついた。
『フリーズレイド』で身動きを封じ、テラとクウが地上と空中から互いに攻撃しようとした瞬間だった。
「『炎産霊神』っ!!」
その声と共に、灼熱の炎が火柱となってアンヴァースを包み込んだ。
思わず二人が動きを止めると、燃え盛る炎の中から何と無轟が出てきた。
「これで終わりだな…」
「さりげに良い所持っていきやがったな、オッサン…」
クウが呆れながら地面に降り立つと、炎は消えてアンヴァースも闇となって姿を消していく。
その様子を見送ると、テラは静かに刀を鞘に収める無轟に頭を下げた。
「無轟さん、ありがとうございます」
「呼び捨てで構わん。共に戦った仲だからな」
「――分かった、無轟」
テラがそう言うと、無轟もフッと笑う。
それからクウを見ると、キーブレードと共に背中の双翼を消していた。
テラもキーブレードを光らせて手の内から消していると、無轟が話し掛けた。
「それで、これからどうする?」
その言葉に、テラは少しだけ考え込むと無轟に言った。
「アンヴァースは倒したし、そろそろこの世界から旅立ちます」
「そうか、では俺も旅立つとしようか」
「んじゃ、俺も――」
無轟とクウも賛同して三人が別れようとした時、何処からか小さな足音が聞こえた。
「――探したぞ」
鈴の音のような声に反応し、すぐさま三人は振り返る。
そこには、足元まである長い銀髪に銀色の目をした少女が立っている。
どこか神秘的な雰囲気を纏う少女に、テラは思わず首を傾げた。
「君は…?」
テラの疑問に、少女は何も言わずに手を上げる。
すると、テラと無轟に蒼い光が纏った。
「なにっ!?」
「この光は…!?」
「テラ!? オッサン!!」
クウが気付いて手を伸ばすが、その前に二人は光と共にその場から消えてしまった。
この光景に、クウはキーブレードを取り出すと少女に先端を向けて睨み付けた。
「お前、二人を何処に連れて行った!?」
「未来じゃ」
「み、らい…?」
少女から発せられた信じがたい言葉に、クウは言葉を失う。
そんなクウに少女は一つ頷くと、真剣な目をして口を開いた。
「お主には、一つ頼みがある。だから、この場に残した」
「頼み、だと…?」
「うむ…――今から10年後、新たな危機が訪れて平和になる。その時、またここを訪れよ」
そこで言葉を切ると、ジッとクウを見つめた。
「その時はあの二人を導き、共に戦ってくれ」
「何で…そんな事を俺に頼むんだよ? それに、どうして俺は一緒にいけない?」
クウは訝しげに疑問に思った事を聞く。
その問いに、少女は何処か悲しそうな目をして顔を俯かせた。
「…今のお主が戦っても、足手纏いなだけじゃ」
「何だと?」
「時期が来れば分かる。それまで、さよならじゃ」
「お、おいっ!!」
後ろを振り向くなり、少女は光に包まれる。
慌ててクウが手を伸ばすと、少女は顔だけ振り返って呟いた。
「――信じておるぞ…」
その言葉を最後に、少女はその場から消え去った…。
「――そんな事があったんですね…」
全てを語り終えたクウに、少女は感想を述べる。
クウは一息吐き、少女に軽く頷いた。
「あぁ…俺はそれを信じてここに来たんだけど……ホント、物好きだよなー」
「そんな事ないですよ」
腕を組んで夕暮れの空を見上げていると、少女がそう言葉を送る。
思わずクウが振り返ると、少女は笑顔を浮かべていた。
「だって、クウさんが信じたんですよ? だったら、きっと逢えますよ」
「別に、信じた訳じゃねーよ…――ただ…」
「ただ?」
クウの呟きを聞き返し、少女は首を傾げる。
すると、クウは口を閉ざして頭を掻いて必死でこの後の言葉を紡ごうとする。
その時、少し離れた場所から突然蒼い光が発光した。
「ふええぇ!?」
「この光は…!」
