NGハプニング集・3D版 後編
新仲間キャラ(!?)編・続
ウィド「……そう言う訳だから、しばらく撮影が出来ないと言う訳ですか」(騒いでいる女性陣を見る)
ゼロボロス「まあ、アクアがあれでは仕方ないですね」
ルキル「無様だな」
リク「黙れ、そんなに消えたいか?」(手に闇を凝縮させる)
ゼロボロス「折角なので、僕は神無達の方に見学に行って来ます。少ししたら戻ってきますので」
無轟「ならば、俺も行くとしよう。ここにいても意味が無い」
クウ「おう、行って来いよ」
そうして、スタジオを出る二人を男性陣が見送った。
テラ「で、問題はこの状況だが…」(未だに騒ぐ女性達を見る)
ソラ「どうしよっか……ん?」
抱かれているドリームイーターを見ると目が合う。
同時に、こちらを見ながらバカにしたように鼻で笑う二匹に、男性陣に戦慄が走った。
リク「……おい、あいつら…」
テラ「どうやら…ワザと行なったようだな…!!」
クウ「あの顔、『計画通り』ってばかりの表情で……ぬがああああああっ!!!」(キレた)
ソラ「ちょ、クウ!? 一旦落ち着けって!!」(クウを押さえつける)
レイア「クウさん? どうしたんですか?」
カイリ「気にしなくていいよ、レイア」
アクア「男の悋気は見苦しいだけですよ」
オパール「しっかも、こーんなに無害で可愛い奴らに…サイッテー」
ソラ&リク&テラ「「「うぐぅ…!!」」」
クウ「お前ら何怯んでいやがる!? おい、デブ猫とコウモリもどきがぁ!!! そいつらは騙せてもこの俺の目は騙せねえぞぉ!!! 全ての女性の心はキングダムハーツシリーズの美形キャラナンバー1であるこの俺のもんだぁ!!! てめえらみたいなブサカワな奴らに盗られてたまるかぁぁぁぁ!!!!!」
ソラ「何がナンバー1だよ!? クウはオリキャラだろ!?…って、つっこみたい所だけど…――俺も許せない…っ!!!」(キーブレードを取り出す)
リク「お前らぁ…拾ってやった恩を忘れやがってぇぇぇ…!!!」(キーブレードに闇を纏わせている)
テラ「確か、こいつらは『ドリームイーター』と言う部類のモンスターだったな…!!! ならば、キーブレード使いの出番…!!!」(キーブレード&『ダークインパルス』チェンジ)
クウ「覚悟しろやぁぁぁぁ!!!!!」
こうして始まった醜い争いを、少し離れた場所で見る人が。
ルキル「……どうするんだ、これ?」
ウィド「ほおって置きなさい。まったく、これだから何時まで経っても撮影がぶっ!?」(顔面にソラのキーブレードが飛んできた)
思わず顔を押さえるが、ソラは謝る事もせずに手元に戻す。
そうしてスタジオ内が戦いで騒がしくなっていく。
ウィド「ふっ…――フフフフフフ…!!」
ルキル「セ…センセイ…!?」(冷や汗&後退り)
ウィド「――貴様ら暴れるのも大概にしろぉぉぉぉ!!!!!」(居合抜きでどでかい衝撃波を飛ばす)
男性陣「「「「ぎゃあああああああああああああああああっ!!!??」」」」
ウィド「さーて…? 事の原因のあなた達はこっちにいらっしゃい?(ドリームイーターを鷲掴みする)……ルキルー、今日の晩御飯は冬も近付いているのでお鍋にしましょうね♪」(そのままスタジオを去っていく)
ルキル「もう…撮影無理だな…!!」
「結果、ルキルの言う通りスタジオの修理に数日もかけ、さらにルキルもウィドが作ったドリームイーターの鍋で食中毒を起こしてしまい、収録が出来ませんでした」
「アクア編だけ別にしたのってコレが理由だったのか!?」
注:もちろん違います。あくまでもギャグ設定です。
「だが、この騒動は凄まじいな…俺達が行なった『死神のゲーム』のミッションが楽に思えてくる」
「まあ、簡単なのもあれば手間が掛かるのもあったよね。クリア後もいろいろあったし」
ネクの言う『死神のゲーム』。それは自分の最も大事な“何か”をエントリー料に出す事で参加出来る。
ルールは一日一回出されるミッションを行うだけ。しかし、失敗すれば存在が消滅してしまうと言うまさに生死を賭けたゲームである。
尚、ゲームクリア後のおまけではネクが一部熱血に「『レーザーノヴァ』ァァァ!!!」ごぼぉおおおおおおおっ!!?