光に驚く少女と違い、クウは目を見開く。
それから少しして、ようやく蒼い光が収まる。
見ると、そこには二人の男性が倒れていた。
「うっ…――ここは…?」
目が覚めたのか、ゆっくりとテラが起き上がる。
その隣で無轟も起きるのを見て、クウはゆっくりと近づいて声をかけた。
「さっきぶり、って言った方がいいよな――…テラ、オッサン」
クウの声に、二人は顔を上げる。
そこに立っているクウを見て、テラは目を見開いた。
「クウ…なのか?」
テラの問いに頷くと、何処かめんどくさそうに頭を掻いた。
「とりあえず、いろいろと話さねーとな。……っと、その前に紹介しておく」
思い出すように言うと、クウは軽く手招きをする。
すると、後ろにいた少女が我に返って緊張しながら近づいた。
「えっと…私は、レイアと言います。よ、よろしくお願いします…!!」
緊張しながらも言い終えると、レイアはバッと二人にお辞儀をした。
―――開かれたまま語られなかった物語の本が、ようやく続きのページを捲った瞬間だった…。
やがてアンヴァースに襲われた地点に辿り着くなり、上から何かが降ってきた。
急いでその場から跳躍して避けると、そこには赤い鎧に大きな槍を持ったアンヴァースがこちらを見て武器を構えた。
「やはりアンヴァース…!!」
テラはすぐに手を翳してキーブレードを取り出す。
いつでも戦えるテラに、アンヴァースはすぐに槍で突き刺すように突進して来た。
その攻撃をテラはどうにかキーブレードで受け止めるが、攻撃の余波で軽く地滑りを起こして下がってしまう。
「くっ…――はぁ!!」
しかし、どうにか耐え切ってキーブレードを地面に突き刺して衝撃波を起こす。
『リベンジスタンプ』でダメージを与えると同時に仰け反らせると、魔力をキーブレードに練り込む。
「大地よ!!」
先端を掲げて力を開放すると、テラの周りで岩が無造作に突き出す。
『クエイク』を使い、アンヴァースは上空へと吹き飛ばされる。
大きなダメージを与えたと感じ、テラは跳躍して近付きキーブレードで叩きつけようとする。
だが、アンヴァースは体制を立て直しながら空中で槍をやたら滅多に振り回した。
「しまっ――うわあぁ!?」
予想もしなかった攻撃に、テラは防御出来ずに何度も斬られてしまう。
受け身が取れずにそのまま地面に倒れていると、追い討ちをかけるように槍を両手で持つとテラを突き刺そうと落ちてきた。
「させるかぁ!!!」
そんなアンヴァースに、横から四つの黒い羽根が飛んできて突き刺さる。
それでダメージを与えたのか、アンヴァースはよろめいてテラから少し離れた地面に激突した。
「ったく、何やられてんだよっ!?」
テラが立ち上がりながら振り返ると、そこにはあの少年がキーブレードを持って怒鳴りつけていた。
すると、何も持っていない手に闇を纏ってさっきアンヴァースに投げつけた黒の羽根を具現化させる。
ここでようやく自分を助けてくれたのだと分かり、テラは小さく笑って少年に声をかけた。
「すまないな、助けに来てくれて」
「お、俺はそんなんじゃ…」
少年が恥ずかしそうに顔を逸らすと、アンヴァースが槍を振るって襲い掛かる。
二人はすぐに攻撃を避けて、アンヴァースを睨み付けた。
「話はこいつを倒してからだな……行くぞっ!!」
そう言って、隣に居る少年に声をかけた時だ。
「――クウ」
「え?」
思わず振り返ると、少年は顔を赤くしてテラを見た。
「な、名前だ!! 言った方が、いいだろ…!」
この少年―――クウの言葉に、テラは頷くとまたアンヴァースを見た。
「じゃあ頼むぞ、クウ!!」
「ああっ!!」
そして、二人はアンヴァースへ向かって走り込む。
槍を振り回す攻撃を避けるとテラは一気に真上へとジャンプし、クウは懐を潜りぬけて後ろへと移動する。
そうしてテラはキーブレードを振りおろし、クウは背中に羽根を投げて突き刺す。その二人の攻撃が効いたのか、アンヴァースは上空へと飛んだ。
「飛んだ…!!」
「任せろよっ!!」
歯噛みするテラに、クウはキーブレードを軽く回転させて握り込む。
すると、クウの背に白と黒の翼が現れた。
「翼…!?」
テラが驚いている間に、クウはニヤリと笑って上空にいるアンヴァースに向かって飛んだ。
「空中で俺に勝てると思うなぁ!!」
翼を羽ばたかせてアンヴァースに近付くと、何度も斬りつける。
突然の攻撃にアンヴァースは反撃出来ずに下に落下する。
クウは空中で静止すると、キーブレードに闇を纏わせて後ろに構えた。
「――『ブラッティ・ウェーブ』っ!!!」
キーブレードを勢いよく振ると、何と刀身から大きな闇の衝撃波が飛び出す。
アンヴァースはその衝撃波に巻き込まれて地面に叩きつけられる。このチャンスに、テラはキーブレードを振り被った。
「受けてみろっ!!」
キーブレードに冷気を纏わせると、思いっきり投げつける。
そうしてアンヴァースにキーブレードが当たると、何と全身が凍りついた。
『フリーズレイド』で身動きを封じ、テラとクウが地上と空中から互いに攻撃しようとした瞬間だった。
「『炎産霊神』っ!!」
その声と共に、灼熱の炎が火柱となってアンヴァースを包み込んだ。
思わず二人が動きを止めると、燃え盛る炎の中から何と無轟が出てきた。
「これで終わりだな…」
「さりげに良い所持っていきやがったな、オッサン…」
クウが呆れながら地面に降り立つと、炎は消えてアンヴァースも闇となって姿を消していく。
その様子を見送ると、テラは静かに刀を鞘に収める無轟に頭を下げた。
「無轟さん、ありがとうございます」
「呼び捨てで構わん。共に戦った仲だからな」
「――分かった、無轟」
テラがそう言うと、無轟もフッと笑う。
それからクウを見ると、キーブレードと共に背中の双翼を消していた。
テラもキーブレードを光らせて手の内から消していると、無轟が話し掛けた。
「それで、これからどうする?」
その言葉に、テラは少しだけ考え込むと無轟に言った。
「アンヴァースは倒したし、そろそろこの世界から旅立ちます」
「そうか、では俺も旅立つとしようか」
「んじゃ、俺も――」
無轟とクウも賛同して三人が別れようとした時、何処からか小さな足音が聞こえた。
「――探したぞ」
鈴の音のような声に反応し、すぐさま三人は振り返る。
そこには、足元まである長い銀髪に銀色の目をした少女が立っている。
どこか神秘的な雰囲気を纏う少女に、テラは思わず首を傾げた。
「君は…?」
テラの疑問に、少女は何も言わずに手を上げる。
すると、テラと無轟に蒼い光が纏った。
「なにっ!?」
「この光は…!?」
「テラ!? オッサン!!」
クウが気付いて手を伸ばすが、その前に二人は光と共にその場から消えてしまった。
この光景に、クウはキーブレードを取り出すと少女に先端を向けて睨み付けた。
「お前、二人を何処に連れて行った!?」
「未来じゃ」
「み、らい…?」
少女から発せられた信じがたい言葉に、クウは言葉を失う。
そんなクウに少女は一つ頷くと、真剣な目をして口を開いた。
「お主には、一つ頼みがある。だから、この場に残した」
「頼み、だと…?」
「うむ…――今から10年後、新たな危機が訪れて平和になる。その時、またここを訪れよ」
そこで言葉を切ると、ジッとクウを見つめた。
「その時はあの二人を導き、共に戦ってくれ」
「何で…そんな事を俺に頼むんだよ? それに、どうして俺は一緒にいけない?」
クウは訝しげに疑問に思った事を聞く。