「だから、俺のイメージが下がる話題は止めろぉぉぉ!!!」
「絶叫してる時点でイメージ崩壊してません、ネクさん?」
巨大なレーザーを地の文に打ち出すネクに、作者が白い目でツッコミを入れる。
「ゴ、ゴホン!! とにかく、次で最後だろ? さっさと映せよ」
「ハイハイ…それでは、ラストいってみよー!!」
待望(?)のイメチェン編
ソラ「――ようやく撮影終わったー!!」
リク「こんなにも時間掛かるとは思わなかった…」(帰る準備をする)
カイリ「そう言えばさ、リクってどうして髪を切る事にしたの?」
リク「え?」
ヴェン「言われてみればそうだよなぁ……別に長くても良かったんじゃないか? 『Bbs』のシークレットムービーでも長髪だったし、『コーデット』のエンディングもそうだったし」
リク「いや…シークレットムービーはまだしも、『コーデット』でのあれは『KH2』のエンディングそのものじゃ…」
ルキル「俺としては、短髪にしてくれてありがたい」
オパール「どうして? 区別付くから?」
ルキル「それ以外に何がある?」
レイア「でも、この話ではお二人とも長髪ですから意味無いですよね?」
ルキル「うぐっ…!!」
ヴェン「でさ、何で髪を切ったんだ?」
リク「それは…」
カイリ「普通に髪が長いと邪魔だからじゃない? 髪が長いと手入れも大変だし」
アクア「特に、リクは前髪も長いから…そのままだと、目が悪くなるわね」
テラ「視界も見えにくいから、敵に気付かない恐れも出てくるな」
リク「いや、それは…」
オパール「あ、あたしは長髪のリクでも短髪のリクでも、どっちでも…!!」(顔を赤くしている)
ソラ「あ! 本格的に切るんなら俺にさせろよな! バッチリ切ってやるから!!」(目を輝かせている)
リク「いや、遠慮しておく」(冷汗)
レイア「リクさんが髪を切った理由、私知ってますよ!」
ヴェン「本当か!?」
レイア「ハイ! えっと、確か…――長髪だと後姿がどうしても全身筋肉質で年齢を誤魔化しているゼアノートやゼムナスと似てるから、間違われない為に髪を切ったとかって言ってました!!」
グサグサグサグサっ!!!×5
ソラ「うわああああ!!? リク、しっかりしてぇぇぇ!!!」(倒れたリクを揺さぶる)
ヴェン「テラぁああああああ!!?」(胸を押さえて蹲るテラを揺する)
カイリ「今…別の方からも、何かが突き刺さる音が二人分聞こえたような…?」(冷汗)
アクア「気のせいでしょう…きっと」(冷汗)
ルキル「レ、レイア…その情報は、どこから…!?」(胸を押さえている)
レイア「休憩中に、ウィドさんに教えてもらいました! あれ…? もしかして、違ったんですか?」
オパール「な、何でもないわ…」
「とまあ、これにて今回のハプニング集は終了と」
「最後の最後でコレか…何てネタなんだ…」
あまりのネタに、さすがのネクも絶句している。
それでも、作者は気にする事無く話を続けた。
「さて、今回の特別編ですが如何でしたでしょうか? これからも夢旅人氏共々頑張って執筆をしていきますので、何とぞ宜しくお願いします」
「俺がゲストとして登場する『KH ドリームドロップディスタンション』は発売がまだ先だが、『すばらしきこのせかい』はあるからな。プレイして、俺達の事を知ってくれるとありがたい」
「それでは、皆さん。次のバトンでお会いしましょう!」
その言葉を最後に、再び部屋の中がブラックアウトした…。
■作者メッセージ
これにて、特別編であるギャグ作品が終了です。
さまざまな新作の情報が出たので、どうにか取り入れてみたいと思ったのが始まりなんですがね。でも、書いてて満足しました。
さて、夢旅人ファンの方。お待たせしました、ようやくここでバトンタッチです。
それでは夢さん、宜しくお願いします。
さまざまな新作の情報が出たので、どうにか取り入れてみたいと思ったのが始まりなんですがね。でも、書いてて満足しました。
さて、夢旅人ファンの方。お待たせしました、ようやくここでバトンタッチです。
それでは夢さん、宜しくお願いします。