その問いに、少女は何処か悲しそうな目をして顔を俯かせた。
「…今のお主が戦っても、足手纏いなだけじゃ」
「何だと?」
「時期が来れば分かる。それまで、さよならじゃ」
「お、おいっ!!」
後ろを振り向くなり、少女は光に包まれる。
慌ててクウが手を伸ばすと、少女は顔だけ振り返って呟いた。
「――信じておるぞ…」
その言葉を最後に、少女はその場から消え去った…。
「――そんな事があったんですね…」
全てを語り終えたクウに、少女は感想を述べる。
クウは一息吐き、少女に軽く頷いた。
「あぁ…俺はそれを信じてここに来たんだけど……ホント、物好きだよなー」
「そんな事ないですよ」
腕を組んで夕暮れの空を見上げていると、少女がそう言葉を送る。
思わずクウが振り返ると、少女は笑顔を浮かべていた。
「だって、クウさんが信じたんですよ? だったら、きっと逢えますよ」
「別に、信じた訳じゃねーよ…――ただ…」
「ただ?」
クウの呟きを聞き返し、少女は首を傾げる。
すると、クウは口を閉ざして頭を掻いて必死でこの後の言葉を紡ごうとする。
その時、少し離れた場所から突然蒼い光が発光した。
「ふええぇ!?」
「この光は…!」
光に驚く少女と違い、クウは目を見開く。
それから少しして、ようやく蒼い光が収まる。
見ると、そこには二人の男性が倒れていた。
「うっ…――ここは…?」
目が覚めたのか、ゆっくりとテラが起き上がる。
その隣で無轟も起きるのを見て、クウはゆっくりと近づいて声をかけた。
「さっきぶり、って言った方がいいよな――…テラ、オッサン」
クウの声に、二人は顔を上げる。
そこに立っているクウを見て、テラは目を見開いた。
「クウ…なのか?」
テラの問いに頷くと、何処かめんどくさそうに頭を掻いた。
「とりあえず、いろいろと話さねーとな。……っと、その前に紹介しておく」
思い出すように言うと、クウは軽く手招きをする。
すると、後ろにいた少女が我に返って緊張しながら近づいた。
「えっと…私は、レイアと言います。よ、よろしくお願いします…!!」
緊張しながらも言い終えると、レイアはバッと二人にお辞儀をした。
―――開かれたまま語られなかった物語の本が、ようやく続きのページを捲った瞬間だった…。
■作者メッセージ
これにて、テラ編は終了です。
そして前にも申しました通り、断章、アクア編の後に断章で今回の私のバトンを終了したいと思っています。
折角ですので、お知らせを一つ。夢旅人さんのブログにて、一部の小説のキャラのイラストがございます。興味のある方は是非とも見てみてください。
後は、キャラ紹介とおまけをどうぞお楽しみください。
テラ (主な出演作品:KH Bbs)
闇の力を持つキーブレード使いの青年。
アンヴァースを討伐し、マスター・ゼアノートを探す任を師から与えられて旅をしていた。
しかし、ようやく見つけたゼアノートを助ける為に闇に心を染めて絶望してしまうものの、ゼアノートが弟子としてくれた事に希望を見出し、今はゼアノートの罪を償う為にヴァニタスを探している。
そんな旅の途中で【ディスティニーアイランド】に立ち寄った際にまだ幼かったリクにキーブレードの継承をし、決意を新たにして辿り着いた修羅の世界で無轟と少年のクウに出会う。
三人で協力して大型アンヴァースを倒すが、突然現れた謎の少女によって無轟と共に未来の世界に飛ばされてしまい、大人になったクウと再会する。
彼の武器はキーブレードの【ガイアベイン】。大剣を思わせる大きさから繰り出される力強い攻撃を主体としている。
クウ (オリキャラ)
少し跳ねた黒髪に黒目の闇の力を持つ16歳の少年だが、26歳と大人になった今は肩まである落ち着いたツンツン髪で背もテラ並に伸びて顔立ちも美形になっている。
子供の頃の性格は人を拒絶するほど冷たかった。だが、成長した今では何処か軽薄で女たらしに変わってしまっているが、それにはある理由が。
とある理由で世界を漂浪していた途中で、テラと無轟に出会う。その後は、謎の少女の頼みを聞き入れて10年後に再び彼らと合流する事に。
少年の頃の武器はキーブレードの【対極の翼】。だが、大人となった今はどう言う訳かキーブレードは使えなっているが、その代わり格闘術に加え投げナイフ(羽根)や魔法と言ったオールラウンダーな戦闘スタイルを使う。
レイア (オリキャラ)
ショートの金髪に青の目をした14歳の少女。
性格は優しくて穏やか。だが、人見知りで天然な部分もある。
クウと共に世界を渡り歩く旅をしていたのだが、それは彼女にある大きな秘密が原因。
ちなみにクウに関しては恋心を持っており、女性をナンパしたりする光景を見ればすかさず上級魔法を使ったりもしばしば。
武器は【レジストロッド】と言う白い杖で、主に魔法を使ってのサポートを得意とする。
無轟 (夢旅人様のオリキャラ)
ザンバラの長い黒髪に紫の目をした30代の男。年は夢さんのキャラなので詳しくは分かりません(オイ
幼少時代にある理由で殺されそうになった際に《炎の神》と契約し、それからは契約の条件の為に世界を渡り歩く旅をしている。
その際にテラやクウと出会い、謎の少女によって未来へと飛ばされる事になる。
武器は刀身が茜色の刀の【明王凛那】。炎を自在に操る攻撃と人を軽く超えた身体能力を持っているので、ソラ達も含めた全メンバーの中で総合的な戦闘能力はナンバー1に君臨している。
NGシーン・ボスアンヴァース戦
テラ「受けてみろ!!」
冷気を纏ったキーブレードを投げつけ、アンヴァースを凍らせて身動きを封じる。
そして、地上と空中から二人が一気に攻め込んだ。
無轟「『炎産霊神』!!」
その時、炎を纏った刀で無轟がアンヴァースを斬りつけるが―――
クウ(子供時代)「ちょ!? 何か威力が大き…どわああああああああっ!!?」
テラ「うわああああああああああっ!!?」
無轟「むっ? 火力を間違えてしまったか…――難しい物だ」
アンヴァースだけでなくテラやクウをも巻き込む程の巨大な火柱に、無轟は静かに腕を組んで反省する。
ちなみに、そんな彼らから少し離れた場所では…。
ヴァニタス「オ、オイ!? 火をつけたまま俺に逃げるなってあづああああああああああっ!!?」
ボスアンヴァースが炎に包まれたままヴァニタスに還元されてしまい、彼の身体が炎に蝕まれて辺りをゴロゴロと転がる。
そうして身体の炎と熱さを消そうとする中、バタバタと言う足音が。
ヴェン「誰かぁ!! 早く火を消してくれー!!! テラが、テラがぁぁぁ!!?」
レイア「クウさーんっ!?」
ヴァニタス「俺の心配もしてくれぇぇぇぇ!!?」
それから数分後、騒ぎを聞きつけたアクアとソラの魔法と大人組みの持ってきた消火器によって炎はようやく沈下したと言う。
そして前にも申しました通り、断章、アクア編の後に断章で今回の私のバトンを終了したいと思っています。
折角ですので、お知らせを一つ。夢旅人さんのブログにて、一部の小説のキャラのイラストがございます。興味のある方は是非とも見てみてください。
後は、キャラ紹介とおまけをどうぞお楽しみください。
テラ (主な出演作品:KH Bbs)
闇の力を持つキーブレード使いの青年。
アンヴァースを討伐し、マスター・ゼアノートを探す任を師から与えられて旅をしていた。
しかし、ようやく見つけたゼアノートを助ける為に闇に心を染めて絶望してしまうものの、ゼアノートが弟子としてくれた事に希望を見出し、今はゼアノートの罪を償う為にヴァニタスを探している。
そんな旅の途中で【ディスティニーアイランド】に立ち寄った際にまだ幼かったリクにキーブレードの継承をし、決意を新たにして辿り着いた修羅の世界で無轟と少年のクウに出会う。
三人で協力して大型アンヴァースを倒すが、突然現れた謎の少女によって無轟と共に未来の世界に飛ばされてしまい、大人になったクウと再会する。
彼の武器はキーブレードの【ガイアベイン】。大剣を思わせる大きさから繰り出される力強い攻撃を主体としている。
クウ (オリキャラ)
少し跳ねた黒髪に黒目の闇の力を持つ16歳の少年だが、26歳と大人になった今は肩まである落ち着いたツンツン髪で背もテラ並に伸びて顔立ちも美形になっている。
子供の頃の性格は人を拒絶するほど冷たかった。だが、成長した今では何処か軽薄で女たらしに変わってしまっているが、それにはある理由が。
とある理由で世界を漂浪していた途中で、テラと無轟に出会う。その後は、謎の少女の頼みを聞き入れて10年後に再び彼らと合流する事に。
少年の頃の武器はキーブレードの【対極の翼】。だが、大人となった今はどう言う訳かキーブレードは使えなっているが、その代わり格闘術に加え投げナイフ(羽根)や魔法と言ったオールラウンダーな戦闘スタイルを使う。
レイア (オリキャラ)
ショートの金髪に青の目をした14歳の少女。
性格は優しくて穏やか。だが、人見知りで天然な部分もある。
クウと共に世界を渡り歩く旅をしていたのだが、それは彼女にある大きな秘密が原因。
ちなみにクウに関しては恋心を持っており、女性をナンパしたりする光景を見ればすかさず上級魔法を使ったりもしばしば。
武器は【レジストロッド】と言う白い杖で、主に魔法を使ってのサポートを得意とする。
無轟 (夢旅人様のオリキャラ)
ザンバラの長い黒髪に紫の目をした30代の男。年は夢さんのキャラなので詳しくは分かりません(オイ
幼少時代にある理由で殺されそうになった際に《炎の神》と契約し、それからは契約の条件の為に世界を渡り歩く旅をしている。
その際にテラやクウと出会い、謎の少女によって未来へと飛ばされる事になる。
武器は刀身が茜色の刀の【明王凛那】。炎を自在に操る攻撃と人を軽く超えた身体能力を持っているので、ソラ達も含めた全メンバーの中で総合的な戦闘能力はナンバー1に君臨している。
NGシーン・ボスアンヴァース戦
テラ「受けてみろ!!」
冷気を纏ったキーブレードを投げつけ、アンヴァースを凍らせて身動きを封じる。
そして、地上と空中から二人が一気に攻め込んだ。
無轟「『炎産霊神』!!」
その時、炎を纏った刀で無轟がアンヴァースを斬りつけるが―――
クウ(子供時代)「ちょ!? 何か威力が大き…どわああああああああっ!!?」
テラ「うわああああああああああっ!!?」
無轟「むっ? 火力を間違えてしまったか…――難しい物だ」
アンヴァースだけでなくテラやクウをも巻き込む程の巨大な火柱に、無轟は静かに腕を組んで反省する。
ちなみに、そんな彼らから少し離れた場所では…。
ヴァニタス「オ、オイ!? 火をつけたまま俺に逃げるなってあづああああああああああっ!!?」
ボスアンヴァースが炎に包まれたままヴァニタスに還元されてしまい、彼の身体が炎に蝕まれて辺りをゴロゴロと転がる。
そうして身体の炎と熱さを消そうとする中、バタバタと言う足音が。
ヴェン「誰かぁ!! 早く火を消してくれー!!! テラが、テラがぁぁぁ!!?」
レイア「クウさーんっ!?」
ヴァニタス「俺の心配もしてくれぇぇぇぇ!!?」
それから数分後、騒ぎを聞きつけたアクアとソラの魔法と大人組みの持ってきた消火器によって炎はようやく沈下したと言う。